キリスト教のスペイン巡礼、なるものをやってみようと思い立ち、やってみた。ヨーロッパ本土は暑くて大変なので、普段、夏の旅は6月中旬〜9月中旬なんだけど、今回は4月からスタート。フランス等も、昔は普通に夏に旅してたんだけど、温暖化の影響か、近年は真夏に旅するのは無理になっていた。
期間: 2015年4月25日〜7月18日、85日間
走行距離:5424km、1日平均67.8km
費用: 30万円弱
航空券: 102,700円
現地費用: 125,000円、1日平均1,500円
現地交通費: 35,000円
成田までの交通費、海外旅行保険、成田の宿で2万円程。
4/22(水)晴れ、38814km, 411
自転車を梱包。袋が小さく、布がピンと張ってファスナーが壊れそうで恐い。テント等も入れ、重さは20kgほど。
さくら観光からメールが来ていた。2700円の格安バスだけど、メールの中身に従って手荷物をチェックしたら、やはりと言うか自転車(折りたたみも含む)は乗せないとのこと。
知らずに持っていっても、乗れる可能性もゼロではないけど、格安バス会社なので柔軟ではないかもで、急いで宅急便を検討。幸いまだ数日あるので、日程的な問題は無し。
宅急便は160cmサイズまでなので、クロネコヤマトの大きい物、重量物用の「ヤマト便」をチェック。
空港受け取りが出来れば良かったんだけど、ヤマト便は空港宅配不可。千葉県のどこかの営業所?とか考えたけど、結局千葉県の旅館に送ることにした。
電話で集荷依頼。高速バスのトランクは自転車不可なのはだいたい知っていたけど、はっきり確認してちょっと焦った。まあヤマト便でなんとかなりそうで助かった。
荷物が無いと移動は楽だし。しかし、朝から東京のどこで時間を潰そう。身軽になるのでどこでも行けるけど。
今回も事前に偶然気が付いて対応出来て良かった。予約10分前に歯医者のことを気が付いたことと言い、なかなか運がいいかも。
クロネコヤマトがじきに集荷にやって来た。容積を重量に換算して70Kg相当。千葉県まで3132円だった。運送保険80円追加。
あっという間に移動の負担軽減。日本のサービス業素晴らしい。
日中は出発準備。夜8時過ぎに出発。30分でバス乗り場に到着。1時間有ったのでロフトで耳栓と入れ歯容器購入。
この辺り、きれいなイルミネーションだらけ。
バス乗り場に戻ったけど、客がどんどん増えてくる。バスはいっぱい到着するんだけど、あまり客は減らず。2700円と言う超格安のわたしが乗るバス目当ての客が多いのかな?。と、思ったけど、乗ってみたらガラガラ。まだ京都で止まるけどね〜。
昨夜、予想通り、と言うか京都でいっぱい乗り込んできて満員になった。やはり低料金の魅力かな。
2時間おきに3回だったかトイレ休憩。エコノミー症候群?防止の為、3回共、トイレにまで散歩?。うつらうつらだけど寝た感じで、次のトイレ休憩がすぐやって来た。
朝6時前に横浜到着。新宿までの予定だったけど、神奈川には知り合いが居るのでここで降り寄ってみた。
しばらく居てから出発。大船から船橋までJRで1080円。船橋から京成成田までは京成で540円。
京成成田には14時過ぎ。成田山を回っていこうと思っていたけど、旅館までが予想外に遠かったので成田山は断念。
旅館までの道は歩道皆無で交通量も多く、不快。今日は暑くて汗でTシャツが汗で濡れてしまった。道路が不快なので未舗装の川の堤防の道に移動。
静かで良かったけど暑い。
結局、旅館まで8km以上、16時半頃に何とか到着。少々お疲れ。自転車は無事着いていて、玄関に有った。
夕食。見た目には気を使って無い感じ。でも、食べてみると量が結構多かった。
成田市三里塚、大竹屋旅館(2食付き5940円)
4/25(土)晴れ、38814km, 330
無茶壁が薄く、柱のところの隙間から隣の部屋が見えると言う、なかなかの部屋だったけど、問題なく寝られた。
8時におかみさんに空港まで送って貰った。9時にはチェックイン完了。荷物は23.5kg。聞けばやはり荷物制限は23.9kgまでとのこと。昔は20Kgで29.9kgまで黙認だったのと比べると、実質的にはだいぶ下がった。
ついでに機内持ち込みの荷物も量ってみたら7.1kgだった。規則は8Kgなので、今回の荷物でギリギリ。本格装備の旅行は追加料金無しでは無理かな。
今問題の女性発見現場の近くを通過したけど、警官の姿は無し。検問もこの4月から無くなったとのこと。
●保険を掛けるか迷ったけど、やはり掛ける事にした。死亡とかは無しで怪我500万円、救援者500万円、それに壊した時の保証で計7600円。期間が3ヶ月だとやはりお高い。
クレジットカードにそれぞれ100万円付いてるんだけどね。
●120ユーロに交換。1万6千円。★倍さんの円安誘導のせいで4千円程損させられた事になるかな。
液体持ち込み禁止で、ペットボトルの飲み物を出国後に買ったけど、水が180円てね〜。
これが乗る機体かな?。海外旅行にあまり気合い入ってる訳じゃ無いんだけど、あっさりと、何事も無く、ここまで来てしまった。この先どんな旅行になるのかな?。
残る、クリアすべき問題は、パリでの宿への移動、TGVの切符、キャンプ場ガイドの入手、位かな。
結局、スマホのSIMフリー化はせず。無料Wi-Fi、どのくらい有るかな?。ネット接続が有るとキャンプ場検索が出来るので良いんだけどね。
4/25(土)曇り、38814km, 120
コペンハーゲンまでは11時間程。映画を数本見て時間を潰した。エコノミークラスシンドロームを防ぐ為に、1時間おきとかの頻度で散歩。トイレしか行くところは無いけど。
コペンハーゲンでは2時間40分待ち。降りたときに荷物検査。入国スタンプも。
パリ到着は夜8時半位。無茶長い道を歩かされた。
一面の雲で、コペンハーゲンでは雨が降ったけど、パリは大丈夫だった。
急いで自転車組み立て。1時間位で走り出せたかも。しかし、空港から出る道が分からず、色々迷い、自動車専用道路を走ったり横断したり、逆走したり、無茶苦労。
しかもホテルまで3〜4kmかと思っていたのが多分10km 以上有った。GPS にセットしてあったホテルへ、GPSを信じて夜間走行。パリは無茶暑く、汗だくの走行2時間とか?。11時台に何とかホテル到着。
ホテルは無茶混んでいた。料金表を見たけど無茶高い。ネット予約して正解だった。自転車はすんなり持ち込み。
しかし湯が湯にならず、最低。こんなのにもし100ユーロとか払ったりしてたら浮かばれない?。
14km?
パリ、kyriad ホテル
4/26(日)曇り、38814km, 120
昨夜は12時前に寝たけど、2時間程うとうとしただけ。時差が有るし、空港からのコースが大変で頭が興奮したかも。諦めて起きてシャワーとか。
早朝には起きて荷造り。パッキングは何とかなった。輪行バッグを半分にしてパニアバッグとして使用。30リッターのバッグがメインで、デイパックも使用。
列車代が高そうで、どこへ行こうか迷っているけど、とりあえず9時前には出発。これから暫く雨が続きそうでなんだか。
今回は下調べや準備が全く出来てなくて、特にヨーロッパのキャンプ場ガイドを入手していないのが痛い。普通に行けば、キャンプ場が2千円とかしそうだし。
パリ中心部まで20km程?。途中、インド系の日曜市が道路の両脇、無茶長い距離、有った。
中心部は石畳が多く走りにくい。一方通行が無茶多く、自由に進めない。インフォメーションでフランスの地図やキャンプ場案内聞いてみたけど無し。
この辺りからポツポツ雨。一応、ルーブル美術館、セーヌ川、凱旋門、エッフェル塔と外観だけ見て観光の義務?を果たしておいた。
ルーブル美術館。
凱旋門。
エッフェル塔。
駅に行って列車調べようと思ったけど、人が多すぎて切符を買う列に並ぶのは断念。南西方向に走る事に決めた。しかし、今日は日曜日で店がしまっていて食料買えず。中心部の果物屋でバナナ2.4ユーロ。これが朝食。
初めての食べ物がバナナ。
走り始めたら雨がしっかりしてきた。カッパを着て走行。坂が結構あり、その上、オルリー空港周辺で自動車道に阻まれ捲り。雨は降る。おなかペコペコなのに食料は買えず水も無しで、進むべき道を見つけられずの3重苦で参った。
だいぶ引き返し、マクドナルドでビッグマック4.1ユーロ。ガソリンスタンドで食品売ってる事に気付き、やっとボルビック1.5ユーロ確保。お菓子2.45ユーロを夕食と明日の朝食用に購入。
進んでいると、GPSで森が見え始めた。水も確保したことだし、森でキャンプに決定。更に数十キロ進んで何とかいい感じの森に到着。朝も早くから夜9時まで(この頃まで明るい)空腹での雨中走行は、本当にお疲れ。ま、ダイエットには効果的かもだけど。
紙の地図もネット接続環境も持ってないけど、GPSに入れてあった無料の地図が素晴らしい。ほぼ全ての道が載っているような細かさで、正確。この地図が有ったから今日キャンプ出来たようなもの。この地図無しでは旅は無理、位重要。
よく使われている道が有った。
78,2km, 7:24, 10.5km/h
朝は5時には起きて6時過ぎには撤収開始。7時半頃には出発。サマータイムみたいで、朝は6時まで暗い。
今日は寒い。到着時に暑くて大変だったけど、やっと?北海道より北の威力発揮。暑いので、このまま北に進んでも問題は無し?、とか考えたけど、やはり最初は南下で正解かも。
今日も店が見つからず、空腹での走行。相当走って、小さな町のパン屋さんでサンドイッチ(フランスパン半分)3.3ユーロ。で何とか空腹解消。ビッグマックなんかより遥かに美味しく量も有る。それでビッグマックより安いし。菓子パン1.1ユーロも購入。やはり田舎で無くては。
こんな感じの所を走っている。
リンゴの花がきれい。
パリからの道中、頻繁に八重桜を見かける。日本由来なのかな?。
田舎エリアに入り、村と村の間は畑。休憩場所は教会しかない。
やっと町が出てきて、初めてキャンプ場が有り、自転車一人用の特別料金が有ったので泊まることにした。8ユーロと無茶安い訳では無いけど、普通は2人分の料金体系なので、高すぎ。特別料金に敬意を払って泊まることにした。
やっと待望のスーパーと遭遇した。やはり安い。フランスパンとか1リッターのジュースとかが0.6ユーロとか。しかしボルビック、ライター、燃料のアルコール等見つからず。まだ自炊不可。
急いで洗濯とシャワー。シャワーは温度調節が無く、無茶ぬるい。
キャンプ場の利点はシャワーと洗濯、それにWi-Fi。Wi-Fiが有ったので、ブログ更新が出来る。
今日は朝早く出発して、寒かったけど北西からの追い風で、順調に距離を延ばせた。100km越えも出来たけど、キャンプ場が有ったのでそこでストップ。
94.1km, 6:51, 13.7km/h
Bonneval、キャンプ場(8ユーロ)
4/28(火)曇り時々晴れ、38986km, 90
このキャンプ場にはゴミ箱も無く、少しお安い(他よりは)けど、お湯がぬるかったりして、今一歩かな。昨日洗濯したものが乾くように、ゆっくりして10時過ぎに出発。
すぐに自転車の標識が有り、それに従った。
そうしたら、なんとホタテマークの自転車道案内も発見。スペインのサンチャゴ巡礼をパリとかから行くルート案内。こんなところでお目にかかれるとは。
自転車道は曲がりまくりで距離は伸びるけど、車が少なく快適。Chateaudunまで20km程。
Chateaudunではホタテマークを離れ、Bloisへ向かった。ホタテマークをずっと進みたい所だけどロワール川の古城めぐりもしたいので。
やっとまともなスーパーに出会い、食料に加えてライター購入。スーパーはやはり異常にお安い。細いフランスパン0.35ユーロ、菓子パン0.35ユーロ、リンゴパイ0.65ユーロ、2リッターの水0.17ユーロ等。
今日は西風、今日も寒い。Bloisまで半分位行った所でやっとホームセンター発見。スプレーオイル4.75ユーロとアルコール1リッター3.98ユーロ。CRC556みたいな油は無茶高い。
ここからルート変更。Bloisではキャンプ料金が高そうで。6km程行った所の森をチェックしてみたけど、私有地の張り紙が有り断念。もう一ヶ所でもチェックしてみたけどやっぱり私有地。初日の国立公園みたいな森がラッキーだったのかも。
野宿は諦め、ついでにBloisも諦め?、Vendome方向へ。そうしたら、ホタテマークを再び発見。古城めぐりを断念してホタテマークのトレースにするかな?。
Vendomeのキャンプ場は9.6ユーロだった。お疲れ状態なので諦めてチェックイン。
チェックイン後はスーパーへ出掛け、スープと魚の缶詰め購入。やっとバーナーを使えるようになったので。しかし、インスタントのラーメンは発見出来ず。
ヌードルスープを作った。久しぶりのタランギア(アルコールバーナー)で、アルコールの量の感覚を磨かなければ。何せ火力調節無し、燃焼時間は入れたアルコールの量で決まるので。
でも、暖かいのはやはり美味しい。
キャンプ場はお湯は暖かかったけど、トイレに紙がなくWi-Fiが有料で今一歩だった。
75.9km, 6:07, 12.4km/h
Vendome, Camping Au Coeur de Vendome(9.6)
4/29(水)曇り時々晴れ、39062km, 66
夏時間も有って朝が遅いので、出発もゆっくり。10時過ぎになる。インフォメーションに寄り、自転車道の地図をもらった。本屋さんの場所を聞き、やっとフランスの地図購入。ミシュランので4.5ユーロ。
ここの教会。
自転車道を進んだけど、一ヶ所未舗装だったので暫く地方道を進んでから自転車道に戻った。
Montoireのスーパー、インターMARCHEで買い物してお昼にしたけど、レジの女の子が背中のデイパックを開けろ、とのこと。過去、こんな経験は皆無だけど。興味本意なのか、無精髭が災いしたのか。若い女性は少々できの悪いのがいることが有って、過去数回迷惑を被っている。差別意識の強いのとか、言葉が分からないと馬鹿と思ってしまうのとか。まあ、その手の女の子はだいたい馬鹿なんだけどね。
この町で自転車屋を見かけ入ってみようとしたら閉店中。郵便局や銀行も。見たら12:30〜14:00はお昼休み。ここはイタリア?。
この辺りの川はLOIR、古城が有るのはLOIRE。川にこんな小屋が有るのを時々見かける。何だろう。
ロバ?。
菜の花畑がいっぱい。
ずっと自転車道を進んだけど、ボーッとしてると曲がる所を見落とす事がある。2回失敗。Chateau-Renaultでキャンプ場チェック。市町村の公営(Camping Municipal)でお安いのを期待したら、期待通りで5.5ユーロ。少し早いけど文句無くチェックイン。
続いて、じいさんチャリダー4人組が到着。自転車の感じはオランダ人。同じく巡礼かな?。
ここでもインターMARCHEでお買い物。卵買ったけど既に2週間経過。表面にうんちだらけで参った。
向かいのホームセンターで自転車の鍵と空気入れの先購入。しかしレジのお値段がお安い。後で確認したら空気入れの先を2回拾ってる。空気入れの先は2.5、鍵は5台何だけど。こういう時はわたしはだいたい、引き返してレジに言うんだけど、フランス語の問題も有り、安すぎる、とかの説明が面倒で、今回はパスしてしまった。日本では法的には明確な犯罪らしいけど。
空気入れの先はうまく使えた。空気入れにくかったのがある程度解消。
クレジットカードでのキャッシングをやってみた。英語表示が選択出来るので問題なしのはずだったけど、暗証番号の後、お札の種類の入力が有り、そこを金額と勘違いして、結果、400ユーロ引き出したんだけど全て20ユーロ札になってしまった。まあ良いけど、20枚は少々分厚い。
ま、久しぶりにキャッシングして成功。本当は金利の問題で、キャッシングよりもクレジットカード支払いの方が良いんだけどね。5万円だと1ヶ月で千円以上の金利取られるかな?。しかし、カードを入れ、暗証番号入れるだけでお金が出てくると言うのもなんだかではある。あまりにも簡単にお金が出てくる。
56.0km, 4:50, 11.5km/h
Shateau-Renault, Camping Municipal(5.5)
4/30(木)雨、39118,km, 445
朝になってから雨が降りだした。昨日のおじいさん4人組と思ったのは、もしかしたら2組の夫婦だったかも。予想通りオランダ人だった。わたしと同じく、サンチャゴ巡礼とのこと。オランダの女性は女性かどうかよく分からず、じいさん4人組と思ってしまったのだった。近づいて話して見ると、一人は多分女性。
★後で写真を良く見ると、どうやら両端は女性。オランダ人、おばさんかおじさんかよくわからず。夫婦2組だったかも。失礼しました。
雨の止み間が有ったら撤収して出発しようと思ったけど、全く止まず、1日中降り続いた。オランダ人達は出発して行った。わたしは軟弱にも、連泊にした。
雨だし、町を歩く間は自転車を屋根の下へ。
しかしその後衝撃的な事実?が。図書館でネット見たら、この先1週間、殆ど雨予報。参ったもんだ。まだパッキングの体勢が整って無いのに。特に雨には耐えられない。
雨対策でコンテナを買おうと思ったけど、見てみるとこっちのはみんな薄くて貧弱。アイリスオオヤマみたいな頑丈なの皆無。明日は出発すると思うけど、雨対策、どうしたものか。
今日は1日Wi-Fiを探したけどダメだった。探し回った図書館はなんとキャンプ場の向かい、目の前に有った。しかし青少年ブロック?が厳しく、SSL系の所に全く繋がらず、ダメだった。
お昼休みは、なんと町全体。スーパーやホームセンターまで閉めていた。なんとまあ。
明日の出発、気が重い。
100均のレジャーシートをタープにしてみた。よく機能してくれた。強度不足なのですぐにダメになると思うけど。
Shateau-Renault, Camping Municipal(5.5、2泊目)
5/1(金)雨、39118km, 431
雨はもう24時間、殆ど降りっぱなし。まあ雨量はそう多くないけど、こんなに止まないのは珍しいかも。朝には弱まって霧雨になった。まあ霧雨でも充分濡れるけど。
自転車道の標識が暫くの間は無かった。Tourに近づいて復活。
40km弱でTour。有名なお城巡りの出発地。インフォメーションに寄ろうとしたら閉まっていた。何で?と思ったら、ここは12時半から午後2時半までの昼休みだった。なんだかではある。「やる気あるんかい!」と言いたい感じだけど、素直に「有りません」とか返ってきそう?。
由緒有りそうな教会。でかい。
Tourの町を離れるのに、一部標識が無くなり、強まった雨の中、結構苦労。何とかコースに戻った感じ。最初のキャンプ場の標識に従って、7.8ユーロでWi-Fiが有ったのでチェックイン。
今日は何やら休日で、キャンプ場の横ではコンサート。しかしアメリカンな音楽ってどうなの?。フランス人ってアメリカン好き?。昔のロックンロールとかやってる。なかなかお上手。と思ったら、生演奏では無く、レコード流してのダンスパーティーだった。
テント立てて濡れたものも全てテントの中へ。しかしカッパを来ているのに、中もしっかり濡れていた。これでは雨では走れない。財布やパスポートも濡れる寸前、と言うか少し濡れていた。参ったもんだ。
今日はどうやら祭日。店やインフォメーションが閉まっていたのはこのせいかも。パンを買いたかったのでキャンプ場の受け付けで聞いて町に行ってみたけど見つからず。再度受け付けで話したら、1時間程待って、とのこと。
どうやらキャンプ場の横に有るレストランの人が友達みたいで、パンを頼んでくれたらしい。受け付けの近くでWi-Fi使ってたら、暫くしてパン持ってきてくれた。
お代を聞いたら無料とのこと。なんとまあご親切に。スーパーではでっかいフランスパンが50円とかで買えるので、高価では無いけど、それでもくれるってね。ありがとうございます。
56.6km, 4:34, 12.3km/h
Montbazon、キャンプ場(7.8)
5/2(土)曇りのち雨、39174km, 423
夜は晴れていたのに朝には曇り。霧雨が降ったりしていた。朝もWi-Fi使おうと思ったけどなぜかネットに繋がらず。Wi-Fiは生きているけどネットへの接続を切ってる、とかかな?。
9時過ぎに出発。MontbazonからVeigneに戻りSorignyに向かったけど、道を一本間違えて10km程のロス。Veigneでパン屋さんが開いてたのでアップルパイとチョコレートの入ったのと購入。アップルパイは1ユーロ。どこの店もだいたいこんな値段。チョコレートのは90セント。アップルパイはどこのもボリュームが有り、お腹を膨らすのに良い感じ。チョコレートのは軽い。
じきに雨がパラパラし始めた。Ste-Catherine-de-Fierbois、Ste-Maure-de-Touraine、Maille、と前進。段々雨がしっかりしてきて、Mailleの駅で長時間休憩。後半、傘さし運転を始めたけど、風さえ強く無ければ傘は良い感じ。
Ste-Catherine-de-Fierboisではスーパーが有ったので食料を少し購入。やっとインスタントラーメンを見つけたので購入。小さいし、50セントとお安くは無い。
午後はずっと雨。50km程走った所のキャンプ場を見送ったら以降、キャンプ場が全く出てこず。巡礼ルートマップには各町に有るようになってるんだけど。
結果、南からの向かいの風雨を受けながら傘さし走行で30km以上。流石に疲れた。今持っている巡礼ルートマップ最後の町、Chatelleraultに着いたら、いきなりキャンプ場が出てきて喜んだけど、行ってみたらまだ開いて無かった。
Chatelleraultは無茶でかい町。パリ以外では最大かも。閉まっているだろうけど一応インフォメーションを目指すも、近くまでは行けたけど、最後が分からず。そのまま、町を脱出すべく南下。
途中、道の向かいに街の案内板を発見。見に行って、でかくて細かい案内を一生懸命見ていたら、待望の「Camping Municipal」の文字発見。その方向へ走っていたらそのうちキャンプ場への標識も発見。
到着したら受け付けに人が居なかったけど、ここしか選択肢は無いので入ってテント設営。値段は多分お安そう。もしかしたら過去最低になるかも?。何とか寝床確保出来てめでたしめでたし。
生け垣が有るとタープが張りやすい。100均の1.8m四方のでも良い感じ。どこかでもう少し強度の有るのを入手しなければ。100均のだと風が吹けばいちころでハトメが千切れるだろうし。
88.2km, 7:14, 12.2km/h
Chatellerault, Camping Municipal(4.3)
5/3(日)時々雨のち曇りのち晴れ、39263km, 417
朝、受付に行ったらおじさんがいた。昨夜の分を支払い。やはり今期最安で、4.3ユーロだった。インフォメーションについて聞いたら、電話してくれて、応答メッセージが今日日曜日は休みとのこと。
明日行く事にして、今日は連泊することにした。聞けばWi-Fiも有るとのことでラッキー。
近くのsuper Uと言うスーパーに行って色々買ってきた。日曜日は9時から12時半まで営業らしい。開いててラッキーだった。もし開いて無ければ街の中央部のパン屋さんまで行ってこなければならなかったところ。
フランスパンは100円しなくて重宝する。でかいのが難点だけど。50円位しかしない時も有る。まあパン屋さんで買うと数百円しそうだけど。
先がかじられたフランスパンがカートに入っていた。見ると近くに子供がいて納得。
ラーメンは有ったけど更に小さくなった。昨日のは85gで水380cc 、これは60gで水320cc。
入り口の屋根は快適。自転車も屋根の支柱。
この自転車、タイヤ20インチで小さいけど、思った以上に走ってくれる。もう既にブレーキパッドがすり減ってしまった感じもする。V ブレーキの調整は初めてだけど、工具足りるかな?
こんなに早いんじゃ、ピレネー山脈なんて絶対無理。パッド買っておかないと。20インチのタイヤとチューブは持ってきたけど、タイヤはホームセンターで売っていた。子供用が20インチみたい。幅2.0だとチューブが合わないけど。
徐々に晴れて来た。久しぶりの太陽。濡れたものを乾燥。
バッテリーが減ってきたので充電。洗面所に120v、240vの共有コンセントが有った。アダプタのC型を使わなくても刺せる構造になっていた。
みんなが来る洗面所なので、無くなる可能性は覚悟して、とりあえず単3電池の方は終了。ポケットチャージャーは5〜6時間かかるのでそのまま放置。無事を期待しておこう。
Chatellerault, Camping Municipal du Chillou(4.3)
5/4(月)曇り一時雨、39263km, 406
朝は9時台に出発。街の中心部へ戻りインフォメーションを探したけどなかなか見つからず。あっちこっち走った後、自転車の男性に聞いて分からず、一度別れてまたその人と再開。工事の人に聞いてくれて、やっと道路に標識確認。一緒に自転車押して標識をトレース。ついに見つかった。
しかし、目的の巡礼ルートマップはちゃんとしたのが無く、見にくい印刷だけもらった。巡礼手帳を入手すべく、教会に行ってみたけど、無くて、Poitiersの教会なら有ると言う。
こんなステッカーを見つけた。オランダ人が貼ってるのかも。
地図が無いので適当に走りポワティエを目指した。一山越えたり、予想外に遠く40km近く有ったかも。途中で雨。しかし街が巨大すぎてとてもインフォメーションに着けそうも無く、諦めて前進。
ポワティエから先は自動車道でうまく進めず苦労。最後は諦めて幹線に戻り走行。Lusignanと言う町でCamping Municipalの標識を見つけキャンプ場へ。
しかし何やらチェックイン出来ず。どうやら今夜嵐が来るとのこと。風速時速100kmとか。河川敷き公園で、既に水位も高いし、キャンプ不可とのこと。近くにキャンプ場も無く、困ったもんだ。
どうやら巡礼手帳が有れば巡礼宿に泊まれたのかも。しかし、巡礼手帳まだ入手出来てない。日本で、もしくはパリで作っておけば良かった。まあスペインでは作る予定だったけど。
困っていたら、最初、農機具小屋にテント張るかい?と言ってくれて、うんうん、とか言ってたら、キャンプ客用の休憩ルームの中にテント張って良い、とのこと。
休憩ルームは通常昼間だけ用。トイレに電源、Wi-Fi(何故だかうまく繋がらなかったけど)と至れり尽くせり。バンザーイ、メルシーボクー。おまけにキャンプ料金取ってくれなかった。なんとまあ親切な。
テント設営してから買い物へ。なんと部屋の鍵持っていけとのこと。フランスパンお安いけどでかい。
77.7km, 6:06, 12.7km/h
Lusignan, Camping Municipalの室内(無料で)
5/5(火)未明雷雨午後晴れ、39340km, 394
夜中、日付が変わってから雷雨がやって来た。建物内なので全く問題なし。夕方には晴れて穏やかだったのに。天気予報すごい。もし野宿場所が有って昨日の夕方みたいなお天気なら、のんきにテント張って、夜中に慌ててるだろうね。
コンセントが有ったので色々充電。11時間かかるやつも充電完了。しかしこのモバイルバッテリー、実力は表記よりはだいぶ少ないかも。安かっただけのことは有る。
部屋には感度の良いセンサーライトが有るんだけど、テントの中で居ると感知されずで良かった。
お礼を言って9時過ぎには出発。普通ならお礼に笛を上げたい所だけど、3本しか持ってきて無いので、上げなかった。
水を買うのと、インフォメーションに寄るので、10時までインフォメーション前で待機。ちゃんと時間に来るかな?。
女性がインフォメーションの隣にやって来たので聞いてみたら、なんと4/30〜5/7は臨時休業だった。ガーン。最初の4/30だけ見て4月30日から開くんだ、とか思ってたんだけど、大違いだった。スーパーに移動し水を購入。
ルートは幹線道路の西側を進んだら正解で、途中から巡礼自転車道のマークが出てきた。今日は1日中強い向かい風との闘いだった。夜中の暴風雨の低気圧の吹き返しかな?。お陰で平地で10km/h程しか出ない。
Melleでゆっくり遅いお昼休憩。インフォメーションに寄ってスタンプ貰った。巡礼自転車道の地図は無し。係りの女性はルートは幹線、とか言ってたけど、そんなわけ無い。
今度は幹線の西側を進んでみた。巡礼マークは最初に1回見ただけ。GPSの地図を頼りに進んだけど、ガタガタ未舗装に近い道も有った。夕方、菓子パン2個とボルビック購入。田舎だったのでボルビックは0.78した。スーパーとしては最高値。
こんなのが有った。散水用。これは片側が固定されていたので、平行移動では無く、円形に動くのかな。
キャンプ場6kmの標識が有ったので、従って走行。小さな町のCamping Municipalだったけど、開いてない?。村のお年寄りの食事会?が行われていた。結構な人数。一人、おばさんに聞いたら、その辺にテント張ったら、とのこと。明朝、さあ料金は幾らかな?。
食事会のメンバーだと思うけど、スープとパン、チキンの差し入れ。有りがたく頂いた。スープは色んなパンがちぎって入れてある感じ。明朝食べよう。
71.9km, 6:25, 11.1km/h
Le Vert、Camping Municipal
5/6(水)曇り時々晴れ一時雨、39412km, 391
朝は雨がパラパラ。本格的に降らないかヤキモキさせられたが、大した雨にはならなかった。9時になっても誰も来ずで支払い無し。目の前が役場なんだけどね。
ボルドーも近づいてる事だし、ブドウ畑が増えてきた。
最初の町のAngelyまでは20km程。インフォメーション発見出来ずスルー。その後じきに通り雨。何とか風避けの有るところまで進んで、傘をさして待機。そのうち止んだ。これがもう一回有った。
相変わらずの強風なので、雨は特に厳しい。
次の町のSaintesまでは30km程。うまくインフォメーションにぶつかり、巡礼ルートマップ入手。但し、歩き用だけど。ここは水の街みたいで遊覧船やカヤックが走っていた。
キャンプ場の標識を見つけたけど、まだ50kmで、もう少し走りたかったので見送った。これが結果的に失敗だったかも。
徒歩用の地図で進むとすぐに未舗装とかになり迂回。
こんな感じのところはのんびり出来て良い感じ。しかし、あちこち曲げられ、ついに強力な未舗装に導かれてしまった。何とか脱出し振り出しに戻った。
以降は次の町のPonsを目指し、徒歩用の案内を無視。すんなり到着。
買い物してからキャンプ場へ行ったけど、なんと10.5ユーロで今までの最高。一応Camping Municipalなんだけどサイトが7ユーロとお高い。人が3.5。通常10を越えたら次を探そうと思ってるんだけど、今日はお疲れで、諦めた。
Wi-Fiも繋がったんだけど、パスワード無しで接続してからWebで認可。これだと管理者は覗き放題かも。まあ仕方ないので使ってるけど。
キャンプ場も幹線の横で、周囲もなんかうるさい感じ。一番お高い所が一番感じ悪いと言うのも皮肉?。昨日、一昨日の良い所が結果無料、の反動かな?。
やはり手前の街でキャンプ場の料金チェックをしておくのが正解だったかも。
79.5km, 6:58, 11.4km/h
Pons, CampingMunicipal(10.5ユーロ)
5/7(木)晴れのち曇りのち晴れ、39492km, 376
夜晴れたので、放射冷却で朝は少し涼しかった。しかし天気予報だと(日本気象協会の予報には海外も有る)日中はそこそこ気温が上がり、そのうち28度の日も有るらしい。
夜露と結露がひどいのでゆっくり乾かしていたら出発が10時近くになってしまった。今日も巡礼マップでは無く自力でルート選択。しかし、良いルートが無く、あっちこっちジグザグ。
静かな道。
GPSの地図を頼りに進んでいるんだけど、しかしこの無料地図はすごい。ものすごく細かい所まで正確に入っている。拡大すれば家1軒1軒まで。日本の2万5千分の1の地図と同じ位かな?。
道幅の無い道は徒歩用と言うか未舗装。巡礼ルートも多分この中に有るはず。今度のGPSは感度が桁違いで森の中でも使えるし、この地図と組み合わせれば無敵っぽい。
これ無しでは今回の旅は相当大変。幹線道路を避けるのに必須。幹線道路は流石に恐くてあまり走る気はしない。
後半、山を越えたら今回初めて海が見えた。パリから750km、思えば遠くへ来たもんだ。まあピレネー山脈が控えているので、まだまだこれからだけど。
田舎の町にも殆どの所で教会が有る。それらを色々撮影。
山から下って、湿地の中に良い道が有った。平らで真っ直ぐで申し分ない。標高は既にゼロメートル地帯。快適だった道も終わり、幹線しか無くなってその道を走っていたらリアタイヤに違和感。
見たらタイヤがバースト寸前で膨らんでいた。おいおい、まだ10日程しか走ってないのに。流石の中国品質。距離は760kmだった。中国製かどうか知らないけど。他の場所も怪しい所がいっぱい出ていたので、傷とかでは無く、タイヤの品質によるもの。やはり出発前に総替えしとくんだった。
ブレーキシューは1週間も持たずにすり減ってるし、中国品質恐るべし。
仕方ないので予備の日本製のパナソニックのタイヤとチューブを投入。普段は予備は持たないんだけど、今回は20インチと言うことで持ってて良かった。しかしこんな早く予備を使う事になろうとは。心配なのは前のタイヤ。当然後輪と同じ物だし。もう予備は無いし。
どこかでミシュランのタイヤとチューブに交換したいもの。まあ20インチは子供用しか無いだろうから、そんなまともなのは無く、ホームセンタークラスの、中国製のブロックタイヤだろうけどね〜。
ブレーキシューはインタースポーツに似たのが有ったけどShimanoのLXとかXTとか、相当過剰品質。左右ので10ユーロとかしてたし。前後にすると2700円?。明日、ボルドーで真面目に自転車屋探してみるかな?。
小さなシャトーでも雰囲気出てる。
今日の目的地は港町の?Blaye。タイヤ交換で1時間近くロス。そこから13km程。町に入り、Campingの標識に従って進んでいくと、何やらすごい城郭の中へ。どんどん入っていくとそこがキャンプ場。う〜ん、例えて言えば、大阪城の城内、と言うか天守閣にキャンプ場が有る感じ。
しかし受け付けのおばさん、と言うかお婆さんが困ったもの。イギリスからの客3人と、お調子者の?自称通訳みたいなフランス人のおじさん、それに受け付けのお婆さんが話しまくって、ちっとも受付が進まない。数十分は待ったかも。
どうやらこのお婆さんの自慢は明日、明後日がトライアスロン大会で?予約で満員な事。今日はまだ空いてて、明日から満員なのに、わたしが1泊だ、と言ってるのに予約の帳面見せて満員だよ!、ってわたしには関係ないでしょ。
何とかお婆さんをなだめて?受け付け。料金は5.8ユーロに市税0.22。やはり昨日の町だけ商売っ気多すぎ。町営は市民の為にも、もっと安くしとかなきゃ。手前の町でキャンプ場チェックしたけどそこも6だった。
明日は多分、やっとボルドー。多分渡しが有るだろうから、それに乗って対岸へ。そこから南下でボルドー。TGVだとパリから3時間、1万5千円をケチって走って来たけどまあフランス国内の巡礼路が良く分かったし、良かったかも。惜しむらくは、パリで巡礼手帳作っておけばなお良かったけど。
ボルドーからスペイン巡礼スタート地点までどのくらいかな?。距離とか全然調べて無いけど、1週間位だろうか?。ここまでには絶対ブレーキシュー確保しておかないと。ピレネーの急坂下れない。
66.0km, 5:41, 11.5km/h
Blaye, CampingMunicipal(5.8+0.22)
5/8(金)、39558km, 364
朝方、3時頃から雷ピカピカ、ゴロゴロ。急に風が強くなり一時建物に避難。雨はそう強くはならなかったけど。その後も時々雨が降ったけど、風が吹いていたので撤収までには何とか乾いてくれた。
港に着いたのは10時数分前。10時発ならラッキーだったけど、曜日によって違うのか、11時みたいな感じ。料金は船で、とのことだけど、一体幾らだろう。
暫く待機。車が徐々に増えてきた。乗船は歩行者用の細い道が有ったのでそこを押して乗船。歩きの巡礼者が数組、一人は1輪のリヤカーを引いていた。自転車用のトレーラーに柄を付けた感じかな?。
荷物を背負っての歩きは腰にも膝にも悪いのでリヤカーが正解だろうけど、階段とか、難しい所は出てくるだろうね。
料金は一人2.7ユーロだった。対岸に着いて最初暫く巡礼路を進んだが、未舗装が続くので離脱。以後舗装路にした。思ったよりもボルドーが遠い。直線27kmだったけど、40km位になるかな?。
フランスでは結構竹を見る。殆どは真竹。一ヶ所ホテイ竹を見た。日本由来なのかな?。
ワラビに良く似たのを見かける。ちょっと違う感じだけど。
相変わらずの教会撮影。どこのもみな味がある。
ボルドーの街へは割とうまく進入出来た。やはり40km程。市内中心部は相変わらずの一方通行で大変だけど。うまく店が見つからず通過になってしまった。後で聞いたけど、今日は祭日。それで店がみんな休んでいるのか。
ボルドー中心部から10km程でやっと田舎っぽくなってきた。幹線道路に自転車道が整備されていて進みやすい。最初のキャンプ場案内に従ってチェックイン。
久しぶりの民間のキャンプ場。受け付けのおばさんが少々がめつそう。本当はもうちょっと安いのに、8ユーロ、とか言った可能性有り。まあWi-Fiが有れば我慢しよう。
サイトはキャンピングカーがいっぱいで(住人?)テントはオフィスの裏。まあWi-Fiの電波が良いので、悪くないかも。後から1家族オフィス裏にやって来たけど、おばさんがやって来て、多分まともなサイトに連れて行った。
パンが無いのでおばさんに聞いて1km程走ってみたけどお休み。キャンプ場に戻って再度おばさんに店を聞いたら、おばさんが分けてくれるとのこと。小銭が80セント弱有ったけど、それ全部で小さいフランスパンを2個分けて貰った。無かったらお腹ペコペコなので助かった。がめついおばさん有り難う。
54.4km, 4:37, 11.7km/h
Gradignan、Camping Beausoleil(8+0.22)
5/9(土)曇り夕方晴れ、39612km, 350
朝はやっぱりのんびりしてしまい、出発はだいたい10時近くになってしまう。
最初幹線を進んでスーパーで買い物。このところのお気に入りの棒状のマドレーヌ250gが65セントと無茶安。大丈夫かいなと思いながらも2個購入。ボルビックが無く、他ので代用。出来るだけ軟水を選ぶけど今日のはカルシウムが30mgでちと味があるかな(ボルビックはカルシウム12mg)。
今日は西風。幹線を暫く進んだけど、先の方でEU道路になるみたいで左折。壊れかけた舗装路と未舗装合わせて6km程苦労。以降はまあ静かで快適な道。林もガードが甘く野宿しやすそうな場所がチラホラ。
ワラビ擬きの先。
静かな道を走っていると、そのうち巡礼路に入っていた。自転車のカップルを一組見かけたけど彼らも巡礼とのこと。
休憩は毎度の教会の側。ベンチが有ることも多い。今日は教会横の役場前にベンチが有った。この緑地には珍しくトイレも。日本だと公園にトイレは当たり前だけどね。左のがトイレ、右奥は役場。
Mousteyと言う町に1000kmの標識が有った。と言うことはスタート地点まで200kmとか?。
パンを主食、チョコバーをおかずに食べると、菓子パン代用で美味しい?。
今日は久しぶりに野宿に挑戦のつもりで、5km程先のPissosで水と食料を買い、野宿準備完了。
Pissosにはキャンプ場も有ったので、一応チェックに行ったけど道路から500mの標識が有ったので止めた。道路の所でも充分キャンプ場やれるのに、500m林の奥って、川への急降下とか、ちょっと危なそうな感じだったので。それに3つ星だったので高いかもだし。簡単にチェック出来て安かったら泊まっても良かったんだけど。
キャンプ適地を探しながら前進。しかしそうなると全然良い所が出てこない。午前中なら楽勝だったんだけどね。
結局、26kmも進んでしまい、無理矢理林に進入してキャンプ地にした。蜜蜂の箱が置いて有った。その辺りなら地面もキレイだったんだけど、流石に蜜蜂の箱の横では無理なのでもう少し前進。林はトゲの有る植物が多く、軟弱なタイヤでは不安なんだけど。
おまけに、後で気がついたけど、巡礼ルートから外れて間違った道を進んでいた。うろ覚えのルートで進んだのがミス。ま、とりあえず2回目の野宿に挑戦。夜に雷、来ないでね。
★近くで、ブルドッグが更にしゃがれたような鳴き声を聞いた。近くに家はないはずなのにハテ?、とか思ったんだけど、後日北海道で聞いた熊の鳴き声とそっくりだった。熊だった可能性大。
86.4km, 6:37, 13.0km/h
林で野宿(2回目)
5/10(日)晴れ、39699km, 340
雷雨が来ることも無く、平穏に一晩過ぎた。後半グッスリ、7時まで寝た。晴れて冷えたみたいで結露がすごい。自転車からは滴が滴り落ちている。フライもびしょ濡れ。9時直前まで乾かしてから撤収。
今日は南東の風が強い。昨日コースを間違ったので(西へ進まないといけないのに南東方向に進んでしまった)、次の分岐で南西方向へ修正。静かで良い道なんだけど、巡礼ルートはだいぶ西みたいで、修正しきれず。
いつものように教会の近くで休憩しながら前進。今日の目的地はDaxと言う街。今日は日曜日で店が開いていないので明日ブレーキシュー買わないと。
最後の都市だと思っていたバイヨンヌは巡礼ルート上に無いみたいで、もしかしたらDaxが最後の都市。どのくらい大きいか、だけど。
今日は28度の予報で、それだともう夏。日陰で風が吹いてるとまだ充分涼しいけど、夕方とかになったら暑いかも。今日は確かに休憩には日影を選んでいる。
午後暫くしてから、暑さが牙を剥き始めた。午後3時台にDax到着。しかし案内板もキャンプ場への案内も見つからず。その上この暑さで水切れ。一度はDaxを諦め南下し始めたけどやはり水無しでは無理。どこもかしこも日曜日に店を閉めるのは如何なものか。旅行者は熱中症で死んじゃうよ、ってまあ、レストランとかで飲み物飲めば良いんだけどね。
駅の方に戻ったらガソリンスタンドが開いていた。助かった。命拾い?。おまけにスーパーに近い位のお値段で更に助かった。日曜日に開いている店はやはりフランス人にも必要みたいで、レジは長蛇の列。
水はボルビックが無く、エビアンで我慢した。オレンジジュース、ビスケット、フランスパン等購入。
一応南下を始めたら今度は何故だか案内板が見つかった。キャンプ場は西の方だった。走ってると次の案内板も見つかるしキャンプ場への標識も見つかるし、なんだかな話。水を確保して余裕が出来たからかな?。
キャンプ場へ行ったら受付が閉まっていた。電話しろとの事だろうけどわたしには無理。受付が開いているはずの19時まで待って、ダメなら近くで野宿かな。今日は汗ビッショリなのでシャワー浴びたい所だけどね〜。流石にシャワー浴びて逃げるのは無銭飲食系なのでダメ。
キャンプ場の温度計は35度を指している。一応日陰なのに。
午後8時まで待ったけど、キャンプ場の横に有る管理人の家には誰も帰ってこず、諦め。キャンプ場に接して森が有るので、そっち方向へ。これだけの町で至近距離に森が有るのはラッキー。場所的には悪くないんだけど、そこそこの街に接しているので、当然散歩の人がうろうろ。
結局、車止めの有る堤防の上にテント設営。夜9時を過ぎてから犬の散歩の夫婦がやって来た。闇に紛れてと言うことは当然犬は放している。糞の処理はしないんだろうね。
と言うか、フランスには公衆トイレが異常に少ないんだけど、その反動で道路から少し入る道が有るとティッシュペーパーが散乱している、みたいな状態。人間のも放置なんだから犬の糞の後始末なんて問題外かな。
公衆トイレが少ないと言うのはどういう成り行き?なんだろうね。昔、ベルサイユ宮殿にトイレが無かったらしいし、トイレを作らないのは国民性?。
85.6km, 6:39, 12.8km/h
Dax、堤防の上
5/11(月)曇りのち晴れ、39784km, 335
町の近くですんなり野宿出来たのはラッキーだった。昨夜は汗ビッショリだったので、キャンプ場で少し汲んでおいた水を体に掛けて汗を流した。やって来たのは結局昨夜の夫婦だけ。
朝は早めに撤収して8時には移動開始。川沿いには街まで遊歩道が有り、やはり散歩やジョギングの人が多い。
川沿に卓球台が有った。
時間を潰しながら街へ出たらすんなりインフォメーション発見。9時半開始だったので少し待機。巡礼ルートの案内を貰い、自転車屋を教えて貰い、Wi-Fiが有ったので椅子に座って暫く使わせて貰った。
ここのWi-Fiはメールアドレスを教えるだけ。この前作ったYahooのメールアドレスにした。
昨日通りかかったスーパーに行ってみた。一時日本にも店を出したカルフールだった。巨大で警備員がいて、デイパックの中身をチェックして、コインロッカーに預けろとのこと。ダミーコインをくれたけどちゃちな感じで安心出来ないので、店に入るのは止めにした。
ホームセンターに行くのも遠そうだったので止めにして、結局、教えて貰っていたインタースポーツに行った。
8ユーロのLXのを購入。LXなんて過剰品質だけどね。外したのを見てみるとまだ使えそうだったので、一つだけ購入。
今の自転車を色々見てるけど、何もかもがちゃち。軽量化を狙ってるのかもだけど、強度的に何もかもが恐い。今の所、一番恐いのはホイールが壊れる事かな?。
結局、街中を4時間以上、20km以上走り回って、やっとブレーキシューの問題解消。バイヨンヌに寄らずに真っ直ぐサンジャンピエドポーに向かえる。
インターマルシェでボルビックを2本購入。今日も暑くなりそうで、用心の為。
巡礼ルートは坂がきつくなり押しを数回。押すと腰が痛いけど。あまり力を入れて踏むとチェーンが切れたりチェーンホイールが壊れたりすると困るので。しかし前が52ってでかすぎ。クランクから変えとくんだった。
また違った巡礼ルート案内板が有った。これじゃまるで弘法大師?。
巡礼ルートには休憩所がチラホラ。水場まで有った。いよいよ巡礼ルートが本格化?。
水場の近くの教会。
シャトー。直線距離で20km程だった今日の目的地は川の向こうだったけど、橋がなく、4km程迂回。目的地には一応キャンプ場が有ったんだけど、閉鎖中。仕方なく次の町を目指した。
この数日走りすぎで疲れているので、目的地の前でもキャンプ場が出てきたら泊まろうかと思っていたのに、全然キャンプ場にぶつからず、がっかり。
次の町へもアップダウンがきつく、暑さの中で体力消耗。なんとかたどり着き、キャンプ場標識を見てひと安心。インターマルシェで買い物してからキャンプ場へ。
料金は7.4ユーロで悪くない。シャワーを浴びてさっぱり。しかしお疲れ状態。明日普通に走れば巡礼開始の町、サンジャンピエドポーに着ける感じだけど、途中の町にキャンプ場が有れば泊まるかな?。なんか山越えの気配が有るんだけど。
72.5km, 6:14, 11.6km/h
Sauveterre de Bearn, Camping du Gave(7.4)
5/12(火)霧のち晴れ、39857km, 315
朝から霧だったけど、そのうち晴れてくるのは予測出来た。昨夜洗濯したのでゆっくりしたけど全然乾かず。11時頃には諦めて出発。
あまり真面目に巡礼ルートを進まないようにした。幹線の通行量もそう多くないし。午後になると相変わらずの灼熱地獄?。5月でこんな暑いのは反則。
ヨーロッパ中央部、南部の猛暑恐るべし。昔はヨーロッパ中央部も結構回ったんだけど、段々暑さが酷くなり、後半は北欧のみに限定していた。今回も巡礼が終わったら、お金掛かるけど北の方へジャンプするかな。飛行機は荷造りが面倒だしね〜。船でも無いもんだろうか。
今は黒のデニムの細いズボンで走ってるんだけど、デニムは寒い時用。暑くなって汗をかくと膝が引っ張られて踏みにくくなる。出発前にジャージを買おうとして果たせず。こっちで買うかな?。
次の町にキャンプ場の案内板が有った。しかし町が予想外に賑わっていて、インフォメーションも丁度閉まったタイミングに到着してしまい、パス。目的地にキャンプ場がいっぱいあるのも分かったし。
その先、巡礼ルートを通ったら、結構な山越え。その先には更にでっかい一直線の山越えが有った。未舗装だし、わたしには無理。何人かの歩きの人がその山越えに挑戦しているのが見えた。なかなか。
牛。
羊。今日は黄砂が酷い。後半は目も少し痛いような気がする。ヨーロッパの黄砂はどこから来るんだろうか?。スペイン?、それともアフリカの砂漠から?。
ついに目的地のサンジャンピエドポーの標識が出てきた。
街は一大観光地。インフォメーションで巡礼手帳(Credencial)をどこで作るか聞いたら、ここでOKとのこと。そりゃ楽で良い。薄っぺらいスタンプ帳で、3ユーロだった。
しかしこれならどこでも作れそうな。しかし係りのおねえちゃん、どうも自転車にせずに徒歩にしてしまってるような。明日修正に行ってみよう。
市内の公営キャンプ場は10ユーロだったけど、1人も2人も同じ料金なので止めて、2km程引き返して殺風景なキャンプ場にした。1泊7ユーロ。2泊分払ったけど、領収書も何も無し。大丈夫かいな。太ってて車から降りもせずに料金徴収していったおじさん、忘れっぽかったら嫌だけど。
領収書発行しないのは脱税目的かな?。2日分払ったら偉く喜んでたけど。
ここのキャンプ場には巡礼者用にキャラバンを用意してあった。日影が無いのでそのキャラバンを日除けに使わせて貰った。雨ならキャラバンも有効だけど。
シャワーが水だったけど、湯になる事は有るのかな?。
少々走りすぎたこの1週間程だけど、この連泊で回復して、明後日はピレネー越えに挑戦しよう。
51.7km, 4:28, 11.5km/h
St-Jean-Pied-de-Port, 郊外のキャンプ場(7)
5/13(水)曇り、39908km, 291
今日は久しぶりの休養日。ピレネーを目の前にして、出発したい気持ちもはやるけど、今の疲労度では休養が無難。
水を沸かすと表面にこんなものが浮いてくる。これが硬水の証し。
自転車は洗濯物干しに。
スーパーハウスみたいなのに泊まっていた4人組は朝出発して行った。感じは彼らも休養してた感じ。巡礼者無料だったりするのかな?。それとも7ユーロ払えば小屋に泊まれるとか?。
町まで2km以上有るけど徒歩で町へ。この赤白が一番原始的なルート案内。
最初に城郭のてっぺんに行ったら相当ハードだった。休養日なのに。展望台からの町の眺め。城郭の上の建物は大学の校舎になっていて立ち入り禁止。
降りてきてインフォメーションで徒歩と自転車の事言ったら、おねえちゃんが赤ペンでクシャクシャっと消して自転車にチェック。う〜ん、せっかくのクレデンシャル(巡礼手帳)なんだけどね〜。
帰り道旧市街を通ったら巡礼関係の店が有ったので入ってみた。ステッカーとピンバッジ購入。ピンバッジの中に韓国の国旗が有った。何故?と思ったけど、韓国がキリスト教が多いので(のかな?)巡礼者が多いのかも。でも、わたしを日本人?と言い当てたので、韓国人と雰囲気が違うのかな?。
買ったステッカー。
帰って、ステッカーを自転車に貼り付け。大きすぎてだいぶ外側をカット。ピンバッジはピンじゃ無い!、と言う位太く、尖っていないので刺せない。安全性重視なのかな も。造りが悪く、すぐ表面が剥げそう。
帽子の空気穴なら付けられるけど、転けて頭蓋骨に刺さるのも嫌だし、とか思うとやっぱりデイパックに付けたい所。でも太い穴を開けるとそこからほつれて来そうでね〜。とりあえず保存。この手の土産物はまだこの先も買えるかもだし、もっと良いのを探すかな?。
自転車ルートがちょっと分からなくなって、再度町へ、今度は自転車で。Wi-Fiはこの数日、インフォメーションでやっている。
4.9km, 0:20, 14.8km/h
St-Jean-Pied-de-Port、郊外のキャンプ場(7)