ヨーロッパ方面へはスカンジナビア航空がお安くて、今回もスウェーデン往復の航空券購入。今回はストックホルムから反時計回りでバルト海一周にしてみた。ポーランドとバルト三国は初めて訪れる国。
期間: 2017年6月8日〜9月5日、89日間
走行距離:4929km、1日平均56.6km
費用: 20万円少々
航空券: 122,630円
現地費用: 80,499円、1日平均925円
成田ー羽田、関空ー大阪、交通費
国別走行距離
6/09(金)スウェーデン、15日間、846km、56.4km/日、58069km
6/24(土)ドイツ 、03日間、219km、73.0km/日、58915km
6/27(火)ポーランド 、14日間、872km、62.3km/日、59134km
7/11(火)バルト三国 、11日間、765km、67.7km/日、60008km
7/22(土)フィンランド、17日間、896km、53.0km/日、60773km
8/07(火)スウェーデン、27日間、1329km、49.2km/h、61669km
6/1(木)
通販で部品を色々買って自転車整備。
ブレーキシュー
チェーン
チェーン用ピン
スプロケット
フロントディレイラー
フロントディレイラー取り付け台座
タイヤ
タイヤとフロントディレイラーは梅田のヨドバシカメラで購入。
ついでにデニムシャツも2つ買ったけど、1個は無茶小さく、着られず。
着られた方はいつも買っているやつ。いつも秋田のイオンで買ってたんだけど、製造終了なのか、見つからず。ネットにはまだ有ったので購入。
チェーン、スプロケット、それにリアタイヤを新品に交換。
6/8(木)曇り、58069km, 145
朝4時起きで伊丹空港へ。
コロコロで自転車を運び、コロコロはついてきて貰った人に持って帰って貰った。空港は朝6時から開いた。
量りが無く、重量オーバーをチェックするためにANAのカウンターの量りを使わせて貰った。残念ながら傘を取り出さないと23.9kgに出来無かった。
自転車を預け、パン屋さんでサンドイッチとオレンジジュースを食べて少し休憩。
国際線乗り継ぎ便で、自転車はストックホルムまで行くけど、出国手続きは無かったので、成田で出国手続きするんだろうね。
成田まではANAで。東京までの国内線の料金も含んで12万円程なので、まあ安い方かな?。これは隣のゲートの飛行機。
座席を指定してなくて、ANAではSASの座席を指定出来ず、チェックイン後にオンラインで座席指定。搭乗券の座席表示は前のままだけど。
搭乗24時間前からは座席指定出来るので、あらかじめ座席指定しておけば良かったかな。
成田までは1時間20分ですんなり到着。国際線乗り継ぎの案内通りに進んだらすぐに出国してしまい、海外旅行傷害保険を掛けられず。クレジットカード付属のは、申し訳程度の保証なので、ケガとかしないようにしないと。
まあ過去に保険を使う必要が出た事は無いけどね〜。
朝は食欲無かったんだけど、国際線のゲート辺りでお腹が空いてきた。コンビニ系が無く、やっと見つけた店でポッキー購入。水も1本購入。
しかし、汗をかくので 首にタオルを巻いているんだけど、タオルの効果は抜群。警備員が様子を見に接近してきたり、入った店では、男の店員が速攻で位置を変えて監視体勢に入るし、やはり怪しく見えるんだろうね。
まあ国際線のゲートで、首にタオルを巻いた作業員風、なんて普段は絶対居ないだろうけど。
珍しい=怪しいでは無いんだけどね〜。
搭乗するSASの飛行機。
成田は定刻辺りの出発になったけど、メイン滑走路に平行な誘導路には10機以上の飛行機が数珠繋ぎで渋滞。2分間隔?とかで離陸して行くんだけど、当然、順番待ちの時間が掛かる。成田空港はまだまだ不十分な空港かも。
コペンハーゲンまでは11時間弱。映画を3つ、後は音楽聞いていた。エマ・ワトソンの美女と野獣見たけど、まあまあ。物語にはやはりしっかりした敵役が定番みたい。
コペンハーゲンでの乗り継ぎは歩く距離が長く、再度の荷物検査も有って40分くらいの時間ではギリギリ。飛行機は2回共に隣が空いていて割と楽だった。
たまにウトウトしたけど、飛行機ではまず寝られないわたしとしては珍しい。大阪で寝不足が蓄積していたのがウトウトした理由かな?。
問題無くスウェーデン到着。前回もそうだったけど、キャッシングマシンが見つからず、カードでバナナとスニッカーズ購入。水はトイレで補給。
SIMカードのデータを買おうと思ったら、0.5GB49Kr、2GB149Krと値上がりしていた上に、1GBが無かったので、とりあえず見送り。2GBだと使いきれない可能性もあるかな?。
2時間程で自転車を組み立て、走り始めたけど、空港内のあちこちで建物とか建設中で、自転車ルートが分からず少しうろうろ。
風がいつもと違い、いつものキャンプ場所の真上を離陸してうるさいので、少し違う場所にテント設営。
今回も出発は順調でめでたしめでたし、と思ったら、テントマットにカビが出ていてちとショック。いつも出発前に新しいのに買い替えるんだけど、今回、ヨドバシに無くなっていて買えなかったのが失敗に繋がった。こちらで代替え品を買える可能性は少なく、テントマットはわたしの雨対策の基本なので少し困った。
3.9km
アーランダ、空港近く
●今回の旅行、キャッシングを止め、クレジットカードで全部払ってみようかな?
VISA バナナ18Kr、スニッカーズ35Kr
6/9(金)曇り時々晴れ、58069km, 14100円
夜はヒンヤリでいい感じ。それでも蚊は居るけど。
夜9時過ぎに寝て0時過ぎに目が覚めた。日本時間だと朝7時過ぎなので、目が覚めたかな?。大阪でも、寝た時間に関係無く4時とか5時に目が覚めていた。
トイレに起きて、その後3時半頃までウトウト。もう結構明るい。真夜中でも少し明るさは有った。
雨か結露か、テントはビショビショ。お天気どうなるかな?。
あまり晴れ間は無かったけど9時過ぎまで粘ってある程度乾燥させた。
日の丸のステッカー張ってみた。これがマイナスに働く事がなければ良いんだけど。
町に移動し、いつものICAで買い物。プリペイドのデータは少し変な事言ってたので買わず。後でもう一軒のICAで購入した。2GBで149Kr。去年は1GB49Krだったので5割の値上げ。
購入したデータを反映後、うまく動かず焦ったけど、データ通信をONにして無かったせいだった。SIMカードの設定の時にデータ通信ONのセットしたのに、別の場所に同じく「データ通信ON」の設定が有った。
ま、無事接続出来て良かった。
町を出る前に2ヶ所で買い物したけど、カード払いでいっぱいレシート出来て、管理大変そうで嫌になった。やはり少しキャッシングしようかな?。
買い物は日本から持ってきた丈夫な袋で吊り下げ。サイドバッグが付けられないのでそれの代わり。去年はビニールバッグだったので、少し見栄えが良くなったかも。
南下は内陸部がずっとお天気悪そうで、ストックホルム経由にしたけど、自転車道のトレースが難しく、あちこち走ってなかなか前進出来ず。
ストックホルムまで40km少々だと思うけど、1時を過ぎての出発で、今日の通過は無理かな?。
しかし結局ストックホルムを今日通過することにした。
旧市街。
ストックホルムの中心まで52km程で、夕方5時半過ぎに着いた。
ストックホルム手前30km近くはキャンプしやすそうな所が無く、ストックホルム以降も最低20kmくらいはダメかな?と思っていたけど、16km程で森が見つかった。
まあ荷物を下ろしている時に、乳母車を押した夫婦が通ったのは今一歩だった。散歩だろうけど、結構深い森一周って、未舗装を乳母車押してでは大変だけどね〜。
68.7km, 5:52, 11.6km/h
Skarholmenの先の森
●VISA: ICA118.50kr、COOP 24.60Kr
Master: ICA 149Kr
6/10(土)曇り、58138km,
朝は7時頃ジョギングと自転車が通った。このテントは結露がすごいので、乾かす為に、常にゆっくり。
以降も数人通過。10時頃に出発したけど、ここは自然保護区だった。
昨日に続き、今日も南からの向かい風。常にアップダウンでまだ寝不足、時差ボケの身としてはきつい。昨日のストックホルムも山だらけだったし。
緑の標識の長距離自転車道に従うと、アップダウンの結構厳しい道に誘導される事も多い。
やっとICAが有り水を買った後は自転車道と離れてしまった。自転車道はどうやらフェリーを使うルートに進んだみたい。
今日は早めにキャンプと思ったけど、途中自然保護区の中のキャンプ場はネットで調べてみたら3千円近くで無理。
自転車も車も、結構そっちへ入っていったけど、スウェーデン人、自然保護区が大好きみたい。
更にしばらく進んで、また自然保護区発見。案内が有ったので湖まで行ってみたら、良かったのでそこでキャンプすることにした。
泳いでいたグループの帰りとすれ違い。以降も数組やって来た。
なんと、水が有った。そう高くは無いけど、一応山からの湧水。ただ、溜めている部分が地表水となり、今一歩。悪ガキとかが汚す事も超簡単。まあ仕方ないので汲んだけど。
1人、カップルの男性が飲んでいた。味は良いんだろうけどね。
湖から少し離れてテント設営。これは正解だった。夕方来た犬連れの散歩は、犬を湖にダイブさせ、大型犬ですごい水音。その後も子供連れが暴れまくっていた。
テント設営後は3組で終了。
56.5km, 5:05, 11.1km/h
sodertaljeの南二十数キロ、長距離自転車道を合流後の自然保護区
●VISA: ICAで水 11.90Kr
6/11(日)晴れのち曇りのち雨、58194km,
朝は晴れているんだけど、速攻で雲が出てくる事が多い。
走り始めてすぐに前輪に少し違和感。ベアリング崩壊スタートの可能性もある。ちょっと早すぎ。今のホイールではまだそれほど走っていないので、今回は走り切れると思ってたんだけどね。
当然、予備のベアリング等用意してないし。どうなることやら。
相変わらずアップダウン。小さな町で水とか色々購入。
缶詰めはいつものやつ。メロンはキロ130円で1kg未満。キュウリは15Kr200円のところを5Kr65円の表示。どうも会員価格みたいだったけど、一応持って行って、予想通り15Krだったので買わない事にしたら、後ろの客がレジに会員番号伝えてくれて、5Krで買えた。ご親切どうも。
以降はほとんど町無しだったのが、50km程でいきなり大きな町。ここで結構強い雨。シートを前の荷物に掛けたらいい感じだった。
中心部を迂回してしまって水買えない可能性が出たけど、町を出る直前にスーパーが有って助かった。
以降は割とアップダウンが減り、その代わり森が無くなった。まだしばらく森無しが続きそうだったので、10km程走ったところでE4方向に曲がり、E4越えて期待通り森出現。GPSの無料地図に森が表示されていてそれを目指したんだけど大成功。しかしこの地図、本当に助かる。
少し進んでから森に進入してテント設営。また雨が降り始めたけど、ギリギリセーフ。
夜は継続的に雨。
63.9km, 5:44, 11.1km/h
Nykopingの西10km程のE4近くの森
●Hemkop 53.91Kr、ICA 61.00Kr、Willy:s 60.14Kr
6/12(月)雨のち曇り、58258km
結構降ったけど、雨は朝には止んだ。水を集めたけど速攻で1.5リッター集まった。
テントがびしょ濡れなのでドラクエしながらゆっくり乾燥。
お昼前に充分乾き、荷物もまとめてさあ撤収、と思ったら、また雨が降ってテントが濡れたのは、お約束のマーフィーの法則。
再び乾かし、出発したのは午後1時になった。
キャンプしたところはどうやらモトクロス場になっているみたいで、道路に出たらモトクロッサーとすれ違った。まああまり使われては居なかったけど、今日はタイミングよくわたしが出るのと入れ替わり。
今日も引き続き向かい風。麦畑や牧草地の吹きっさらしで結構強い向かい風で、平地なのに10km/h以下とかでトコトコ前進。下りでも踏まないとダメなのが残念。
今日はあまり走る気は無かったけど、森エリアまで距離が有り、森エリアに入っても家が有ったり良い道が無かったりで数回チェックもダメ。雨も時々パラつき、最終的にはちょっと道から見える湖畔の踏み跡に強引に進入。
湖が南方向でそっちから風が来るので、少し風避けのあるところに無理矢理テント設営。
夜も結構風が吹いたけど、小さい木のわりに結構防いでくれた。
今日は店には遭遇せず、買い物無し。朝集めた水が役に立った。
43.1km, 4:29, 9.6km/h
Norrkopingの北東18km、E4 S沿いの湖畔
6/13(月)曇り一時雨、58301km,
テントがあまり乾かず、10時半頃の出発。すぐ先にキャンプ出来そうな所が幾つか有った。
数キロで海岸になり、道路が機械で削られていてその振動で走りにくい。
削られた道を数キロ走ったら予想通り舗装工事中。こっちの舗装工事は日本と違って片側交互通行の距離が長い。赤信号での待ち時間も長く、先導車に引率されての進行。
わたしは遅いので当然おいてけぼりだけど。だいぶ走ってこの道から離脱。
舗装工事は高速道路のE4へ続く道だった。離脱した道は一般道のE4。昨日からずっとこのE4 Sを走っている。
20km弱でNorrkoping。コープで買い物。CRC556を探していたけど無く、コープオリジナルのスプレーオイル購入。59.90Kr。
お米、パプリカ、新ジャガ購入。出前一丁は残念ながら特売しておらず。
次の町Linkopingまで40km程で森が無くキャンプ場所が見つけにくそうだったけど、後半追い風になり、キャンプ場は置いといてせっせと前進。
歩道は道路とは別に、少し離れてついている事も多いけど、ここは路側帯を広げてついている。これだと最短。別の自転車道だとあちこち迂回も有るので。
夕方で、反対側に帰宅の自転車見かける。
Linkopingの6〜7km手前で保護された散歩用の森が出てきて迷わず進入。小さい森だけど町エリアに近づいたところで、見つかってラッキーだった。苦労せずキャンプ地確保。
59.4km, 4:43, 12.5km/h
Linkopingの手前7kmE4 S沿いの森
●コープ 112.29Kr
6/14(水)晴れのち曇り夕方にわか雨、58360km
初めての晴れで充電。13000mahのモバイルバッテリーが1日で10700mah程充電出来た。
初めて結露が少なく(朝が暖かいと言うこと)、いつもよりは少し早めの9時半頃の出発。
7km程でLinkoping。うまくコープにあたらず、そのまま通過。買い物は途中の小さな町のICAで2回。
今日も1日、一般道の方のE4 Sを進んだけど、良い感じのところではこんな感じで自転車道が整備されている。
しかし、今日は後半、自転車道が無く、路側帯も狭い所が多く、ちょっと不快。まあ日本みたいに横ギリギリを暴走していくようなキチガイはおらず、おおむね距離を取って抜いてくれるので、日本に比べれば無茶快適とも言えるけど。
後半、向かい風がきつくなり、吹きっさらしの中、平らな所を時速8〜9km/hでトコトコ前進。なんだかではある。
おまけに進行方向には黒雲。雨が降っているのも見える。そこへ向かって進んで行くのも何だか。
ずっと畑エリアでキャンプ出来そうな所は無く、10kmとか向かい風と戦った後、左折して森経由で進んだ。
しかし、地図では森なんだけど、最初は町エリア。後半は農地エリアで全て使われていてキャンプ適地皆無。
とどめは強力なにわか雨。ソーラパネルをしまい、上はカッパ来て前の荷物にはシートを掛けたけど、自転車支えたままではズボンははけず、あっという間にズボンびしょ濡れ。
もうすぐ森を抜けてしまうので、少し引き返し、高速のE4の横で家へのアクセスでは無い唯一の道に進入。どうやら農地へのアクセス道みたいで、途中の杉林に進入してなんとかテント設営出来る所を見つけた。
森エリアで2回高速のE4を渡ったんだけど、これは1回目。2回目渡った所で横道に進入。テントの場所から高速の車見えまくりだけど、向こうからは見えないだろうね。
今日はキャンプ地がすんなり見つけられず、後半は苦労させられたけど、テントを張ってしまえばどんな所であろうと、一気に寛げる空間出現。雨からも、蚊からも守ってくれる。
テントは本当にすごい。大昔の旅人は大変だったろうね〜。
しかし、今回のルートは森が少なく、失敗だったかも。いつも使っている、もう少し西のルートの方が良かったかも。
その分?、蚊はそこそこで大した事は無い。ブヨも少し見かける程度。北のような事は無い。この前モトクロス場ではダニにやられたけど。何も病気持っていない事を祈るのみ。最近、日本ではダニが媒介で時々死んでるし。
70.7km, 6:26, 10.9km/h
Vaderstadから曲がった高速のE4横の杉林
●ICA 56.10Kr、54.33Kr <- 雨でズボンのポケットに入れていたレシートがボロボロ
カードでの支払いに慣れて来た。しかしお金の有り難さみたいなものを全く感じず。
6/15(木)曇り時々晴れ、58431km
10時半頃出発したけど、4km程先にはなんと自然保護区が有った。それも森エリアを出てから。昨日の雨がなければそこへ到達したかな?。自然保護区は農家が土地を国に返納したような感じで、テント張ったとすれば駐車場横の緑地かな?。
今日はまた向かい風。
田舎道はこんな感じ。引き続き一般道のE4 Sだけど路側帯無し。
Odeshogでテント乾燥。自転車道だけど殆ど人は通らず。ICAで水購入。
結構雑に見える石橋だけど、この程度の不揃いの石でも、重さで支えると言う石橋の原理はちゃんと機能しているんだね〜。
大きな湖、Vattern(ベッテル)に近づいたけど、傾斜が急で湖には近づけず。
Granna(グレンナ)の案内板で自転車道発見。それに従って町を抜け、自然保護区へ。湖沿いだけどここも傾斜が急。遊歩道を少し進んで遊歩道沿いにテント設営。
おじさんが通りかかって少し話。明日雨らしい。笛上げた。
横の急斜面がなんとか降りられそうで洗濯物を持って降りてみた。傾斜はなんとかなりそうなルートを選んだけど、土が水を含んでいて、土と共にずり落ち。足場は全てずり落ちる。蟻地獄みたいでピンチだったけど、なんとかルートを見つけ、木に捕まって降下。
ずり落ちでズボンも泥だらけ。
まあしかし待望の湖に到達。帰りの問題は置いといて、水浴びと洗濯をエンジョイ。水は無茶冷たかった。
洗濯前、最初に水汲み。きれいな水だけど、歩くと藻だかコケみたいなのだかがまき上がる。
町の方向。
斜面はこんな感じ。斜度は35度か40度位かな?。
しばらく水浴び楽しんでから撤収。降りたのはこの斜面の左だけど、帰りは右から。土が水分を含んでいないのを確認し、木に掴まりながら問題無く上に戻れた。体も洗え、さっぱり出来てめでたしめでたし。
汲んできた水をバンダナで濾し、お米を洗ってご飯を炊いた。計量カップを忘れて量が適当だけど、何とかうまく炊けた。
49.6km, 4:24, 11.2km/h
Grannaの南7km程、自然保護区の遊歩道沿い
●Odeshog ICA 29.70Kr
6/16(金)曇り、58481km
夜中にトイレに起きて、テントに戻ったらダニにやられていた。まだ食いついたばかりみたいな感じ。そんなに早く食いつく事が有るんだろうか?。
小さなダニで、ライトで照らしながら外したけど、失敗。体が千切れてしまった。残りを取り出す為に針やナイフを動員して切開。相当苦労して取り出したけど不満足。作業としては完全な失敗。
悪い病原菌を持っていない事を祈るのみ。これで早くも2回目。困ったもんだ。
天気予報を見てみたら雨の予報で9時か10時くらいから降るみたい。丸1日、雨の中を走るのは嫌なので、連泊することにした。雨雲レーダーの予報をみたら、結構接近してきている。雨の降っている時の出入りを容易にする為にタープも設営。
●しかし、いつまで経っても雨は全く降らず。雨雲レーダーの予報ではもうすぐ降りだしそうな状況が継続してるのに。結局、夕方に水汲みに出るタイミングで数分パラパラしただけで終了。
雨雲レーダーの完全な「降る降るサギ」。
まあそろそろ休養日でも良かったんだけど、遊歩道なので、雨が降らないと散歩の人が来てしまうのが難点。結局4〜5組通ったかな。
日がな1日、ドラクエ8。しかし神鳥レティスと言うのが極悪。この理不尽さはどうみてもFF。合併してFFチームが作った可能性大。色々それに符合することも多いし。
夕方やはり水が欲しくてまた急斜面下り。今日は少し先の別の所にしてみた。
Grannaの南7km程、自然保護区の遊歩道沿い(2泊目)
6/17(土)曇り時々晴れ、58481km
いつもよりは少し早めの9時半頃出発。遊歩道を出て自転車ルートに戻り、田舎道を進んだけど、朝から標高差100m以上の上り。以後もアップダウンの傾斜がきつい。
スウェーデンの農家。スウェーデンの家はこの色が多い。
後半は上った分を快調に下り、Jyonkoping(ヨンショーピング)。
市内の歩道はこんな感じ。自転車部分は段差無しで、すごく快調に走れる。
日本では縁石をわざと盛り上げ、毎回、強力なショックで走りたく無くなる。何で日本でこれが出来ないかね〜?。自転車の事を書いているけど、車イスや電動カートが受けるショックは自転車以上だと思うんだけどね。
街中のコープが今一歩だったので、店の多い旧街道っぽい道を進んだけど、また標高差100m以上上り、傾斜もきつい。気温も26度とかまで上がり、暑い。
ミニコープとミニICAで買い物。コープにある出前一丁を探してるんだけど、5個セット割引はどこにも無く、更に1kr高く、8.95Krで買いにくい。
旧街道っぽいルートを進んだので、当然のようにキャンプ適地は無し。森があっても、中に家が隠れている。
やっとE4沿いの一般道に戻り、町を抜けたら、ウォーキングルートの標識が有り、それに従って森へ。重機も結構進入している道だけど、家は無く、少し進んで道端にテント設営。誰も来ず。
●このところ胃が不調。この前秋田で検査して、ポリープが有ったけど、まだガン化とかは大丈夫じゃ無いかな?とかの話で、海外3ヶ月もOK、みたいな話で来たんだけど、大阪では全然症状無かったのに、スウェーデンでは走り始めた初日からいきなり不調。
まだ大丈夫、みたいな話も有ったけど、細胞検査したいとか、身内は?みたいな話も有って、この先生微妙。「まだ大丈夫」と言う話は大丈夫かい?。来年春にでも検査、とか言われて、秋に、と言ってきたんだけど。
この何年かで5〜6kg太り、それが全部お腹の肉になっているので、自転車の前傾姿勢でお腹が押される感じが有って、それが胃の不調を強調している感じ。
胸焼け、とかでは無く、満腹で胃が苦しい、みたいなのと胃の入口辺りの違和感。
ガン化とかの心配も無いわけでは無いけど、普通の胃もたれかも。問題は胃壁保護みたいな薬貰ってるのが残りが少ない事。これを1日3回飲んでいれば不快感は抑えられる可能性も大なんだけど。
走っていると前傾姿勢の為か、胃が重い。この不調のまま毎日走るのが嫌になってきて、旅行中止して帰ろうか、とか思う位。帰りの切符は新たに買わないとダメだけど。
旅の目的のポーランドとバルト3国だけ片付けてから、とかも有るけど、これだと日本の真夏に帰る事になるのが難点。
速攻で帰れば6月で、まだ少しましかもだけど、色々準備して苦労してやって来てるのに流石に勿体ないかも。
どうしたものか迷う所。
76.0km, 6:45, 11.2km/h
Jyonkopingの南30km程のByarumの少し南
●COOP 27.24Kr、ICA 80.74Kr
6/18(日)晴れ時々曇り、58557km
朝から、またダニにやられた。これで3回目。食いついてそう時間は経っていない感じなので、夜中のトイレに起きた時かな?。
草むらとかには入らないようにしているので、もしかするとテントに上っていて、出入りの時にくっつかれているかな?。
右腕の肩と肘の間の外側で、引っ張ればかろうじて見える場所。
いつも思うんだけど、見えない所や手の届かない所に食いつかれたらどうしたものか。日本ならまだ誰かに頼めるけど。
今回は道具を作った。アーミーナイフのピンセットの先を曲げ、本体を潰さずに、口の部分を持って引き抜けるようにしてみた。横方向に持つようにすれば広げた口の部分を潰して、口も残らずに引き抜ける可能性も大。
結果は成功で、口の部分も残っている。昨日やったような切開は必要無かった。
しかし、ダニ問題も困ったもんだ。
ピンセット、良い感じに出来たけど、アーミーナイフ本体に収納出来なくなった。仕方ないので薬箱に収納。
朝食。ラーメンは韓国製で、茹で汁は廃棄。スパゲッティ用の粉ソースで食べている。このところパプリカが買いやすくてよく使っている。キロ650円程で、200gだと130円と日本と同程度?。
道路とは離れた無茶広い自転車道は快適。
探していた出前一丁の安売りにやっと再会。5個25Krは日本程度。キロ130円のスイカも買った。1.6kg程。
今日は10時半頃の出発。昨日から無風だったのが今日は強風。西からの横風だけど、追い風になる時も結構有り、今日は殆どフラットな地形だったので、少し踏んでみた。
前回のキャンプ地を目指してせっせと踏んで何とか到着。最後の数キロだけ結構な上りだったけど。
前回は近くの水泳場を目指してやって来て、人がいたので更に少し進んで、同じ湖のボート発着場?みたいな所にした。前回と変わらずに有った。
76.7km, 5:34, 13.7km/h
小さな湖のボート発着場横
●ICA 53.94Kr、COOP 40.85Kr
6/19(月)晴れ時々曇り、58633km
朝、犬が吠えていたけど、そっち方面からトラクターで誰かやって来た。前回も来たけど、カヌーを放置してある主かな?。カヌーが心配でやって来たのかな?。朝のカヌー遊びにしては時間短すぎ、でわたしがテント撤収始めたら帰って行った。
水が少なく、最初の町のICAで水購入。
道路から完全に独立した自転車道がしばらく続いたけど、鉄道跡の感じ。
次の大きな町Ljungby(ユングビュー)で食料と水購入。同じ水が最初の店は9.80、大きな店は7.50とだいぶ違う。
胃の不調だけど、秋田の先生に電話で聞いて貰ったら、そんなので死にゃしないから中断なんか必要無しとのこと。薬買うなら胃炎とか胃潰瘍用を、とのことで、買ってみた。
4週間分で1300円程。これは20mgだけど、後でみたら10mgの商品もあるみたい。朝1回だけど、強すぎなきゃ良いけどね。
明日、湖沿いの水泳場でキャンプするつもりで、今日はそこまでの中間地点まで。直線距離で80km少々なので、直線距離が40kmくらいになるまで進む事にした。
その辺りが畑地帯で、キャンプ場所見つけるのが難しそうだったけど、ワンチャンスで林に入る道が有ってラッキー。
しばらく進んで脇道にテント設営。西日を遮る位置で良い感じ。松ぼっくりがいっぱい落ちててどけるのに手間掛かったけど。
誰も来ない感じの道だったけど、マウンテンバイクが1台ダッシュして通って行った。まっすぐ度合いと言い、ずっと続いていることと言い、もしかしたら線路跡の続きかな?。未舗装になったのでわたしは走らなかったけど。
52.2km, 4:15, 12.2km/h
E4近く、Hornsborgのすぐ北
●ICA 20.14、ICA薬局 108?、MAXI ICA 71.30
6/20(火)曇り時々晴れ、58686km
東向きに開けたところなので、朝から太陽が当たり、8時20分と言う早めの出発。今日も西からの強風。これで3日連続。
前回キャンプ場に泊まった町で買い物。コープでまた出前一丁ゲット出来た。5個25Kr。メロンとキュウリは10Kr弱。玉子を買ってみた。6個15Kr。
今日目指したキャンプ場所の直前で、前回も見たアルカパ。
キャンプ場所は釣り場と言うかボート発着場。芝が手入れされトイレも有って良い感じ。
前回は人の目を避け林の中に張ったけど、今回は芝の上に設営。キャンプ場品質の地面。さあお邪魔虫が来たりするかな。
今日は午後3時前と早めの到着。速攻で水浴びと洗濯。
●電波が悪く、NIFTYのウェブメールも出来が悪くてうまく動かないので、道路を少し歩いたら、何か踏んで足に刺さった。ガラスだった。道の一番歩き安い所に落ちてたのはわざと?
●今日は歩道を走っていたときに、後ろから来た車の助手席に乗っていた男が何やら全力で叫んで行った。酔っぱらいなのは確かだろうけど、何が気に入らなかったのか不明。
一番考えられるのヘイトだけど、後ろからで直ぐによそ者と分かるだろうか?。まあ荷物の積みかたと帽子とかでだいぶ違うのは分かるけど。
後考えられるのは歩道走行かヘルメットだけど、歩道は自転車認められた歩道だし、ヘルメット注意にあんなに全力で怒鳴って行くのもよく分からない。まあ満ち足りた国にはおかしいのはいっぱい出来てくるもんだけど。
結構下りだったのと追い風になる時が有って、平均速度が上がった。
62.0km, 4:31, 13.7km/h
Hassleholm(ヘスレホルム)の北東15km程のボート発着場
●ICA 33.55Kr、COOP 59.22Kr
6/21(水)晴れ時々曇り、58748km
入り口から見た釣り場?。テントは一番手前を右に入った所。
しばらく未舗装を走り、以降は23号線の近くを走行。
20km程のHassleholm(ヘスレホルム)で買い物。
以降も23号線近くを進んだけど、未舗装の山越え等も有り、後半は23号線を走行。交通量の多い幹線で最初暫く広い路側帯で良かったんだけど、後半は路側帯が消滅して大変だった。他に迂回路無し。
Hoorにキャンプ出来る所が有ったけど、もう少し進んでおきたくて前進。しかし以降はもうキャンプ出来そうな所は消滅。30km程先には国立公園が有るけど、少々遠すぎ。
無理矢理にでも?と思いながらキャンプ出来そうな場所を探しながら進んでいたら自然保護区と遊歩道の標識発見。バッチリのタイミングで助かった。
遊歩道を暫く進んでテント設営。散歩の人が4〜5組と結構使われている。犬が隙間の広い階段を簡単に越えていた。牛はこの隙間が無理なんだろうけどね。
朝Trelleborgまで直前で108kmだったけど、その半分を走り切り、明日にはTrelleborgに着ける。明後日の早朝フェリーに乗ってドイツのRostokへ渡るんだけど、街だしキャンプがどうなることか。
72.2km, 6:07, 11.8km/h
Hoorから20kmくらい南、E22を越え数キロのRovarekulanと言う自然保護区
●ICA 27.51Kr
6/22(木)曇り夜雷雨、58820km
これが道路の自然保護区標識。下の歩きのマークはキャンプ場所探しにはありがたい標識。キャンプ場所探していてこれが有ると、やったー!、みたいな感じ。
小さな町の図書館が格好良い。
昨日はもう殆どキャンプ出来そうな場所の無いエリアに来てたけど、航空写真見てて、この辺りは可能性有るかな?と思ってた場所を今日通過したけど、軍の訓練エリアだった。当然キャンプ禁止。
キャンプ出来そうに見えたのも納得。
今日はひたすら農業地帯で、網の目のような道をあちこち曲がりながら前進。
1872年とか書いてあるレンガ作りの立派な建物。
お城も有った。良い休憩場所がなく走りすぎて疲れてたけど、ここにベンチが有ってやっとゆっくり休憩出来た。
手前で曲がったりして、2回程ICAに寄る機会を逃してしまった。色々買っておこうと思ってたのに。
キャンプ地チェックしながら走ったけど、流石に皆無でTrelleborgに着いた。
最初に行ったICAは潰れて店が変わっていた。次のICAは街の中心部で、自転車も止めにくいし、何もかもが高くて参った。でも仕方なく色々購入。
フェリーターミナルがなかなか見つけらなかったけど、何とか見つけて(ビルに全く表示無し)入ったけど、なんと今晩のフェリーも明朝のフェリーも満員だった。車じゃないし、日本では満員で乗れない等と言う経験無し。
仕方ないので明日の切符購入。夜便でも部屋をとらなくて良くなっていたので、明日の深夜便にした。
時間が出来てしまい、野宿場所を探してバック。流石に見つけるのは困難だったけど、何とか工業団地の横の農道みたいな所を見つけてテント設営。
しかし、人なんか絶対通らないだろうと思った場所に、犬を5〜6匹連れた女性が通過。その後じきに、今度は危ない若者の車が来て、叫んでクラクション鳴らして通って行った。草ぼうぼうで底擦りそうな道で、明らかにわたしを目的にやって来た感じ。女性が知らせた可能性もある。
直ぐに雨になって結構降ったけど、ラーメン食べてから、止み間を狙って撤収して少し移動。
最悪の連中に見つかってしまったので。そのままだと車で50cmくらいまで接近されるし、暗くなって襲いに来られても困るし。
移動した場所は同じ工業団地だけど、幹線の横で、テントに接近するのに少し歩かないといけない場所にした。
83.8km, 7:10, 11.6km/h
Trelleborg、中心部から5〜6kmの工業団地と幹線の間の芝の緑地
●ICA 10Kr、ICA 61.91Kr、MasterStena Line 169Kr
6/23(金)雷雨のち曇り、58904km
夜から朝にかけてはずっと雨が降り、雷雨になった。移動は成功で、若者グループは探していたようだけど、見つからずに寝られた。
しかし、彼らの捜索は執拗だったかもで、朝3時台には明るくなったけど、4時前には見つけたみたいで、叫び声とカーステレオの大音量。まあ少し距離が有って、歩いて来るのは面倒だったんだろうね。
5時頃にも横の幹線でテントが見える?位置で車が停止し、その後急発進して暴走して行った。
スウェーデンと言うか、満ち足りた国の若者の闇が見えたかも。
最初に叫んだ時は中国語揶揄みたいにも聞こえたので、アジア系への差別意識が有るかな?。だとするとわたしを追跡していた可能性もあるけど。
おらが街に面白そうな獲物が来たので興奮してたかも。これも満ち足りた国故の歪みかな?。
ただまあ、襲ってくる程の悪では無さそうで、面白そうなターゲットに興奮して?、回りをうろうろしているだけだけど。やはり大きな街近くでの野宿には無理があった。
本当の悪で無くてラッキーだった。でもまあ、夜どうしの捜索かもでごくろうさん、と言う感じ。4時前の遠くで叫んだのは同じやつだけど、5時の急加速は別かも。電話連絡しまくったんだろうね。
フェリーは今日の23時なので、ここでゆっくりさせて貰おう。もう少し刺激して興奮させておこうかな?。
●今日これからの買い物は除いて、スウェーデンの費用をまとめてみた。
スーパーでのVISAでの買い物が16000円、Masterでの通信データ2GBとフェリー台が4100円程。到着の日も入れると16日で、1日平均1000円程。全部入れると1250円程になった。キャンプ場泊無しなのでまあこんなものかな?。
●データーも2GBのうち1.6GB使っているので、1日平均0.1GBはいつもと変わらず。
これからは暫く、キャンプ場で泊まる事も増えるだろうね。
お昼前にテントを移動させて乾燥。テントは奥の左の暗い所に張っていた。林の向こうは幹線道路。
午後1時頃出発。午後11時まで時間たっぷりなので、ゆっくり走行
昨日、繁華街のICAが繁華街値段で酷かったので、中心部を少し通りすぎた所のMAXI ICAへ行ってみた。結果はやはり偉い違い。ビスケットが3割、水が4割違ったりしてた。だいたい、田舎のミニICAより高いって、流石に極悪だった。
アルコール燃料と、ICAブランドのティッシュペーパーを予備で購入。パン、ダイジェスティブビスケット、チョコレートも。
15時台には待合室へ。23時出港の船だけど、22時の案内らしい。
ドラクエしたりして時間つぶし。トイレが無いので時々、少し離れた木陰へお出かけ。
22時過ぎに案内が来た。何とバスで運んでくれた。わたし1人だけ。途中でおばさんが乗ってきて検札。パスポートチェックも。
結構遠くて、確かにバスが必要。どこまで運んでくれるのかな?、もしかして船内まで?、と期待したらその通りだった。何と船内にバス停まで有った。運んで貰って無茶楽だった。
低床のバスだったけど、乗降時は更に下げてくれていた。
しかし、その辺りに係員ゼロ。自転車を自分で適当に壁に持たせ掛けておしまい。
部屋を取っていない人用の椅子席が有ったけど、わたしが1番乗り。後で結構満員っぽくなった。
とりあえず無事乗船完了。
10.2km, 0:55, 11.1km/h
Stena line、TrelleborgからRostokへの船の中
●119.38Kr