2016年北欧ツーリング(ヨーロッパ最北端を目指して)

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 4度目のヨーロッパ最北端を目指しての旅。北欧はキャンプが自由で、熊の危険もほぼ無く(と思っていたけど、実際には結構居るらしい)、気楽に旅が出来るので最近は一番の好み。北米もいいけど、熊対策の気苦労がけっこうあるので。

 期間: 2016年6月7日〜9月2日、86日間
 走行距離:4396km、1日平均51km
 費用: 20万円弱
  航空券: 110,120円
  現地費用: 67,382円、1日平均784円
  成田までの交通費、海外旅行保険、成田の宿で2万円少々。

〇ちなみに前回、3回目のデータはこんな感じ。
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 期間: 2006年6月14日〜9月6日、84日間
 走行距離:5700km、1日平均70km
 費用: 25万円
  航空券: 134,000円
  現地費用: 117,000円、1日平均1400円
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〇10年前と比べて走行距離が減り、費用も大幅に減っている。

 総費用は20万円を切っていてなかなかお安い。なんと言ってもキャンプ場に泊まったのは1泊だけで、あとはすべて野宿って、ちょっと記録的。北欧の野宿しやすさを物語っている。

 帰りはベアリングトラブルで大変だったけど、無事に帰って来られて結果はOK。

 前半、蚊とブヨが大変だったけど、後半、涼しくなり虫も減って快適だった。最高気温15度、最低気温一桁と言う状況が続き、避暑の目的は完璧に達成。快適だったけど、9月2日に日本に帰ってきたら真夏日が続き参った。

 もうひとつの目的だった減量も4kg減って達成だったけど、秋田で1ヶ月滞在するなかで、中盤で既に2kg増え、今はもしかすると元の木阿弥?。もしそうなら、3ヶ月の努力も1ヶ月でパー、と言うことになる。

 ルート

 北部

 南部

● 2016年北欧ツーリング 6月

色々手配

6/2(金)

 日本で自転車での移動は不快で危険。その上、日本では気に入ったキャンプ場で滞在することが多いので運動にならず、好きなだけ食べている事もあって体調維持が不可能になってきた。ので、運動として海外へ。海外だと自転車に優しい所も多いし、長期滞在とかはやらないので、ほぼ毎日走る事になり、強制的に運動出来る。今年は北欧へ。ストックホルムからヨーロッパ最北端往復。もう4回目なので飽きてるんだけど、北欧は野宿が許されている、と言うか、「万人に野宿の権利が有る」と言うマンズライツが有るので。熊も少ないし。同じような北として、カナダアラスカが有るんだけど、熊対策が大変で気が重く、もう北欧しか無い状況。

 準備として色々。

●自転車整備。
 タイヤ交換。ブレーキパッド交換。チェーン交換(2コマ長くした)。しかしトップギアでチェーン飛び多発。フリーも相当すり減っているのかも。

●高倍率ズームカメラ購入。
 キャノンの18倍ズームにした。16000円程で10%ポイント。高倍率の主な目的は熊撮影だけど、北欧で熊を見ることはまず無い、と言うかほぼ絶対無いと思う(と期待)。後で、アマゾンでSDカードと予備の互換バッテリー注文。どちらも千円前後。

●色々購入。
 航空券11万円程。品川までの新幹線はこだまなんとかと言うJR東海正規の割引料金で、1万円少々。通常料金より3800円程安い。宿は素泊まりシングル4900円の所を予約。

●メガネレンズ交換。
 メガネがボロボロなので色の変わるレンズに交換。サングラス兼用にした。

●SIMフリースマホの購入。
 ロリポップ(Android5.0)が酷いとのことなのでAndroid6.0にバージョンアップ出来る機種を選びたいところだけど、3万円のZenfon Maxはバッテリーが5000mahとでかすぎ、バージョンアップ対象になっていない、2万円少々のZenfon Goにした。

出発

6/6(月)曇り、49024km, 490

 10時頃に出発。阪急電車で西中島南方まで移動。そこから新大阪までは歩いて行った。

 荷物は3つ。自転車の袋は現在22kg程。ザックが7kg弱。デイパックは3kg程だけど、このまま飛行機には持ち込めない。ザックとデイパックはひとつにまとめないと。

 無茶暑い訳では無いけど、動くとやはり汗が滴り落ちる。

 切符に付いていたおまけでドリンク1本入手。他にも麦茶を買った。こだまは車内販売が無いので飲み物をいっぱい確保。

 余裕を持って出たので新大阪のホームにはこだま出発の30分前には到着。こだまは品川まで4時間程。各駅停車の旅。

 予想通りと言うか、コロコロのタイヤのゴムが消滅。プラスティックのコマだけでなんとか宿まで持って欲しいもの。

 4時間はやはり結構長かった。品川で降りてJR乗り換えに入ったら、乗り継ぎ券と言うのをくれた。

 快速の成田空港行きは満員。千葉を過ぎて暫くしてからやっと空いて座れた。品川から1時間40分程で空港。第2ターミナルで降り、急いでコンビニで食料買って、ホテルバスでホテルへ。

 成田ビューホテルは見た目眺めが良い感じだけど、お安いプランはビューの無い別館の1F。まあ当然。部屋はツインで悪くなかった。

 部屋はこんな感じ。予定より少し遅れたけど、夕方7時には部屋で寛げた。

 急いでシャワー、それから夕食。

成田ビューホテル(4900円-500円)

●出国

6/7(火)曇り、49024km, 420

 朝はSASからのメール着信で?3時に目が覚めてしまった。寝ぼけた状態でオンラインのチェックイン手続き。席を選び、パスポート番号の入力。寝ぼけているのでパスポート番号等、間違わないように必死。

 一応横になり、6時前には起床。

 7時過ぎにはチェックアウト。4400円支払い。

 予定よりだいぶ早く、7時25分のホテルバスで空港へ。途中ANAのホテルに寄った。

 空港ではまず荷物の重量調整。量りの場所を聞き、量ってみたら24.6kgと少し超過。色々取りだし、許容範囲の最大値、23.9kgにした。

 暫く待って、出発の3時間前にチェックイン。自転車の入ったバッグはサイズオーバーなので別の場所に移動して検査。すんなり通過してチェックイン終了。

 昨年同様東京海上日動で海外旅行の保険。しかし昨年7千円台だったのが、今年は値上がりで1万円になっていた。ので傷害保険は諦めて、障害の後遺症を選択。救援者費用だけがメインで他に賠償責任を付けて5千円少々。

 3ヶ月の旅行だともう保険は無理かな?。東京海上日動はバラの組み合わせが有るけど、AIUとかはセットしか無いと思う。通常のセットでは3ヶ月だととても払える金額ではないし。

 東京海上日動と隣り合った損保ジャパン?は常に客がいたけど、東京海上日動は常に誰もおらず。お高いので敬遠されているかな?。

 出国手続きをしてゲートに到着したのは出発2時間前。空港についたのが出発4時間前。ちょっと早すぎたかな?。

 時間がきてすんなり搭乗。窓際2席の通路側を選んでいたけど、窓際が空いていてラッキーだった。

 ドラクエで時間潰し。しかしこのところの睡眠不足で結構きつい。飛行機では寝られない癖が有るので?結構きつい。 

 昼食前に飲み物のサービスが来て、このところビールの味チェックすることが有り、ビールを頼んでみた。しかし2種類出されて迷って

いたら2つとも置いていかれた。ちょっと味見しようと思っただけなのに。

 味見の結果はやけに苦いビールだった。アルコール分も5%有り、3%台の飲みやすい外国のビールを期待していたのに大外れ。缶半分も飲まない身としては2缶の処分に四苦八苦。大失敗だった。

 飛行機は予定より30分程早く、10時間少々でコペンハーゲンに到着。毎度のことだけどここで入国処理。乗り換えてストックホルムへ。ストックホルムへの飛行機は折り返し便で、なんかバスケットみたいな印象。

 ストックホルム到着は午後7時前。輪行バッグは待っていても出てこず、やはり大型と言うことで別の場所に有った。

 スウェーデン入国にチェックは無し。2000krキャッシングしバナナ3本(270円)とエビアン750cc(450円)購入。

 自転車を組み立て始めたけど、ちょっと場所が悪く、作業員が通るところだったので少し移動。暗くなるのが遅いのでのんびり組み立てて2時間程で終了。

 ターミナルのビルからすぐ近くに有るはずの自転車道に入る道を探して数回やり直し。エレベーターを使い1Fに降りて地下道で向かいに渡ると見覚えの有る道が有った。

 4km程でキャンプ場所。 変わり無しだったけど、相変わらず蚊が無茶多い。まだライターを買ってないので今日は蚊取り線香使えず。金鳥蚊取り線香持ってきてるんだけどね。

 蚊を避けながら体を拭き歯を磨いて10時過ぎには就寝。この時間でやっと暗くなる。

4.6km

空港近くの閉鎖された旧道

走行初日

6/8(木)雨のち晴れ、49028km, 1951

 2時頃に目が覚めてしまった。時差の関係かな?。眠れないけど無理矢理6時頃までは横になっていた。2時の時にはそう眠く無かったけど、少しうたた寝したら寝ぼけ状態になった。早くたっぷり寝て時差ぼけ解消しないといけない。

 雨が降り始め、撤収時には割りと降っていた。8時台に出発。近くの町のスーパーへ向かった。ビスケットやケーキを買い、前で食べた。7時から開いているようなのでもっと早く撤収してもよかった。

 そのうちこの前と同じく土砂降り。ダウンのベストとカッパを着てるけど寒くて参った。

 酷い雨だったけどそのうち弱まり、北の方に青空が見えたので、図書館に寄るのは止めにして北上開始。

 青空のエリアに入ってからは、雲は段々増えて来たものの、ずっと晴れていた。今日は1日北西からの向かい風。平地で10km/hは悲しいものが有る。

 気温も15度以下。向かい風で結構寒いけど、日本の暑さから逃げてきた身としては、目的達成で最高。

 Uppsalaまで直線で27km程だったけど自転車道はあちこち迂回で45kmとか有った。途中、何かの観光名所で休憩。濡れたテントを出して乾かした。世界的に有名、とか書いてあったけど見学はせず。説明を読んでも何の展示かよくわからず。歴史的なものだとは思うけど。

 Uppsalaでは観光案内所で携帯電話の店を聞き、プリペイドSIMを探した。2軒目で有ったけど、とりあえず買わず。

 Uppsalaは結構大きな街で、長距離自転車道を見失い、適当に北西への272号線にしたが、これは失敗だった。じきに歩道が無くなり、少し引き返して旧道走行。吹きっさらしで向かい風と戦いながら前進。最後には未舗装まで走行。

 しかし、キャンプ適地は無く、272号線に戻り、暫く走って未舗装の小さな道に進入し、なんとかキャンプ地確保。

 Uppsalaを出てすぐキャンプ地を探し始めたものの、それから30km近く走ってしまった。

 幸い街を出る前にスーパーに当たり、水とビスケットは確保していた。テント設営し、ビスケットを少しかじり、速攻で寝た。寝不足蓄積の、走行初日で疲れた。

73,6km, 6:34, 11.2km/h

272号線近くの森の中

2日目

6/9(木)曇り時々晴れ、49102km, 1836

 夜8時頃には寝て、途中トイレに起きたものの、なんとか朝5時まで寝る事に成功。9時間睡眠。寝不足、時差ぼけ解消出来たかな?。寝すぎて少し寝ぼけてるような気もするけど。

 テント内の気温は10度以下。ピリッとしていて気持ち良い。

 8時頃には出発。相変わらずの北風で走るのが大変。まだ体が慣れて無いのか、だるくて力が出ない。30km程走った町で小さな図書館を見つけ、聞いてみたらWi-Fiが有ったので使わせて貰った。

 これが主食のビスケット類。100円〜150円。

 暫く272号線を進み、56号線に合流したけど、これが中央に分離のフェンスが有り、普通車は問題ないものの、トラックだと自転車を避ける為、中央のフェンスギリギリを走行。中央には土砂がたまっているみたいで、土ぼこりがすごく舞い上がる。目に入って参った。

 次の分岐で旧道に逃げたけど、この道はすぐGysingeと言う国立公園に入った。キャンプ出来そうだったけどまだ50km台で、もう少し走りたかったので通過。まあ今日はまだ水と食料を買っていないと言うことも有るけど。

 国立公園は橋がいっぱい。少し標高差が有って流れが元気。しかし水の色は濃い茶色。北欧も北米もこんな色の川が多い。

 Gysingeはスーパーが無く困ったけど、幸い4〜5km先の次の町、Osterfameboに有りそうな感じで前進。

 スーパーで半額バナナ、安かったキーウィ、水等購入。聞いてみたらタランギア用のアルコールも有ったけど、調理するものが無かったのでとりあえず見送った。39krだったけど、よそではもう少し安いかな?。

 水を確保して前進。しかしここも旧街道で、家がポチポチ続き、キャンプ出来る所無し。町の手前には良いところが何ヶ所も有ったのに。

 結局20km近く走って、強引に右の高くなった森に進入。木材切り出し道路をだいぶ奥まで入ってテント設営。

 道路から1km以上は離れたけど、そのうち道路の方から、ガンガンとかの音がしだした。多分犬がわたしを感知して吠えてるんだろうね。それを見て飼い主が何か危ない動物が来てると思って色々騒音出してるんだと思う。お邪魔して申し訳ない。

 トラックの巻き上げた土ぼこりが目に入り、眼球が傷ついたみたいで結構痛い。ちょっと洗うのが遅れた。

82.4km, 7:12, 11.4km/h

Osterfameboの北20km弱の木材切り出し道路

3日目

6/10(木)曇り時々晴れ、49184km, 1788

 昨夜10時半頃に自動車が横を通過。すぐにUターンして引き返して行った。車が来るような所では無いし、わたしを探しに来たんだと思う。

 なるべく近所に迷惑かけないように、道路沿いの家から直線距離で1.5kmくらいは離れたんだけど、犬の聴覚が優れているのも野宿の身としては困ったもの。

 犬があんまり気にするので?、最初はガンガン音出し。それでも効果が無かったので、ついに森捜索に踏み切ったんだと思う。

 ちなみに、夜10時半でもだいぶ明るい。真夜中でもそう暗くはなっておらず、白夜が近づいている感じ。

 目の痛みは変わらずで、少し腫れている。スウェーデンの医療費はどんなもんだろう。今回は運悪く傷害保険掛けなかったけど、そんなときに限って保険が必要になるとはね。

 普通に考えればほっといても数日で治るだろうけど、何せ大事な目の事なんでね〜。

 8時には出発。道路に戻ったけど家は無し。どうやら木材切り出し現場に誰か犬を連れて泊まっていて、わたしの事が気になったのかも。

 30km程でsandviken。手前はなんと湖の中の道路だった。歩道では自転車の集団や生徒たちの集団にぶつかり走れなかった。

 市内でなんとか案内所を見つけた。運よく図書館も同じ所で、Wi-Fi使わせて貰った。

 街ではお祭りが行われていた。朝から何やら木を飾り付けたトラクターやらダンプカーやら見かけたと思ったら、若者男女が海軍の?制服着てそのダンプカーとかに乗って、叫びながら街を回っていた。

 この車は男性ばかりだけど、女性が乗って叫んでいる車も多かった。

 農業系のお祭りなんだか海軍系のお祭りなんだかなんかよくわからなかったけど。

 ICA MAXIMで色々購入。丸いパン4つ10kr、ラーメン5個20kr、アルコール燃料1リッター40kr等。燃料を買ったのでやっと料理出来る。アルコール600円はちょっと高いけど。昨年のフランスでは相当安かったけど。

 携帯電話の店に行ってみたけど、忙しそうでパス。街が充分大きくなくてTeliaの店が無かった。

 ずっと雨がパラパラしているけど出発。そのうち本格的な雨になったので、バス停で長時間休憩。ドラクエやったけど、ついにランク9の宝箱発見。

 雨が少し弱くなり、雨対策をして前進。まだ時間も早いけど、キャンプ場所探しながら前進。やっと家が途切れたと思ったら、森へ入る道が無く、なかなか見つけられず。2度程入ってみて失敗。3回目でやっと見つかった。相変わらず木材切り出し道路の終点。

●しかし、道路の前方に家が有ったのか、暫くしたら発砲音。犬が鳴いての発砲なのか。もしくは、この辺りにはネイバーウォッチのシステムが有り、不審者監視のネットワークが有るので、立派な不審者である、監視対象のわたしが消えたので、犬を連れて捜索?。

 こういう監視システムは、オーストラリアとニュージーランドに有り、カナダも少し取り入れている。ご近所相互見守り、と言うことなんだけど。

 昔、スウェーデンにはこんなシステムは無かったんだけど、EUが旧東側を取り込んで、犯罪者が流入するようになって、スウェーデンでもあちこちで導入されるようになってきた。でも、実際の監視対象にわたしが最適、と言うか、わたししか監視対象なんて居ない、と言うくらいなのが困ったもの。

 東洋人で荷物を雑多に積んでいるチャリダーって、誰でもシステム運用してみたくなるかも。具体的には見かけたら進行方向の次の家に電話すると言うこと。で、電話を受けた家は道路見ておいて、来たら次の家へ。来なかったらそこら辺の森捜索とか?。

 発砲も野性動物と思ってではなく、そこら辺の森にいるわたしに対しての警告。お前がそこにいるのは分かっている、泥棒に入るんじゃねえぞ!、とかの意味かも。

 まあ、幹線を通らず、旅行者が通らないようなマイナーなルートを進むわたしは立派すぎる、完璧なる不審者なんだろうね〜。

 テント設営した頃から雨は止んだ。テントでのんびり。

49.1km, 4:22, 11.2km/h

Sandvikenの北16km辺りの木材切り出し道路終点

自転車トラブル

6/11(土)曇りたまに晴れ、49233km, 1679

 朝はいつも快晴っぽく晴れてるんだけど、じきに雲が増えてきて昨日みたいに雨になることも有る。今日はどうかな?。少し前の予報だけど、今日から少しづつ暖かくなるかな?。今朝も10度割ってたけど。

 予想通り今日も9時頃には一面の雲になり雨もパラパラ。しかし幸いそのうちに晴れ間も見えるようになってきた。

●40km程走った所で自転車が一大事。なんかディレイラー辺りから音がする感じなので、見てみたら酷いもの発見。

 出発前にチェーンを交換したんだけど、ディレイラーの通し方にミス。ディレイラーにはチェーンが外れないように突起が2ヶ所有るんだけど、一ヶ所その外を通していた。

 組むときに当然内側を通そうとしてるんだけど、テンションが有るので何度も外れ、最後に通してチェーンを繋いだ時にミスしたんだと思う。見ればすぐに分かるので、ちゃんとチェックしろよ>自分、と言う感じ。

 チェーンがその突起をこすってるのに3日も気づかないとはね。到着して数日は色々やることが多かったので気がつかなかったんだろうね。

 チェーンは切りたくないので、ディレイラーを分解して修理。ディレイラーにはネジロックがついていて固かったけどなんとか分解。修理出来た。

 直したらやけにスムーズ。そりゃ当たり前。金属を擦りながら回ってるんじゃ無く、プーリーで回転してるんだから。

 突起はチェーンで削られてもうじき切断されるくらい削れていた。チェーンはそれほどでも無く、まあ無事かな。本当に大ボケだった。まあチェーンが無事なうちに気がついて良かった。しかし気がつかずに240kmも走るってね〜。

 今日は山の有る地域に突入。スウェーデンでは珍しいかな。普通は丘程度で湖だらけの国だけど。

●今日は必需品を色々購入。BIGのライター200円弱、石鹸200円弱。

 コープでCRC-556を見つけたので買ったけど60Kr、900円。日本の3倍?。日本のよりも少し固め、と言うか粘着性が強いようにも見える。ディレイラー分解のついでに掃除もしてあったので早速ディレイラーのプーリーに給油。

 黄色いメロン買ったけど、1個15Krかと思ったら1kg15Krで、結果300円程になった。

 山エリアを越え、下ったらここまでずっと走ってきた272号線が終わってしまった。まだ内陸幹線を行くか海沿いを行くか迷っているんだけどとりあえず左折。

 しかし、また難問発生。山から下ったらもう田舎と言うか無人の山エリアが無い事が判明。以後数十キロはずっと家の有る地域。

 幹線を離れ、迂回して田舎道を進んだけど、予想通り家が続く。しかしこの道、未舗装だけど鏡のようにツルツルで快適。たまに掘れて穴が開いている事も有るけど。コールタール流してローラーでプレスしてあるのかな?。舗装路よりも良い感じ。

 一軒、数匹の大型犬が極悪に吠えまくる家が有って最低。ここにはネイバーウォッチの看板は無かったけど、田舎道で、まず旅人なんか通らない道なので、不審者度満点。

 連絡が有ったのか、少し先の家では咳払いして強引に挨拶された。

 キャンプ地確保お先真っ暗の状態だったけど、少し先で山方向に使われていない道が有ったので進入。反対側は湖で、湖側には確実に家が有るので。道は踏みあと程度で、山が岩で出来ているのでゴツゴツ、デコボコ、草木多い道だったけど、どんどん押してあがって、3〜400m進入してテント設営。

 蚊が無茶多かったけど、なんとかキャンプ地確保。犬の多い家からは数キロ以上離れているけど、なんか鳴き声が聞こえるような気がする。湖近くに有るはずの家からは1km程度かな?。

80.3km, 7:00, 11.4km/h

Bollnasの南十数キロの湖近くの森

茶色い水

6/12(日)曇り、49314km, 1492

 昨夜は10時過ぎまで夜更かししたので朝は8時過ぎまでゆっくり。メロン食べてみたけど甘さ控えめで殆どキュウリ?。でもまああくが無く良い感じの水分補給なのでOKだけど。

 20km程でBollnas。しかし日曜日で図書館も案内所もダメそう。ICAも閉まっていたけど、フランスでもよく見かけたLIDLだかのスーパーが開いていたのでラーメンとフランスパン購入。フランスパンは7Krと安かったけどうまく焼けてない。このチェーン店中国系の経営かな?。

 ラーメンは3つ9Kr。しかし水がガス無しを見つけられず、買わなかった。このままでは今日の夜が問題だけど。

 ここでやっとスウェーデンの長距離自転車道の緑の標識発見。これに従ってみることにした。

 しかし、相変わらずの結構な遠回り。湖沿いの道が多く、湖沿いはコンスタントに家が有ってほぼキャンプ不可。

 その上、殆どの家にネイバーウォッチの看板が有って感じ悪い。別荘っぽいのも多いけど、どうも自転車道が通るのを歓迎していないのかも。よそ者を見たら泥棒と思え!、かな?。

 休憩場所も全然無く、ネイバーウォッチの看板をこれでもかと見せつけられるばかり。今日は坂のランクが上がり、今までずっとアウターで来たのが、センターに移す事も多くなった。

 休憩出来ず、キャンプ場所も見つからず、アップダウンもなかなか。ついでに今日から暖かくなり20度近くになったかも。暑さも加わってお疲れ状態。参ったもんだ。

 ガードレールが有ったので自転車を立て掛け、路肩に座って強引に休憩。数十キロも休憩無しのアップダウンで、足もだいぶ疲れていた。

 調べてみると後5〜6kmで、1日続いた湖エリアから離脱出来るみたいで、期待して前進。湖エリアからの離脱はいきなりの山登りで日本並みのきつい坂だった。西日に照らされて無茶暑かった。

 上りきったら、家が有ったけど、それ以降は期待通り家無しの森区間。良いところを探して数キロ進み、毎度の木材切り出し道路に進入して1km程進んだらテント設営に良いところが有った。

 テントを設営し、水探しで下り道を歩いて前進。暫くしたらこれも期待通り結構な水量の川にぶつかった。上流に牧場が無いことを祈りつつ、水を採取し、洗濯し、体を拭いた。

 しかしこんなに茶色なのはなんだか。何の色素が溶け込んでいるんだろうか。濁り水では無いんだけど。

 田舎のスウェーデンの人がどうやって水を確保してるのか考えたけど、多分井戸。湖だらけの国なので、井戸で簡単に水が出るんだと思う。それらしい小屋もよく見かけるし。ユニットになった井戸ポンプ小屋?。

 この色素は井戸では出てこない、と言うか土で濾過されるのかな?。ノルウェーでも同じ環境だと思うけど、岩山からの滝等、雨水の成分が多いのか、無色の水も有る。

 一応煮沸し、ラーメンを作って食べた。スープはあまり飲まずだけど。水が500cc残っているので、これが切れたら茶色の水も飲むかな?。次の町まで20km程だと思うけど。

75.3km, 7:09, 10.5km/h

Delsboの西18km?

山越え

6/13(月)曇り時々晴れ、49389km, 1474

 昨日は北風も弱まり20度近くまで上がったけど、今朝はテント内で6度と冷え込んだ。

 木材切り出し道路はこんな感じ。

 洗濯物を乾かしてゆっくり出発。Delsboまで20km弱。

 道路に竹が有った。積雪時の道幅表示用だけど、輸入だろうね。折れているのを見ても腐っていないんだけど、竹を分解する微生物がスウェーデンには居ない?。

 ICAが有り、水購入。茶色の水は廃棄。しかし水が過去最高値の11.90kr。でとりあえず1本しか買わず。

 小さな町で、案内所は見つからず、図書館は小学校の横に有ったけど、週2日だけ開いているみたいで、ダメだった。

 内陸幹線へ転進するか、長距離自転車道をそのまま進むか迷ったけど、結局自転車道を進む事にした。

 湖沿いだったけど思ったより車が多く、うるさかった。そのうち幹線に戻ったけど、糞尿散布のトラクターに3回も追い抜かれた。道路にいっぱい落としていくんじゃない!、っちゅうの。

 幹線に戻るところの町にICAミニ(nara)が有り、水購入。田舎のミニ店舗なのに9.80とDelsboより2Krも安かった。一番安いところは6.80とかかな。

 やっと農地のエリアを脱出して糞尿攻撃から逃げ切れたと思ったら、この先4km斜度5%の上り、と言う標識が出てきた。5%で4kmだと標高差200mも上る事になる。本当か〜?、とか思いながら上っていたら上れど上れど頂上に着かず。本当だった。

 スウェーデンの標識嘘つかない!。斜度5%は軽いギアを使えば楽なんだけど、何せ標高差200m。わたしの感覚では標高差50mが一仕事。4仕事も有って疲れた、と言うか汗が出始めたのでクールダウン休憩を数回。

 なんとか上りきったけど、標高300m以上で全くの家なし区間なので、野性動物怖いで、ある程度下ってからキャンプすることにした。

 しかし、ちょっと下ったらまた上りで全然標高下がらず、ついに家なし区間終了。下るのは諦めてちょっと戻って木材切り出し道路に進入。

 テント張れそうな所が有って、OK、と思ったけど、あちこちに巨大鹿の足跡。地面に20cmとかめり込んでる、ものすごい体重と思われる足跡。

 ムースだろうね。狂暴性はわからないけど、こんな大物の通り道にテント張って、踏まれたら終わり。熊より恐いかも?、と言うことで残念ながら撤収。

 家の有るエリアに突っ込み、なんとか木材切り出し道路を見つけてそこの奥でテント設営。夜8時までかかり、疲れた。

 蚊が無茶多かったけど、蚊取り線香を2つつけたらそのうちだいぶ減った。金鳥やっぱりすごい。

 今日の夕食はラーメンにジャガイモと玉ねぎ入れたの。ジャガイモは増量用。玉ねぎは2回目だけど2回ともダメ。中まで繊維っぽい。

 フロントをセンターに掛けてるし、きつい坂が多かったので、平均速度大幅低下。

66.8km, 6:56, 9.6km/h

Hasselaの10km程西

未舗装

6/14(火)曇り時々晴れ、49456km, 1405

 朝雨が少し降ってフライが濡れたので、ゆっくり乾かしてから出発。

 10km程でHassela。COOP Naraが有ったので水とバナナ購入。この先でSundsvallへ分岐。未舗装、と言うか舗装前の工事中のように見えた。坂ひとつ上ったら終わるかな?みたいな軽い気持ちで未舗装に突入。

 しかしこれが苦難の始まり。いつまで経っても未舗装。それも昨日とかに砂利を入れ整地し直したような道。もしかして終点まで未舗装?とか思い始めた時には進みすぎていて引き返せず。

 粉砕された角の有る砂利が浮いて、地面もデコボコで走れない所が殆ど。7〜8割は押し。

 たまに車が来ると土埃が酷い。殆どの車は配慮してくれるものの、たまに急いでいる車も。まあ日本みたいな気違いは居ないけど。今日は幸い石の直撃は無かったけど、自転車には当たったような。

 この地獄の試練?みたいなのが延々、終日続いた。よくまあこんな道を自転車ルートに指定したもんだ。サスペンションの付いているマウンテンバイクなら走れるかもだけど、ホコリが目に入るのはチャリダー全員だと思う。

 前のことが有るので、今回は車が来ると止まって目をつぶって暫く待機。

 こんな戦いを6時間、32kmに渡って続けたのだった。最後の方に舗装が出てきて、やっと終わったと思って目を洗ったりしたけど1kmちょいでまた未舗装。これが2回、なんなんだろうね。

 今日は早めにSundsvallに入って図書館や買い物、とか思ったりしてたけど、何の何の、押しが殆どなので平均時速は5km。Sundsvallまで行けるか!、と言う感じ。

 今回、海沿いの長距離自転車道をチェックしようとこっちにやって来たけど、今回走った部分は良いところ無し。結果から言えば、もっと早く内陸幹線に行くんだった。大失敗。

 自転車のタイヤが4000km持つか気になっていたのに、今日は相当タイヤを酷使してしまった。

 歩いていて気がついたけど、靴底がもう終わってた。もうすぐ穴が開くくらいまですり減っていた。出発前に買い直すつもりだったけど色々忙しく、後回しにしてそのままになってしまった。

 未舗装を抜けSundsvall方向に進んだけど、じきに家が続くようになってきた。大きな町に近づいていて、キャンプ無理なので、4km程引き返し唯一有った山への道に進入。

 水不足が難点だけど汲みに行くのは断念。森の中は蚊だらけでだいぶ刺されてしまった。

 片側チェックし、ダメで道の反対側の森に入ったけど、丁度馬車?が通っていた。女性2人で2台。スウェーデンは乗馬が盛ん。今まで見かけたのは全て女性だった。

55.4km, 7:19, 7.5km/h

Sundsvallの15km程南西

6/15(水)晴れ、49511km, 1392

 20km弱でSundsvall。大きな教会が有った。

 久しぶりの大きな街。なんとか図書館を見つけWi-F使用。

 図書館の後、Teliaを探しプリペイドSIMカード購入。店員さんが速攻で装着してくれた。支払いは現金だめとのことでカード使用。料金は149Krで同じだったけど、データが3G付いていてラッキー。

 早速使って問題なし。後は山の中で電波が有るかどうか。Zenfon GOがやっと使えた。

 Sundsvall周辺の自転車道の案内標識。

 街の中心部に水が有ったので少し汲んだ。しかしここでは誰もこの水を飲んでいない。水道水なんか飲めるかい!、とかなんだろうか。わたしも飲み水は買って、汲んだのは料理用。

 ゆっくりしてから出発。山の方へ入るか迷ったけど、もう少し海岸沿いの自転車道を進んでみることにした。

 この辺り、当然のように町や家の連続でキャンプ不適。時間が来たのでゴルフ場の先のワンチャンスの旧石切場?に進入。道路からちょっと見えるけど、緑のテントなのでなんとかOKかな?。

41.4km, 4:07, 10.0km/h

Sundsvallから二十数キロ、自転車ルート沿いの石切場跡

湖畔

6/16(木)晴れのち曇り、49553km, 1277

 夜中、自動車道の車が飛行機みたいな煩さだなと思っていたら、よく考えると近くに飛行場が有った。飛行機みたいな、では無く、飛行機だった。夜中になんで動いてたのかは知らないけど。

 出発して、自転車道はやはり遠回りしまくり。どんどん山の方へ入って行った。途中、舗装工事やってて、片側交互通行で先導車はいたんだけど、距離が長く置いていかれた。

 で、一人で走っていたらいつの間にかこれから舗装するところを走っていた。つまりはコールタール塗ってあるところ。タイヤがくっついてバリバリ、ものすごい走行抵抗。そのうち対向車が来て、降りて待ったら靴にもコールタール。

 要はもっと早く舗装済みの対向車線に移るべきだったと言うこと。しかしコールタールの上を走るってね〜。

 この区間に右折の道が有って、それが自転車道だと思っていたけど、見落として直進。諦めて内陸幹線へ向かうことにした。

 しかし、この先60km以上店無し、と言うか一軒小さいのが有ったけど、水300円でパス。以降、殆ど集落も無し。

 しかし途中で自転車道の標識発見。こんなに内陸に向かうって、海岸沿いじゃ無くなった?。

 水が切れかかり、小さな沢で水を汲んだ。バンダナで濾して。しかし手が痛い程の冷たさ。何故?。水は茶色が少し薄かった。

 すぐ先で脇道に入って湖へ。良いところが有ったけど、こう言うところは人気が有るので誰か来るんじゃ無いかとちょっと心配。わたしは野宿は基本隠れるタイプなので。

 テーブルや焚き火場所も有る終点は誰かに譲って?、ひとつ手前にテント設営。湖に浸かって体を洗い、洗髪、洗濯も。久しぶりに汗が流せた。

 水が無いのでたっぷり沸かした。数百ccだけ街で汲んだ水が有ったのでそれが一番。ラーメンは汲んだ水で。今回はいっぱい飲むしか無さそう。前回は濾して無かったのでダメだったけど。

 さあどうかな?。

59.5km, 6:09, 9.6km/h

331号線沿いの湖畔

連続走行

6/17(金)雨のち曇り、49612km, 1277

 夜中から朝は時々雨が降っていた。洗濯物は全く乾かず。連泊も考えてゆっくりしてたけど、路面も乾いてきただろうし、午後になって何となく出発。誰も来ず良いキャンプ場所だった。

 自転車道の標識はこんな感じ。

 30km程で87号線に合流。暫く走って331号線は北の方へ分岐したけど、買い物がしたくて87号線を前進。グーグルマップで検索するとミニICAがLangseleに有ることが分かってラッキー。その先の大きな町Sollefteaまでは更に13km有るので行きたく無かったし。

 87号線は少し交通量が増え、未舗装の自転車道が平行してたので仕方なくそちらへ。小さな石の未舗装で、スムーズだけど微妙。

 目的のICAで買い物をして、同じ未舗装の自動車道を引き返すのが嫌で、対岸の道を331号線に向かって進んだ。少し遠回りかもだけど、車は殆どおらず快適。

 予想通り未舗装になったけど、土の平らな道で問題無し。結局20km弱の迂回で買い物完了。しかし331号線に戻ったら、長さ15kmは有ろうかと言う細長い湖沿いになって参った。早くキャンプしたいんだけど、こういう地形では農家が続き、キャンプはまず無理。

 アップダウンも有り、日中は止んでいた雨も時々パラパラし始め、今日は遅い出発も有り、良い場所も無くて殆ど休憩無しで走っているので、だいぶお疲れ状態。休憩入れてないと足が結構問題。

 なんとか湖を乗りきり、山を期待したけど、まだ川幅が広く、牧草地帯は続いて参った。雨も時々しっかりするし。

 結局買い物してから27km、休憩無しでひたすらアップダウンをこなし、やっと牧草地帯が終わり、暫く走って自然保護区のアクセスの道に進入しテント設営。毎度の事だけど蚊が多い。道路から少し見えるけど仕方ない。

 午後に出発してこんなに走る事になろうとは。

76.7km, 6:35, 11.6km/h

87号線分岐から北に25km程の331号線沿いの自然保護区

雨で連泊

6/18(土)曇り時々雨、49689km, 1203

 そうのんびりしない方が良さそうだけど、雨もパラついたりして気分出ずのんびり。昨日買ったICAブランドのインスタントラーメン食べてみたけど、悪くない感じ。1個5.90Kr、4個で20Kr。1個70円と言うところかな?。

 10時前に撤収準備始めたら、雨が降ってきた。暫く様子見してたけど、弱い雨が続いていて、道路も車が通ると水しぶきが上がっているみたいで、出発断念。

 連泊になるけど、森の木が少なく、一部道路から見える所で連泊ってね〜。まあ木々の間からなので、止まらないと気がつかないかもだけど。自転車を隠していないので、実はよく見えてたりするかも?。まあ考えない事にしよう。

 そうなると水の確保が必要なので、傘で雨水収集装置を構成してみた。傘を傾けてバンダナを巻いたコッヘルに水が集まるようにした。重しに水の入ったペットボトル。

 弱い雨だけど、数時間で1L程採れた。しかし傘の骨の錆が少し出ていて、殆ど洗えて無いのが問題で、充分溜まれば1回目の水は廃棄しても良いかな?。

 面積のもっと広いレジャーシートも未使用品が有って、これで集めれば早いだろうけど、何せ中国製。これも充分洗わないと使えない。水を集めたいのに、その前にきれいな水で洗いたいってね〜。

●今日の連泊は本当はタイミング悪い。この先数十キロの所に町が有って今日そこで買い物して明日の日曜日に備えようと思ってたのに。果たして明日、何か食べ物買えるだろうか。ヨーロッパは日曜日はキリスト教の関係で休む店も多いので。

 ドラクエやったりネット接続したり。問題はバッテリーかな?。明日とか明後日晴れて貰わないと充電が。

87号線分岐から北に25km程の331号線沿いの自然保護区(2泊目)

Ramsele通過

6/19(日)曇りたまに晴れ、49689km, 1203

 なんとか晴れ間も出てきて出発出来た。調べてみたらRamseleのICAは日曜日も開いているみたいで良かった。

 相変わらず自転車道標識が有る。Ramseleまで28km程、お昼過ぎに着いて水2本、パン、ビスケット、スニッカーズ等購入。

 一山右の90号線に移るのにRamseleからも道が有ったけど、15km程331号線を走ってから右折にした。しかしその道は未舗装だった。Ramseleからの方が良かったかも。

 まあ、小さな砂利は投入されているものの、基本は土の道でこの前の悪路のような事は無く、10km/hくらいでは走れて問題無し。

 昨夜から風が強く、午前中は北からの向かい風だったのが、この未舗装の辺りで追い風に変わった。舗装なら楽しかったんだけどね。

 未舗装路は20km程で、半分進んでからキャンプ地探し。最初に入った所が良かったんだけど、犬が吠えて止め。道路に戻り少し進んで反対側に進入。

 最初の所は山で、蚊だけだったんだけど、こっちは低地でブヨもいて、少々環境悪化。その上やはり犬が吠えて、移ったら甲斐が無かったけど、すでにテント設営していたのでそのままキャンプ突入。

58.0km, 6:03, 9.6km/h

Junseleの西10km程、331号線から90号線に抜ける未舗装路から木材切り出し道を入った所

追い風

6/20(月)曇り時々晴れ、49747km, 1136

 朝方、フライが凍っていた。しかし寝袋は毛布にして被っているだけなのに全く寒さを感じなかった。頭まですっぽり被っているんだけど、それにしても羽毛って優秀。テントの中は4度くらいだった。

 道路に戻り走り始めたら、1kmも行かないうちに舗装路になった。ラッキー。

 また自転車道の標識と再会。もう全然意識していないのに、なんかわたしが選んだルートに出てくる。

 Junseleの案内板に熊のシルエット。背中にコブの有るこの姿は黒熊ではない。こんなものを売りにしないで欲しいんだけど。居るとしても相当少ないはずだけど。

 Junseleまで12km弱。ミニICAに寄ったけど炭酸無しの水が無かったので水が確保出来なかった。仕方ないので次の町Aseleまで行くことにした。70km近く有るけど。

 途中、有る標識が有った。写真では白飛びしてるけど、Vatten(水)と書いてある。わたしがこの前汲んだのと変わらない感じ。わき水では無く地表を流れる水だと思うけど。

 看板は個人が作ったとかでは無く、公的なものだと思うけど、こんなのが飲めるのかな?。日本だと名水は絶対湧き水だけどね〜。

 まあそれでも、わたしならボトルを持っていれば汲んで、次の町まで行かない所だけど、ボトルはJunseleのICAでリサイクルマシンに入れてしまったし。

 小さな標識発見。

 わたしの目的地のノールカップまで1210kmと書いてある。このルート、90号線は観光ルートみたいで、キャンピングカーがいっぱい通るし、ノールカップへ向かうサイクリストも通るのかな?。って、長距離自転車道の標識有るし。

 昨日の後半に変わった南風が今日も吹いていて、次の町をクリアするために今日は少し踏んで走行。休憩も30km程で1回だけ。お陰で70kmの距離もすんなり。まあ追い風様様だけど。

 ミニICAより手前にミニCOOPが有ったのでそっちで購入。炭酸無しの水は2本しか無く全部買い占め。ICAで買った3本パックのビスケット10.7krと水1本、後ろに積載。

 かごに無造作に放り込まれていた、痛んだバナナも買ってみた。予想通り半額だった。

 町を出て、なるべく早く、と言うことで、92号線と平行する未舗装の森の道で、森が薄く?道路から見える所ばかりだけど、1ヶ所だけなんとか見えなさそうで、そこにテント設営。

 タンパク質不足なので玉子を買ってみた。6個で200円くらい。茹でるのに買った水を使うと言うのも何だかでは有るけど。

 4個茹で、早速2個食べてみた。まあ普通に美味しい。黄身の色は薄いけど。

88.5km, 6:41, 13.2km/h

Aseleの北東5〜6km、92号線と平行する森の道

雨で連泊2

6/21(火)曇りのち雨、49836km, 1057

 天気予報を見たら今日は雨で、連泊のつもりでゆっくり。朝からたまにパラパラしてたけど、雨がしっかりし始めたのは10時頃。出発してればある程度は走れたかも。

 日がな1日ドラクエ。ランク9の宝箱が見つかったので、メタスラ装備を中断技と言うのを使ってせっせと集めた。

 雨は夕方には止んだ。最後の方で水採取装置を出動させた。今回のフィルターは洗濯袋。バンダナに比べて荒いけど、水の通りは良い。

 もう結構北まで来ていて、北極圏も近く、夜中もだいぶ明るい。太陽が水平に回っている感じが有る。寝ていて、勝手に寝袋を被っているのは明るいからかな?。

 明るいけど、時間が来れば寝るようにしている。早いときは20時、夜更かしで22時、と言う感じかな。

Aseleの北東、連泊

Lycksele

6/22(水)曇り時々晴れ、49836km, 1057

 92号線に戻り、すぐに365号線に分岐。

 相変わらず長距離自転車道の標識。Lyckseleまで80km程だけど、水と食料不足なのでLyckseleまで行かないといけないかも。

 今日も追い風だけど、昨日程は踏まず。30km弱の所に水泳場が有ってそこで休憩。トイレも有って泊まれそう。1台キャンピングカーがいて湖でカヤックやっていた。

 結構上り、標高500m近い所を走行。

 あちこちで道端を工事中。何かを道路脇に埋めている。普通に考えれば電力線なんだけど、絶縁の点で電力線じゃないと思うんだけど、光ファイバーかな?。

 3本て何だろう。やっぱり3相の電力線と言うことも考えられるだろうか。ゴムだか塩ビだかのパイプで高圧の電力線が絶縁出来る?。

 このルートだけでなくあちこちで見かけたので全国ネットで整備中かな?。スウェーデンでは田舎には電柱が有るものの、それでも1種類で、基本的には電柱無しの国。

 確かに風景が良い感じ。その観点で日本を見ると空中の雑多さには驚く。小型飛行機の緊急着陸路?、をイメージして風景を見ればよくわかる。日本に着陸出来る道路は無いかも。

 この白いタンクみたいなのも何度か見かけていて何だか分からなかったんだけど、ケーブルの中継場所だった。

 しかし、工事の簡単さには驚く。チョイチョイっと掘ってケーブル埋めて、サクッと埋め戻し、上を重機でペンペンしておしまい。電力線にしろ光ファイバーにしろ、保護用のパイプの材質が優れているんだろうね。

 途中、おばあさんの自転車旅行者とすれ違った。丁度車が来たときであいさつだけだけど、年配でリアにでっかいサイドバッグ付けていた。

 結構ゆっくり走っていた。向かい風と少し上りのせいかな?。感じはドイツのおばあさん?。ただ、ノールカップに行ってきたにしては時期が早いような。

 ノールカップ出発で南下かな?。

 結局80kmを走りきり、ミニICAで水と食料を購入。少し戻ればすぐキャンプ出来そうな所が有ったんだけど、更にある程度の距離を覚悟して前進。斜線が町のエリアを出たと言うこと。

 川沿いにラップランドホテルと言うのが有った。川を渡るのに自転車道が有ったのに、車道を進んでしまい写真撮れず。キャンプ場も有ったけど、超巨大。当然良い御値段だろうからパスして前進。

 町の周辺なのでなかなかキャンプ場所見つけられず。365号線は結構交通量も多い。前方のパーキングに停車中の車がいて、わたしが見える範囲に到達すると発進、が連続して2回。荷物と時間帯で野宿みえみえなので、どこの森に入るかチェックしてる可能性も有るかな?。

 みえみえでは有るけど、あまり走るのもなんなので、やっと出てきた木材切り出し道路に進入。テント設営に良い場所が無かったけど、強引にテント設営。

 しかしこの数日、ブヨが無茶多い。即噛むタイプでは無くて助かってるけど、黒山のブヨだかり?で大変。今日は追い風で、365号線で上りの時にもブヨに追跡されて参った。

 16日間で1100kr使った。円高で今だと1Kr13円くらいとして、1日900円くらいで生活。まだキャンプ場に泊まっていないからだけど、そろそろ泊まらないと。内陸幹線を通っていればこの辺りで安いキャンプ場がいくつか有ったんだけどね。

94km, 7:33, 12.5km/h

Lyckseleの北14km程、木材切り出し道路沿い

積乱雲

6/23(木)曇り時々雨時々晴れ、49930km, 922

 朝、のんびりしていたら雨が降ってきた。雨雲レーダー見ても雨雲はほんのちょっとしかないのに、うまくそこに当たってる感じ。早く撤収していれば雨に濡れずに撤収出来たけど、その代わり走っている時に降られているので、反って良かったかも。この辺りでは雨避けの場所は無いので。

 しかし、早朝に晴れていて、朝、急激に雲が出ると言うパターンが続いている。ひどいときにはこの雲が雨にまでなる。

 雨が止んだので撤収してお昼頃に出発したけど、撤収中からパラパラで、そのうちしっかりした雨になった。仕方ないのでこっちも雨対策をしてカッパ着て走行。2時間程で止んだ。

 しかし、このルート、前に比べて車が多い。少し幹線の印象。それにドライバーが対向車がいても追い抜いて来る事が多い。まあ道幅があるので、日本のようにスペースの無い所に突っ込んでくるのとは違うけど。

 雨が止み、お腹が空いたので休憩。自転車を立て掛けるのに良いところが無く、初めてスタンドで自転車を立てて休憩。昨日買った純正の?ダイジェスティブビスケットで昼食。

 前回見た看板。

 大きなレストエリアで休憩。しかしここもブヨが多くて寛げない。

 金の関係のエリアらしい。

 もう積乱雲?。

 レストエリアから15km程。前回キャンプした辺りでキャンプ、と思ったんだけど、黒雲に追いかけられ、北程、雨の可能性が少ないみたいで、更に14km程前進。家がパラパラのエリアだけど、いつものように木材切り出し道路に進入。

46.4km, 4:07, 11.2km/h

365号線Norsjoの南20km、木材切り出し道路

前回のキャンプ場所探し

6/24(金)曇り時々晴れ、49976km, 922

 ここもブヨが多く朝のトイレが大変。普通は冷え込んでいてブヨも元気無いんだけど、今朝は暖かかったので。

 日陰が無く、太陽に照らされるとサウナ状態。9時には出発。

 世界一長い、とか書いてあるロープーウェイ。昨日買い物していないので水が切れて、3km程入ってロープーウェイの乗り場に行ってみた。7月上旬から1ヶ月、毎日1回だけ運行するみたい。夏休みがそんな期間なのかな?。

 ので、店は無かったけど、ワイルドキャンプ、とか言うのが有り、水が出たので汲んだ。1日50Krで自分で申告してボックスに入れるみたい。

 引き返して365号線に戻り、少し走った川で昼食。水を沸かしラーメンを作ったけど、風が有ってひどい結果に。アルコールストーブは風に煽られると炎が大きくなり、あっという間に燃料が消費される。

 水が無いので仕方なく続けたけど、無茶燃料を消費。アルコールストーブは屋外では無理と判明。

 一番北の県?に入った。3行は、上が小区分、真ん中が中区分、下が大区分でラップランド、と言うことかな?。  

 前回キャンプして良かったと書いてあった所が有って、その時のGPSのデータを忘れたので、探り探り前進したけど、めでたく同じ場所に到達出来た。

 レストエリアで水泳場。普通レストエリアだとキャンピングカーが多いんだけど、ここにはいない。途中の道が悪いので来ないんだろうね。

 無茶きれいな湖、と言うわけでは無いけど、ダッシュで水浴びと洗濯。久しぶりに体を洗えて良い気持ち。今日は暑かったので水浴びも寒くない。

 薪が有ったので、鍋敷きを2つこしらえた。

 テント設営。今日は下が結構平ら。しかし夕方7時でも太陽に炙られてテントはサウナ状態。今日も積乱雲発生だけど、まだ雨は降らず。今日は雷が来ても脱衣場が有るので大丈夫かも。まあ木の小屋で防げるのかどうかは微妙だけど。

59.3km, 4:42, 12.5km/h

95号線のGlommerstraskの西4〜5km、レストエリア+水泳場

●株が大きく下がっていて、どうやらイギリスがEU離脱とのこと。どこの国も今風のお馬鹿な国民が増えているんだね。離脱派、「独立を勝ち取った!」って、本当にお馬鹿なポピュリズムのリーダー。

 まあイギリスは元々独立精神旺盛な所なので、仕方ない部分も有るだろうけど、ポピュリズム、日本も同様なのが辛いところ。

 イギリスは不況になろうがどうしようが自分の選択の結果なので好きにしてもらって良いんだけど、日本の場合は全く救いよう無いし。

Arvidsjaur

6/25(土)曇り一時雨時々晴れ、50034km, 922

 夕方は車が3台やってきたけど、すぐ引き返して行った。400〜500mも未舗装走るし、期待していたレストエリアのイメージと違うんだろうね。

 ミッドサマーデイと言う夏至の休日が気になっていて調べたら今日だった。2日間買い物していないので買い物したいところだけど、今日開いているかな〜?。

 前回の印象通り、やはり良いキャンプ場所だった。大きな建物も一部開いていて、薪ストーブが有り、調理出来そう、と言うか雷の時は更衣室では無くそこに避難すれば全く問題無さそう。昨日も夕方少しゴロゴロいってたけど。

 道路に有るレストエリアの標識。

 アクセス道の途中に有った標識。こんなのを置かないといけないくらい、この道で良いのかい?と言うようなアクセス道。お陰で来る人が少ないんだけど。普通のレストエリアは道路のすぐ側が多い。

 365号線から95号線に出て、反対方向に2km程行ってみてICAをチェックしたけどやはり閉まっていた。雨が降ってきてバス停で暫く休憩。この写真、センターライン辺りで撮ったけど、車来なかった。左上のBodoはノルウェーの海沿いの町の事かな?。

 この辺りからトナカイがウロウロ。道を堂々と歩くので、車は最徐行。車は全然怖がらないんだけど、自転車は無茶警戒。なので広角のカメラでは撮りにくい。撮り始めると逃げるので、後ろ姿になってしまう。高倍率のカメラでは撮れるんだけどね。

 40km程でArvidsjaur。10年前と比べておもいっきり観光地化していた。大きなホテルが出来、10年前には無かったキャンプ場が出来ていた。一応チェックしてみたけど、大きくてキャンピングカーで賑わっていて、例え安くても泊まりたくないような立派な所。

 120Krとそう無茶高い訳でも無いけど、パス。

 通りにはうるさい車がウロウロしてる。田舎の兄ちゃん、観光客が増えて喜んでるかな?。

 まあしかし、観光地化しているお陰で祭日でもスーパーは普通に開いていて助かった。

 コープで水確保。タンパク質不足なのでソーセージも買ってみた。ICAでラーメンやお菓子類。あんまり俗化してて何だかで、とっておきのキャンプ場所に向かったけど、もしダメなら前進を覚悟。

 しかし、中心部から2km無い所で大丈夫かな〜。中心部を出て左折、未舗装の道を押して進み、自転車を持ち上げるような感じで踏み跡の踏切を越え、木の根が凸凹の踏み跡を暫く進んだら、キャンプ場所はちゃんと残っていた。

 あの喧騒から2kmでこの静かな環境は信じられない感じ。アクセスの悪さで守られているのかな?。

 テント設営して湖で体を拭いたけど、西日が午後8時になっても健在で、西日が当たればテントの中は30度。日陰が必要だった。

55.4km, 4:35, 12.0km/h

Arvidsjyaur、人の来ない湖畔の公園

快晴

6/26(日)快晴、50089km, 806

 今日は久しぶりに雲が無い状態になった。もうこの辺りで既に夜が無くなっている感じ。朝2時過ぎに起きたら太陽が北の方に見えていた。

 やはり誰も来ず良いキャンプ地だった。

 対岸の建物。何かの博物館みたい。

 10時過ぎに町へ出た。最初に有るのが教会。

 COOPでまた水購入7.20kr。ICAの水は10Krを越えていた。

 メインストリート。左のICAでビスケット、お菓子購入。

 ついに内陸幹線に入る。E45はヨーロッパ広域ルート。10年前はどうだったかな〜?。

 海沿いの幹線と違ってそう車は多くない。

 空が青い。

 スウェーデンは湖の国なんだけど、お天気が良いので今日は湖の景色がきれい。

 面白い像が有った。喫茶店だけど原住民(サーメ)がやってるのかな?。この辺りの西側、ノルウェーとの境界まで、有名な国立公園が多い。原住民はこの国立公園内でトナカイの放牧の農業?の権利を持つ。

 バス停が絶好の休憩場所。この辺り、標高500m以上まで上った。

 今日の目的地は前に何度も泊まった所だけど、その4〜5km手前にレストエリアが有って飲み水が有った。

 少し手前から水を汲める沢を探していたので、水を汲めて無茶ラッキー。

 このレストエリアでキャンプも検討。ここが日陰ならね〜。

 車止めの有る旧の橋を渡り、対岸をチェックしてキャンプしてみる事にした。キャンピングカーが一台居たけど静かそう。

 テント設営し、川で水浴びと洗濯。このためにここでキャンプしたようなもの。車のいるレストエリアなんかでキャンプする事なんてまず無いんだけどね。

 この地域、少し熊がいる可能性を考え始めたからでも有るけど。今日もこの地区の看板に熊の絵が有ったし。まあそれくらい自然の豊富な所と言う意味だけど。

 やはり後から2台やって来た。一応川沿いが彼らの好みのはずなので、川から離れた奥にテント設営しているけど。

 しかし、今日の目的地の事を思い出したような気がするけど、結構お気に入りの場所かも。もう一台キャンピングカーが来たら、川沿いが空いてないのでこっちに来るはずで、そうなったら撤収して本来の目的地に移動するかな?。

 ここでキャンプの検討始めた時に目的のキャンプ地の事を思い出していれば前進したんだけどね〜。

58.0km, 4:52, 11.9km/h

E45Moskoselの北10km少々、川沿いのレストエリア

雨雲との戦い

6/27(月)晴れのち曇りのち雨、50147km, 712

 朝、対岸に有るトイレへ。流速が有って気持ち良い。山が近いからだろうね。虫を気にしないで良いトイレもやはり快適。

 朝少しドラクエやって、9時半頃の出発になった。5km程の前回のキャンプ場所を見に行ったけど、間伐で今一歩な環境になっていた。

 道も木が倒れて通れなかったし。しかしこの辺り、こういう木の倒れ方が多い。いくらなんでも根が狭すぎ?。何が原因だろう。林でキャンプするので、倒れて来たら大変なんだけど、あちこちでバタバタと倒れている。10年前も同様だった。

 自転車を止めて歩いて見に行った。

 ついでに自転車撮影。

 ここが前回のキャンプ場所。間伐で風通し良すぎるかな?。

 次のキャンプ地が直線で50km少々で、何故か近いな、と思ったら理由が有った。北なんだけど道は東へ32kmも迂回。山を避けてるんだろうね。おまけに結構なアップダウン。

 この辺りの産業は木材切り出し。拾い国土で、あっち伐採、こっち伐採で資源は無限?。材料費ゼロ?。

 まあ間伐や下草刈りのメンテナンスしないと良い木にはならないだろうけど。

 朝からどんどん雲が増えてきて、まずいなと思っていたけど、やっと北へ進めるようになったあたりから、南から雨雲が接近。休憩していたらパラパラ来て休憩中止。

 雨雲から逃げる為に全力で前進。雨雲に追い付かれるので休憩出来ずに全力で40kmって、午前中もアップダウンで疲れてるのに。

 アップダウン。

 北向に進み初めて暫くして、継続的な緩い登りだけど割りと平らになり、強力な南風に押されながら、緩い登りで16〜17km/h、フラットで25〜30km/hとかで全力走行。緩い下りだと踏まなくてもスピード維持できた。

 休憩無しだと足が傷むけど仕方ない。雨はパラパラはするものの、濡れる程では無く、なんとか追い付かれずに、目的地近くまで。残り1kmで一回少し雨が強くなり路面が濡れ始めたのはご愛敬?。

 目的地へ左折したけど、前回の場所は林の中で入れず、少し進んで道端に近い所にテント設営。

●脇道に進入するときは、路面をみて使われ度合いを見ているんだけど、ここ数日とか使われていなければOK。月単位で使われて無くて、数日以内に1回だけ使われている場合もOK。よく使われていて、昨日今日のタイヤ跡はダメ。

 この道も結構使われているものの、最近数日は使われていないので大丈夫な(車が入ってこない)可能性大。

 テント設営後、じきに雨が少ししっかりしてきた。努力の甲斐有って、雨雲との競争になんとか勝利出来たかも。

83.8km, 6:21, 13.1km/h

Jokkmokkの南20km少々、高圧線への道?

北極圏突入

6/28(火)雨のち曇り、50231km, 712

 集落が1km少々で有るので、おじいさんが犬の散歩にやって来た。野宿で久しぶりに目撃された。

 Yokkmokkの町までの中間くらいで北極圏に到達。10年前にも撮影した看板はシールだらけになっていた。

 Arctic Circleは、真夜中の太陽が見られる南限。180km程の幅で変動しているらしい。

 町までは22km程だった。COOPとICAで沢山購入。燃料も買えた。ICAラーメンは5個15Krと安かったので10個購入。普通だとよくて4個20Kr。

 ネクタリンはキロ15Krと安かったので購入。お米も初めて買ってみた。お米は研ぐ水も必要なので炊きにくいけど。研がなくても炊けるんだけど、怪しいお米は出来たら洗いたいし。

 水も2本買って無茶重量増加で、自転車の負荷が増えたので、そーっと走行。

 2時過ぎに北上再開。積乱雲が元気。

 すぐにダム。歴史の有る水力発電所なんだろうね。

 国立公園への案内板。ダム湖と言うか無茶太い川と言うか、114kmも有るんだね。

 熊はどうやらこの国立公園に居ると言うことみたい。今日の目的地の先で国立公園の一部を横断するんだけど、今夜が一番熊に近い?。

 トナカイ。相変わらず自転車だけは警戒して逃げるんだけどね。普段は堂々と道路上にも居るんだけど、わたしが接近するとこんな風に林に逃げる。

 昨日同様、背後の黒雲から逃げてたんだけど、もう一個水力発電所が有って、そこで少し降られた。一応前回のキャンプ地を目指していたけど、あまり良いところでも無かったので、少し手前で岩の上へ。

 ダムの上流、ダム湖から川になり、両岸岩の断崖の渓谷なんだけど、その断崖の上へ。こちら側はまあ緩やかで崖崩れとかの心配は無いけど。道のように見えるけど、下は岩。

 道路から見えない場所はあまり良くなかったけどテント設営。しかし西日が当たって暑い。さっきまで雨もパラパラしてたのに、晴れなくていいから!。

 体を拭く水が無かったので、自転車を出して道路に戻り、少しバックして水を汲んできた。

 早く太陽隠れてくれ!、って北極圏なので太陽は沈まないんだけどね。仕方ないので網戸も開放。蚊が来るけど温室よりはまし。

 北極圏もこの点は不便。日陰が必要。

60.4km, 4:37, 13.0km/h

YokkmokkとPorjusの間、

Gallivare

6/29(水)曇り時々晴れ一時雨、50291km, 509

 昨日は夕方6時くらいに釣り、夜10時を過ぎて子供連れの家族が遊びに?やって来た。子供を夜更かしさせるんじゃ無い!。って明るいんだけどね。

 地面は全て岩。あちこち割れてはいるものの、一枚岩かな〜?。ここでも木が倒れているけど、ここのは岩の上で根が張れないので倒れて当然。

 11kmでPorjus。表記が2つ有るのは多分原住民の言葉。

 やけにきれいな町。各国の国旗が飾られているけど、日の丸もちゃんと有った。

 4つ目のダムが有った。

 家が全て立派なのはダムの補償かな?。町がきれいなのも。

 感じの良い沢。これなら汲む気になるかも。

 国立公園沿いに一山越え。標高500mを越えた。相変わらず積乱雲が元気。

 60km少々でGallivare。トイレで水を汲んだ。コープで買い物したら雨になっていた。暫くコープ横で待機。

 バス停で雨宿りしようと走り出したけど、幹線に何故だかバス停無し。雨が強くなってきて幹線のラウンドアバウトに自転車用の地下道が有ったのでそこに逃げ込んだ。

 止まないので座り込んでスマホいじり。暫くしたら原付2人乗りの男女混合2組来訪。下にやけに吸殻が落ちていて、予想は付いてたけど、高校生くらいの子供が(もしかしたら中学生?)タバコを吸いにこの地下道に来てるのだった。

 無視してスマホいじり継続。結構長い地下道の反対側で吸ってるんだけど、煙たい。子供のタバコでむせるお年寄りってどうなの。

 帰る間際に、ヘイ!とか言って、日本人どうのこうのと聞こえたけど、アジア系は確かだけど、髭面で結構日焼けしているのに、日本人と分かるのかな?。

 まあまだ子供で害は無かった。日本だとオヤジ狩りとか有るのかも?だけど。

 夕方7時半くらいに雨が止んだので出発。10km程先の、前回のキャンプ場所は蚊がすごくて撤退。角の無い大きなトナカイ(野生の馬?)がいて、慌ててわたしから逃げているんだけど、あちこちにネットが有って、それにぶつかりまくり。脅かして申し訳ない。しかしネットが見えないんだね。

 少し前進して、トラック用のパーキングの横から木材切り出し道路に進入。トラックに目撃されても仕方ない。

 ここも蚊が多かったけど、少しだけまし。蚊取り線香を3つ焚いてなんとかテント設営。テントに入ったのは9時半とか。遅くまで行動してしまった。

 この辺りの蚊は攻撃性が高く、刺すまでの時間がものすごく短い。

80.5km, 6:59, 11.5km/h

Gallivareの十数キロ東、E45とE15が別れて北へ少しのトラックパーキングの横の木材切り出し道路

6月も終わり

6/30(木)晴れ、50372km, 473

 プリペイドSIMのデータの残り。*120#と言う番号に電話掛けるとこんなのが表示される。3GBのうち2GB使った。1週間に1GBくらいのペースで、日本に居る時と同じようなものかも。

 今日の雲は積乱雲とは違って良い感じ。相変わらず南風で追い風だけど。

 E10とE45の共通区間だった。Jokkmokk辺りから交通量が増えて今一歩なんだけど、この共通区間になって更に増加。10台くらいまとまってやって来る事もある。

 小さな集落のSkauloにICAが有ったので水を1本購入。しかし暫く進んだ所のレストエリアで飲み水が有った。更に追加で汲んだ。

 50km台でSvappavaara。ここでE10とE45が分岐。E10はまっすぐノルウェーへ。右折してE45を進んだ。車がだいぶ減るかと期待していたけど、それほどでも無かった。

 前回のキャンプ地を目指すと90kmも走ってしまうので止めて、70kmを越えた辺りからキャンプ地探し。2回外れで3回目に良い場所発見。相変わらず蚊は多い。

 道路に沿って戻りじきに右にUターンで道路から見えなくなった。木が倒れて邪魔をしていて下をくぐったけど、車が来ずに良い感じ。

74.4km, 5:31, 13.4km/h

E45 Svappavaaraの東20km弱?、林への道

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