2017年バルト海一周ツーリング

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● 2017年バルト海一周、スウェーデン北部

スウェーデン

8/7(月)曇り夕方晴れ、61647km

 朝は気温一桁まで下がりなかなかの涼しさ。初冬と言っても良いくらい。

 日本が猛暑なのとは天と地の違い。暑さに弱いわたしにとって日本の暑さは住める環境では無いので、暑さを避ける意味では、10万円少々の飛行機代払っても来る価値充分。

●後20kmとかでスウェーデンだけど、地図を見てたら、徐々に南下するのかと思ってたらまだ少し北に移動するみたい。アークティックサークルまで100kmをだいぶ切りそう。もう殆ど北極圏。

 そのせいか、夜中が割と明るい。夏至から1ヶ月半とか過ぎたけど、この明るさではオーロラは無理っぽい。もう少し後で、よっぽど南に出てくれないと無理かな。

 昨日は犬の散歩、車、オートバイ、ジョギングに続き、その後もジョギングとマウンテンバイクが通過。一応行き止まりなんだけど、土の土手を越えると、平らな土砂採取の跡地みたいな感じで、そこを抜けているみたい。

 近くに家は無いはずなので、犬の散歩は車で来てるのかも。そこからの情報発信で見物に来た人が過半数?。ジョギングはもしかしたら荒れ地トレーニングで、わたし関係無く来てるかもだけど。まあその程度で済んで良かった。

 システム的に満ち足りた社会は逆に一定割合の不満分子を発生させるんじゃ無いかと思う。スウェーデンやフィンランドの自転車道、とくに長距離自転車道の標識を曲げたり汚したりして、ルートを間違わせようと言う質の悪いいたずらは結構見かける。

 そういう不満をためたような若者グループとか来襲は困るし。

 よくこの分厚い標識をねじ曲げたな〜!と感心したことも有ったけど、昨日は近くで3本の標識のうち2本が折られていた。どんだけ不満溜まってるの、と言う感じ。煙草もよく吸われているけど、同じく社会的安定から来る不満が原因とか?。

●煙草は北欧は高いけど、ポーランドやバルト3国では日本並みで安かった。3ユーロとか。ただまあ日本と違ってパッケージは煙草の害の結果の恐ろしい写真とかばかり。日本は煙草産業に配慮してこんなパッケージは強制しないけど。この前○○党は飲食店の分煙にまで抵抗してたんじゃ無かったかな?。

 20km程でスウェーデン?。

●オドメータ61669km

 川が国境だと思っていたので、この橋を渡ればスウェーデン、と思っていたら、島だか半島だかで、まだフィンランドだった。

 小さな島で、すぐスウェーデンだったけど、自転車で進む道がはっきりせず、歩道の工事中も有って未舗装走ったりして国境線がよく分からず。

 変な裏町みたいなところに入ってしまい、幹線に戻るのに芝生突っ切ったり、ほんとよく分からず。

●この島でGPSに悲劇が。ウェイポイントが全て消えてしまった。幸いトラックデータは消えていなかった。地図も使える。

 トラックデータが残っていれば、キャンプ場所のウェイポイントはまた帰れば作り直せるけど、これからの進行方向の、過去のキャンプ場所が分からないのは大きな痛手。

 原因は思い当たる。今朝ウェイポイントの名前を2つ修正したんだけど★★4、★★6、★★7と言う名前になっていて、これは順番が正しいので、★★6を★★5、★★7を★★6とリネームしたんだけど、6が同じ名前で存在してたので、何かソフトのバグを引き出してしまったんだと思う。

 で、再起動がデータ不整合?とかで時間が無茶かかり、ハングかと思って電源ボタン押したら再起動が掛かってしまい、データ全て消滅となったんだと思う。参ったもんだ。 ★ICAでSIMカード買ったんだけど、買うのに四苦八苦。

 おじさん店員が隣の電器屋へ行けとのことで、行ったけど、電器屋にはお目当てのcomvicは扱ってなくて再びICAへ。

 おじさん店員がデータの売り方知らなかっただけなので、お姉ちゃんの店員ですんなり、でもなくて、SIMカードの値段分からずで少し手間取った。無料配布が基本なので、買う人いないかも。直営店で買ってもただだったとかの話も。

 データは5Gが良かったんだけど、まだうまく行くかどうか不明なので取り敢えず1G:55Krにした。SIMカードは49Kr。

 取り付けは、ナノSIMで折れてしまって焦った。ミニSIMの側をくっつけて入れた。

 最初暫く認識しなかったけど、多分接触不良かも。長いこと寝ていた在庫だろうし。

 次はデータ打ち間違いで暫く悩み、何とか開通。結局のところこのSIMは最初のアクティベーションとかpinコードとか不要で、差せばok。

 後はデータを有効にするだけ。*110*番号#と電話。しかし110とはね〜。

 まだ残高の照会方法が分からず。

 携帯が繋がったので、スーパーで買い物して出発。しかし自転車道は見つからず、E4を進んだ。そのうち中央分離帯が出てきて車線が狭くなり、端にはでこぼこ切ってあるので車線を走るとトラックギリギリ。

 トラックは、車線を走るのが悪い、と言うことで突っ込んで来るので無茶危険。しかし道は他に無し。

 レストエリアが有って、水が汲めたので、買ってたけど追加で汲んだ。

 道も危ないし、早々にキャンプ。幹線なので、一面フェンスで囲まれていて、横道とかに入るのにゲートの開け閉めが必要で、自転車持っての開け閉めは相当大変。時間がかかるので車に目撃される事も増える。

 何とかこなして毎度の森林管理道路へ。人が来ても平気ならレストエリアでも充分キャンプは出来るんだけど。

 これがComvicのパッケージ。幹線横のせいか、森なのに4Gでバリバリに入る。これが続くようなら、5Gのデータ買おう。

 今まで使っていたTeliaはデータが値上げされ、2G,2千円。Comvicは1G,700円、5G,2千円なので、SIMカードの料金6百円払ってもComvicの方がだいぶ安い。

 しかし、フィンランドのDNAの高速で使い放題8日で5百円は良かった。

42.4km, 3:11, 13.3km/h
E4、国境から20km程

●馴染んでいたスウェーデンに再び入国だけど、自転車の環境とかフィンランドの方がだいぶ良いと気がついてしまった。まあ国境のスウェーデンの町は小さく、自転車道をそうたくさん整備する訳にも行かないだろうけど、その差歴然だった。

 その分、家が少なく、森が多くてキャンプしやすいだろうけど。フィンランドでは航空写真活用でワンチャンスみたいなのをつかんで何とかキャンプしてたレベル。

●時差が1時間有って、朝が遅くなるので助かる。1時間早めていた夏時間が無くなったようなもの。

●ICA MAXI 104Kr(49+55)、69.60Kr

ブルーベリー

8/8(火)曇り、61690km

 ブルーベリーがいっぱい。無茶採りやすいところに。右端のはまだ緑色。でっかい実も有って、食べ放題。

 集めればあっという間に山盛り採れそうだけど、砂糖買ってブルーベリージャム作りたいくらい。

●地図を見ても平行する道路が無い。E4は昨日の後半中央分離帯が出来て、路側帯は舗装が荒く強力なでこぼこ切ってあるので、走りにくい。

 しかし車道の端走行ではトラックが抜けるスペースがギリギリで、大きく減速するか、「そんなとこ走るな、どけ!」と突っ込んで来るか、しか無く、昨日は突っ込んで来る方が多かったかも。

 ドイツ人とかの走り方見てると、ヨーロッパの車道では自転車は走らせて貰ってる、みたいな感覚で、路側帯の、ものすごい道端を走ってる。

 わたしは車道の端を走る事も多いんだけど、たまに(数週間に一回とか?)、もっと端を走れ、みたいなクラクションを鳴らす車がいる。

 この辺りのE4は車道幅の問題で非常に走りにくい。迂回路が無く、困ったもんだ。

●何故かのんびりしてしまって、なかなか撤収にかかれない。後27日間だけど、計算では毎日50km走り、1週間に1日休んで、ちょうど良いくらいかも。1200kmくらいかな?。

 雨での連泊が全く無いけど、この先お天気はどうなるかな?。

 Sundsvallへの距離が出てきた。このままE4進めばゆっくり行ってもSundsvallまで2週間。Sundsvallから1週間で空港なので5〜6日余る事になる。このまま進むかどうかだけど。

 E4は相変わらずで、普通の片側1車線のところも有るけど、片側1車線のところを、3車線道路に変え、交互に2車線にして、中央に分離のフェンスを作り、路側の白線をでこぼこにし、さらにガードレールまで。

 そうなると完全に区切られた箱みたいな車線になり、自転車とトラックが横に並ぶとギリギリで恐い。自転車にとっては牢獄みたいな車線。

 どうもこの3車線道路に改修している感じがする。こんな改修より、ちょっとだけ道幅広げて常時片側2車線にした方が安全でお安いかもだけどね。

 Kalix手前からE4を離脱して平行する一般道へ。Kalixで観光案内所探したけど見つけられず。あるはずの辺りに標識ゼロなので、廃止されたかな?。デパートの中なので、中までは探しには行かなかったけど。

 ICAもCOOPも有ったけど気合いが乗らず買い物せず。

 Kalixからは無茶広い川のE4とは対岸の一般道を選んだ。そうしたら例の緑の長距離自転車道の標識。まあ暫く走ってE4に戻る時に自転車道とは離れたけど。さすがに幹線の車道は長距離自転車道には使っていないみたい。

 相変わらず時々出てくる箱車線に苦しみながら?前進。1ヶ所湖の横をチェック。キャンプ出来そうだったけど、水に微生物がいっぱい入っていて、洗濯や水浴びする気になれず、もう少し前進。

 E4に戻り、道路の反対側に使えそうな道が有ったけど、箱道路で中央分離帯が有って、行けず。1km以上走って、中央分離帯が切れた所からUターン。

 ゲートの開け閉めとその後のえE4と平行した区間でいっぱいくるまに目撃されてしまった。道の終点チェックしたら、Trikbanaとのこと。banaは何とか場と言う意味で、例えばモトクロスbanaとか。しかしtrikの意味が調べても分からず。現地で見てもよく分からず。

 まあ週末だけオープンみたいで、少し引き返して電力線のした辺りの開けたところにテント設営。大した雨では無いけどテント設営後に降って、タイミングは良かった。

 前にも見たけど、左折(日本だと右折)の時の方法がすばらしい。分かりやすいように左右反転してるけど。

 要は右折するときに、左折して半円分ぐるっと回り、直角に道路を横切れば右折完了と言うこと。当然一時停止も出来るし。

 普通だと道幅を広げて右折車線を作り、本線は右折車線を避けて少し左へ迂回。

 この標識の方法だと本線は全く弄らなくて済み、追突事故とか渋滞とかの影響は全く無し。まあ土地の充分有るところでないと出来ないけど、コスト的にも安いかも?。

63.6km, 4:57, 12.8km/h
E4、Toreの数キロ東のTrikbana進入路

●Comviqの電波はずっと4Gのみ。幹線を4Gで網羅しているんだろうね。当然無茶高速で反応最高。どこかで5GBのデータ買うかな。

E4、E10

8/9(水)晴れ、61753km

 久しぶりに朝快晴になり、開けたところにテント張っていたので、徐々に暑くて大変になった。南風で、初冬から夏が再び戻ってきた。

 町で水とビスケット購入。

 以降、ずっとE4を進んだけど、途中でE10と合流。車が増えて、例の函型車線は無茶不快。車が増えて来るとお馬鹿なドライバーもちらほら。

 道がこれしか無いので仕方ないんだけど、参った。内陸幹線に回るのは相当な回り道で日数的にも微妙。

 昨日の夕方、今回の一番北の地点を通過し、今日は暫くしたら道が南の方向へ。南下開始。南風が結構強くなり、向かい風なので早めに止め。

 Lulea(ルーレオー)の手前で少しE4を外れ、キャンプ場所をチェックしたけど2ヶ所外れ。3ヶ所目に入る時に一番最悪の車に目撃された。車改造してエンジンブォンブォン言わせてる車。

 エンジンの弄り方ミスでアクセル戻したらバックファイヤーだらけ。まずいと思ったんだけど、案の定、それから数時間、道を行ったり来たり。急発進してタイヤ鳴かせたり、エンジン吹かしたり。

 本当に暇で、何か面白い獲物ないか探している輩に、絶好のエサを与えてしまった。まあゲートが有るので車で入って来られないのが救いだけど、グループだったりしたら夜に襲われないか心配。

 一人だと、歩いて森の中に来る勇気?は無いだろうね。ので行ったり来たりしながらエンジン煽って何とか脅かそうとしているだけ。

 本当に、満ち足りた国の不満分子?は困ったもんだ。夕方に何にもする事無いんかい!。何もする事が無いと言うのが、不満を生む最大の原因。

 1本しか買わなかったら水不足でラーメン作れず。リンゴ食べ、魚の缶詰食べ、ビスケット食べて夕食終わり。

 しかし、お馬鹿の粘りは異常。お馬鹿な暇人は何時まで頑張るんだか?。最後には怒って徒歩とかは止めてね。

 車が入って来ない事を期待して道にテント設営。

54.3km, 4:08, 13.1km/h
Lulea手前のジャンクションで西に入った道の森、携帯の電波塔横を通る道

E4

8/10(木)雨のち曇り、61808km

 朝、雨が降って、乾かすのにゆっくり。出発は午後1時と言う超ゆっくり。水が無いので連泊は無理。

 昨日のしつこい車のドライバーはやはり根性無し。ただ車でブンブンやってただけ。まあそれでこっちも助かるけど。

 撤収中におじさんが自転車で通った。

 昨日からテザリングがなんか切れまくったけど、多分電波が強すぎてだと思う。電波塔の近くなので。

 出発して森を抜けたら、観光地だった。多分昔からの何かの集落だと思う。

 立派なビジターセンターも有ったけど、観光客がだいぶいて寄らず。ラップランド土産とか書いて有って、白樺削り出しのコップもちょっと見てみたかったけど。

 なので、なんの集落か分からず。原住民系の集落なのか、それとも特殊な宗教系?。簡単に寄れたのに、ちょっとぐらい時間さいて観光もしろよ、と言う感じ。

 と言うか、予め観光案内とか読んで調べておきなさい、と言う感じ。

 しかし、地球の歩き方とか嫌いだしね〜。あれを読んで旅してる人は、書いてある通りの事やって満足するからね〜。

 食料も水もほぼ完全に切れたので、町でいっぱい買い物。

 今日は30km近く、E4走らず。一般道のE4 S走ったけど結構車が多かった。E4の西側に平行して行けそうな道が有ったので進んでみたけど、4〜5kmもの間、フェンスが有って全然E4へのアクセスが無く、行き止まりじゃ無いことを祈りつつ前進。

 怪しい道も、何とか集落に着き、そこからはきれいな自転車道。まあそう大して続かなかったけど。

 ついにE4しか無くなり、入ったけど、車が多くて大変。昔も走ったけど、センターのフェンスと路側帯の白線のでこぼこは無く、まあ走れたのに、今はもう危なくて走れない。

 暫く全速力で走って、早々に森へ。車が多いのでだいぶ目撃されるけど、気にせずゲートの開け閉めをこなし、石が有ってだいぶ走りにくく、押しも交えて奥の方へ。

 平らに整地された、無茶テント張りやすい場所が有ってテント設営。

 早々に発砲されまくり。犬の声は聞こえないので、1km以上離れてるかな?。なんか近寄ってきた感じがしたので、サンポーニャホイッスル吹きまくり。そうしたら発砲止まった。

 そのうち車が通過。軽く挨拶。じきに戻って行ったけど以降発砲無しなので、見にきたかな?。

 この見に来るタイミングが遅れると、飼い主は一晩中犬の吠えるのに悩まされる事になる。ま、一件落着。

 色々買った。カップスープがフィンランドで200円して全然買えなかったんだけど(前は150円とか)、スウェーデンでやっと130円のが出てきた。よく買っていたMinestroneとか言うやつ。何か知らないけど、トマトの絵が有るので。

●車がじきに帰って行ったと思ったけど、違った。奥に入っていた車がいたみたい。やってきた車は結構時間経ってから帰って行った。と言うことはキノコ採取とかだね。

36.0km, 2:49, 12.7km/h
E4、Lulea(ルーレオー)とPitea(ピーテオー)の間

E4離脱

8/11(金)曇り、61844km

 広々していて気分良いキャンプ場所だった。

 暫く殆どE4を走ったけど、Piteaの手前で自動車道になった。最後の1kmくらいだけこんな広い路側帯。

 E4を進む自転車の為の案内標識。この案内は親切だけど。別の自転車ルートの標識も見たし、この走りにくいE4も自転車ルートに組み込まれていた。

 湖みたいな大きな川が有るんだけど、自動車道の橋に進入出来ず。迂回すると10kmとかの遠回り。

 スウェーデンでそんなはず無い?、と思って航空写真でチェックしたら、やはり自転車道の橋が有った。さすがに市民の事を考えているスウェーデン。

 まあ結構新しいので、昔は遠回りの方がメインルートだったんだろうね。

 水がまあきれいだったので、橋の袂で洗濯。洗髪もしたいところだったけど、時々人が通るので止めた。

 フィンランドや通ってきたスウェーデン北部は、水に鉄の成分が多くて今までは使い物にならず。

 町で買い物。ここから内陸方向に入る事にした。日数が微妙だけど。

 小さな集落にICAが有って、5GBのデータ購入。155Kr。レジのお姉さんにデータ残量の確認の方法聞いて、親切に調べてくれたけど分からず、残念。

 内陸へ入ると言うことで、上りが出てきて、長ーい上りで標高差140m上った。久し振りにインナーに切り替え。

 Piteaまで30km程で、町からも30km程走ってキャンプへ。集落の手前数キロにしたんだけど、どうやら集落のだいぶ手前に家が有ったかも。

 恒例の、騒音祭り?。モトクロッサー起動。犬が不審なもの検知して、飼い主が騒音立てるのは本当に恒例行事。お騒がせして申し訳ないけど、1km越えたら犬が敏感過ぎると言うことで、我慢して頂きましょう。

 まだ木が成長しておらず、強風だと困る立地だけど。

 ブヨが多かったけどすぐには刺さないやつで問題無し。しかしテントの中で結構刺され、犯人は超小型ブヨ、見えないレベルのやつで、こいつが一番困る。

 これがデータを買った時のレシート。この中の番号を電話で送ると登録される。

61.8km, 5:04, 12.1km/h
Piteaの南西30km程、森林管理道路

●ICA 49.99、ICA 155

通行止め

8/12(土)晴れ時々曇り夜雨、61906km

 朝は霧。でも晴れてきて、びしょ濡れのテントもよく乾き、久し振りに9時台の出発。

 水が750ccしかなく、南風で暖かく、水の消費が進んで水がピンチ。

 Fallforsと言う交差点の少し大きめの集落でおじさんにスーパーないか聞いたら、無いとのこと。色々話してて、水入れてくれる事になった。

 おじさんが水を汲みに行ってる間に、おばさん2人と話してて、笛上げた。

 水を貰えて助かったけど、おじさん、ついでにくれたリンゴとネクタリンはどちらも腐っているやつ。

 次の休憩で腐っている部分を除いて食べてみたけど、リンゴは全体に回っていて廃棄。ネクタリンは一部食べたけど。

 日本人ならこんな腐っているものを上げたりしないけど、やっぱり差別意識とかあるんだろうか。水を貰えて助かったけど、おまけの腐った果物が無ければ良かったんだけどね〜。

 小さな湖に休憩場所が有ったので、昼食休憩。また洗濯と、ついでに洗髪。

 Jorn(イェーン)経由でNorsjo(ノルショー)方向を目指したんだけど、道路がいきなり全面通行止め。ちょうど自転車のカップルが来たので質問。彼らは来た道を戻って迂回するのが正解かな?とのこと。

 しかし、迂回の距離が数十キロレベルなのでわたしはそこで暫く検討。

 カップルとの話で、ConviqはE4周辺だけで山の方はダメとのこと。確かにE4周辺では常に4Gバリバリで、わたしも田舎で大丈夫かな?と気にしてたんだけど、やはりそうだった。しかし昨日5GB買ってしまったし、ショック。

 進路は検討の結果、GPSの地図で未舗装の道が見つかり迂回出来そうなので前進。暫くは走れたんだけど途中からまた例の破砕の石の砂利道になってしまった。

 全く走行不可能で押し。スリッパの底が薄くなっていて歩くのも大変。一番ひどいところでは数十センチの岩かい、みたいな大きな石を敷き詰めて有った。

 これが延々3km程。途中蚊やアブに取り囲まれ、アブに手を刺されたら、一気に5cmとかの大きさに腫れた。

 過去最強の砂利道だったけど、1時間近くかけて何とか押しをこなし、走行再開。

 坂を上っている時に、水が汲める場所が有った。黒いパイプはどこかの家に水を引いているんだと思う。湧き水では無く地表水だけど汲んでみた。結構茶色が薄く、使えそう。

 更に前進。しかしまた嫌なことが発生。

 森に一軒屋が有り、家は50mとか100mとか道路から引っ込んでいるんだけど、反対側の路肩に車が停車。

 毎度のわたしを待っている車。上りだし、わたしが遅いのでいつものように待ちくたびれて、おじさん、外でうろうろしてたんだけど、わたしを確認して車内に戻り、すれ違う時に、小さく手を上げた。こっちも会釈。

 で、わたしが通過したらエンジンかけて家に戻って行った。

 連絡が有って、わたしを待っていた確率は95%?とかかな。手を上げた時も顔は笑って無いし。接近時に車に戻るのも、万が一の危険を避ける為かも。オーストラリアレベルの相当露骨な監視?だった。

 オーストラリアでは広大な敷地中、バギーでずっと着いてきたりされたけど。

 家で見てたんでは詳しく観察出来ないので、車で道路まで出てきて待ってたんだろうね。

 暫く進むと集落になってしまうので、数キロ進んでキャンプ。どうやら1km程先に森に家が有ったみたいで犬の鳴き声。

 しかし今日は、恒例の発砲とかエンジン吹かすとか金属叩くとかの反応は無し。さっきのおじさんから連絡が行ってるんだろうね。

 監視連絡網?は気分悪いけど、こういう場合は便利。向こうも正体不明の危険動物に悩まされずに済むし、こちらも気兼ねせずに済む。

 連絡網の存在は確実だろうね〜。通行止め直前でも、自転車ルートを進んでいて、自転車ルートを離れ、通行止めだった道へ知らずに右折するときに、だいぶ長いこと交差点で直進か右折か考えていたんだけど、前から来た車が交差点の真ん中でUターンしてわたしをギリギリでかすめて帰って行った。

 ラウンドアバウトでは無く普通の交差点で、通常あり得ないUターン。若者系の車で、来るはずの自転車が来ないのでイラついて見に来て、そのイラつきをギリギリで通る事で表現したんだろうね。Uターン速度も結構早かったし。

 とにかく、わたしの前後でUターンというのが相当多い。一般的な確率とはかけ離れた高さで、連絡網と考えるのが一番正解っぽいかな?。

 テント設営したらすぐに雨になった。ラッキー。もしも砂利道を押している時にこんな雨になったら、泣きっ面に蜂、状態だったけど。

 沢で汲んだ水で水浴びし、久し振りにご飯を炊いた。内陸に入るのは、沢も期待しての事だけど、今日はその期待が実現。まあその分、坂がきついけど。標高300mくらいまで上がってきた。

 犬が吠えても正体が分かっているとお互いに気楽。

58.2km, 5:27, 10.6km/h
Jorn手前10kmとか?

向かい風

8/13(日)曇り時々晴れ、61964km

 西風が強くなり今日は寒い。雨で濡れたテントは風で乾いた。

 全然車が通らず、無茶爽快。真ん中走っても全然問題無し。道の真ん中走るのは結構好き。

 しかし、どこの伐採現場にも有る監視台みたいなこれ、使い道がよくわからない。伐採終わってもそのまま放置してある。

 強い西風の時に西に進むのも何だかでは有る。

 近道の未舗装も使ってNorsjo方向へ。この道も砂利は撒いてあるけど、車がよく通って土の路面になっていて、これだと快適。

 色んな道取り混ぜで20kmくらい走っても5〜6台しか会わず、無茶快適。内陸に入ってきた価値有った。

 途中、近道で蒸気機関車を展示している所が有って、ミニICAが有ったので水とビスケット類購入。水は当然少しお高いので1本しか買わず。

 フランス人のサイクリストと会って暫く話。話すのに、苦手な英語を一生懸命使ってくれる。フランスからノールカップ往復らしい。

 しかし、帰りのスウェーデンに入ってからのルートが全く同じ。E4走っていてだんだん嫌になり、内陸に入った場所もそれからのコースもほぼ同じで笑った。さすがにあのE4は自転車にはダメ。

 今日の向かい風に泣き言言ってたのも同じで、少々笑えた。

 サキソフォン吹くとかで、笛上げたけどすぐになんとか鳴らした。さすがに音楽やってる人は違う。

 以降もコースは同じだけど、ノールカップから10日でここまで帰って来る人とは速度が違う。先に行ってもらった。ポワティエでウォームシャワーのホストをやっているみたいで、来ること有れば寄ってとのこと。

●Conviqは徐々に電波が弱くなってたけど、今日の後半、ついに圏外が頻発するようになってきた。参ったもんだ。

 Norsjoの後の大きな湖沿いで風が無茶強くなり、走るの嫌になって湖の反対側に出てきた道に進入。丘を上ってT字路を左折。下に沢が有ったので上でもそれを探したら有って水汲んでみたけど、色が濃すぎて廃棄。

 下の大きな湖ならもっと色が薄い筈で、下で汲んでおけば良かった。

 明日は60km以上店が無く、途中で水汲んで沸かさないといけない。この西風だと60km以上は大変だけど。

 あまり使われていない道を更に前進。終点でテント設営したけど、少し失敗。今までは夜には風が止む事が殆どだったけど、今日の西風はずっと継続。丘の上なので風が強い。手前のT字路で張る方が良かったかも。

 灌木の影に張ったので少しましだけど、時々揺さぶられる。まあその代わりに良いことも有って、下で圏外だったのが、丘の上なのでアンテナ2本立った。Conviqの面白いところは、田舎でも4Gの電波が有る事。

 インナーのみで、向かい風の割りに平均速度がまあまあなのは寒かったから。暑く無いと踏める。

67.1km, 5:35, 12.0km/h
365号線、Norsjovallenの西10km程の丘の上

電力線

8/14(月)曇り、62031km

 相変わらず西風が強く、今日は前途多難。風でテントが乾いて、9時には出発出来た。このところでは最速の出発。

 西方向とか南西方向ではやはり厳しい向かい風。南方向でもたまに向かい風になる。まあベタに吹いている訳では無いので助かる。風の雰囲気は北風ピューピュー。

 20km程走った所で、電力線が地下に潜る場所発見。電柱からの3本束ねて1本のケーブルにしている。20cm以上のガイシ、もしかしたら30cmクラスのガイシが必要なような高圧を1cmとか2cmの厚みの絶縁で束ねられるって、絶縁素材とかの技術革新が有ったんだろうね。

 決定的な証拠が見つかり、このところヨーロッパ各国で大流行のケーブル埋設はやはり電力線だと確定。2年越の疑問が完全に解消。めでたしめでたし。

 規制だらけの日本ではどうかな?。

●水が700ccしか無く、途中で汲んで沸かそうかと思ったけど、良い沢も無く、節約してLyckseleを目指した。62kmを700ccで走るのは、いくら涼しい日でもちょっと無理。水不足のせいか後半少し頭痛がした。

 休憩少なめで一気に走ったけど、なんとか到着。しかし一気に走ると無茶疲れる。

 ホテル ラップランド。

 この像は何?。おじいさんとおばあさんは山へシバ刈りに?。

 出前一丁目指して最初COOPに行ったけど、120円くらいしてパス。ICAで水2本購入。田舎はやはり何でも高い。

 後半は時々雨が降った。積乱雲による雨だけど、頭上は晴れてるのに結構降るとかもあった。

 右から左へ雨雲が抜けているので少し待機。

 町を出て4〜5kmでまた雨が降り、やっと出てきた横道に急いで進入。どうやら町でチェックした目的の道だった。

●Conviqは噂通りの実力を発揮して?森の中では圏外。町から4km程離れただけなんだけどね〜。これから暫く、森の中では圏外が続くかも。困ったもんだ。Teliaの2GB2千円を2回買った方が良かったかな?。

 車は入ってこない可能性高そうで道にテント設営。もし来ても通れると思う。

 夕方からは快晴。積乱雲が、太陽の力が落ちたら速攻で雲散霧消。

68.7km, 5:42, 12.0km/h
365号線西側、Lyckseleの南4km

●COOP 31.99、ICA 97.20
●8/6 K-Citymarket 5.03ユーロ
●8/10 ICA MAXI 134.79Kr
●8/13 Kvittot 39.20Kr

ポーランド人グループ

8/15(火)晴れ時々曇り、62100km

 夜快晴だと放射冷却でよく冷える。朝はテントの中で5度。結露もいっぱいで、雲も出てきて乾かすのに時間がかかりそう。昨日1日暴れまくった強風はやっと収まった。

 走り始めたらじきに青空の下へ突入。思ったよりは早く、10時半には出発出来た。

 昨日の反対側?。しかしこの電柱や架線は新設されたっぽい。この区間だけ何で電柱にしたんだろうか?。電柱はこの辺り産の木材かな?。

 16km程進んだ所でお昼休憩。元レストエリアでキャンプ場だった所。

 グループがキャンプしていた。

 お昼食べ始めたら、一人が鶏肉持ってきてくれた。おいしく焼けている。スパイスと塩だけ。塩味がきつければだいたい美味しく感じる。ポーランドからとのこと。

 昔はベリー摘みにポーランド人が大挙して来ていたけど、今はベリー摘みは流行らないみたい。昨年ブルガリアだったかの国の車でベリー摘みやってたのを見かけたけど。

 レクリエーションのキャンプでは無くて仕事期間中の滞在だと思うけど、何の仕事かな?。ボロい車を積んだトラックが来たけど多分仲間。

 ガソリン持ってきたみたいで、自分たちの車に補給していた。バーベキューくれた人は、人の良さそうな感じ。鳥も柔らかくてクセが無く美味しかったけど、物価高のスウェーデンで買ったかな?。

 そこら辺の水鳥だったりして。(^^;

 でも、無茶美味しかった。

 笛上げたら、無料と分かると喜んでくれた。

 携帯の電波が有ったのでお昼ご飯と合わせて1時間半も休憩してしまった。流石に休みすぎ。

 出発の時にみたら、小さなテントの跡が密集して有った。やっぱりポーランドの学生がベリー摘みのアルバイトに来てたのかも。昔は60Krとか一番安いキャンプ場に滞在してたけど、無料のキャンプ場所が有ればそっちが良い。と言うかキャンプ料金払ってれば元が取れない、と言うか、昨年既に安いキャンプ場が全滅してたし。

 ガソリンを持ってきて貰ったのは帰る準備?。まあ残ってたグループは年輩の人も居て、ベリー摘みの感じでは無いけど。

 川の横のレストエリアを出発してからは、ひたすら緩い上りで標高500mくらいまで上った。

 前回はAseleからLyckseleを越えて更に15km程走ったけど、追い風で、この緩い下りは効率良かっただろうね。

 今回はLyckseleからAsele方向だけど、Lyckseleの先とAseleの手前の2ヶ所で泊まることになる。今日も後半向かい風になって、前回の追い風とはえらい違い。

 標高500m弱でアップダウンが続き、結構こたえる。休養日無しで毎日走っていて、流石に足にも疲労が溜まっている。

 まだ日程が微妙で、良いお天気で連泊して、その後、雨が続いたりしたら困るので、なかなか休養出来ず。

 毎日60km走れば、5日程余る筈では有るけど。残り900kmを切った筈。直線距離で550km。

 この辺り、電柱を新設していた。昨年確かこの辺りでケーブル埋設やってたのに、今、電柱での送電ライン整備とは、よく分からない。

 60km越えてからキャンプ場所探し。1ヶ所失敗。ゲートを越えて進んでみたら建物が有ったので引き返した。

 2ヶ所目は長い直線で、道路から見えないようにどんどん進んだら無茶広い所が有って、そこにテント設営。2kmは進んだかも。

 道は、砂利を入れてあるんだけど車がよく通るみたいで、轍の形で土が見えて、結構快適に走れた。

 しかし、1回目の所で、砂利を踏んで、どうやらまたパンク。

 車は2台通っただけ。広々していると気持ち良い。

68.7km, 5:56, 11.5km/h
365号線、Aseleの北東22km

8/16(水)曇りのち雨、62165km

 出発前にパンク修理。前に修理した所が開いたみたい。しかしこんな大きな亀裂とは。これは基本的に修理無理。圧力受けてるうちにどんどん開いて来るはず。

 昨日砂利を踏んだりしたので、一気に穴が開通してしまったんだろうね。

 前回のパッチがすごく上手く貼り付いていて、一体化していて剥がせず。

 仕方ないので段差が有るまま大きなパッチで貼ったけど、これもまた時間の問題で穴が開くだろうね。予備チューブが品切で買えなかったのがやはり痛手になっている。

 パンク修理したので出発は11時頃になった。すぐに雨が降りだした。パンク修理中や撤収中に降らなくて助かった。

 Aseleまで22kmだったけど、今日は標高300m台でアップダウン。なかなか。

 町の手前で雨が強くなった。もうちょっと待ってよ、と言う感じ。

 ICAで買い物。後ろの客の買い物まで支払ってしまい、その客が20Krのお札くれた。10Krのビスケット2つみたいだけど、レシートが入力順にならんで無くてよくわからず。

 Aseleからは90号線で南下。

 雨は相変わらず小雨になったりしっかり降ったりの繰返し。向かい風でも有るし、かっぱ着ての走行はしんどいので、早々に森へ。今日も奥まで入って終点でテント設営。

 テント設営後、雨水収集装置を設置。しっかりした雨が降ればすぐにたまるんだけど、以降パラパラの雨しか降らず。

 本当は昨年見かけた水の標識が立っていた沢で水を汲んでみようと思っていたんだけど、雨でそこまで行けず。

39.1km, 3:21, 11.6km/h
90号線、Aseleの17km程南

●ICA Asele177.92

電柱街道

8/17(木)曇晴れ時々晴曇り、62204km

 昨日濡れた物がなかなか乾かず、今日も出発は11時頃。

 今日はアップダウンが少なく、風が無ければ良い感じだっただろうけど、今日も向かい風。真っ直ぐで平らな道だと、向かい風は常に踏まないといけないので疲れる。返ってアップダウンの方が良いかも。

 アップダウンだと上りは風が弱まり、下りは踏まなくても進めるし。

 平らな道でせっせと踏んで11km/hとか12km/hは空しい。

 良い休憩場所が無く、お昼は横の道に入って休憩。まあ道路沿いだと風が流れているし、車の騒音も有って、こっちの方が逆に良いけど。

 スウェーデンは湖の国。ここはちょっと道路が違う感じだけど、ダム湖だった。水を汲むため前回見た沢を探しているんだけど、見つからなかった時のため、ここで1本水を汲んだ。

 大きな湖だと色が薄まるんだけど、ここは特に無色に見えるくらいだった。ダム湖だからかな?。

 今日も新品ぽい電柱だらけ。もろに作っている最中で、端が繋がっていない所も有った。この辺りは電柱が黒っぽい。コールタール塗ってあるのかも。

 新品の電柱は綺麗けど、このルート、電柱街道と化していた。昨年ケーブル埋設の話を載せてるのはここだけど、1つ手前までの道だったんだろうか。

 とにかく昨年はケーブル埋設を見まくったんだけど、今年電柱とはね〜。昨年の写真探して撮影日時をチェックしてみよう。

 これは高圧の送電線の張り替え工事みたい。しかしこの街道では電線のドラムとか使用済みのドラムをあちこちで見まくった。電柱工事花盛り。

 昨年も同様にケーブルのドラムがあちこちに置かれていたけど、あれは地中埋設用のケーブルだった。他の国では今年も埋設ケーブルだったけど、何でスウェーデンのこの街道だけ電柱なのか不思議。地中埋設に何かトラブルでも出たかな?。

 結局水場は見つからずだった。1ヶ所よく流れている沢が有ったけど、多分あれだったのかも。水場と言う看板が無くなったかな?。

 Junsele直前で強引に森に入ってキャンプ。家より1km以上は手前のはずだけど数ヶ所から犬の鳴き声。

 蚊が多く、なかなか大変。蚊取り線香2つつけてテント設営。

 平均速度、ずっと向かい風にしてはよく頑張っている。

 Conviqの電波、確かに田舎で弱いけど、辛うじて1本とかで繋がる事も多く、今のところキャンプ地で圏外は1回だけ。よく頑張っている。これなら充分OK。田舎でも4Gで繋がるし。

54.9km, 4:40, 11.7km/h
90号線、Junseleの数キロ北

相変わらず電柱

8/18(金)曇りのち雨、62259km

 蚊の活動は夕方がメインみたいで、朝は割りと楽。

 出発したら森の中に多数の車。全て犬を連れている。愛犬家のミーティング?。まさか犬が吠えるので皆で捜索に来たんじゃ無いよね〜?。

 3km程でJunsele。買い物して前進。

 90号線から331号線に移るんだけど、昨年使った道を進んだら、相変わらず未舗装だったので少し引き返して、90号線の対岸の自転車ルートで進んでみた。

 静かで良かったんだけど、暫く走り、次の交差点で山越えへ。しかしこの山がなかなか。途中に川があり、山が2個。標高差120mと140mと言う結構な坂を上らされてしまった。これなら最初の未舗装をそのまま進んだ方が良かった。

 しかし相変わらずどこもかしこも新設の電柱だらけ。昨年は埋設ケーブル工事だらけだったのに、何?、この変わり様は。

 昨年ケーブル工事してたのと同じ場所だと思うんだけどね〜?。不思議。

 立てる前の電柱とか資材とか、雑に置いてある。

 これが電線。緑の被覆線。完成している電柱でよく見たやつ。

 電線を張る時、最初はプラスティックの紐でも張るんじゃないかと思ってたけど、やはりそうだった。これは電線を引っ張る為のプラスティックの紐。

 立てる前の電柱には予め電柱の高さの紐がついていて、その紐でプラスティックの紐を張り、次に電線張ると言う3段階になってる感じ。

 ガイシとか付いた、立てる前の電柱。線を通す所は滑車と言うかプーリーになってる。

 2つ目の山越えで雨になった。雨じゃ無かったら電柱工事やってたかも。どんな風にやってるのか、ちょっと見たかった気もする。

 しかしまあ異常な程の電柱ブーム。今日通った4路線、全て新設の電柱が有るか、新設工事中だった。何なんだろうね?。これじゃスウェーデンが電柱だらけになってしまう。

 2つの山越えを何とかこなし、下ってRamsele。調べてみたらこの先スーパーが無いみたいで、明日連泊して休養する予定なので、3日分の食糧購入。

 雨がしっかりしてきて積み込みも大変。

 結構遠回りしてしまって明日の距離が延びてしまうけど、331号線を暫く走り、川沿いでキャンプしにくいので、可能そうな場所で早めに森へ進入。最初が結構な坂で、砂利なので押している間に4台は車が通過。

 弱い雨の中、テント設営。近くに川が有ったけど、鉄分が多く今一歩。

67.4km, 5:34, 12.0km/h
331号線、Ramseleの南十数キロ

●ICA Junsele 94.30、ICA Ramsele 72.08

雨中走行

8/19(土)曇りのち雨、62327km

 朝7時台に車がやって来た。奥にいったけどじきに帰って来たので、やはりわたしを見に来たかな?。相変わらずわたしの前後でのUターンも多いし、やっぱり不審者気になるんだろうね。スーパーに寄る時なんて視線が結構厳しいし。

 最近各地でテロが起きているので、髭面だし、そっち方面の警戒かな?。シェイバー買おうと思っていてなかなか買わないけど、いい加減買おう。

 良い休憩場所が無く、今日も横道に入ってお昼にしたけど、終わった頃に雨雲接近。

 タイミング良かったけど以降雨。今日は湖畔のキャンプ場所まで行くつもりなので、雨でも向かい風でもせっせと前進。しかし、川沿いなのに無限アップダウンで参った。

 87号線合流手前で雨が弱まり、かっぱのズボンを脱いで走り出したら速攻で再び雨が降りだし、マーフィーの法則健在。

 87号線は10km程だった。交通量も増えた。ずっと上りで標高差120mはなかなかこたえる。

 再び331号線になった辺りから雨が強まり、かっぱ来てても相当濡れて来た。それでもせっせと前進。20km程の上りを走りきり(昨年87号線まで30kmと言書いてるのは20kmの間違いかも)、目的地辺りに到着。GPSデータが消えたので、入り口が分からず、2ヶ所チェックし、少し引き返して3ヶ所めの入り口が正解だった。

 いろんな物が濡れまくりだけど何とか到着。疲れた。明日は休養日、と言うか洗濯の日。

 走っている間、あれだけ雨が降ったのに、夜に快晴になってなんだか。まあ明日晴れてくれれば洗濯物が乾くので良いけど。

 タープも設営してみた。まあ設営時には雨は止みかけていたので、必要は無かったけど。その後1回だけ土砂降り。その後快晴。

81.0km, 6:32, 12.4km/h
331号線、87号線からSundsvall方向へ分岐して20km少々の湖畔

洗濯日より

8/20(日)晴れ時々曇り、62408km

 洗濯するつもりの日に晴れてくれてラッキーだった。

 色々洗濯。洗髪と水浴びも。さっぱり出来た。

 今日は強風で、走っていれば向かい風だったので、休養日が良いタイミング。

 雲が多くなってきて充電が充分進まなかったのはマイナスだったけど、散髪、縫い物、髭切り(ハサミで)等、色々片付けた。

●しかし夕方小さな丘を1つ越えた所で射撃練習。距離は100mとかかな。一応笛で知らせたけど、反応は今一歩。結構な時間たっぷり撃ってから帰っていった。

 この場所を知っていると言うことは、近くかも。入り口が廃れた感じで、殆ど入ってこないところ。

 数キロレベルの近所で、犬がわたしを感知してグズルので、脅しに来たとかの可能性も充分有る。まあ単なる射撃練習の可能性も有るけど。

 しかし、すぐ横で撃ちまくられるのは嫌なもの、と言うか、銃と言うのが基本的に何かを殺す為の道具なので、そんな物が趣味の人間は嫌だね。

 近所のあほボンで、村の平和はおらが守る!、とかで、夜脅しに来るのは止めて欲しいもの。キリスト教系の曲を吹いておいたのでイスラム過激派で無いのは分かってもらってると思うけど。

 濡れたものも全てカラカラに乾かせ、パジャマも含め殆ど全て洗濯出来、散髪や髭切りも出来て、良い1日だったのに、最後に今一歩な出来事でけちが付いてしまった。

●すごく久し振りの休養日。悪くないキャンプ場所で午前中雨だったりすると、連泊している可能性も有るので、2ヶ月とか、そういう雨の降り方が無かったと言うことかも。

 雨には結構降られたけど、出発してから雨になるパターンが多かった。

 これで残り2週間。残っている距離は580km。毎日100km走れば6日で着くけど、ま、その半分の距離でちょうど良い感じかな。

連泊

キャンプ禁止

8/21(月)曇りたまに雨、62408km

 朝、お天気が悪く、霧雨も降って来て急いで撤収。出発は8時半と言う早さ。

 久し振りに追い風で下りなので結構良いペース。しかし前のタイヤが一部すり減って来て(どうやらこの前のパンク修理の巨大パッチが盛り上がって、その部分が削れているみたい)、タイヤに気を使って、少し速度は抑え気味。

 今日は数回雨になったけど、予め雨が見えた。雨で一度しまっていたソーラパネルを再び出した時、ふと前の坂を見ると雨が降っているように見えた。距離100m?。

 すぐに雨になった。ソーラ出したらすぐ雨とは、やはりマーフィーさん活躍。

 雨の降っている所は基本、霞んでいるんだけど、雲や霧と雨の識別ができるようになってきた。

 どんどん下って、海の近くへ向かっているんだけど、最後の方で川沿いなのにアップダウンで少しペースダウン。

 午後1時には目的の場所に着き、少し通りすぎてスーパーで買い物し、引き返してキャンプするつもりの場所へ向かったら、こんな看板が有った。

 調べてみたら、ここの自治体はキャンプ禁止と言う掲示。そう言えば昨年も見たような気がする。

 昨年キャンプした石切場跡も見てみたら、木が刈り払われ道路から丸見えになっていて、入り口にはゲート。キャンプ対策の可能性も有るかな?。

 スウェーデンには野宿の権利みたいな法律があり、それを抑え込む条例と言う事。

 まあ気持ちは分からなくも無い。自転車ルートになっていて、結構家の多いエリアなのに、権利を盾にとって強引にキャンプされると、住民は迷惑。

 昨年ははっきり読まずにキャンプしたけど、今回はしっかり読んでしまったし、この自治体エリアでのキャンプ断念。

 後で調べてみたら、違反は起訴します、とまで書いて有った。なんと言う本気度。

 しかし、大きな街の近郊で、キャンプ出来そうな所は皆無。仕方ないのでSundsvallを一気に通過し、前回のキャンプ場所まで前進する事にした。

 早かったので一気に通過も検討はしてたんだけど、キャンプ準備で食糧をたっぷり買い、水も2本も買ってしまい重い。一度キャンプを目指したので、直接進むのと比べて10kmは遠回り。結果的には失敗。

 やはり、海沿いに出てきたのが失敗だった。

 せっかく休養したのに、次の日に2日分走行したんじゃ休養効果が一気に消滅。なんだか。

 Sundsvallまでに強力な丘2つ、Sundsvallからは最大の標高差120m、最後にまた強力な丘を上ってやっとキャンプ場所に到着。

 疲れた。今回の旅最長の距離かな?。

 馬禁止のこんな標識が。

 前回に比べて蚊が減っているのはラッキー。もう寒いのでそろそろ蚊も終わってくれるかな?。

 コープでやっと出前一丁5個25Krが有ったんだけど、殆ど売り切れで、ビーフとシュリンプしか残っていなかった。わたしもあまり好みでは無いけど、それでも出前一丁なので5個購入。

 日程に少し余裕が出来て来たのに、ほぼ100kmも走るとはね〜。後半の厳しい丘4つで平均速度もだいぶ落ちただろうけど、それでもこれ。

98.7km, 7:44, 12.7km
Sundsvallの南西20km弱

●ICA 47.50、COOP 43.69

昨年の苦闘区間

8/22(火)曇り、62506km

 4〜5日前から夜中が充分暗くなって、星が見え始めた。

 一番北では北緯66度。北極圏近くで、お昼でも太陽が45度よりまだだいぶ低い。その代わり夜中が北の浅い所を回るので、明るい。イメージとしては太陽が水平に回っている感じ。

 で、南に進むと太陽は垂直に回っている感じで、昼が太陽が高い代わりに、夜は充分沈んで暗いと言うこと。北緯63度辺りから真夜中が充分暗くなったかな。今は北緯62度台の前半。

 朝、雨がパラパラしたのでゆっくり。夜晴れて朝曇る、こう言う本物じゃ無い雨は、午後には太陽の力で抑え込まれるので。

 タイヤにパッチを貼ってみた。多分この場所のチューブに巨大パッチが有って盛り上がって、この部分のタイヤがすり減っているんだろうと思う。

 タイヤを回転させてパッチ部分にタイヤの良い場所を持ってくる方法も考えたけど、結構手間だし(チューブはタイヤに張り付いているので開けて剥がさないとずらせない)、ずらすとタイヤの弱い部分に普通のチューブの部分が来るので弱い。

 そのままだとタイヤの下にパッチが有るので、タイヤにもし穴が開いてもパッチで少し耐えてくれるかも?。ついでにタイヤ補強と言うことで、すり減った部分にパッチを貼ってみた。パッチが数日でも持ってくれれば、パッチ貼りを繰り返せば最後までこのタイヤで行けるかな?。

 出発は11時半頃。期待通り雨が降りそうな感じからは脱却。数キロで昨年、酷い砂利道で30kmを6時間かけて押した苦闘区間に入った。

 ストリートビューで確認はしてあったけど、舗装路でひと安心。アップダウンを繰返しながら標高250mくらいまで上ったけど、昨年の苦闘が嘘のように快適だった。リベンジ?成功。

 殆どはもう種になってるのに時々花が咲いているやつが有る。

 これは同じ色なんだろうか?。

 Hasselaまで35km程。昨日の疲れも有るし、アップダウンも有って結構時間が掛かった。スーパー、ICAが無くてCOOPだけ有るのは珍しい。

 COOPで水購入。パンやビスケット類はお高くて買えず。

 町を離れて305号線に入り、数キロで速攻で森林管理道路へ。終点まで進んだけど、少し砂利があり、押しての600mだか700mだかは結構遠い。

 終点は殆どの所で円になってるんだけど、ここもそう。しかし珍しく傾斜が有り、テント設営できる場所が少なかった。

42.8km, 4:09, 10.3km/h
305号線、Hasselaの南西3〜4km

●COOP 45.24

太陽を見上げる角度

8/23(水)曇り、62549km

 誰も来ず、のんびり出来た。まあ2km以上離した筈の家の犬が結構吠えてたけど。

●走りながら、太陽を見上げる角度、仰角がどれくらい有るかな〜?、とか色々考えていたら、よく考えると非常に単純だった。

 取り敢えず地軸の影響を考えない春分、秋分だと、太陽の正午の仰角は90度から緯度を引けば良かった。単なる直角三角形で考えられる。

 緯度を角度にしたのはそんなところから来てるんだろうか。

 現在、北緯61度台に入ったけど、北緯62度だと正午の太陽の仰角は28度。

 地軸の傾きは23.4度らしいので、夏至だと加算?、51.4度で良いのかな?。

 やけに単純な足し算、引き算だったとは。

 今は夏至から秋分へ2/3過ぎたとして、8度くらい加算で36度程。お昼に測ってみて、45度無いのは確認したけど、思ったより低いかも。

 地軸の傾きが23.4度と言うのは思ったより大きいんだね。しかし、上手いこと傾けてくれたもの。これによって四季が出来て変化を生み出してくれる。

 もし地軸の傾き無しなら一年中同じで面白みゼロ。もし90度傾いてた日には北極は常に夏で、南極は常に冬。これもなんだかだろうね。

●春分、秋分だと南極も北極も仰角ゼロ。太陽(と言うか夕焼け)が水平線を一周するんだろうか。見てみたいような気もするけど、無理。

 代用として、冬至の北のアークティックサークル上で同じ事が起きるのかな?。これならお金を掛ければ(サンタ村辺りでホテルに泊まれば)見られるかも。

★とか思ったけど違うね。冬至のアークティックサークル上では正午に夕焼けが出るだけで、他は真っ暗。やっぱり極点以外では無理?。

●再度走りながら考えてたけど、もしかしたら極点では太陽の仰角は24時間変わらない?。同じ角度で一周するんだろうか?。

 Delsboまで43km程。10km程手前の小さな集落FriggesundのICAの方が安いと言う困った状態は昨年と変わらなかった。

 FriggesundのICAでビスケット類購入。水は8.90Krだけどガス無しは売り切れでレジで聞いたら水入れてくれるとのことで、入れて貰った。

 Delsboでも買い物したけど、水はやはり11.90Kr。ここまで高いのは見たこと無い。

 なぜだか計画よりも3日も早い進み具合。計画でも数ヶ所で連泊して、それでもまだ1〜2日余るのに、それより更に3日も余ると、どこで時間潰せば良いのやら。

 今日から3連泊も考えて、食糧買い込み。

 Delsboまでもアップダウンはそこそこ有って、最後に5%4km、標高差200mの下りが有る筈だったけど、考えながら走ってたら、気がつかないうちに標高大幅に低下。

 Delsboは標高40mだか60mだか、無茶下がったけど、町を離れるのにいきなり登りで最終的に標高250mまで。アップダウンも相変わらず多い。

 Delsboから17km程だったけど、登りとアップダウンで相当時間をくって、キャンプ場所到着は午後7時を過ぎてしまった。

 キャンプ場所は、前回黄色い水を汲んだ所。今回も連泊なので汲んだ。相変わらず黄色い。Delsboの手前の方の山は標高350mで、元?水汲み場、みたいな沢が有ったけどまだ先が長いので汲まず。汲んでおけば、ここよりは色は薄かったんだと思うけど。

 Delsbo以降はこの看板がいたるところに出てきた。意味は、「余所者を見たら泥棒と思え」で、気分悪い。

 このルートにこれが出てくるのは分かってたんだけど、他に良いルートが無くて仕方なく。歓迎されて無い所を走るのはね〜。

 これが有る地域だと、「そっちへ変なのが向かったぞ!」みたいな連絡の伝言ゲーム?が無限実行されている可能性大。

 このネイバーウォッチシステムはニュージーランドがオリジナルで、カナダやスウェーデンがそのシステムを真似。スウェーデンの看板にはニュージーランドに学んだと書いてある。

 ニュージーランドではこのネイバーウォッチシステムを運用されて相当気分悪かったけどね〜。進んでいく家々の門とかに人や車が待機して通過を見送ってくれたり。それがスウェーデンにまでとは。

 スウェーデンの長距離自転車道ルートなんだけど、そこにこの看板が多いのは、自転車の旅人を警戒している可能性大。

 「ウェルカム to ★★」と言う看板といっしょにこのネイバーウォッチの看板掲げてたり、自転車ルートの標識と一緒だったり、歓迎は建前で、本当は、「監視してるぞ!」、「泥棒なんか出来ないぞ!」とか。

 余所者が来るのがそんなに嫌なら自転車ルート返上運動でもすれば良いのにね〜。もう少し南では、自転車道が車道から離れる所も結構出てくるけど、車道では無くて、自転車道にこの看板が設置されまくってる。

 旧東側諸国がEUに入って、犯罪が増えるとかの過剰反応なのか、それとも実際に被害が多発しての防御策なのか。妄想系の過剰反応だと思うけどね〜。

●今日、買い物の時、おじいさんが自転車止めてて、わたしもその横に止めたんだけど、わたしが荷物の準備している間、おじいさん、そこを離れず。

 ピカピカの買ったばかりっぽい自転車で、怪しいわたしに盗まれるのを警戒したんだろうね。おじいさん、カギしてなかったし。田舎ではわたしもカギせず荷物もそのまま。

 同じスーパーに入るんだけどわたしが先に入って、おじいさんはダッシュで買い物してわたしより先に自転車の所に戻っていた。まあ気持ちは分かる。

 わたしももっと大きな町で買い物の時、怪しい人が居ると暫くスーパーに入らず様子見してたりするし。

 買ったばかりの大事な自転車(と言っても数万円レベルかな?)なので心配だったんだろうね。

 まあしかし、そう言うこと。わたしが充分怪しい人に見えると言うこと。ネイバーウォッチ運用でも不審者が来た〜!となってるのかも。

 しかしわたしも荷物満載の自転車なんだから、自転車盗むのは無理なんだけどね〜。

 広くて両側木が有って良いところだけど、南側が開いているので、連泊でお天気良いと、昼間暑くてどうするかだけど。

 このところ朝の気温は一桁の真ん中辺りで結構寒く、昼間暖かくなるのは良いんだけど、日向ではテントの中は、「暖かい」を通り越して一気に「暑い」になってしまうのでね〜。

 連泊は確定だと思うけど、3連泊がどうかな?。水は茶色も使わないと仕方ないけど。

62.0km, 5:32, 11.1km/h
Delsboの南17km程

休養日

8/24(木)曇りのち晴れ、62611km

 夜は快晴でよく冷え込むのに、朝はそのうち雲が出て空一面、みたいなパターンが多い。

 曇っていると充電が進まず困るんだけど。

 ドラクエしてのんびり。7と8は終ったけど、あまり2回目やりたくない感じ。9は何回やったか分からないくらいだけど、また9をやっている。この前出た11はどうかな?。帰ったら買うかも。

 午後は時々晴れてきて、午後4時くらいから快晴。充電が進んで無かったけど、やっと高速モードの充電に入った。高速モードだと2A近くまで流れるので、一気に遅れが取り戻せる。高速モードじゃ無ければ、最大0.9Aくらいしか流れない。

 このところバッテリー不足で、充分充電出来なくても使っているんだけど、今日は久し振りに10000mAh越えた。

 13000mAhのモバイルバッテリーだけど、だいたい11000mAhを越えた辺りで満充電になる。ので今日は満充電近くまで行った。

●午後3時台だったか、車がやって来た。行き止まりの道だし、今は入り口の所が重機でぼこぼこに荒れていて、普通それを乗り越えてまでセダンで入って来ることはまず無い状態。

 一軒距離が2km切ってる家が有るかもで、昨日から犬が吠えて、それが続いているので原因捜索に来たか、もしくはネイバーウォッチで担当区間にわたしがやって来なかったので、探しに来たか。まあ後者かな?。

 わたしを確認できたので速攻でUターンして帰って行った。もう少し先が行き止まりなんだけど、地元民で道が悪いの知ってるからか、前進せずわたしのテントの近くでUターン。

 昨年も1台だけ来たし、やはりシステムかな?。

 こう言うすぐ行き止まりになる道に入って来るのはキノコ採りかキャンプ場所探しの余所者。どこもだいたいキャンプの焚き火の跡が有る。

 キノコやベリーはここはだめだし、見た感じ夫婦で地元民。「居た〜!、用事終わり」みたいな感じで急いでUターン。お役目ご苦労様、かな?。

 日程が無茶余ってきて、もう1泊した方が良いんだけど水が茶色でね〜。昨日卵茹でたら殻が少し茶色くなっていたので、あまり嬉しく無いかな。しかしこれだとフィルターで除去出来るかも。

 井戸で除去出来ているし。次来る時はフィルターも持って来よう。まあ3年連続スウェーデンに来てるので、来年は無いかもだけど。

●残り10日程だけど、最低気温5〜10度、最高気温15〜20度、みたいな中にいて涼しくて快適なんだけど、いきなり熱帯夜に真夏日の大阪に戻って生きて行けるんだろうか。

 今回は少し暑い日も有ったものの、殆ど涼しいままで、避暑目的は大成功だったけどね。それが再び死にそうな暑さの中に突入とは。

 大阪で予定が有るかもで少し微妙だけど、安い切符が有れば飛行機で旭川にでも行って1ヶ月過ごすのが無難?。まあ例え往復3万円とかで有ったとしても結構な出費では有るけど。

連泊

今年も少し苦行

8/25(金)曇りたまに晴れ夕方から快晴、62611km

 朝は4度まで冷え込んだ。お天気はいつものパターンで朝7時とかまでは快晴でその後雲がいっぱい出てくる。で夕方にはまた快晴。

 山を下って、今日は1日湖(と言うか実際は川)沿いを進んだ。湖沿いと言うことは、家が点在。見た感じキャンプ出来そうな所は無し。

 農家。

 湖沿いになってすぐに未舗装になった。尖った砂利の深い最悪のパターン。迂回は相当バックで、6kmと言うことで諦めて未舗装に突入。

 当然押し。スリッパの底が薄くなっていて、歩くのも大変。

 車のたてる土埃でやはりすぐに目が痛くなった。以降、車が来ると路肩を向き、目を閉じて息を止め暫く我慢。ボツボツ車が来るのでその度に止まって目を閉じるの繰返し。

 きつい坂等、たまに轍がきれいな所では走ったけど、走れたのはわずかな区間。チューブに問題抱えているし、今回2回パンクしたのは全て砂利道でのリム打ちパンクだったし、ほぼずっと押し。

 砂利道終了。やったー!と言う感じ。昨年は6時間の苦行だったけど、今回は1時間台。それでも大変だったけど。

 その後、道端の広場でお昼休憩。のんびりしてしまったら、まだ15kmしか走って(押して?)いないのに午後2時半になってしまい、以後少し努力。

 広場横の道に見事に球形のベニテングダケ。ちょっとかじられている?。

 午後5時過ぎには何とかBollnas到着。COOPで出前一丁見たけど安売りは無しで、百円少々で1袋だけ買った。

 ICAで水2本購入。8.90Krでまあそんなもの。COOPの水はミネラル多いのか不味い事に気がついて買わなくなった。

 町から直線5km程でキャンプ出来そうな場所を見つけて有ったのでそこへ。ストリートビューには無かったゲートが新設されてたけど通過。しかし湖沿いの家から速攻で犬が吠えて、残念!。

 坂をずっと押し、犬のいる家から900m程の所でテント設営。道は反対側にも続いていて、農家まで700mくらい。

 やはり町の近郊では家の無い空きスペースは充分な広さ無し。

 こんな環境で連泊出来るかどうか。10日間有るのに5日で着けるので、ペースを落として進まないといけないので、連泊を多用しようかと思ってるんだけど。

62.7km, 5:43, 10.9km/h
Bollnasの南10km程

連泊

8/26(土)曇り時々晴れ、62674km

 午前中に車が2台通過。これはわたしを見に来た可能性有り。お昼頃には多分キノコ採りの車が2台、後、ウォーキングの2人組。

 ゲートが有るのに車が入って来ると言うのはカギ持ってるのかな?。もしくは土日は開けてる?。最初に来た車は多分カギ開けて来たんだと思うけど。もしかしてゲート設置してるけどカギは付けて無いとか?。

 ゲートが有れば余所者は入らないし。

 ここはゲートが少し奥で、ゲート近くにはティッシュペーパー散乱。これが余所者の仕業。

 英語で言えばパブリックアクセスの権利が有るので、ゲートが有っても徒歩とか自転車は入っても良い(奥が人家の場合はダメだろうね)んだけど、車はダメ。

 外国人のベリー摘みはだいたい道路近くに車を止めて、歩いている。ゲートが無い場合でもそうしていることが多い。問題の無用な発生を避けてるんだろうね。

 車で奥まで入って来るキノコ採りはスウェーデン人。

 この、パブリックアクセスの権利は、スウェーデン人には結構厄介な問題だろうね。前に話したら、ノルウェー人もスウェーデンへベリー摘みにやって来る、とか言ってた。

 厚かましい人にこの権利を主張されるとなかなか大変かも。前に会ったデンマーク人も、スウェーデンで、どこでキャンプ?と聞いたら、勿論無料の森!との答。デンマークは野宿禁止なんだけどね。

 まあ、結構町に近いこんなところで堂々と連泊しようとしてるわたしも厚かましい口かな?。

 日がな一日、ドラクエ。散歩も少ししたけど。

連泊

272号線

8/27(日)曇り時々晴れ、62674km

 日曜日と言うことで、午前中に7〜8人ジョギングの人が通った。

 相変わらず、夜中快晴なので夜露と結露がひどく、乾かすのに時間が掛かって、出発は11時頃。

 すぐに分岐して未舗装になったけど前半は無茶きれいな表面の土で、快適。

 後半、別の道と合流したら、例の道かき混ぜ処理が行われていて、砂利だらけ。本当にこのかき混ぜ処理は自転車には厳しい。

 中央が湿った感じなのは、水を撒いたか、もしくはコールタールの薄いみたいなのを撒いてあるか。お陰で土埃が立たず、この点は良かった。

 きれいな路面はこんな感じ。

 砂利が小さかったので気をつけて走行。何とか乗りきって83号線へ。そこそこの車。

 少し走って83号線と平行するような道を選んで走行。小さな町で水を購入。

 引き続き83号線に戻らずに走っていたら、272号線への分岐。結局最初にちょっと走っただけで、後は走らずに済んだ。272号線は昨年初日、Upsalaから走った道。後3〜4日でアーランダ空港に着ける所まで来た。残り8日間有るので、連泊しないといけない。

 Sandvikenの40km程北でキャンプに入ったけど、272号線は多分旧街道で、空きスペースは無し。今回も犬の鳴き声に挟まれてしまった。

 しかし、こっちの人の、未確認生物に対する対策の情熱はちょっと過剰。対象をはっきりと熊と想定しているのか、それとも未確認の恐ろしい怪物みたいな漠然としたイメージで対策しているのか、ちょっと恐がり過ぎ、と言うか、犬を信用し過ぎ。

●もしかしたら、うちの近所にも熊が来た!、とか喜んでる?。熊対策とか言うものやってみたかったんだ(^o^)v。とかね。

 犬が必死に吠えているのは、匂いの違う?わたしに対して。今まで2回犬のいる所に熊がやって来た場面に出くわしたけど、どちらの犬も(片方は2匹)全く吠えずに隠れていた。

 大して恐くないわたしに対してだから、偉そうに?吠えてるだけで、そんな未確認の恐ろしい生物に対して果敢に吠えている訳では無い。

 発砲したりドラム缶叩いたり、バイクや車のエンジン吹かしたり、農家ならまだ家畜を守ると言う意味で分かるけど、熊がそんなにいっぱい居るわけでも無いし、ちょっとテレビの見すぎ、みたいな気もする。

 まあサーメの人と話した時、熊は恐いと言ってたけど、実際に見たことの有る人がどれだけいることやら。

 北欧にも熊はいるみたいだけど、山程キャンプしているわたしでも、まだ一回も糞や足跡等の痕跡を見ていない。

 近くの犬(の飼い主)にはホイッスルで挨拶しておいた。発砲やドラム缶叩きの家は遠すぎてホイッスル効果無し。前はわたしと分かっていての警告での発砲?とかも考えたけど、多分違う。やはり未確認の恐ろしい生物イメージでの対策。

58.5km, 5:03, 11.5km/h
272号線、Sandvikenの北40km?、Ockelboの北8km

出前一丁を求めて

8/28(月)晴れ時々曇り、62733km

 毎度の夜快晴で、冷え込みは5度とか。今回温度計を持ってこなくて不便してるけど、スマホに電池温度測定の機能が有るので、それで見ている。動かせば温度上がるので、最初の一回だけ。

 結露も相変わらずで乾かすのに時間くってる。

 無茶沢山の牧草ロール。この辺りの感じは北海道と一緒。

 スウェーデンの水はこんな感じ。これはだいぶ色が薄く、家が無ければ汲んでも良いくらい。川とかはもっと茶色。

 Sandvikenの手前の272号線。少し前に出てきていた歩道が無くなり、この路側帯が自転車道代用。

 Sandvikenまで45km程。まず最初にCOOPを目指した。目的は出前一丁5個25Kr。途中のICA MAXIも見送った。インスタントラーメン買うのに、COOPに出前一丁の特売が有るかどうか確認してからで無いと、ICAに寄りにくい。

 しかし、COOPがだいぶ町外れ方向に有り数キロ以上、結構苦労して見つけたら、なんか流行っていないCOOP EXTRAだった。

 でも、入ってみると、出前一丁の特売やっていて、めでたく出前一丁5袋ゲット。1個5Krと言うことになるけど、一昨日は6.90Krで韓国製ラーメン購入。韓国製ラーメンがICAの主力。同じ値段でも文句なく出前一丁だけど更に安いので満足。はるばる探しに行った甲斐が有った。

 その後小さなICAも回って水等購入。最初に見送ったICA MAXIならだいぶ安いんだけど、3km以上も戻る気になれず。

 ネクタリンはキロ200円。結構お気に入りでよく買っている。キロ300円くらいが普通。

 KEXはスウェーデンのキットカット。本家より量が多くて特売だと本家より安いのでよく買っている。4個24Krの特売で、1個80円くらい。味は本家と全く同じ。

 Sandvikenからは大きな湖の中を抜ける道。船を通す橋も有るけど、あまり動いていないかも。

 スウェーデンの人は本当に水辺大好き。フィンランドとか他の国もそう。

 街から7〜8km、この写真は湖を渡りきった所だけど、ここから2kmの所が今日の目的地。航空写真とストリートビューが大活躍。

 丁度帰宅時間帯で車が多く、森への進入を10台とかに目撃されたけど仕方ない。1台、エンジンブンブン言わせてる車が居たのが難点だけど。

 毎度の終点でテント設営。なんか羽の有る蟻がいっぱいいて、テントに付着。出入りの度に数匹テントの中に落ちてくる。何だか。

 航空写真で森林管理道路を見ると、終点が円になっている。大型の機械とかでも切り返しとかせずに回れるように。日本にはこういう丸は無かったかな?。

 航空写真でこういうのを見て、近くの家との距離を見て(基本は1.5kmくらい開けたいけど)、入り口をストリートビューで見て、使われている度合いとかゲートの有無とか標識の有無とかチェックしている。

 この辺りはキャンプ出来る場所が少なく、これらを駆使しないとなかなかキャンプ場所を見つけられない。

●今日は風が変わり、強い南風で、向かい風で結構大変だった。ここ暫く北からで、基本追い風だったのが一転。お天気が変わって雨になったりする事有るだろうか?。南風で昼間はだいぶ暖かかった。

●残り6日。空港まで直線で120km切って、2泊3日で行けるので、3日余る。どう消化するかな?

58.8km, 4:47, 12.2km/h
272号線、Sandvikenの南10km程

水汚染

8/29(火)曇り夜雨、62791km

 夜中に雨が降った。南風に変わってやはりお天気のパターンが変化したみたい。

 今日はあまり進まないつもりなので、お昼を食べてから出発。10時台に車が1台やって来た。当然わたしを探しに。

 昨日、改造車に森への進入を目撃されて参ったなと思ってたけど、案の定、そのうち森への入り口辺りで、ホイルスピンしたりバイクが急発進したり、暫くうろうろしていた。

 目撃された車なのか、それともその知り合いなのかはわからないけど、関係有るのは確かだと思う。しかしあまり根性は無しで奥まで入って来る事は無し。1km近く奥に入ってるので全く問題無し。

 今日やって来た車は多分近所のおじさん。こっちでは聞こえなかったけど、犬が反応してたんだろうね。で、一応原因チェックに。おじさんは根性無しの若者とは違ってちゃんと奥までやって来てチェック。

 このところ1台必ずチェックに来ている。監視の厳しいエリア。もしかしたらネイバーウォッチが組織的に運用されているのかも?。

 出発したら、入るときは開いていたゲートを閉めて有った。余所者へのささやかな不満の表明かな?。

 前もみた集落の看板だけど、きれいに作り直しているみたい。絵は全く同じだけど白さが違う。バイキングがノミと金づち持ってるって何?。

 出発して5km程でICAが有ったけど、次も有るので見送った。しかしこれが結果的に大きな失敗だった。

 今日も南西からの向かい風だけど、無茶吹き荒れて走れないくらいの場所も有った。

 赤松の林がきれいに管理されている。良い木材出来るだろうね。スウェーデン北部の主要産業は林業。切った木を積んだトレーラーを毎日必ず見かける。キャンプしてるのもほぼ100%森林管理道路だし。

 キャンプ場所直前のICAに寄ったけど、水がみんな売り切れ。商品全て無茶高い。だいたい5割増しの値段。経営者らしき若い男性がレジに居たけど儲ける気満々なんだろうね。

 水を汲ませて貰うため、5割高いビスケットとか購入。バナナも買ったけど、表示はキロ15なのにレジではキロ22だったり。まあ仕方ない。

 しかし、水を汲ませてと言ったら、OKみたいなんだけど、なんかゴニョゴニョ。レジの仕事も有るのでゆっくり待ってたけど、もう一人呼んでくれて話したら、何とこの集落の水道が細菌で汚染されているとのこと。

 それで水が売り切れていたみたい。レジの男性は水道から汲ませ無かったので、どうやら沸かした水をくれるつもりだったのかも。しかしもう一人の男性に聞いて、沸かせば大丈夫とのことで、水道から汲んだ。

 しかし、バクテリアって何の種類かな?。水の売り場に何か表示の紙を掲示してあったけど、その水の問題だった。スウェーデン語なので全く分からないけど。

 お馬鹿が給水タンクに何か放り込んだ、とかじゃ無ければ良いんだけど。

 3〜4km走って森に進入。T字路で良いところなんだけど、昨日の羽根蟻が更に数を増して、銀マットやテントに群がっておぞましい。光物に群がるのかな?。

 羽根蟻、基本、害は無さそうだけど、走っている時一回首筋を噛まれて無茶痛かった。

 何とか払い除けたりしながら荷物をテントに入れた。

 水は5分程沸かしてからラーメン投入。

 夜中に雨が降って、水収集装置を設置。

●空港まで直線距離で100kmを切った。2日で行けるけど残り日数5日。

36.5km, 3:12, 11.4km/h
272号線、Osterfarneboの東数キロ

●ICA 24.73

給水タンク

8/30(水)晴れ時々曇り、62828km

 夜中に雨が降り、水収集装置を設置したけど、朝みたいっぱいだった。飲み水として沸かした。ラーメンは要煮沸の汲んだ水で。

 タイヤにパッチを1つ追加。このパッチ、強度充分でタイヤに貼っても頑張ってくれる。既に1週間以上経過して、まだ消滅していない。

 見たら、バイクにも使えると書いてあったので、頑丈に作られているんだろうね。ダイソーだけど日本製はやっぱりすごい。

 次の町Gysingeまですぐだった。唯一の小さな店で聞いてみたら、ここも水汚染の地域らしい。結構広域。500ccの水は売っているものの、1.5Lは無し。汲ませて貰えるか聞いたら、飲めないわよ!、とのこと。

 それでも構わないと言ったんだけど、それより、給水タンクが有ると教えてくれた。

 行ってみたら確かに、クリーンな水、無料、と書いてある。教会近くだけど、水汚染に対して提供は市?、教会?、それとも会社?。まあ有りがたく汲ませて貰った。頭を悩ませていた水問題解決。

 ここは教会を中心とした旧の集落が史跡っぽくなっている。相当レベルの高い観光地みたいだけど、英語の説明を読んでもよくわからず。

 国立公園のビジターセンターっぽい気もするけど、よく分からない。

 湖と言うか川と言うか、これが売り物の国立公園。

 川は1本ではなく、こんな橋がいっぱい。それら全てが結構な落差の川。湖と言うか湿地と言うか、それが落差を持って無茶広い幅で流れていると言うことみたい。

 キャンプして洗濯したかったけど、国立公園の規則見たら、指定場所以外ではキャンプ禁止と書いてあった。良い感じのシェルターと薪と焚き火場所が有ったけど、キャンプ場所かどうか微妙で止めた。

 未舗装の道で国立公園内の方向へ進めばキャンプ場所も有るみたいだったけど行かず。結果的にそれが正解だった。

 幹線道路の56号線に出た。中央に分離のフェンスが有り、トラックに追い抜かれるのが結構危険な幹線。

 走り始めてすぐパンク。例のチューブが裂けている所が開いてしまった。予想していたけど、2週間も持つとはラッキーだった。

 昨日、今日とキャンプ場所の出入りに少し石ででこぼこした道を走ったのが悪かったかも。

 右上が白っぽいのでまた開いたと分かる。チューブの中の粉が吹き出している。

 しかし問題が。チューブが大きく裂けているんだけど、その裂け目が長くなっている。巨大パッチの全長に近づいている。

 巨大パッチは割りときれいに剥がれた。また巨大パッチで修理。長さが心配なので小さなパッチを端に重ねて貼った。

 これで残り5日持って欲しい。予備を買うのが安全だけど、例え200g台だとしても、重量問題を抱えているので、重さを増やしたくない。

 キャンプ出来る場所がだいぶ減っている。1ヶ所チェックして、大きな糞が有ったので止めた。狐だと思うんだけどね。赤い実は全く消化されておらず、ブルーベリーも少し潰れたりしているだけ。毛がいっぱい混じっている。自分の毛玉?。

 犬の糞とよく似ていた。

 2ヶ所目。まだ新しく、撒いてある尖った石の上でのテント設営は初めて。土もふわふわでほとんど使われていない。理由は簡単で、幹線に面していないから。幹線から未舗装の横路に入り、その横路からのアクセス。

 横路は集落への道なので、余所者は使わず。なのでそこから更に分岐しての森林管理道路は誰にも使われていない。

 しかし前回キャンプした場所が全く見つけられない。航空写真で見るとキャンプ出来そうな場所が無いのに、確か結構車が来ないような場所だった。まあ明日横を通ると分かるかも知れない。

 今日も羽根蟻に取り付かれた。昨日よりは少し少ないけど。多分今大発生してるんだと思う。

51.7km, 4 :16, 12.1km/h
272号線、Uppsalaの北35kmとか?

雨で連泊

8/31(木)雨、62880km

 夜小さなダニにやられていた。ずいぶん久し振り。2日前に手の上を歩いていたのを殺したけど。

 朝から雨になった。天気予報見てみたら今日は日中ずっと雨らしい。ので連泊決定。

 今日はUppsalaのインフォメーションでキャンプ場を聞いてみようと思っていたので、もしも昼とかに止んだとしても、あまり遅くの出発ではだめなので。

 インスタントラーメン無しだけど、パンとビスケットとかで何とかやれるかな?。9km程戻ればICA有るんだけどね。昨日は何となくスルーしてしまったけど。

 水は足りてるけど、一応、雨水収集装置設置。ペットボトルでこうやって持ち上げると簡単な事が分かった。どこに滴が垂れて来るかはこれからだけど。

 なんとファスナーの部分から垂れて来た。なのでフライの内側で収集出来る。フライ持ち上げはかなり良い方法だった。

 本当は上着とズボンを洗濯したいんだけどね〜。

 雨は予報通り夕方まで降り続いた。時々弱まっていたけど。水は3リッター収集。

 ズボンも結局雨水で洗った。ズボンは化繊の薄いやつなので濡れても軽いしすぐ乾くけど、上着は水を吸うと重くて乾きにくいし、水も沢山必要で、無理。

 1日ドラクエやってたら無茶進んだ。充電2回。

 8月も今日で終了。緯度が下がっているのと暦が進んでいることで、急速に夜が長くなってきている。ちょっと前まで夜10時でも明るかったのに、今は午後8時でだいぶ暗くなってくる。

 飛行場が1日の距離になって、アーランダ発着の飛行機が近くを飛ぶ事が有る。

 1日の距離だけど、残り3日。4日の午後に出発だけど、朝、今日みたいな雨だったりするとテントが濡れて重量が大変。そうならないように祈っておこう。一応曇り時々晴れの予報。

 まあ万が一そうなっても早めに空港へ移動し、テントの水分を拭き取って乾かせば何とかなるかも。

連泊

キャンプ場

9/1(金)晴れ、62880km

 結局夜中もずっと霧雨だったけど、朝には止んで、9時頃には日が当たり始めた。11時前に出発出来たのは、色々乾かさないといけなかったにしてはまあまあかも。

 久し振りに良い追い風でそこそこ踏んで良いペースで走行。

 Uppsalaまで33km程。午後1時台の到着でインフォメーションを探し、地図を貰った。キャンプ場を聞いたら、街中のは180Krで論外。郊外のが最初120Krだったけど、電話でカード使えるか聞いて貰ったら、簡易トイレと水場だけの森の中のサイトが30Krで使えるとのこと。

 行くことに決めたけど、しかし、受け付けが午後4時まで。

 20kmを1時間半とか無理っぽいけど、出発。最初中心部は信号だらけで全然進めず。食料が無かったので買い物必須だったけど、何とか目的のコープに到達出来、急いで買い物。

 以降も歩道とかに阻まれ、最後は車道走行。車からは白い目で見られただろうね。

 何とかルートに乗り、後はせっせと踏んで、何とか3時半過ぎに到着。コープから20km近くを1時間って、よく努力したもんだ。

 シャワーが30Krで、合計60Kr。普通だと120Krなので森の中のサイトはお安い。

 急いでテント設営し、シャワーと洗濯。さっぱりしてめでたしめでたし。

 一人だったので、真ん中辺りにテント張ったら、すぐバイクがやって来て、何故かなつかれて近くに設営。場所は色々有るのにね〜。テント動かすのは露骨なので止めたけど。

●しかし、悲劇が発生。どうやらサイクルメーターを無くしたみたい。旅行の歴史そのものなので、大ショック。

 急いだ事が原因。マウントに入りにくく、片側しか入って無くて、途中で落ちたんだと思う。前に一回落ちたんだけど、その時は何故か荷物に引っ掛かっていて無事だった。以降確実に装着するように気を使っていたんだけど、スーパーの後、急いでいたから装着が雑になったんだと思う。

 その後信号待ちでメーター確認した時、動いた感じで、これだと落ちるんちゃう?とか思った記憶も。

 それなら直せよ、とか思うんだけど、時間内に到着することで頭がいっぱいだったんだろうね。頭がシングルタスクっぽくなっているのは老化だろうね〜。

 お安くキャンプ出来たのは良かったけど、午後4時とか言うお役所っぽい受け付けが遠因で、超逆効果。30Krで泊まれるなんて分からなければ良かったんだけどね。

 普通の道なら落ちた時の音で気がつく可能性も有るけど、車道激走では無理。田舎なら明日にでも逆に辿っても良いんだけど車道より前の街中だと絶対拾われていて、見つけられる可能性ゼロ。諦めるしかない。残念。

 落としたのが勘違いで、明日テント撤収してたら見つかった、とかなら良いけど、そうじゃ無さそうな気がする。長年の相棒だったので本当ショック。

 走行は後1日だけなので、今回も良く働いてくれた。

54kmくらい
Uppsalaの東20kmくらいのレクリエーション施設のキャンプ場

空港到着

9/2(土)曇りのち雨、62937km

 洗濯したのに、朝から雲が出てきて乾かずなんだか。

 キャンプ場は、遅くまで子どもが叫んでいたり、夜中に音楽かけたりでやっぱり今一歩。まあ森の中のテント場では無くて、少し離れた所なので問題は無かったけど。

 洗濯物は干したままでテント撤収開始。

 荷物まとめていたら、無くしたと思っていたサイクルメーターが出てきた。無茶嬉しい(^^)。昨日落としたと言うのが勘違いで良かった。

 買い物袋のポケットに入っていた。飛行機に乗るのも近いので、荷物を整理していて、袋もひっくり返してごみ出してたら見つかった。

 本当に落としたりすることの無いように、これからは一層注意しよう。

●自転車見たらなんと後ろのタイヤがパンク。開けてみたらチューブに輪切り状に有る沢山の筋の1つに沿って穴がいっぱい。金属疲労ならぬゴム疲労。パナソニックさん、これは欠陥品じゃ無いの?。

 一応修理したけど、もし他の筋もなったら修理不能。なんかチューブが前後共に満身創痍。後2日持ってくれるだろうか。

 良いこと(サイクルメーター発見)も有れば悪いこともあると言うことだけど、悪いことが更に続いた。

 午後1時頃に出発したけど、すぐに雨になった。駐車場は満杯。土曜日なので何かのイベントかな?。お天気が残念、かな?。

 天気予報を見てみたら、月曜日が雨と言う最悪の事態も。うーん、悪いこと3連チャン。参った。最終日は空港で夜明かしかな〜?。

 取り敢えずバス停で雨宿り。

 良いバス停が有ったのは幸運だったけど。

 結構強い雨だったけど、しっかりしたバス停で完璧に雨宿り出来た。

 弱まったので出発。いつものE4近くの自転車ルートでは無く、空港の東側へ回るルートにした。色々な道に乗り換えたけど全てマイナーでのんびり出来た。

 空港まで10kmくらいのところから空港近くまでの273号線は少し車が増えたけど、1台赤いうるさい車が横を8回通過。4往復と言うことだけど、走り屋っぽい感じで、良い感じのくねくね道なので往復していた可能性も有るけど、段々往復の場所がずれて、わたしに着いてきてるので、やっぱり監視に来たかな?。

 空港まで42km程。休憩無しで来たので疲れた。食料を少し買おうと町まで行ったので往復で8km、踏み切りが開かず、迂回したので2km増えて、計10km。

 空港近くのいつもの場所に戻ってテント設営。しかし北風だと横の滑走路が使われ、着陸機からテントが見えてしまう難点が。

●悪いことが更に1個。今日はなんだかな日になった。

 水を1本キャンプ場で汲んで持ってきたんだけど、見たら酷い水だった。藻と言うかゴミと言うか、いっぱい浮遊。

 沸かした水を見てみたら、小さいのがいっぱい入っていた。こんなのでラーメン作ったり飲んだりしてたとは最悪。森の中のであまり使われていない水道だったけど、夏のシーズン直後だし、洗濯でいっぱい使ったので大丈夫かな?と思っていたけど、全然だめだった。まあ全部加熱してたので、お腹壊す事はないかもだけど、最悪の水だった。

 飲み水の主力は雨水に変えていたけど、キャンプ場の水もだいぶ飲んでしまった。タンクなのか配管なのかは分からないけど、藻か何かが一面に繁殖してるんだろうね。

 使われていない水道だと、いつも洗濯で水をたっぷり使ってから料理の水に使うんだけど、それで効果無しとは参った。

53.1km, 4:10, 12.7km/h 空港近くの旧道

雨対策

9/3(日)曇り、62990km

 これが見つかったサイクルメーター。

 連泊予定でのんびり。空港は24時間みたいで(朝数時間休止してるかも)、真夜中でも結構離発着していて、横の滑走路なのですごい騒音。滑走路まで500mも無いかも。

 その騒音の中で、眠りは無茶浅いけど、ボチボチ寝てた。

 このところお天気が今一歩で充電不足で、ちょっと充電出来たのを使用して自転車操業状態。

 最初の予報では雨の降りだしが早かったので、夜中に移動のつもりだったけど、朝6時とか7時の降りだしの予報になったので、3時とか4時まで寝ることにしてその準備。

 フライは結露が激しいので、フライは収納。緑のレジャーシートでタープを仕立てた。ふにゃふにゃの枝を活用。道路側は落ちていた台を移動させて使用。まあまあかな。

 持ってきた水が使い物にならなかったので、夕方空港まで汲みに出かけた。自転車道のチェックも兼ねて。この前から工事中だったけど、やはり自転車道が途切れていて、予行演習しておいて良かった。結構ルートが難しい。

 8時過ぎには寝たけど、うつらうつらと言うか、無茶浅い睡眠で、1時間毎に起きてた。まあそれでも空港のイスで過ごすよりは、横になることが出来るので、圧倒的に楽。

連泊

チェックイン

9/4(月)曇りのち雨、62998km

 今日も昨日みたいな睡眠で、寝たんだかどうなんだかよく分からない感じ。やっぱり飛行機の爆音が影響してる?。1時間毎に起きてた感じ。4時に撤収始めたら雨がぱらぱら来たのはちょっとした脅かしで、本当の雨はまだ。

 5時には出発。空港に着いた瞬間に雨がバラバラ降ってきたのは絶妙なタイミングだった。

 朝食とトイレを済まし荷造り開始。時間が山ほど有るのでのんびりやった。2時間程で終わり、重さ量ったら23.75kgと見事な限界数値。

 ショートメールを受信出来ればセルフチェックインが出来るんだけど、何故か昨日からWi-Fiテザリングが切れまくりでショートメール受信出来ず。

 座席の選択とオンラインチェックインは一応済ませているんだけど、列に並んで再度チェックイン。

 量りが-0.4kgに設定してあり、量ったら23.2kgだったので量りは相当正確。

 9時にはチェックイン完了したけど、搭乗まで4時間少々。あまり早く出国すると水が無くなるのでイスで休憩。

 3時間前には出国してゲートへ。水の値段見たら500ccで400円程。うーん、さすがにちょっと高過ぎでは?。

 空のボトルを持ち込んでいたので、冷水機の水を汲んだ。

 バッテリー不足なので充電。100均の三ツ又使ってるけど、耐圧は125v。倍の電圧で使って大丈夫かい?。

 外は雨。多分風も相当強い筈だけど、ターミナルだと別天地。路上にいて風が強いと大変だけどね〜。

●走行距離をまとめてみた。

6/09(金)スウェーデン、15日間、846km、56.4km/日、58069km
6/24(土)ドイツ   、03日間、219km、73.0km/日、58915km
6/27(火)ポーランド 、14日間、872km、62.3km/日、59134km
7/11(火)バルト三国 、11日間、765km、67.7km/日、60008km
7/22(土)フィンランド、17日間、896km、53.0km/日、60773km
8/07(火)スウェーデン、27日間、1329km、49.2km/h、61669km

9/04(月)アーランダ 、オドメーター: 62998km

87日間、4891km、56.7km/日

●8/23、ICA 45.83Kr、DelsboHallen 71.65Kr
●8/25、ICA 82.23Kr、COOP 32.95Kr
●8/27、ICA 20.92Kr
●8/28、COOP 31.00Kr、ICA 72.75Kr

 データは5GB近く使って、6GBで丁度良かった。キャンプ場所で圏外とかほとんど圏外と言うのは3回だったか。まあコンビックでも充分だったかも。

 タイヤもチューブも何とか持ってくれた。前後入れ替えたとは言え、小さいホイールのタイヤで5千キロ近く持ったのはパナソニック凄い。チューブは前後共ボロボロでちょっと問題だったけど。帰ったらタイヤもチューブも総替え。

 同じタイヤなのに昨年より倍くらい持ったかも。考えられるのは昨年のが古いタイヤだったと言うことくらいかな?。

 2年前のドイツブランドのシュワルベが10日間、700kmしか持たなかったのは、相当古いタイヤだった可能性もある。

 スリッパも底が無茶薄くなって裸足で歩いているくらい地面の形がよく分かったけど、何とか持ってくれた。

 いよいよ熱帯夜の日本へ戻る。毎日寒いところからで、どうなる事か。

羽田空港

 問題なく成田到着。乗ってきた飛行機。

 順調に成田に着いたのは良いんだけど、関空への飛行機が羽田発だと分かってガーン。

 航空券買った時に良く見ておけよ、と言うのも有るけど、成田ー羽田の直通のリムジンバスが3100円もしてなんだかだった。まあ自転車は乗せるみたいだけど。

 この路線以外では乗せない所がほとんど。

 今日の関東の気温は温度はそうでもないけど、湿度が高くて肌にまとわりつき、ベトベトするのはやはり南国。

 羽田からの飛行機の出発が遅れたけど、どうやら羽田空港で日航機のトラブルが有ったみたい。

 関空でも目の前で電車が出てしまい、大阪駅までの直通を30分待った。

 大阪駅までコロコロを持ってきてもらい、ヨドバシ経由で阪急へ。

 ヨドバシではドラクエ11購入。1割引きに10%ポイントで、思ったよりは安いかも。

 阪急の駅に殆どエレベーターが無く、周囲の階段も有って、ルートが見つからず駅を殆ど1周。1ヶ所だけビルの中に隠れたエレベーターが有り、何とか3階ホームに到達できた。

 どうやらこのエレベーターだけしかないみたいで、乳母車の人が結構利用していた。阪急みたいな立派な?会社でもバリアフリーは全然出来ていなかった。

 色んな遅れで帰りついたのは暗くなってから。朝、成田に着いてるのに、大阪がこんな時間になるとはね〜。

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