2016年北欧ツーリング (ヨーロッパ最北端を目指して)

7月へ  Home

● 2016年北欧ツーリング 8月

レストエリア

8/1(月)霧のち曇り、52169km, 1418

 夜はまた雷雨。このところ毎日だけど、暑さが不十分なのか、無茶暴れまくる雷は無し。洗濯物が有るのでゆっくりしてるんだけど、夜は雨、朝は霧で、日射しも殆ど無く乾かない。夜の雨で朝は絞ったくらいだし。

●残り1ヶ月。距離を色々計算してみた。

6/08 空港 49024km
   1118km、19日間、59km/日
6/27 レストエリア17 50142km
   965km、14日間、69km/日
7/11 ノールカップ 51107km
   1093km、20日間、55km/日
8/01 レストエリア17 52200km
   1118km、31日間、1日36kmで良い計算
9/01 空港

 現在はもう行きと同じルートに乗っているけど、ノールカップへの行きと帰りでは、行きのALTA経由が128kmも短かった。Inari経由の帰りは道路工事でだいぶ(50kmとか?)迂回したけど。

 Inari経由の方が短い、みたいな印象が有ったけど、違った。

 ある程度乾いた所で出発。道路に戻ったら13時頃だった。

 行きに止まった川の所のレストエリアまでは30km少々。ちょっと上ってスーっと下って、とかで楽に行けるかと思ったら、標高差200mくらいの上りに加えてきついアップダウンが連続。おまけににわか雨も2度有り、疲れた。

 これはまだ緩い方のアップダウン。最後の下りも、向かい風で緩い所は踏まないとダメだったし。

 このところ、走行距離は減らしているものの、休養日無しで来てるので、なんか疲れてる感じ。午前中雨とかなら連泊するんだけど、このところそれは無し。

 休憩無しで来たのでレストエリアのピクニックテーブルで休憩。お菓子が少ないので10km程先の集落まで行くつもりだったけど、疲れたので止め。とりあえず、水をたっぷり確保した。

 行き止まりになってるし、川沿いのここでキャンプ、とも考えたけど、横の木が同じように倒れる可能性も有るので止めた。

 行きの時の場所は車が来る可能性大なので止めて、ちょっと進んで木材切り出し道路に進入して道端にテント設営。設営中に車が1台通過。戻ってこないけど、奥に家でも有るんだろうか。それだと、失礼しました、だけど。

37.2km, 3:37, 10.2km/h

行きにも泊まったレストエリアの近く、E45南にちょい、森林管理道路西にちょい

黒雲

8/2(火)晴れのち雨時々曇り、52206km, 1418

 昨夜はまたも西日で夜9時近くまで照らされた。9時台に2台戻って来た。多分釣りだね。下の道が木が倒れて通れなくなっているのが関係しているかも。

 出発して1km程戻ってレストエリアでトイレ。雨が降り始めて参る。いきなり標高差100m以上の上り。以降も上りが多く、標高500m以上まで上った。

 昨日、お菓子類を殆ど食べつくし、ビスケットが5〜6枚残っているだけ。10km先のMoskoselにミニICAが有ったので、そこで買い物しようと雨と戦い、やっと着いたら店が無い。1ヶ月少々前には開いてたのに。わたしがご贔屓にする店は無茶潰れる。

 少し予感がしたのか、少しだけご飯を残し、さば缶で食べられるようにしてあったのが唯一の救い。次の集落にバス停が有ったので、そこで少ないけどお昼にした。

 タイミング悪く、バスが来て減速。まあ自転車が見えてるので、完全には止まらずチラッと見て再加速。申し訳ない。

 日本とか、町エリアだと時刻表を確認して、バスが来ないようならバス停で休憩するんだけど、この辺りはバスも少なく、だいたい時刻表が無いので対策出来ず。

 今日は1日、積乱雲との戦い。真っ黒な恐ろしい雲があちこちに。早く抜けたいんだけど、その時はだいたい上りで時速7〜8kmとか、トコトコしか進めずイライラ。

 積乱雲の芯、と言うか親玉はだいたい山をネタにして成長している感じ。なので上っている時に近くに有り、頂上辺りで降られる、の繰り返し。

 平らな所だと晴れてたりする。スウェーデンは雨雲レーダー見ると毎日、パラパラの雨雲だらけで全土が覆われている。絶対雨に会いそうでも会わない事が有るのは地形の影響かも。しかしレーダーで毎日毎日雨雲見ると嫌になる。

 夜晴れて朝から雲が増え、昼間は積乱雲が活躍、のパターン。

 夜晴れるので、このところ毎日最低気温は一桁で、これはお気に入り。日本では今の時期そんなことはあり得ない。流石に高緯度。北海道が北緯45度とか言ってるけど、こっちは北緯60度とか70度。けた違いな感じ。

 町のICAの宣伝。スウェーデン語全然知らないけど、「Oppet alla dagar till 23」は「開店 全ての 日(曜日?) 23時まで」と言う意味なのは英語との対比で分かる。

 英語、ドイツ語、フランス語、北欧の言語とかどれも似た感じの単語が多いし。ただ、フィンランド語は相当違ってて、全くと言って良いくらい読めない。「水」は似てるけど。

 わずかの食料でなんとか55km走破。しかし目的の町はスキー場も有る山の横。と言うことは黒雲発生で、町2km手前から雨。雷ゴロゴロも。なんだか。

 スーパー2軒で食料を買い込み、雨の中トイレを探してバスターミナルへ。トイレで水を汲んで、いつものキャンプ地へ。

 町の中心部から1km少々でこんな別天地が有るとはね〜。アクセスが悪いので散歩の人も全く来ず。

 今日は黒雲の横を早く抜けたくて上りでもせっせと踏んだので、アップダウン多かったのに平均速度がだいぶ上がってる。

58.2km, 4:33, 12.7km/h

Arvidsjaur、湖の公園?

ベアリング崩壊

8/3(水)晴れ時々曇り、52264km, 1314

 昨夜は夜8時台から車のエンジンカラ吹かしの音が頻発。変な音で、普通のカッコいい音では無く低音部が無い音と言うか、最初工作機械でも動いているのかな?と思ったけど、何度も聞いていると車のエンジン音だと分かった。

 吹かし方はレース場でのエンジン調整みたいな、結構高回転まで回している、本格的なカラ吹かし。エンジン調整でもしてたんだろうか。

 ここは、田舎の町で、日本と同じく無茶凝った車で流している田舎のあんちゃんが居て、その車かな?とも思う。昔のアメ車をピカピカにして「見て欲しいオーラ」全開。

 日本だとよそ者が来ると、その手のあんちゃんは異常に興奮して近くを走り回るけど、こっちも同じかな?。その前に犬が吠えてたし、わたしを感知しての、音だしじゃ無ければ良いんだけど。近所の人に迷惑だし。

 わたしそのものに騒音浴びせてるつもりなのか、危ない動物だと思って追い払おうとしてるのか、どっちなんだろうね。

 朝はのんびりし、お昼を少し早く食べてから撤収。撤収後、荷物を積む前にと思って、久しぶりに前輪分解して給油、と思ったら、ベアリング崩壊。ガーン!。右上がベアリングの内側。外側はハブに残っている。

 このところは、分解すると返って悪くなる感じがしてたので、分解せずに、クイックを緩めて給油し、クイックをしめる、にしてたんだけど、やはりそれが正解だった。

 出発断念。再びテントを設営し、荷物を中に入れ、前輪を持って町までお出掛け。道路からのアクセスの道にはわたしのタイヤ跡がくっきり。

 すぐ近くに有るハードウェアーショップに行ってみたけど、アッサリダメ。インタースポーツの前に、観光案内所に寄ったらインタースポーツは自転車扱って無いとのこと。

 一人、個人の技術者が居るとのことで、電話してくれたけど不在。とりあえずインタースポーツに行ってみたけど、当然ダメ。

 買い物し、再び案内所に寄ったら、その技術者と連絡取れたけど、週末まで山で釣りらしい。とりあえず打つ手無しで、週末まで待ってみるかな?。

 今のキャンプ地は昔ここの案内所のお兄ちゃんが教えてくれたんだけど、今日のおばちゃんに何泊もして問題ないかな〜?、と聞いたら、問題なし!、とのこと。

 マンズライツでは1泊だか2泊だかより長くキャンプするときは土地のオーナーに許可もらえ、となってるんだけどね。

 今日も夕方6時過ぎに犬が吠えて、その後爆竹。どうも犬の散歩に使われているみたいで、湖に出た後、こっちではなく反対方向に歩くのがコースになっているみたい。

 町に出掛ける時も犬の散歩のおばさんとすれ違ったし、最低でも5〜6組は犬の散歩してるかな。飼い主が犬を信頼していて、森で吠えるのなら何か危ない動物が居ると思うんだろうね。爆竹持ってたのが気になるけど。

 ネクタリンが1kg10Krと安かったので購入。こんなに安いのは多分すっぱいんだろうね。イタリア産で、農薬みたいなのがいっぱい付いてるけど、お気楽イタリア人、農薬の使用規準守ってくれてるかな?。

 割と大きいの5個で100円は安いけど。

●今日は秋みたいな爽やかな気候。勿論夕方には少し積乱雲も出てるし、近くのどこかでは雷が発生しそうな感じでは有るけど、昼間の雲は大人しかった。

 最低気温は10度弱、最高気温は20度行かない。北海道の10月みたいな感じ。日程に1週間から10日くらいの余裕が有るのでここで連泊は涼しくて好都合では有る。

 でも、部品を注文して待ってる、とかでは無く、個人の技術者が帰ってくるのを待ってるだけと言うのが若干、なんだかではある。即直る、とかの可能性は殆ど無いので。

 ま、土曜日まで休養のつもりで滞在しよう。

Arvidsjaur、湖の公園?(2泊目)

休養日

8/4(木)晴れ時々曇り、52264km, 1284

 朝は快晴、午後に雲が増えて来るのは毎日同じ。近くに山が有るので、そこに雲が出て、少しゴロゴロ言ったりするけど、暑さ不足で発達不十分かな?。

 ここから見る景色は、いつ見てもいい感じ。

 ベアリング組み立ててみようと思ったけど止めにした。その技術者に見せてからにしよう。時間の有るときはやっぱりドラクエ。

 紅テングダケかな?

 これも。

 白の斑点がきれいに出ていればいい写真になるんだけどね。昔きれいなのを見かけて写真に撮ったけど、あの時の携帯は写真が今一歩だった。

 ブルーベリー。

 ちょっと集めてみた。ここに住んでいれば、ジャムとか作ったら良いだろうね〜。

 巨大蟻塚。蟻塚ってオーストラリアでよく見かけたので乾燥して暑いところの物かと思ってたら、北極圏の湿地でも見られた。冬の寒さ、大丈夫なんだね。 Arvidsjaur、湖の公園?(3泊目)

8/5(金)晴れ時々雨、52264km, 1284

 このところ早朝は常に霧。多分、気温が下がって、湖や川の水温が高くて出ている霧だと思う。

 朝は快晴だけど、ダッシュで雲が増え、今日は午前中、結構強い天気雨。回りに青空いっぱい見えてるのに、横の山由来の雲が雨を降らせる。

 水を集めてみたら500cc集まった。しかしなんか白濁。この前の雨水もそうだった。何の成分だろうね。一面緑ばかりで工場の煙とかでは全く無い。

 1日数回電車が通る。観光用かな?。線路は背後にも有り、なんか回って来るような感じ。

 午後3時頃から町へ。墓地の中が近道なので通ってみた。こっちの墓地は芝をきれいにしていて気持ちがいい。

 案内所に寄ってみた。この前のおばさんも居て、しばし会話。

 自転車の技術者にまた電話してくれた。帰りは日曜日になるとのこと。20インチのホイール1個持ってると言う話だけど、74mmって事有るかな〜?。まあなんにしても期待持てそう。

 笛作ってるんだ、と言ったら吹いて、とのこと。サンポーニャとケーナをちょっと吹いたら、日本の友達に送るからもう一回、とか言われて、富士の山?を演奏。

 2人居たので上げる笛が無かった。残り2本だけどその自転車の技術者にも上げようかと思ってるので。

 水を買うと言ったら、買わなくていい!、と言うことで、水を汲んでくれた。スウェーデンの水は蛇口のをそのまま飲める、とのこと。

 スーパー2軒で買い物して帰った。出前一丁は店員さんに聞いたら混ぜても良いとのことで、4種類買ってみた。エビ、チキン、ビーフ、カレー味。前はオリエンタルフレーバーをよく買ってたけど、今回は見てない。

 ネクタリンは相変わらず安い。大きなの5個で100円弱。ジャムを買ってみた。いちごと思って買ったけど、挿し絵が微妙。なんとかベリーかも。

 味も少し酸っぱさが有っていい感じ。Hallonとか書いてあって、グーグル翻訳で調べてみたら、やはりラズベリーだった。

 しかし、滞在がまた延びて最短でも5泊になる。公共の公園?で5泊、良いのかな〜?。

 キャンプ地はボチボチ人が通り始め、1日一人位は通ってるかな。

 人用の踏み切りは無茶雑。自転車は持ち上げ。

 こんな道を帰ってくる。

 左の標識はシェルター。キャンプ地はそのシェルター横。ここから木の根っこでボコボコ

Arvidsjaur、湖の公園?(4泊目)

1GB購入

8/6(土)曇り時々雨、52264km, 1147

 昨夜はすぐ近くでコンサートが有り、賑やかにやっていた。

 今日は久しぶりに雲の多いお天気。雨も時々降った。

 今日は町には出ないつもりだったけど、スマホのデータ残量が僅かになり、町へ。ICAには売って無かったけどCOOPに売っていた。

 2日続けて休養日で、データ消費が増え、0.3G、0.4Gと使ってしまったので1GBはあっという間に消滅。

 COOPでキャベツと出前一丁5袋買って帰った。

 帰るとき、まっすぐ湖に出てみたけど、テント丸見えだった。写真では暗くて見えないけど。

 だいたいは左へそのまま散歩継続だけど、好奇心旺盛なのが、シェルターまで歩いてくる、と言う事だった。

 今日はカップル一組が通り、犬の散歩のおばさんは近くまで来て引き返し。まあスウェーデン人は内気なので、来ても止まって観察、とかは無く、ダッシュで去っていくので問題は無いけど。

 多分わたしの事が、「おらの事見て欲しい」系の田舎のあんちゃんにも知られている感じで、テントに一番近い所でアクセル吹かす事が多い。昼間っからスピンターンも近くでやってるし。

 今日は町でも急加速を真横でやられた。まあこの風貌なので、識別は非常に簡単だろうけど。アメリカの真似のピックアップトラックだった。

 他にも古いアメ車が結構ウロウロ。ブームなんだろうか。どこか南の方では旧車集合のフェスティバルが有ったけど。

 彼らにとって残念なのは、わたしの居る場所が線路と森にガードされていて車では近づけない事。直線距離的には近いんだけどね。

 なので、色々やっても効果が出てるのかどうかが分からず、若干むなしいだろうね。田舎だし、夜中に襲いに来るような悪は居ないし。

Arvidsjaur、湖の公園(5泊目)

自転車の技術者?

8/7(日))晴れ時々曇り、52264km, 1066

 時間待ちは相変わらずドラクエ。午後、ホイールを持って案内所に出掛けた。

 このところ町へは常に教会と墓地を抜けて。

 こんなに明るくてきれいだとピクニックも出来る?。これくらいの方が来る人にとっても良いかも。

 案内所では電話してくれて、自転車の技術者は午後4時半に家に着く、とのこと。家への道順を教えて貰った。女性2人用に笛とサンポーニャを上げた。

 少し時間が有ったので、ICAで燃料、COOPでまた出前一丁購入。1GBのデータも買った。これで4GB目。

 家まで、後半は遊歩道を歩いて行った。技術者はすぐ出てきてくれた。手持ちの20インチホイールは予想通り標準タイプ。100mm幅でダメ。ベアリングも対応不可と言うことでダメ。

 実のところは、修理の期待よりも若い人でネット検索をバリバリ使いこなしてる事を期待してたんだけど、おじさんタイプで、ネット検索も今一歩。明日電話して聞いてみる、とのこと。検索よりも電話、ではね〜。

 ネット検索して、ダホーンのホイールとかベアリングを見つけて欲しかったんだけどね。

 どうもストックホルムにいつも注文している所が有るみたいで、ストックホルムからの送料無料、翌日には来る、とのこと。

 とりあえずまたあした、と言うことで帰ったけど、お土産に行動食くれた。パックされた24時間分、バリバリに働いた分の食料、とのこと。

 少しハテ?だったけど、帰ってから見てみて、やはり、と言う事だった。今年の春に消費期限切れ。でもまあ食べてみるかな?。2年間の賞味期限で、4ヶ月超過。乾燥食料なので基本大丈夫かな?。

 帰って、バラバラのベアリング組み立てに挑戦。普通ならベアリングは絶対組めないんだけど、ガタが来て、多分ベアリングの玉が小さくなっているので入るかなと。

 流石に組み立てにくかったけど、玉に微妙に大小がある感じで、大きいのを最初に入れ、最後に小さいのを入れたらなんとか組み立てられた。

 まあ、ゴムパッキン?とか外したままだし、ガタは更に大きくなったけど、なんとか走行可能かも。大きな町まで450kmらしいけど、行けるかな?。

 とりあえず、明朝おじさんの所に行って、電話の結果を聞いてみよう。700Krくらいまででホイールが買えるなら後数日待って頼むかな?。1000Krだと微妙。1万円少々だと結構良いホイール買えるし。1200Krとかだと論外でパスだけど。

 ま、明日おじさんのところまで走って、ガタツキの程度を見てみよう。

Arvidsjaur、湖の公園(6泊目)

出発

8/8(月)曇り時々雨、52264km, 926

 朝おじさんの所に行ったけど、色々電話してもダメだったみたい。ダホーン売ってる店にも電話したけど、完成車だけで部品類は無し、だったみたい。結局スウェーデンではホイールもベアリングも購入は無理、と言う結論。お礼を言って帰った。

 グリスを少し貰った。電話代やグリスのお金?と聞いてみたけどいらない、とのこと。お世話になりました。

 帰ってベアリングを再度分解。グリスを入れた。ホイールの左右を入れ換え。それに伴ってタイヤも左右入れ換え。良い方のベアリングを左に持ってきた。

 さあ、バラバラになったベアリングがどのくらい持ってくれるか。ゴツゴツは結構大きい。結果からいうと、最初にベアリングの玉押さえの金具を外してみたのは失敗だった。何もせず、グリスだけ入れてそのまま乗ってたら、もう少し長く使えたかも。

 すり減ったタイヤを何度も入れ換えていて、少し割れてきた所がある。これも気がかり。

 雨が長引いていたけどそのうち止んだ。雲はいっぱいだけど撤収。

 町へ出て少し買い物し、案内所にも寄って挨拶。ついでに水入れて貰った。

 お天気悪いけど、せっせと前進。ゴツゴツが少ない場所を探して時々ホイールを止め直したけど、あまり良い場所無し。

 夜は雨になるので休憩無しで40km程走行。今回初めて見る急な傾斜の山。当然黒雲が付いている。

 前からのお気に入りのキャンプ地を確認。昔の土砂採取場かな?。当初舗装されていた。

 斜面の上の方なんだけど、10年の歳月で地面が洗われデコボコ増加。歩いて見に行った。大きな岩はそのまま残っていた。GPSの誤差は殆ど無し。岩の横で5mだった。

 過去数回、ご贔屓にしたキャンプ地だけど、風が吹き抜ける所でも有るし、アクセスもデコボコ過ぎて、今回は下でキャンプすることにした。雨で出来た流れで土流出。

 しかしまあ結構上まで上ったもんだ。緩やかな斜面では有るけど、250m程自転車押してる。上から見下ろす感じで気分爽快。高いところに上る気持ちが分かる。

 種類の違うブルーベリーの木。

 道路に近いところまで戻り、道端の下が平らな所にした。

 しかし風が強くて少し失敗。いつもの雨の風は積乱雲の影響なので、夜には収まるんだけど、今日の雨は全体的な雨で、風ももしかしたら収まらないかも。少し広い所に張りすぎた。風避け第一で行くべきだったかも。

 夜になって強い雨。風も強い。

51.5km, 4:19, 11.9km/h

E45、rvidsjaurの西40km程(BUSH37近く)

Sorsele

8/9(火)曇り時々雨、52316km, 899

 出発したらじきに雨。このところお天気が今一歩で充電が不充分なので、ソーラは完全にはしまわずに、上にシートを掛け、雨が止んだらシートを外して充電再開。

 こんな曇りのお天気でも、1日がかりとは言え、4000mAhのポケットチャージャーを充電出来た。

 次の町、Slagnasの川の両岸に木道。何なんだろうね。

 E45の町。とりあえず、当面の目標はOstersund。

 昨日は雨予報に追われ休憩無しで走ったけど、今日は10km、1時間毎に休憩。お昼は大きな石(進入防止用に)を置いてある広場で休憩。自転車を持たせ掛けられるし、その上で休憩。

 走り始めたらすぐにまた雨に降られたけど。

 Sorseleの手前で、前方に山。その山が霞んでいる。霞んでいるのは相当強い雨が降っていると言うこと。雨対策をしてカッパのズボンも着用。直ぐに雨が降り始めた。

 山が有るので、道はそこで左に直角に曲がる。そこがSorsele。Arvidsjaurからずっと西に進んで来て、Sorseleから南に進むようになる。

 Sorseleの案内所で水を汲ませて貰った。案内所と言うよりもメインは喫茶店と店だけど。水汲んで、じゃなく遠慮して、おばさんにトイレで汲ませてもらう承諾を得た。

 ボトルを持って行ったら、トイレ掃除している女の子が居て、水汲ませて、と言ったら、良いですよ〜、とか言いながら、ボトルを持って喫茶店の蛇口で汲んでくれた。おばさんも女の子を別に止めず。

 喫茶店の客じゃ無いし、遠慮したんだけど、結局汲んで貰う事になった。女の子だけでは無くおばさんにも一応お礼。おばさんと視線で微妙な会話。お互いちょっと苦笑い系?。なんかバーのママさんみたいな女性だった。

 純粋な案内所なら、ほぼ、汲んであげるわよ、となるんだけど、客じゃ無いし、トイレで汲むと自分で言ってるんだからそうさせとこう、みたいな反応。その経緯を知らない親切な女の子が、喫茶店の流しで汲んでくれて、それをわたしとおばさんが見てる、と言う構図。

 町を出てから直ぐにキャンプ場所を探し始めたけど、自然林であまり道がなく、7km程進んで、多分木材切り出し道路だと思うんだけど、開いてたけどゲートが有る道に進入。森林管理道路にも時々ゲートが有る。

 結構きれいな道だけど、今日の通行は無し。昨日雨がそこそこ降ったので、何日前の通行かは読めず。多分暫く通ってないと思うんだけど。このところ、道の使用状態を読むのもわたしの専門になりつつ有る。

 まあ元々自転車のタイヤ跡とかからその自転車の行動読んでて、昔カナダーアラスカ間で、わたしの数日前を日本人の年輩の旅行者が走ってて、暫くそのタイヤ跡を見てたんだけど、やっと追い付いて、あそこのキャンプ場に入るかどうか迷ったでしょ!、と言ったら、何で分かるの!とか驚いてた。

 上りのタイヤ跡が真っ直ぐで、どんな上りかたしてるのかずっと不思議で(普通は上りだとクネクネする)、会って聞いたら、降りて押してるとのこと。納得した事が有る。

 暫く通ってないとすると、車は来ない可能性大。余所者の車はゲートで遠慮するはず。実際、トイレットペーパーやお菓子の袋はゲート手前に落ちていた。余所者はそこまで。ゲートが開いていても車は遠慮。自転車は多分OK。勿論、すぐ先に家、とかだとダメだけど。 ●ベアリングの状態は悪いし、悪化のペースも早いけど、とりあえず組み立ててから100km走れた。

57.4km, 4:41, 12.2km/h

Sorseleの南7km程、森林管理道路

賞味期限切れに挑戦

8/10(水)晴れのち曇りのち雨、52373km, 899

 久しぶりに晴れて放射冷却。朝はテントの中で7度。外は数度かな?。日本は毎度の猛暑みたいだけど、スウェーデンに居て幸せ。避暑の目的は完全に達成。

 昨日は賞味期限が5月で切れたケーキに挑戦したけど、お腹は無事だったみたい。しかし油の後味が悪かったので、やっぱり酸化してたかな?。

 今朝はアップルシナモンポリッジとか言うフリーズドライに挑戦。乾燥系は9月とか10月まで有るので賞味期限は大丈夫。

 お湯を入れて5分。薄味過ぎて?だけど、日本人向けなら砂糖を減らし、塩を増やすと良いかな?。

 朝8時台に撤収していると車が2台通った。原住民系。どこかに働きに行く感じだった。1台はじきに戻ってきた。人を運んだだけみたい。

 9時には出発。これが入り口のゲート。

 朝から良いお天気で不足していた充電も進んだ。しかし南へ向かっているので、後ろにソーラ積んでると自分の陰になってダメな事が多い。北に向かってた時は良かったんだけどね。

 今日も数回きっちり休憩。

 良いお天気だったんだけど、前方には雲。午後にはその雲に突入。次の町、Storumanの手前で雨になった。Storumanまで60km少々。

 案内所はここも兼業で、キャンプ場の受付だった。トイレで水を汲ませて貰った。一応キャンプ料金を聞いてみたけど160Krで論外。

 それを聞いて何故だか「イッツ、イナッフ」、とか答えてしまい、受付の女性も笑った。反射的に出てきたけど、「充分です」ってどういう意味なんだろうね。まあ何となく分かるような気もするけど。

 ストレートに「お高いですね」は格好悪いので言わないけど、「イッツ、イナッフ」ってなんか嫌味を込めてるような気がする。多分、「もう結構です」かな?。

 雨でこれ以上走りたく無いので、町を出た瞬間からキャンプ場所を探し始め、E12と別れ、E45が線路を高架で越えた先で、岩で車止めされた道に進入。自然保護区みたいで森。道路の反対側に建物が有ったけど、土建屋さんの土砂置き場みたいな感じだったので、OK。

 車止めの岩の間にはトイレットペーパー散乱だったけど、通過。

 キャンプ地としては悪くない。しかし線路を越えたとは言え、向こう側とそう距離が無かったのか(500mとか?)、犬が吠えて、そのうち発砲音。発砲音は町の方からも聞こえて来た。町からは2km程かな?。

 わたしを感知しての発砲なのはほぼ確実だけど、本当に、何の危険動物が居るんだろうね。過去の発砲もこの辺りだし。

 夕食は出前一丁だけど、気温も低いし雨に濡れて寒いのでチョコレートドリンクと言うのを飲んだ。賞味期限が6月まで。お昼にはナッツ。貰った食べ物だいぶ食べてる。

 Best beforeは賞味期限だと思うけど、切れているのはケーキとパンとチョコレートドリンクだけ。他のは秋とかまで有る。

 しかし、お腹弱い人が何で賞味期限切れに挑戦するかな〜。水道水まで沸かしている人が。 ●前輪のベアリングは悪化が急速。1度バラバラになってからは、組み立てたものの、加速度的に症状が進んでいる。今日はガタが大きくなり、ブレーキへの干渉が増えて、ブレーキを狭めていたのを広げた。どこまで走れるか予断を許さない。

 ベアリングがバラバラになるまでは結構行けるかと思ってたんだけど。そこから2日目でもう結構危険?。 ●まだあまり南下していないけど(朝は北緯65度)、夜が少しづつ戻ってきてる。まだ少し明るさが有って真っ暗では無いけど。昼が毎日8分とか短くなってる。

 過去3回は暑くて参った事が有るけど、このところの最高気温は15度行かない事も。この先の予報も12度が多い。

64.0km, 5:01, 12.7km/h

E45、Storumanの南2km?、自然保護区の遊歩道

10年前のキャンプ地

8/11(木)曇り時々晴れ、52437km, 899

 早朝、フライに氷が結構付いていた。気温が氷点下になった訳では無いと思うけど、2〜3度になり、風とか気化熱とか何かで凍ったかな?。まあそれにしても夜晴れるとよく冷え込む。

 朝食はパスタ。お湯を注ぎ、かき混ぜでから袋を閉じ10分待つ。赤くて一瞬激辛?とか思ったけどニンジンでホッ。少し塩分多目だけど美味しかった。お湯だけでうまく出来るもの。

 これが貰った24時間食料パック。

 朝、横の川で洗濯。川は殆ど流れてないので今一歩だけど、雨に濡れた靴下とか臭いので。

 テントも含め、殆ど日が当たらず、寒い事も有って出発は11時半。

 これが道路からの入り口。こういう完璧な車止めは安心。

 直ぐに雲が増えてきた。

 結構上った先に湖。当然下って湖かと思ったら、上りきって湖だった。そこからはいつものパターンで湿地。

 平原だけどアップダウンが結構きつかった。平原だと雲が穏やか。

 道路の端を示すポールがもう整備されていた。行きに見たのは殆ど折れたりしたポール。路線によっては草刈りマシンがそのままへし折りながら草刈りしてるとこも有ったかも。

 北国の必需品だけど、今整備すると言うことはもう草刈りは無しなんだろうね。早くも冬の準備とは。このポール、竹だったり白樺の枝だったりする道も有るけど、幹線はこのポールかな?。

 このポール、どうも機械で自動で埋めてるような気もする。

 しかし、無茶冷えてるし、多分、夏休みも終わった筈だし、夏、終わりなのかな?。

 平原の湿地が終わり山が前方に見えたら、雲も少し凶暴化。

 14年前のBUSH39は見送り。10年前のキャンプ地を目指した。手前のレストエリア横のキャンプ場で水を汲ませて貰ったけど、少し茶色だった。

 一応キャンプ料金聞こうと思ってたけど、テントは180Krと150Krと表示されていたので聞かず。こう表示していると言うことは2人料金で、1人料金無しなんだろうね。2人だと安い料金も、一人には高い。

 10年前のキャンプ地はあまり使われていない道を入り、直角に曲がって草の生えた道を暫く進んだ所。ものすごく広い土砂採取跡で、調べてみると道路から直接舗装路で乗り入れ。わたしは寂れた裏から入ったみたい。記憶が殆ど無かった。

 ちょっと道路から入りやす過ぎるので、少し車が入りにくい木が育った所にした。

 雲が多く、雨がパラっとしたことも有ったのに、夜には一気に雲消滅して快晴に。夜9時過ぎが日の入りだけど、8時半頃までは楽勝で充電出来た。

●前輪は更に悪化。たまにバキッとかゴリッとか結構なショックが来る。しかしそのうち全く音がせず静かに走れる事も。

 ラッキー、とか思ったけどなんか重い。どうやら振れが更に大きくなって、片側のブレーキパッドにもたれ掛かっているみたい。

 左側にもたれているみたいで、静かなのは、良い方のベアリングを左に持って来てるので、その左のベアリングで走ってるのかも。

 下り坂なのに上りみたいに感じるのは、常にブレーキが効いているから。左のベアリングで走れるのは良いので、左のブレーキ効かないように油注すか、何か表面に滑るものを付けるかな?。

50.1km, 5:05, 10.0km/h

Vilhelminaの北、

ブレーキ開放

8/12(金)晴れのち曇り一時雨、52488km, 899

 朝7時過ぎまで寝た。まあ夜中にトイレに起きてるけど。相変わらず朝は寒い。

 自転車は振れが大きくなり、ブレーキがきつくかかって進めないのでブレーキ開放。きつい下りだと後ろブレーキだけでは止まれないんだけど、今日はそこまできつい坂は無かった。

 ブレーキ開放した瞬間は無茶軽かった。昨日の後半からブレーキ効きながら走ってたので。

 1度止まるとガキ、ゴト、とか偉いショックだけど、走ってるとそのうち静かになることが多い。しかし振れの大きさは末期症状。走れているのが嘘っぽいくらい。このまま走れるような気がしない。毎日1ランク悪くなって行く。

 次の町VilhelminaにはICAが有ったので食料買い込み。外に出てくると雨が降った後だった。

 道が結構平らで、前輪も静かになったので、アウターに入れてせっせと踏んだ。

 次の集落、Meseleforsはなんか覚えが有ると思ったら、昔、キャンプ場に泊まったみたい。今もそのキャンプ場は有った。立派すぎて居心地悪かったんだったかな?。

 Meseleforsのレストエリアで水を補給。飲み水とは書いて無かったけど、多分飲み水。ICAでも1本買ったけど。

 50kmを過ぎたらキャンプに入ろうと思ったら、50km直前には良さそうな所が有ったのに、50km過ぎたら湿地になって良いところ無し。4〜5ヶ所チェックしたけど、不作。草が多く、蚊も居た。

 最後になんとか草の少ない道を見つけてやっとテント設営。ある程度蚊も居るけど、行きのような何百匹にも取り囲まれるような事はなく、蚊取り線香で対応可。

59.3km, 5:06, 11.5km/h

E45、Doroteaの北

初シャワー

8/13(土)雨のち曇り、52547km, 801

 夜はずっと弱い雨だった。朝には止んだけどテントを乾かす為にゆっくり。10時過ぎの出発。

 朝、プッ、プッ、プッ、プッとかクラクション鳴らして行った車が居たけど、居場所ばれてたみたい。久しぶりにネイバーウォッチの看板出てきて、以降出まくりだし、監視されてたかな?。

 15km程でDorotea。昔、このスーパーでレジのおばちゃんに遊ばれて?少々揉めた所だった。わたしの買い物を前のカップルに払わせて、わたしには、前の人が払ったから要らない、とか。その後すったもんだ。おばちゃん多分確信犯。暇潰しに遊んだみたい。

 買い物は隣のコープで。出前一丁てんこ盛り。5個25Krなのでまた買った。フランスパン400gが10Krだったので買ったけど、珍しくフランスパン風で美味しかった。殆どは紛い物なんだけどね。

 前にお世話になった図書館は休み。

 内陸幹線の標識。

 ご贔屓だったキャンプ場は30km行かずで、残念だけど通過するつもりで、一応見てみたらやってなかった。う〜ん、わたしがご贔屓にすると必ず潰れる?。

 わたしのご贔屓のキャンプ場は後1個有るけど、今までのは全滅。

 当面の目的地Ostersundが少しづつ近づいて来る。前ハブの問題で四苦八苦だけど、着けるかな?。

 Hotingにはレストエリアが有るので寄ってみた。トイレは横のガソリンスタンドの建物に。委託してるんだろうね。

 きれいなトイレだけど、見たらシャワーも有った。レストエリアがトラックパーキングにもなってるので、トラックの運転手の為に有るんだろうね。

 シャワー使わせて貰った。ラッキー。今回初シャワー。いつもは川で水浴びだったし。さっぱりした。

 止まっているトラック。日本にもトラックパーキングにはシャワーが有って、使えるような?。

 ここの前でフランス人のサイクリストと話。今からノールカップ行くらしいけど、寒いよ、と言っておいた。よく英語しゃべるね、と言ったら、う〜ん、と言う反応。

 あまりノールカップの事調べて無いみたいで、海底トンネルの事も教えておいた。海面下200mまで一気に下ってそこから上り返し、と言ったらまた、う〜ん。7km有ってわたしは1時間掛かる、も。

 トイレで水も汲み、前進。相変わらず湿地だけど、今日は60km越えてからキャンプ地探し。2回目でなんとか良い場所見つけた。

 2回曲がって道路から見えなくなった所に巨大な糞。馬では無いし、新しいし、熊かと焦ったけどどうも違う。均質だし、大型人間か、超大型犬か。多分人間と言うことにして、前進。

 木材伐採道路の終点でテント設営。

 明日の天気予報が、1日雨だったり、止むと言う予報だったり微妙だけど、雨なら連泊も可能な感じ。まあ雨水集めないとダメだけど。

 ここは乾いているけど回りは湿地で蚊が割りと多かった。蚊取り線香をいっぱいつけて対応。行きのようなパニック級の蚊では無い。

 前半平で、アウターでせっせと踏んだので平均速度上がった。ベアリングはバキッ、ガキッが増えて、まだ無音で走れる場合も有るけど、厳しい感じ。本当に毎日大幅に悪化している。

66.1km, 4:43, 14.0km/h

E45、HotingとStromsundの間の木材伐採道路終点

ハブ分解修理

8/14(日)曇り一時雨、52613km, 739

 夜中に星が見えた。まだ少し明るさが有るけど、一応夜復活。流れ星は見えなかったけど人工衛星が見えた。やっぱり無茶早い。明るい星と同等だったけど、人工衛星ってそんなに明るいもんだろうか。

 この数日、前輪は走れるのが不思議なくらい振れが大きかったんだけど、静かに走れる状態が有った。しかし今日はついに前ハブが良い状態にならず。ガキッ、ゴト、ばかりで走るのは止め。この状態で走ると中が破壊されるので。

 殆どは押しで9km程進み、ゲートの有る森林管理道路が有ったのでそこに入ってゲートに持たせかけ、前ハブ分解。

 ベアリングは既に機能していなかった。前ハブの筐体、中のパイプ、クイックの入る端の部品等、無茶削れていた。もう少し削れていれば前のホイールは使えなくなり、全く移動不能になる所だった。そうなれば押しさえも不可能。

 中のパイプはネジが切られていた。元々つるんとしたパイプだったのが、ハブの筐体の内側にネジが切られていて、そこに押し付けられてネジになっていた。元の形だったのは良い方のベアリングの近くだけ。

 ベアリングの玉はもう無意味なので取りだし、玉の有った部分には自転車用のボトルみたいな形のペットボトルの吸い口を切って加工して入れた。

 走行可能になった。めでたい(^^)。

 最初はキツキツだったけど10km程でまたグラグラに。グラグラでも走行可能。これ以上の削れを防ぐ為、ペットボトルの本体を切って、ハブの筐体とパイプの間に入れた。

 これ以上削れなければ、完走も可能かも。希望の光が見えてきた。毎日?ペットボトル追加かな?。残り700km、行けそうな気がする。昨日までは無理っぽい感じだったけど。

 しかしベアリング無しで(片方)回ってるってどうなの?。あり得ない感じ。今日70km走ったけど、中に入れた物がどれくらいすり減っているかが問題。

 Stromsundで少し買い物。ノンガスの水が無く、買えなかった。幹線沿いのキャンプ場、前にもチェックしたこと有るけど、案内所の看板上げてたので寄ってみた。テントは150Krとのこと。2人料金なので2人なら安いけどね。スウェーデン全土の地図付きのキャンプ場ガイド貰った。前からよく使っているやつ。

 当面の目的地だったOstersundまで100kmを切った。

 次の町Hammerdal通過は夕方5時頃到着で、急いでたんだけど、やはりと言うか、ICAは5時で閉店だった。ガソリンスタンドの店で水汲ませて貰った。

 その先の前々回のキャンプ場所は使えなかった。そのうち集落で暫く前進。雨も降りだしてタイミング悪かったけど、村営のレストエリアが有り、そこから横の道に進入。 ●今日は3回発砲された。わたしに対する発砲だと言うのは、接近中にはなく、最接近から離れていく辺りで発砲が始まる事で分かる。犬もだいたい最接近辺りから吠え出す。

 前ハブの修理中が1回目。発砲は、多分人間に対してかな。わたしを検知してからの発砲が結構早い。危険動物がそう来ているとも思えず、手慣れた感じの発砲は、人に対する脅し。

 マンズライツが有って、そこら辺の森へのパブリックアクセスが保証されているんだけど、住人はそれが嫌なんだと思う。ポーランド人のベリー摘みの出稼ぎとか嫌なんだと思う。

 北の方はサーメが多く住むんだけど、南下してきて今日は多分普通の白人が住む所まで来た感じ。今まで殆ど無かった農家が増えた。牧草地になってツルッパゲの所に集落と言う風景は久しぶり。

 タイミングを合わせて、昨日からネイバーウォッチの看板が至るところに掲示されているし。

 このネイバーウォッチの看板はちと腹が立つ。★★町へようこそ!、と言う看板は多いんだけど、その看板にネイバーウォッチの看板くっつけるんじゃない。

 ネイバーウォッチの看板の印象は、「余所者を見たら泥棒と思え」、「余所者来るんじゃない!」かな?。ので、もろ観光の町には無い。

 だいぶ前のEU拡大で、ポーランドとか旧東欧諸国が加入してから治安が悪くなったかもだけど、田舎の過剰反応かも。まあ発砲の手慣れた感じからすると、嫌余所者感情が強いかな?。もしかしたら嫌原住民感情も有るかも。

 原住民との仲が世界中で一番うまく行っていると言われているニュージーランドでも、白人はやっぱりマオリ嫌ってる人が多い。

 何にしても犬が数回鳴いたら即、「パン、パン、パン」は異常。嫌なんとか感情、と考えるのが一番正解っぽい。危険動物対策と言うのは、熊に毎日家畜を襲われている、とかでもない限りあり得ない。北欧に熊は殆ど居ないはず。山奥の国立公園とかだけかも。

 更に南下すると、この「パン、パン、パン」は無くなる感じ。

 農業の村とかが増えてきて、キャンプ適地減少。2ヶ所めで適地発見。しかし集落が増え、大きな町に近づいているので、車が無茶増え、目撃されずに横道に入るのは無理になってきた。

 草が少々生えている、幹線に平行の旧道っぽい道に進入。しかし、わたしの監視担当かな?。道に入るのに車が途切れるのを待っていた時に通過した車が、ずっと先でUターンし、戻ってきて進入場所のレストエリアに速攻で入ってきた。

 まあ泊まる場所探しの車が、レストエリアを見て引き返して来た可能性も有るけど。そのまま進入継続。

 しかし手作り風のこのレストエリア、ピクニックテーブルだけじゃ無く、赤く塗られた立派な避難小屋まで有った。説明の看板も有ったけど、当然読めず。

 雨が降り始めた中、急いでたテント設営。蚊はある程度やって来た。

73.0km, 5:53, 12.3km/h

E45、

レストエリア

8/15(月)晴れ時々曇り、52686km, 718

 朝、一人散歩に来た。散歩なんてあり得ない場所なんだけど。出発して見たらレストエリアに車とテントひとつ。この主が散歩に来たんだろうね。

 それとは別に工事関係者が泊まっていたみたい。夜結構ドアの音がしていたし。

 朝から工事やっていたけど、例の3本パイプ埋めだった。何台もの特殊な?重機が活動し、結構なペースで仕事していた。いったい何のパイプなんだろうね〜。電力線、通信ケーブル、水のどれかかな?。

 日本でも、電力線の地下埋設で規則が改正され、パイプに入れたら他の地下埋設と共用、隣接出来るようになった、とかどこかで読んだけど。まあ日本みたいな(アジア?)、空中ゴチャゴチャは西側諸国には無い。

 朝、再度ペットボトル入れた。

 しかし、今一歩で、途中で振れが小さくなるように本格的に、ベアリング代用の、ペットボトル蓋を開けたときに残る帯を切って巻いて入れた。完璧。

 しかし、帯切るときに指までハサミで切ってしまい、失敗。スイスのアーミーナイフは流石の切れ味。バンドエイドとマキロン持って来てたので消毒。

 10km程先で、良い休憩場所を見つけお昼休憩。このところはゲート愛用。

 休憩終わり走り出したらまた不調。今日3回目の分解修理。

 それでも不調で本格的な4回目の修理。今回は全部取り出した。良い方のベアリング側が抜けずに相当苦労。

Img_20160815_184729

 中のパイプは左程、強く削れている。右端のつるんとした部分が元の姿。

 良い方のベアリングで名前判明。中国製で、お値段150円程だそうな。ダホーンもこんな重要な部品に中国製使うなよ!。こいつのお陰でどれだけ苦労させられているか。

 アメリカのアマゾンでは送料込み2.8ドルだった。

 まあ、ハブの命運を左右するベアリングにこんな安物使うのは、ダホーンもダイソー式経営使ってるかな?。早く壊れればそれだけ次買ってくれる?。

 実際にもベアリング交換修理の注文は受けず、ホイール丸ごと交換だそうな。お値段ぼったくりの1万円台。6千円でシマノのマウンテン用のちゃんとしたホイール買えるのに、1万円以上出しておもちゃみたいな中国製ホイール買わされるとはね。

 見た目でダメそうだったので、最初からホイール交換考えてたくらいだし。

 完璧な修理の筈だけど、やはり異音。原因分からず、諦めて走行。対策はきちんとしているので削れてはいないと思うんだけどね。もし削れていたら、おしまい。どこかの時点で走行不能になる可能性大。

 小さな集落、Haggenasに小さなICAが有ったので寄ってみたけどノンガスの水売り切れ。と言うかノンガスは水道でも代用出来るので需要が無く、あまり仕入れていないんだと思う。

 その先の大きな川で水を汲んだ。

 少し走っていてGPSにウェイポイント発見。もしかしたらお気に入りのキャンプ場所?。

 道が無くなっていたけど、踏み跡が有りE45から土手を押して上がったらきれいな舗装路が隠れていた。3ヶ所有ったアクセスが1ヶ所になり、残りはE45から切り離されたみたい。

 未舗装を川の方へ降りたらお気に入りのキャンプ地だった。

 川は、水を汲んだ川の下流だった。少し洗濯。

 誰も来ないはずが、カヌー、うるさいバイク(バギー?)、釣り人(多分)とお邪魔虫続々来襲。

 昨日は初の(2回目?)圏外、今日は低速。速度は「E」、「3G」、「H+」と有るみたいで「E」だと相当低速。

28km, 2:22, 11.8km/h

E45、Haggenasとlitの間の元レストエリア

Ostersund

8/16(火)快晴、52711km, 718

 たっぷり夜露に濡れていて、朝日が当たらない所だったので出発に手間取った。男女が別々の車で来てゆっくりしていた。

 釣り場とシェルターの標識。下の単語は翻訳出来ず。

 今日も午前中に2回分解してみたものの、異音は収まらず。お陰でOstersund到着が午後2時頃になってしまった。Ostersundまで距離は25kmくらいかな?。

 ここは何?。この馬みたいな動物はこの地域(県?)のシンボル。架空の動物だけど。日本にもこんなの有ったように思うけど。

 自転車屋が有ったのでベアリング聞いてみたら、ベアリング屋さんを教えてくれた。少し遠かったので観光案内所に行ってお兄ちゃんに助けて貰った。

 ベアリング屋さんなら期待できると思ったけど、残念ながら型番が分からなかったみたい。まあメートル法の国だし、インチ規格のベアリングは分からなかったんだろうけど、わたしでも型番からネットですぐに寸法分かって、ミリ規格で同等品が有るかどうか、を期待したけど、どうも、その型番は分かりません、だったみたい。

 電話に出た担当者の想像力不足がちょっと残念。会社なら色々サイズ持ってたかもだけど。

 色々電話してみてくれたけど、残念ながらダメだった。お礼を言ってバイバイ。

 しかしこのお兄ちゃん、コープの場所を聞いた時に、最後の方で偉く面白い事を言っていた。市内の地図で店を教えて貰ってたんだけど、ここがコープ。これは「デパート」、日本人でしょ?。とか。「デパート」は英語じゃなく日本語だった。無茶うまい発音。関西系?。

 は〜?、(^^)

 日本語はそれだけしか知らないとのこと。想像するに、「デパート」の場所を聞きに来た日本人が居たのかも。笑えた(^^)

 あれだけ完璧な発音になるには何回聞いた事やら。

 何十年も前なら分かるけど、今時デパートで買い漁る日本人居るのかな?。

 中心部のスクエア。

 川なのか湖なのか、メインの橋に行ってみたら自転車通行止め。立派なドーベルマン散歩させてた女性に聞いてルート判明。前回も通ったのに忘れていた。

 湖沿いの公園に突っ込むと、歩行者用の橋が有るんだった。日本だと、高い橋に急坂で上らされたりするんだけど、こっちは流石に使う人の事を考えてる。ほぼ平らな低い橋。歩行者と自転車で無茶賑わっていた。

 街のコープで買い物済ませてたんだけど、ここのコープでスイカ購入。1Kg10Krと安かったけど無茶美味しかった。ここ数年、本当に甘いスイカに当たって無かったけど、この甘さは何年ぶりだろう。重量を減らす為、駐車場でだいぶ食べた。

 2つ目の橋はびわ湖大橋風。2kmくらいは有ったかな。

 斜面は農地かな?。

 北の原住民エリアも終わり、こんな風な農地エリアに。大きな街の近郊なので、なかなか家が途切れない。

 今日は無茶快晴。Ostersundは前も快晴だったけど、そう言う地形かな?。こんな快晴今回初めてかも。いつもは朝快晴でもすぐに雲が増えてきて雷雨、とかだったけど。

 14年前のキャンプ地はワンチャンスで森林管理道路へ進入。

 しかしあちこちで発砲しまくり。一番近い家から1.5kmくらいは離れてるんだけどね。

 一番近い発砲は結構近い。道路から300m以上入ったけど、もしかしたら道路に近い所での発砲。犬を連れて探しに来て発砲してるかな?。

 しかし本当にこの発砲は何?。街の近くは無かったけど、この農地エリアになって、またネイバーウォッチ看板出しまくってるし、長距離自転車道にここで合流したし(余所者がやって来る)、余所者を脅してるのか。

 危険動物だとすると相当危ない動物だけど、ちょっと考えにくい。

 もしかするとネイバーウォッチ看板とリンクしてて、余所者への威嚇として推奨されてるとか?。

 最後の2発は無茶近くで、やはり探しに来てぶっぱなしたかな?。

 農地エリアで坂になってるし、乾燥エリアになってて蚊やブヨが殆ど居なかった。このところはずっと快適。

●前ハブの原因不明の異音は街を出て、最後の十数キロは収まった。また一筋の光明見えたかな?。

 原因はもしかしたら壊れたベアリングの玉押さえが1個中に残ったかも。ハブと中央のパイプの間にペットボトルを入れてたけど、これが玉押さえを反対側のベアリングのところに押し付けてしまったかも。

 で、異音。これを昨日、今日の走行で削り切って、また無音に戻ったとか。

 これだと、明日以降壊れたベアリング部分を修理しながら行けば完走出来るかも。さあ明日どうなるかな?。

50km, 4:38, 10.8km/h

Ostersundの南20km少々、BUSH43

ベアリング崩壊

8/17(水)晴れのち曇り、52758km, 603

 夜も快晴で夜露たっぷり。久しぶりに9時過ぎに出発。

 みんな湖近くが好きみたい。

 前も見た木はまだ残っていた。

 出発してじきに前ハブ不調に。開けてみたらもうひとつのベアリングも崩壊していた。昨日、結構大きなバキバキ音の後、異音が無くなったけど、あの時にベアリングが壊れたんだと思う。

 その前に調べた時はベアリングは結構しっかりしていたので、もしかすると、ひとつ部品を残したままにしてしまって、それをベアリングに押し付けて壊した可能性も有るかも。

 これで両方共ベアリングが無くなり、ハブは中身が何にも無くなり向こうがよく見える。いっそさっぱりした。

 仕方ないのでペットボトルとペットボトルの蓋を開けたときに残る帯を使って修理。ベアリングの玉の代わりがキャップの帯。

 修理に慣れて、良い感じに仕上がり。少し重いかも知れないけど普通に走れる。走っていて緩んできたら、振れによると思われる振動が出るけど、無視して走行。

 ハブは全部壊れた結果、ペットボトルを補給すれば行けるかも。しかし今度はタイヤが問題。後500kmは無理かも。サイドだけではなく、真ん中にもワイヤーが見え始めた。

 少し修理してみたけど結構これもいける。日本製のパッチは優秀かも。まあしかし、中央にワイヤーが沢山出始めれば修理は無理。

 昨日自転車屋さんが有ったけど、あの時はまだ行けるかどうか分からないのでタイヤを新しくする事は出来ず。次の大きな町は遠いので困ったもんだ。

 これらの町を進むんだけど、どこまで行けるんだか。

 キャンプ場を目指してたけど、結構遠く、到着が遅くなってしまうのでそこまで行くのは止めた。キャンプ場が廃業してたり、オーナーが変わって高くなっていた時に対応しにくいので。

 55kmを越えてからキャンプ場所を探し始め、3ヶ所目で見つかった。水は少し手前の町、SvenstaviにICAが有り買おうと思っていたら、この町は駐車場とかトイレだけでなく、飲み水も提供していたのでそこで汲んだ。キャンピングカーもそこから汲んでいた。

 Asarnaの分岐のすぐ先。この先は工事中なのか道路状況の看板が有った。赤は多分未舗装。当然押しになるかな?。

 伐採跡で、松の若木が良く育っていて、道路から近いけど目隠ししてくれる。道は殆ど使われておらず草や木が生えていた。

 道路から見えずテント設営できる所が一ヶ所だけだったけど、テント設営していたら目の前に安物のペグが落ちていた。誰かキャンプしたかな?。

●後半、追い抜いて行ったバイクがクラクション鳴らし、わたしにもっと道端を走れ、とジェスチャーしていった。自転車とは速度が違うのに、何故だか同じバイクを次の町でも見かけ、更にキャンプ場所の手前でもまた追い抜かれ、クラクション鳴らしまくっていた。

 まあ確かにわたしは少し中央寄りを走っている事も多いけど、だいたいミラーで確認して接近してきたら端に寄ってる。ちょっと神経症気味のライダー。規則で自転車は路肩走る事になっているのかも知れないけど、あのしつこい指導?はちと病気。

 ドイツ人にこういう規則に細かいタイプが多い。ナンバー見てないけどドイツ人かも。ジュラルミンのサイドボックス付けた旅行者だけど、結構離れた場所で何度も会う理由は推測出来る。

 ポイントオブインタレスト、と言うか、歴史的にか、見るべき場所の標識が有るんだけど、この神経症ライダー、多分これらを全部見て回ってるんだと思う。

 神経症故に、その標識を無視出来ないのかも。当然横道5km、とかも有るかもだし、見学に歩く所も有るかもだし、そんなことしてるから数十キロにもわたってわたしと出合うんだと思う。なので追い抜いて行くときは忙しそうに走ってる。

 中央寄り走って、2ヶ月半で10回くらいクラクション鳴らされたかな?。たくさんの車に追い抜かれて、ごく一部が怒ってると言うこと。

 普通の人は、こいつちょっと中央走ってじゃまだな、と思っても、さらっと流し、対向車線に出て追い抜いて行くだけ。

 結構強い追い風だったので平均速度が上がった。キャンプ地探しは常に押しだけど、それでもこの値。

63km, 4:41, 13.4km/h

E45、Asarnaの分岐の先の森林管理道路

追い風快走

8/18(木)曇り一時晴れ夕方雨、52821km, 603

 夜も雲が一面で、久しぶりに最低気温が10度を越えた。お陰で夜露がなくテントが濡れなかったので、8時台の出発。

 20km程でRatan。昔ご贔屓にしていたキャンプ場が残っていた。行くところ行くところみんな廃業していて、残っていたのは今回の旅行で初めて。しかし、初めて残っていたと言うのに、20kmしか走ってなくて通過。往復6kmになるので見に行く事もしなかった。

 まあネットで調べてみたら100Krになっていて、それほど有り難みも無いし。

 割りとフラットで追い風も強かったので、アウターでせっせと踏んだ。

 屋根に草は昔の知恵なんだろうけど、確かに断熱に良さそう。

 スウェーデンの教会はみんなシンプル。

 右端の模様が歴史的な?みどころを表す標識。この標識があちこちに有る。

 Ytterhogdalの先でE45を離れマイナールートに入るつもりなのでYtterhogdalで食料品買い込み。この先暫く店が無いかもなので。

 ついでにテリアのデータ1GB購入。通算5GB。これで最後まで行けそう。1GB49Krって安いと思う。

 Ytterhogdalでもキャンプ場に泊まっていたみたいで、見覚えの有るキャンプ場が有った。ここもパス。

 少し走って296号線に入り、更に少し先で296号線の対岸の道に入った。殆ど車の来ない道で良いんだけど、舗装路では有るもののでこぼこでスピード出せず。

 暫く家が続き、途切れてから3km以上走って、釣り人が使うと思われる道に進入。川沿いは藪でダメだったので少し戻り松林の十字路にテント設営。

 荷物降ろした所で雨が降り始め、タイミング最悪。地面が土で泥はねもなんだか。

 追い風でせっせと踏んだので平均速度が相当上がった。

 しかし、前輪のベアリングが2つ共無くなって、プラスチックを詰めて有るだけなのに、普通に時速20kmで走れるって、ベアリングの価値はどうなったの。

 まあ、毎日調整が必要だけど。今日も1回、昨日壊れた方のベアリング部分に、プラスチック追加。古い方は詰めて有るものがだいぶ安定してるので弄らず。

 異音も無くなったし、こんなに走れるのなら壊れかけのベアリングで異音に悩まされながら苦労すること無かった。さっさとベアリングを諦め、プラスチック詰めのハブにするんだった。

 まあ今回は初めての経験だったので、次回からはそうしよう、ってベアリングが壊れるような次回は無い筈だけど。

 スピード上げて走ってて思ったけど、残り400kmとして、毎日100km走ったら4日で着いてしまう。まだ2週間有るのに。

 タイヤにはまたパッチを追加。今日は真ん中にも貼った。残り400km?走れたら良いんだけどね〜。

81.0km, 5:11, 15.6km/h

Ytterhogdalの南、296号線対岸

雨で連泊

8/19(金)雨、52902km, 450

 一日中雨が降ったり止んだりで、泥はねは今一歩だけど、連泊。暇潰しにはドラクエが有って助かる。

 テントのフライで1リッター以上水を集めた。

連泊

Los

8/20(土)曇りのち時々晴れ、52902km, 450

 朝は霧で濡れたものもあまり乾かなかったけど、8時台には出発。

 この赤い実も食べられるやつ。少し酸っぱくてジャムにするのかな。

 この白いのは苔かな?。白くてやけにきれい。

 Mは、細い道の待機場所。今回見ると道幅が広がっている所が多く、もう不用?。

 しかしこの道は快適。車が殆ど来ず、道の真ん中走ったり。

 なんかちょっとスイスに似た雰囲気も有る。

 10km程で橋。そこから数キロで296号線に戻った。

 なんか予定外にどんどん上り、標高510mの峠が有った。

 45kmで今日唯一の集落、Los。食料が厳しく、店無いかな〜とか思ってたけど、無さそうで、集落の外れまで来て最後にICAの旗発見。

 やったー、しかし土曜日だし、田舎だと午後3時とかに閉店だったりして、とか思いながら行くと、本当に午後3時閉店だった。時間を見ると午後2時58分。自転車そのままでダッシュで入ったらまだ開いていた。

 急いで買い物。お客さんが4〜5組居て、少し時間が延びていた。カゴ置いてペットボトル取りに戻り、リサイクルしてレジに行ったら最後の一人だった。

 ギリギリセーフで助かった。もう残りの距離が300km台になっているのに、日にちは12日も有り、1日50km位でゆっくり行きたいけど、このルートは町が少なく、雨で連泊が有って食料が厳しくなってたのが、今日買えて、これでゆっくり進める。

 村を出てからは、川の横で、家がポツポツと連続するパターンになり、50kmからキャンプ場所探し始めたものの、なかなか良いところが無く、最後に丸太置いてる広場の丸太の裏にした。

 2台ほど車に目撃され、連絡されたのか、結構車が止まっていく。このルートだと通るのは殆どは地元の人なので、進入時に目撃されると今一歩。

 丸太を積み上げた後ろは隠れられる場所なので、当然のようにトイレットペーパー原になっている。何だかでは有るけど、新しいのは無いと信じよう。

 横に川が有るはずなので、テント設営後、アクセス悪いけど川へ。水浴びと洗濯。途中、ブルーベリーが良く熟れていた。

 しかし、靴が崩壊寸前。底に穴が開いて、パンフレットとか詰めてたんだけどね。持ってるスリッパは200円のだし、靴の代用は難しいかも。どこかで探してみよう。

58.9km, 5:06, 11.5km/h

296号線、Losの南十数キロ、材木置き場

午後の出発

8/21(日)雨のち曇り、52961km, 345

 午前中雨で、午後2時半頃に出発。こんな広場の材木の向こう側でテント設営してた。

 30km弱で橋が有って水を確保。昨日の川よりは茶色が薄くていい感じ。

 水を確保出来たので、キャンプ地探しモードに。しかし、橋の手前までは伐採地が多く、キャンプに良さそうな所も見えてたのに、橋以降は自然林になって道無し。

 基本的に川沿いなので、家もポツポツ、時々農家も有ってキャンプ場所見つけられず。そのうち集落に着いてしまった。集落の前後は暫くキャンプ無理。

 おまけに、その集落にモトクロッサーが居て、余所者であるわたしに見てもらいたくて?、林の中をついてくる。右に2台、左に1台。

 モトクロッサーが走って来ると言うことは、家が無いと言うことで、キャンプ適地なんだけど、彼らが走りまくるコースになっていて進入する気起きず。

 そのうち301号線に合流してしまった。少し先は広い農地だったので合流地点辺りで、強引に進入。ここもモトクロスのコースになっていたけど、仕方ない。集落からだいぶ離れたので、走っている頻度は少なそう。

 下が良くない所で、仕方なくまだましな道の横にテント設営。もしもモトクロッサーが走ったら泥被りそうな所。

42.0km, 2:58, 14.1km/h

296号線から301号線に合流してすぐの林

Rattvik手前

8/22(月)曇りのち晴れ 、53003km, 345

 幸いモトクロッサー来ずで助かった。出発したら700m程で集落が有った。

 道端でベリー摘みしている女性が居て、車見たら「BG」だった。ブルガリアかな?。ポーランドだと海をわたるだけで近いけど、ブルガリアは遠そう。

 FurudalからRattvik方向へ。

 Furudalは湖沿いで、きれいに晴れてきた。この前のOstersundも快晴で、大きな湖は晴れることが多いんじゃないかと思ってたんだけど、今日も晴れ。

 積乱雲は地面が暖まってだと思うんだけど、湖は暖まらないし。それに平らだし。

 Furudalの案内所は閉まっていたけどトイレは開いていたので水汲んだ。横のガソリンスタンドがICAで、ビスケットとスープ購入。

 ここからRattvik方向に進んだけど、失敗だったかも。40km程走ってて、じきにキャンプ場所探し始めたんだけど、ずっと農地、家の連続で、全くキャンプは無理。結構上ったし。

 湖を離れ、上っていくと積乱雲が前方に。山が種になるのは確実かも。湖が晴れの種になると言うのはどうかな?。

 Orsaに向かって、自転車道進んだ方が、キャンプ場所見つけやすかったかも。

 結構大きな集落をいくつも通過。進入出来そうな道を見つけたのは20kmも走ってから。

 だいぶ奥へ入りキャンプ地にした。横の広場にはライフルの大きな薬莢が落ちていた。無茶新しい。

 そのうち車がやって来て犬の散歩と魚釣り。

 もうじき干上がりそうな小さな池なのに、釣れていた。夜にはまた息子を連れて来るらしい。

 暫く話したけど、薬莢は熊の猟期とのこと。ここでテストしたのかな?。猟期は8月20日から1ヶ月。スウェーデンに熊はいっぱい居るよ、とのこと。ここで撃った人?はもう2匹仕留めたとか。

 う〜ん、困ったもんだ。まあ、まだ熊の糞や足跡を全く見ていないし、それほどの多さでは無いと思うんだけどね〜。

 前にフィンランドの国立公園で見た説明では、熊を保護しています、とか書いてあったし。

 リアタイヤが限界に近づいている。残り距離少ないけど、Rattvikでタイヤ買うか。もしくは再度前後交換か。

 タイヤのサイドが弱ってるので、前後交換は結構賭けだけど。交換作業でタイヤが終わってしまうかもだし。

64.1km, 5:20, 12.0km/h

301号線、Rattvikまで十数キロの所

タイヤ購入

8/23(火)晴れたまに曇り、53067km, 325、VISAカード:タイヤ115Kr

 夕方、子供たちが走ってたし、朝には散歩の人も。車も4〜5台。なんか良くわからない道だった。まあそこから少し引っ込んだ所に居たので見られてはいないけど。

 これが道路からの入り口。標識とか郵便受けとかゴミ箱とかが無く、家が有る可能性は低い。でも割りと使われている。

 15km程でRattvik。そう大きな町では無かった。案内所が12時からで、1時間少々待機。その間に少し買い物。靴も見てみたけど、安いのはやはり中国製。

 スーパーが結構お高い。ここに来る手前の集落のICAが2回連続で都会並みのお安さだったのに、ここはちゃんとした町なのにね〜。

 案内所が開いて、自転車屋の場所を聞き、スポーツ店と自転車屋と有ったので自転車屋へ。感じのいいおじさんがやっていて、20インチのタイヤが有ったのでブロックパターンではあったけど、購入。

 一応Schwalbeと言うドイツブランドで、どこ製かは分からないけど、無印の中国製よりは良いかな?。最近日本でもちゃんとしたブランドとして扱う店も多い。まあ昨年、10日間、700kmでバーストしたので、わたしはあまり評価して無いけど。

 タイヤは115Krと安かった。カードで購入。無印中国製が300Krとかだとどうしよう、とか思ってたけど、ラッキーだった。

 店の横で交換。空気入れは店の横の壁から出ていた。まあ自分の使ったけど。古いタイヤはおじさんが処分してくれるとのことで手渡し、バイバイ。

 リアタイヤの問題が無くなり、完走出来る可能性が大幅に高くなった。前進再開。ブロックタイヤは早く走るとゴーゴーうるさい。流石に抵抗大きい。

 しかし昨日辺りから快晴で結構暑くなった。日向では25度越えてるかも。これまで最高気温が15度前後がずっと続いていて、快適だったんだけどね〜。

 次の町Leksandまでは結構近く、20kmほど。しかし町エリアになり幹線の70号線は交通量が多い。一時自転車用の路側帯が有ったけど、無くなって、自転車ルートへ分岐。しかしこれが大きく迂回だしアップダウンもきつかった。

 家のすぐそばを通るんだけど、みんな家をきれいにしている。いいお天気で芝がきれい。まあ、ネイバーウォッチの看板復活で気分は今一歩だけど。

 何やら面白い建物群が有った。昔からのホテルとのこと。納得。

 町の間で、湖沿いの人気地なので家が途切れず、キャンプ場所皆無。Leksandを越えなきゃいけないのかな?、と思ってたけど、手前で強引にワンチャンスを掴んだ。

 道沿いに何やら大きな遊園地が有り、道路の反対側はその駐車場。その分、民家が減ってチャンス。駐車場の近くの草むらに道が有ったので進入。シダとかが育って、なんとか道路からの視界を遮ってくれた。

 ただ、奥が牧草地で、どうもその端に農家が有るみたい。Googleマップの航空写真でも確認。距離200mと今までで一番短く、申し訳ない。犬が居てずっと騒いだりすると大迷惑だけど。

 ただ、この農家、少々面白い。普通、昔からの農家は幹線から真っ直ぐアクセス作ってるのに、この家は、林を真っ直ぐ入り、そこから90度曲がって幹線に平行に少し進み、家と牧草地。牧草地も幹線に平行した長方形。4辺共林に囲まれた農家って、新規開拓?。

●町エリアに来て通信が高速で安定。山エリアでは低速も多かった。電波の種類は3つかと思っていたら5つになった。E、3G、H、H+、4G、と言う表示。

40.7km, 3:30, 11.6km/h

70号線より湖よりの道路、Leksandまで4〜5km?、道路横の草地

自転車ルート

8/24(水)晴れたまに曇り、53108km, 249

 Leksandまで4km弱だった。 COOPとICAで買い物。この町もお高い。

 多分ここを通っているだろうと思っていた長距離自転車道は、幹線を避けるのにわたしが選んだルートに有った。今日はこの標識に従って進んだ。

 最初の方で少し山の中。今日も割りと暑く(20度台前半?)急傾斜の沢が有ったので石鹸でシャンプー。

 以降は集落、とかの連続でキャンプ適地無し。麦かと思ったら違った。蕎麦じゃ無いし、何だろう。

 こういう古い小屋も多い。

 途中の町の教会前のベンチで休憩。前の緑地にはこんな飾りつけ。蔦みたいな植物で作っていると思うけど、この辺り、こういう飾りつけが結構多い。

 自転車ルートはやはりあちこち遠回り。晴れていると景色がきれい。

 こちらは麦。

 次の町、Borlangeの手前で自転車ルートに少し森が出てきて、なんとか森林管理道路でキャンプ場所確保。

 暗くなってから犬が必死に吠えていた。普通に考えればわたしに吠えているんだけど、ずっと臭い匂いがしてるんだけどまさか熊じゃないだろうね。犬の家は2kmとか離れているかもだけど、家の回りは金網張っていた。

 トイレットペーパーが幾つか落ちているけど、そういう臭いじゃ無く、やっぱり獸臭かな?。

45.1km, 4:04, 11.0km/h

自転車ルート、Borlange手前

Borlange通過

8/25(木) 曇りのち雨、53153km, 177、カード:ステッカー39Kr、コープ75.89Kr

 獸臭は有ったものの、何事も無く無事に朝。雨がぱらついて結構暗い空。

 Borlangeまでは12km程。無茶でかい街だった。今回の旅行で最大の街。

 一応、GPSのマーク位置まで行ってみた。案内所だった。前と同じ。看板が色褪せているのが10年だか14年だかの時の経過を示している。

 案内所で国旗のステッカー買った。現金少ないのでカードで支払い。

 遊園地を片付けているのかと思ったけど、見た感じ組み立てているみたい。今から設置?。この週末にお祭りが有るのかも。

 こっちでは町の公園とか広場とかに臨時に遊園地が出来る。日本のお祭りだと屋台程度だけど、ヨーロッパでは結構大きな遊具も設置される。

 IKEAが有った。流石に本家スウェーデン。ここの一画のCOOPで買い物。また出前一丁5個買った。カードで支払い。

 この木が結構有る。家の庭にこの木とリンゴの木、と言うパターンも多い。ナナカマドに似てる。

 リンゴは結構下に落ちている。きれいな芝だけど、そのまま腐らせるんだろうか。取り除いてゴミに出すんじゃ庭木としては手間掛かりすぎだけど。

 Sala方向へ最短ルートで進んだ。70号線は自動車専用道になってる部分が多いので、その近くの旧道うろうろ。暫くはずっと家が継続で、やっと森の中になって、雨が降り始めたので、そこでキャンプ地探し。2回失敗。2回目はぬかるんだ草地の急坂を結構上って外れでなんだかだった。

 3回目でなんとか成功。雨の中テント設営。以降も弱い雨が降り続いている。色々濡れて今一歩。

 しかし、テントで寛いでいたら、子供たちが自転車で通過。女の子も混じっていた。暫くして若者2台の自転車も通過(音だけで判断だけど)。冷たい雨が降り、結構な坂の暗い森の中。道も踏み跡みたいなもの。日本の感覚ではあり得ない。日本なら学校で、あそこへ行ってはいけません、とか禁止されそうな場所だけど。

 まあ確かに最初、伐採跡から森の中に続く道の状態が、最初は重機のキャタピラ跡で、そのうち1本の踏み跡になり、その踏み跡がきれいだったので、はて?、変な踏み跡だなぁ、と思ったんだけど、子供たちが自転車で緩やかなダウンヒル遊び、と言うことなら分かる。

 わたしが居ると知っていて見にきたのでは無い可能性も有る。しかし、前後は一応確認し、近くには家がないはずなのに、子供たちはいったいどこからやって来た?。こんな雨の日にアウトドアで遊ぶ?。

 子供たちがやって来る少し前から数キロ程度の距離で発砲音?。相当連続してて何か変なんだけど。花火かな?。花火だとすると、もっと近くで、わたしを感知して、発砲の代用だと思う。そうなると、子供たちも、犬が検知した何かを見にやって来た?。

 何にしても、人が通るなんて考えられないような場所で、5〜6人通過。道の上にテント設営してるんだけど。後で外に出て地面を確認。やはりブロックタイヤ跡が付いてたので、夢では無いし。

42.5km, 3:51, 11.0km/h

70号線(高速)に平行する一般道から山へ

床下浸水

8/26(金)雨のち曇り、53196km, 177

 夜、一旦止んでいた雨が朝から復活。結構たくさん降り、床下浸水。雷も数回。

 まあテントマット敷いてるので浸水はあまり問題無し。来るときの飛行機で新品だったテントマットの真ん中に穴が開いていたのがなんだかではあったけど、テントマットはよく活躍。

 一応、連泊の可能性も考えて水を集めたけど、じきに1Lの入れ物が満杯。

 テントや自転車が道路から丸見えだった。昨日の子供たち、自転車で下校の途中にわたしを発見、見にきたんだと思う。

 雨はお昼前には止み、テント丸見えでも有るし、出発。テントの底は濡れたままで収納。出発は午後2時半になった。

 70号線は進めないので、平行する道をあっち行ったりこっち行ったりしながら前進。お陰で最初の町Hedemoraは中心部通れず。なんかキッチリした作りの塔が有った。何だろう。

 70号線の回りをあちこちうろうろしながら進んでいたけど、ついに道が無くなり、70号線走行。中央分離帯も有る本格的な幹線。2つ目の街Avestaへせっせと踏んで、街の直前でやっと幹線離脱。街は結構大きかった。中心のモールの喫茶店のトイレ使用。客でも無いのに良かったのかな?。水を確保。

 郊外も結構長く続き、再び70号線に絡んだ所で、70号線をわたり、じきに林へ。その先の農家が結構近く、道からもだいぶ見えるけどなんとか寝床確保出来た。

 久しぶりに蚊が数匹居て2回刺された。服の上からだけどものすごく痛い蚊だった。

51.9km, 4:00, 12.9km/h

Avestaの先10km少々、横道から70号線近くの林へ

初キャンプ場

8/27(土)晴れ、53248km, 177、カード:キャンプ代100Kr

 9時過ぎには撤収。迂回路無しで70号線走行。細い路側帯を走るんだけど、早い車だと少々恐い。せっせと踏んだので平均速度は結構早い。

 しかしベアリングが2つ共無くなってから、普通に快調に飛ばせるって、ベアリングの役目は何?、と言う感じ。

 今朝もペットボトル追加したけど、5分とかで終了。

 昨年泊まったキャンプ場には11時台に到着。子供たちが貸しきりで泊まっているみたい。13時からの受付と言うことで待ったけど、13時になっても受付は不在。

 子供たちの引率の人に聞いて、電話してくれたら数分でやって来た。どこか敷地内に居るんだろうね。ここはやはりキリスト教系で、子供たちは合唱の練習してた。

 カードで支払い。テントはどこでもいいと言うのでピクニックテーブルの近くにした。トイレやキッチン、子供たちが泊まっている建物にも近く、さあ何時頃までうるさいんだか。

 洗濯が目的だったので急いで洗濯。ズボンやシャツが乾くかどうか。本当は2泊の予定だったけど、土、日と泊まると月曜日が雨の予報で、3泊はどうかなと言うことで、1泊にした。

 今回の旅行ではこの1泊で終わりの可能性大。なんと言う旅行なんだか。ストックホルムのアーランダ国際空港すぐ側に野宿ポイントが有ると言うのが大きい。

 そうでなければ普通は最終日はホテルになるんだけど。

 昨日の夜から風が強い。この前の雨が低気圧で、それへの吹き返し、と言う感じかな?。昨日は林の中で全然問題無し。林はゴーゴーとすごい音立ててたけど。

 今日はちょっと広いところなのでどうかな?。

30.7km, 1:56, 15.9km/h

Sala、Sofielund(100)

Uppsala

8/28(日)曇りのち時々雨、53278km, 177

 子供たちは昨日は午後9時過ぎまでは元気に遊び回っていた。当然のようにテントの側を通る子供も。

 朝はお湯沸かしたり充電してたりして遅くなり、10時過ぎの出発。夕方には雨かもなのでもう少し早く出た方が良かったんだけど。

 キッチン。

 電熱コンロ。こういうパターンはニュージーランドのキャンプ場も同じ。

 スウェーデンでは小屋やユースは至るところに有り、テント無しで少しリッチに旅する事も可能。小屋は人数で泊まればお徳。

 近くのICAで買い物。本当はCOOPで出前一丁買いたかったけど、うまくCOOPにぶつからず。

 なんか立派そうな建物。右側ボケてるけど。レンズが半分曇ってたかな?。

 町を出る交差点(ラウンドアバウトだけど)の所のLidlでも少し買い物。ここはヨーロッパに展開しているチェーン店で、アジア系の資本と言う話も。今回のスウェーデンで見かけたのは2回目かな?。

 パンとかが安い。ミニフランスパン2本とアップルパイ購入。

 自転車道は有るんだけど、結構遠回りで未舗装も多い(と言うかほぼ全線未舗装)ので、今回は72号線で真っ直ぐUppsalaへ。

 次の町まで15km程は路側帯が丸々1車線有り、ほぼ自転車専用なので快適。

 広い路側帯の無いところはやはり不快。そう無茶なのは居ないけど、センターラインをでこぼこにしてある所では、それを踏むのが嫌で近くを通る車もたまに居る。

 追い抜きで、一番質の悪いのはキャンピングカー。真四角なので結構風を起こすんだけど、ドライバーはそれを認識せず、普通車と同じ感覚で近くを高速で抜いて行ったりする、と言うか半分位はそんな感じ。

 トラックは自分の大きさを完全に認識しているので、追い抜きは基本、完全に対向車線を走ってくれる。バスもそうだけど、バスはたまに近くを通る事も。

 重機もVOLVO。流石にスウェーデン。多分、道に平行する自転車道を作っているんだと思う。

 途中から雨になった。72号線沿いでキャンプ地は無理だった。農業地帯で森が少なく、林への道は基本ゲート。

 仕方なくUppsalaへ。15kmとか手前から平行する自転車道が出てきた。街中は至るところに自転車道。地下道とか立体交差も多く、自転車活用は完璧。

 日本だと、たまに思い付いて自転車道を作るけど、完全リンクなんて絶対にあり得ない。

 川沿いの緑地を目指したけど、街が無茶大きかった。これだけの住人が居ると緑地もダメ。至るところに散歩や運動してる人。街を出て橋をわたり、すぐ先で強引に林への道に進入。

 奥に家がないのは航空写真で確認してあったけど、やはりゲート。背が高く自転車は下を通過。今回初めて閉まっているゲートの奥へ。

 まあゲートは車止めで、人はパブリックアクセスの権利が有るので、違法では無いと思うけど。

 奥の方へ行ったけど、怪しい糞が有ったので、道路に近い所に戻ってテント設営。

78.6km, 6:27, 12.1km/h

Uppsalaの南10kmとか?、森林管理道

連泊

8/29(月)曇り時々雨、53357km. 97

 雨の予報で連泊予定。ドラクエで暇つぶし。日中はそれほど降らず。

 しかし夜中に最強の雨雲が通過予報。雨雲ど真ん中のピンク色が真上を通過する予報で困ったもんだ。

 流石に雷も一緒かな〜?。

連泊

到着

8/30(火)曇り時々晴れ、53357km, 97+13

 夜中の雨雲は予報程発達せず、大したことは無かった。朝は快晴。

 撤収中、前輪の空気が抜けている事を発見。パンク修理。お陰でテントがよく乾いた。

20160830_194149

 これがゲート。自転車は下をくぐれた。

 10時過ぎに出発。近くの町へ戻ってミニCOOPで水を購入。

 このルートはストックホルム方向への抜け道系で車が多いので、大きく遠回りだけど、自転車ルートを進んだ。直線距離だと20kmしかないし。

 しかし、自転車ルートはUppsala中心部経由みたいで、自力でルート選択。結構進んでから調べてみたら、いつのまにやら自転車ルートに乗っていた。

 途中、キャンプ出来る場所を探してみたけど1ヶ所有ったかも。それ以外は全く無理。

20160830_194221

 空港近くの町に着き、図書館で時間つぶし。夕方5時に出て、水を買ってから空港近くのキャンプ場所へ。テント設営中に犬の散歩が一人通った。近くに家は無いはずだけどね〜。

 結局1日早く到着してしまった。明日はどうするかな〜。

 高速道路と空港に挟まれているので、騒音すごい。

49.6km, 4:19, 11.4km/h

Arlanda空港近くの旧道

連泊

8/31(水)曇りのち時々晴れ、53406km, 46

 朝7時台に自転車通勤の女性。昼前にも自転車1台通過。しかしまあこの地域としては相当少ない方。

 町の近くに自然保護区が有って、水泳場も有るんだけど、そこでキャンプは多分可能だけど、運動で町の人がやって来るだろうから、ここ程は寛げないと思う。

 旧道で、両側を岩で車止めしてあるので安心。アクセスも楽だし。

 テントを撤収してどこかへ、とも考えていたけど、朝は曇りでテントも夜露で濡れていたし、のんびりしてしまった。

 お昼を越えてしまったし、このまま連泊かな?。

 アーランダ国際空港には滑走路3本みたいだけど、1本がすぐ近く、昨日と今日、近くの滑走路が1回使われたけど、流石にすごい轟音。

 とか思っていたら、風が変わったのか近くのがメイン離陸滑走路になってしまい、忙しい時は2分間隔で離陸。煩くない飛行機も多いので、爆音出してるのは多分旧型の飛行機。

 午後3時頃に町へ。しかし、丁度バイクが岩の間を抜けて入って来ようとしていた。このバイク、わたしが町に着く手前で帰ってきたので、もしかしてわたしを見にきたかな?。

 空港に用で無かったのはすぐ帰ってきたので明らか。

 町ではICAで買い物。46Kr+ペットボトルデポジット3Krを、合計金額を計算してぴったり使いきった。

 これが隣の滑走路の誘導灯。右端の林辺りにテント。

 これが旧道入り口の岩。

 夕方、空港までシャワーに出掛けた。85Kr、千円ちょっとのシャワー料金。

 町までは4.5km、空港までは3km程だった。

14.5km, 1:05, 13.3km/h

連泊

アーランダ国際空港

9/1(木)、53421km, 0

 3時過ぎに目が覚めて寝られず。

 7時前から撤収。テント捨てようかとも思ったけど、やっぱり持って帰る事にした。

 9時前には出発。3.3kmで空港のターミナル5。昨年と同じ場所で自転車パッキング。昨年は1時間くらいで出来たけど、今回は1時間半近く掛かった。

 荷物の重さ量ったら1kgオーバーだったので、デイパック取りだし。23.8kgにしてチェックイン。今時は殆どセルフチェックインだけど、オーバーサイズの荷物も有るし、普通のチェックイン。

 重さは23kgと出た。テストの量りに少し誤差が有ったみたい。

帰国

9/2(金)晴れ時々曇り、53424km, 410

 毎度の事だけど全然寝ずに成田到着。窓際で大変だったけどなんとか。

 乗ってきた飛行機。内装やり変えてスッキリしてたけど、映画が昨年とあまり変わって無かったような。

 自転車は大型荷物の所からは出てこず、普通に回っていた。どっちになるかいつもバラバラ。

 やっぱり蒸し暑い。4Fのカバン屋さんでコロコロ購入。5180円となかなかのお値段。耐過重50kgとか言ってるけどどうかな〜。コロコロの重さは2kg以上有る。

 成田まで移動し、チケットショップ探してみたけどダメ。秋田までの普通切符買った。9830円。

 格安航空のピーチに千歳便が有ったけど、当日券で荷物が多いとそう安く無いだろうし、秋田でホイールなんとかしたいので秋田へ。

 大阪へ、とかは暑さで行く気になれず。

 峠と言う駅で寝て、翌日秋田到着。ヨーロッパ最北端の旅、無事終了。めでたしめでたし。

7月へ  Home