5/28(木)晴れ時々曇り、40827km, 111
やはり夏風邪を引いているのが確実になってきた。喉がいたいし咳や痰が出るし。9ユーロはそうお安い訳では無いけど、このキャンプ場はこじんまりしてて客が少なく静かで快適なので連泊して休養することにした。
昨日バスのトランクでピンバッジの止め金を見かけ、後で今度はピンバッジ本体を見かけ、拾い上げた。誰かがザックに付けていて外れたんだろうね。見てみたら、本体に止め金用の凹みが無く、落ちやすそうだった。この国旗はスペイン?、それともどこかの州の?。
なんと、テントの近くに竹が有った。それもフランスで初めて見る女竹。割りと大きく、小さな笛なら作れそう。切って良いと許可を貰ったので少し切ってみるかな?。
まあ切る時期は悪いしが、切って乾燥させたとしても、日本に持ち込むには多分検疫違反だろうけど。
テントを日影に移動したけど、じきにまた日向になりそう。
ヨーロッパ本土、と言うか中央部、南部は暑そうで、チェルマットに寄って、後は北上かな?。交通費が相当掛かるけど、列車移動の旅人になるかな?。
体調はそうよろしく無いけど、せっかくの女竹なので2年物を2本切ってサンポーニャを簡単(雑に?)に作り、キャンプ場のおばさんに上げた。後で更に2本切り、自分用にサンポーニャの材料を15本程確保。それにしてもフランスの女竹を手に入れる事になろうとはね。
夕方買い物に出たら、ある程度の規模のカルフールが有った。ここは小さな村と言う訳じゃ無かったんだ。喜んで色々買ったら10ユーロ近くになった。食べきれずに明日は荷物が増えた状態で移動かも。
チョコレート系のプリンが30セント弱って安過ぎ。食べ物かな〜?。メロン1.5ユーロも買ってみた。フランスパン大きい方が50セント弱。たんぱく質は基本サーディンかフィレット(何の魚だろう。サーディンよりちょっと高いけどヨーロッパでは愛用)の缶詰だけど、玉子も買ってみた。
Urt, ETCHE ZAHAR(9)
5/29(金)曇り、40827km, 92
夏風邪は暫く続きそうだけど、1日休養したことでも有るし、前進。電車に乗ってみると言ったらキャンプ場のおばさんが時刻表を印刷してくれた。
朝、おばさんが竹を茹でてあったので、糸で縛って組み上げた。
10時台の遅い出発になったけど、40km程走り、Puyooと言う駅でトゥールーズまでの切符を買ってみたらなんと40.70ユーロ。200km程度で自転車で3日の距離に5500円はちと高過ぎ。日本から持ってきた50ユーロ紙幣で支払ったけど、失敗。カードで払うべきだった。キャッシングには結構な金利が付くので。
列車の発車前にトイレに行こうと思ったら、何と駅にトイレは無いと言う。そこそこの規模の駅なのに何だかでは有る。時間が有ったので町をうろうろ。スーパーは?と思ったら昼休み中。役場が有ったので入ってお願いしたら、愛想よく案内してくれた。どもです。
小学校だか幼稚園だかを併設していて、タイミング悪ければ不審者だけど、役場のおばさん有り難うございます。
しかしここからが苦難の始まり。乗車駅は平面で線路を横切りホームに移動出来たんだけど、列車の入り口は狭いしものすごく急な階段。こんなの上がれるか!、と言うような階段を登って自転車積み込み。
乗ったのはこれじゃ無いけど。
3駅程ですぐに乗り替え。これがまた階段を降りて登ってホーム移動。これで乗れば後はトゥールーズ、と思ったら、予定の列車が来ない。どうやらその列車は無くなった模様。だいぶ待って違う列車に乗車。どうやら代替えの列車はTGVらしい。
しかしこれも数駅で乗り替え。一般乗客は代替えバスでトゥールーズへ。自転車組は1時間待ちで後の列車。しかしこれが超満員。自転車格納場所へは細い通路だけど、客が占拠してて全然乗り込めない。先頭の自転車から徐々に強引に切り込んで、結果何とか乗車。殆ど戦いの連続だった。
流石のラテン系。フランス国鉄恐るべし。列車が定時に来るなんてあり得ない。その上無茶値上がりしてるし。
自転車組にトレーラーを付けたフランスのおばさんがいて、助け合いながら何とか問題解決。午後7時前の到着予定だったのが2時間遅れ位かな?
キャンプ場どうしよう。トゥールーズは大都市だけど、郊外まで走って野宿かな?。水が確保出来ればだけど。久しぶりにフランス国鉄体験、だったけど、ものすごくハードな戦いに終始してしまった。恐れ入りました。
トゥールーズには夕方8時前に到着。街を出るのに走っていると小型のカルフールが有って、ボルビック2本確保。トゥールーズは流石に巨大な街だった。途中、高速を越え工業団地に入ったら行き止まり多発。
何とか抜け出したら運河発見。自転車のおばさんがカルカソンヌへの道は良い、と言ってたのはこのことかも。
運河沿いを進み、途中金曜夜のフェスティバルに少し道を阻まれたけど、何とか運河沿いに戻り前進。家や運河に船を止めての住居が途切れたので、そこでテント設営。
列車が遅れたのは野宿には反って好都合だったかも。このところは10時にならないと暗くならない。フェスティバルは真夜中まで元気にやっていた。11時台でも自転車が数台通過。車止めは無かったけど、通行禁止なのか車は1台も通らず。寝床確保出来てめでたしめでたし。
途中5km位メーター動作せず。実際は60km程。
54.9km, 4:02, 13.6km/h
トゥールーズから20km程カルカソンヌ寄りの運河沿い自転車道
車が来ないので快適だった。朝は6時台と7時台で自転車やジョギングで10人は来なかったかも。自転車はみんな結構踏むのに熱中しているので、テントとか有っても気にしていない感じ。ジョギングも同様。
犬の散歩だったら犬も使ってテントをじっくり観察していくんだけどね。「あ、何々ちゃん、そっち行ったらダメよ」とか言いながらすぐそばまで近寄って来るんだけどね。家が遠いので犬の散歩は無し。
のんびりして8時ちょい前に出発。1.5km程行くと、何とトイレと水場が有った。フランスとしては大盤振る舞い?。トイレに寄ったけど、結構人気で?人がひっきりなしに?、と言うのは少しオーバーだけど、結構やって来る。
運河沿いはアップダウンが無く快適。ずっと並木道で立派な木が並んでいる。夏の日射しの時なら木陰が嬉しいだろうね〜。20km程走ったけど、どこまで続いているのかな?。カルカソンヌまで、とかだと無茶嬉しいけど。
時々水位調整の場所が有り、少しづつ上っていく。基本フラットで追い風なので、元気なら飛ばせるだろうけど、まだ体がだるく、ぼちぼち10kmとか走っては休憩、の繰り返し。
水位調整のゲートはいっぱい有って、トイレの有る所も有った。ゲート通過はいちいちお金払うんだろうね。それとも全ルート込みの一括料金でも有るのかな?。
この運河はくねくね。直線が無いんじゃないかと思う位曲がっている。川を利用したのかな?。
ベンチもあちこちに整備されているので、そこで昼食。このベンチは最近よくお世話になるけど、なかなか素晴らしい。汚れとかが隙間から落ちてくれるかな?。わたしが思うにベストの形状かも。普通ベンチは鳥の糞で使えない事が多いんだけど。
自転車で楽に追い抜ける。
2日持ち運んだメロンを昼食にしてみた。200円の割りには日本のメロン並みに普通に甘くて美味しいんだけど、やっぱりメロンはダメ。ある種のアクが有って、たくさん食べるとエグい。
このエグ味が有るのでメロンは基本的に好みじゃ無くて、同じ値段でスイカが有れば絶対スイカを買うんだけど、スイカのカットは3ユーロした。メロンは1.5ユーロだったので。
昼食と言うことだとバナナもダメ。バナナもたくさん食べるとやっぱりエグい。唯一、パイナップルは丸ごと食べても気持ち悪くならなかった。酸味が効いてるのかな?。
ま、それだけで昼食にしようと言うのは、なかなか適した果物はない。メロンは少量が良いかも。バナナを5本も6本一気に食べるのもダメ。スイカはお腹いっぱい食べられるけど、昼食にはならないかも。
37kmで快適だった運河沿いは終了。なるべく静かな道を選びながら前進。
カルカソンヌまでは行かないつもりだったけど、手前で良いキャンプ場が見つけられず、カルカソンヌに着いてしまった。カルカソンヌ手前から晴れてきて暑い。
カルカソンヌは最低だった。城塞都市とのことだったと思うけど、城塞はどこ?。旧市街は形は維持されているけど、中身はブランドショップばかり。来る価値無かったかも。
もっと古い町が維持されてると思ってたんだけど、車が多く道も走りにくく不快。一応旧市街に入っては見たものの。
一応キャンプ場を探しだし、9.65と言うことで諦めてチェックイン。自転車の旅人がすごく多い。Wi-Fiは1MBってどんだけ遅いの。客が多く、浮かれてテレビ電話してるのが次々やって来て、こっちは全然動かない。最低。
今までこんなに混んだキャンプ場に泊まったこと無かったけど、タブレットでテレビ電話でしょうもないこと話してるのが多いんだね〜。話は丸聞こえだし。
99.9km, 7:38, 13.0km/h
カルカソンヌ、キャンプ場(9.65)
5/31(日)快晴、40982km, 45
朝から太陽が当たり、日向で撤収していると汗が滴り落ちる。一応まだ5月なんですけど。暑さに弱いので北へジャンプしたいところだけど、鉄道が無茶高いのでね〜。チェルマットに寄ろうと東へ迂回したのが失敗だったかも。
カルカソンヌは丘の上に本家の城塞都市が有った。la CITEとか言うみたい。昨日つまらんとか言って失礼しました。まあ「カルカソンヌを見ずして死ぬなかれ」みたいな話のあるところがつまらんは無かったかも。発見出来て良かった。キャンプ場の名前もCITEだった。
ちなみに、フランスの人気観光地はカルカソンヌとモンサンミシェルが一位二位だったような。どっちが一位だったか忘れたけど。
キャンプ場から近く、2km無いかも。自転車道路の標識に従って進んだら、なんかマイナーな道から入った感じ。後で分かったけど、観光客用には別に表の入り口が有った。そっちは無茶混雑。駐車場も遠い所にいっぱい。わたしは裏口から入って城塞の中に駐車。こっちはよく知っている人だけの駐車場みたい。
駐車場からすぐにもう1層城壁を入り、更にもう1層入ったら中の町。ここの町もお土産物屋等いっぱい有るけど、流石に下の街程俗悪?では無かった。
2層目の城壁。
3層目の城壁。
3層目を入ったら教会。
町並み。
昨日の間違った街?。
4層目の城壁?。これが有料。
城壁の至る所に有った。銃眼だと思うけど、当時は銃?それとも弓?。
なかなか楽しめた。4層目が有料で8.5ユーロだったけどわたしはパス。3層まででも充分楽しめた。
猛暑の中、前進再開。時々運河の未舗装路も使い、大きく蛇行しながら前進。しかし、暑さが嫌いなわたしがなんで南仏なんかに来てしまったんだか。
日中から暑さでヨレヨレ。夏風邪も絶好調だし困ったもんだ。今日もうまくキャンプ場が出てこず、早めに切り上げるつもりが夕方まで走ってしまった。
運河が平坦な家も有る地域に来てしまい、野宿しにくくなってしまった。
運河に平行した車道を走っているとき、一人男性がうろうろ。こんな所で何をしてる?、と思ってたら、別の男性を運河横の堤防の上に発見。こっちは海パンいっちょう。家もないしはて?、と思っていたら、この男性、木陰でいきなり海パン下ろした。う〜ん、わたしから見えてるんですけど〜。
うろうろ男性も多分トイレ場所探してたんだと思う。いきなり出現したのは、運河の船から降りて来たんだと思う。トイレの無い船なんだね。わたしが野宿可能かな?とか見た所はティッシュペーパーが数十散乱してたし、フランスはティッシュペーパーの国?。なら公衆トイレ作れよ、とか思うんだけどね。
水位調整の事務所にトイレが有る所も有るんだけどね。
上流へ向かう船。水を入れて水位が上昇中。
上流と同じ水位になり、上流側のゲートが開いた。
で前進。
運河でうまく野宿場所が見つからず、丁度キャンプ場標識を見つけて行ってみたけど受付は開いてなかった。レストランでサンドイッチ購入。4ユーロ。今日は日曜で全く買い物出来ず、水も食料も殆ど無し。水は一度水位調整の所で汲めたけどそれも無くなり、キャンプ場のレストランのトイレで補給。
キャンプ場の料金が不明で(2人で16ユーロとか?)キャンプ場離脱。もう少し未舗装を進んで森と言うか川の横の林に突入してテント設営。何とか見つけられた。水も汲んだので、500cc使って体を拭いた。
64.2km, 5:50, 10.9km/h
Mirepeisset、河川敷の林
6/1(月)晴れ、41046km, 41
出発は9時頃。野宿だけど誰も来ないので寛いでのんびり。太陽が当たって暑くなって急いで撤収。これまで、出発しやすいように、朝日の当たるのを意識して選んでたけど、これからは夕日だけでなく朝日も当たらないような場所を選ばないといけない。
河川敷きから急坂を押し上げた所。この辺りどこもブドウ畑。フランスはワインの国。
今日は幹線に出てそれを進んだ。思ったより車が少なく穏やかだったので。幹線だけど並木道になってる所が有り日除けに良い感じ。
Capestangと言う町で待望の買い物。30km程走った所のBEZIERSと言う街ではショッピングモールのトイレに寄ってみた。しかし、何と地下鉄の入り口みたいな回転バーが付いていて、どうやら有料。近くに自動販売機が有った。1回50セントみたい。入れたらトークンが出てきてそれを入れて入場。
何とまあだった。デパートなら無料だったろうけど、小綺麗なモールだったのがちょっと失敗だったかも。まあガードされている分、お馬鹿な若者による破壊は無いので、その点は良いんだろうけど。
BEZIERSを出るのに相当苦労させられた。
以後も幹線走行。他に道が無い。
●幹線道路の駐車帯とか横道で露出の多いミニスカート系の女性を見かけた。家とか車とかが全然無く、回りは草っパラ。小さなイス置いてたかも。計4人見た。考えられるのは売春かな?。しかし日中から堂々と。
もしそうなら大変だね。車で連れてこられてかんかん照りの所に日中置き去り、夕方回収、とかかな?。
パリからの道中でテント村を見かけた。中東の難民だろうね。この女性達も難民かな?。
小さい町でキャンプ場を見つけて行ってみたら、テントスペース無いとのこと。こういうキャンプ場も結構多い。分譲みたいな感じでサイトを売ってるような気がする。
次の町にキャンプ場が有るのを教えて貰った。カルフール横から入るとのこと。町着きカルフールで買い物。前のおばさんが、レジを先に譲ってくれた。
キャンプ場は久しぶりのMunicipalだった。8.8の料金はまあまあかな?。この地域(南仏、もうプロバンスに入ったかな?)ではお高いのが普通かも。今はローシーズン料金だけどそのうちハイシーズンになる。ローシーズン料金でもお高いのに。
ここはWi-Fiが高速で気持ち良い。この前のカルカソンヌのキャンプ場の1MBは余りにもひどかった。
体をチェックしてダニに噛まれているのを発見。普通に考えれば河川敷きのキャンプで、だけど、そんなに長く気づかない事無いかも。もしかしたら、手前の町で休憩した時かな?。ライム病とか持ってない事を祈ろう。
西洋人が嫌う?13番にテント設営してみた。
シャワーを浴びて急いで洗濯。
61.8km, 4:46, 12.9km/h
Pezenas, Municipalキャンプ場(8.80)
6/2(火)晴れ、41108km, 20
毎日真夏日で嫌になる。顔から汗がポタポタ。こんなに汗をかけるのはまだ若いと言うことかな?。
レンガを積み上げて家作り。強度はどうなんだろうか。今まで、鉄筋が入っていないように見えてたけど、これは所々にちゃんと入っている。これで家が出来るなら、簡単。わたしにも作れそう。
1kg以下のカットが有ったのでスイカを買ってみた。キロ2.39ユーロ。甘く無かった。でもまあスイカは好きなので店の前で全部食べた。アーミーナイフをフォーク代わりに使うのは少々落ち着かないけど。
自転車道が有った。珍しい。最近作られたみたいで舗装が新品。しかし、自転車道が無い幹線は車が殆ど途切れず、今回最強の幹線で不快だった。
こっちの町は山の斜面に展開するのが好みみたい。
大都会?のモンペリエをまっすぐ突き抜けた。一方通行逆進とか高速道路風とか高架のショッピングモールとか色々駆使して。ここにも大きな城壁が有った。
少し車道から離れた自転車道に日陰が有ったので、少し道でごろ寝。気持ちよくて起きる気しなくなる。
スーパーの外でキャッシング。最初間違って20ユーロ引き出し、もう一回80ユーロ引き出し。手数料合ったらやだけど。今回は券種の指定が無かった。英語を選択したので文章は読めるんだけど、ボタン3つの表示がフランス語のまま。緑がOKだろうと思ってやってるけど、他2つが不明のまま。
今日もなかなかキャンプ場標識にぶつからず。やっと1軒キャンプ場をチェックしたけど12ユーロでダメ。2ユーロのアイスクリームを食べて、水を汲ませて貰った。しかし270円のアイスクリームってどうなの?。日本の100円アイスよりちゃちだけど。野宿の態勢は整えたけど、適地が出てこず。森はみんなパラパラ家が有る。
2時間以上キャンプ場所を探してたさまよった。やっと小さな川が出てきて、その横の道に進入。車2台に目撃されてしまった。
道は奥に有る畑のアクセス道だった。畑直前にテント設営。今日も疲れた。水が充分なので、体を拭いてさっぱりした。
83.7km, 7:18, 11.4km/h
Sommieresの南西2km少々の所の川の横の農地への進入路。
6/3(水)晴れ、41192km, 110
朝はお疲れでなかなか起きる気力出ず。8時前には何とか出発。小さな一山越えたら家がパラパラ。
2.5km程進んだSommieresには何とMunicipalキャンプ場。料金をチェックしてみたらテント2.85に人2.65の計5.5ユーロ。う〜ん、ここまでたどり着きたかった。こんなのがもう少し手前に有ってくれればね。久しぶりのお安いキャンプ場だったのに。特に自転車、トホダー料金が有るのは素晴らしい。
この先、大きな一山越え、暫く走ったら自転車道。どうやら鉄道の廃線跡を舗装したみたい。暫く進むと駅舎らしきものも有った。廃線跡確定。
今日は更に暑さがパワーアップ。暑くなるに従って著しくパワーダウン。アップダウンも加わってヨレヨレ。何とかニームの中心部の円形闘技場に到着。今日一つ目の目標達成。
闘技場は前にも見たこと有るんだけど、ここのだったかアルルのだったかははっきりしない。アルルのだったようにも思う。入場料9.50ユーロ。前は入ってみたと思うけど今回はパス。修理中の部分が無茶多いし。アルルのは現役で使用中とか。
ここからは幹線走行。車が無茶多い。暑さで消費量が増えて水切れ寸前。インターマルシェでボルビック2本買った。
今日2つ目の目標はポンデュガール。これも大分前に見たこと有る。古代ローマの送水の橋。
ポンデュガールが近づいて来たら結構な谷。標高100m強から一気に下降。川の辺りまで降りきって左折。ポンデュガールに向かっていたらキャンプ場が有ったので一応チェック。
でっかいキャンプ場なのに、料金は何と7.60とのことで、喜んでチェックイン。ポンデュガールまで700mとのこと。橋の上に入るのには入場料が7ユーロ台必要とのこと。料金所が閉まったら無料?とか受付のお姉ちゃんが。わたしは橋の写真撮れば良いだけなんだけど、暑いので、もっと遅くに行くかな?。
受付のお姉ちゃんに、この暑さは普通なの?、と聞いてみた。そしたら、「異常!」との答え。わたし達もこの暑さには参ってる、とのこと。ちょっと安心した。今日は33度とか34度とかかな?。
夕方7時近くになってもテントの中は30度を越えている。アリさんの侵入にも目をつぶり、テントの入り口開けたままなのに。「熱帯夕」かな?。
テント設営し、急いでシャワー兼洗濯。夕方5時前だったけど、ズボンもシャツも全部洗った。汗をいっぱい吸い込んで気持ち悪いので。
午後7時頃からポンデュガールへ。聞いていた山道を行ったんだけど、これがものすごい山道だった。間違った可能性も有るけど、20分も有れば着くかと思っていたのが、どんどん上ってしまった。
おかしいのでGPS起動。何とかルート修正。1時間以上に渡ってハードなトレッキング。左足は筋肉がひきつって大変だった。しかしGPSの無料地図恐るべし。トレッキングの道が全て載っていた。お陰でルート修正してポンデュガールに着けたのだった。
汗だくで1時間の苦闘の末たどり着いたポンデュガール。
目的達成。カルカソンヌ、それに円形闘技場とポンデュガールの為に猛暑の中南フランスを走ってきた甲斐が有った。超お疲れだけど、めでたしめでたし。
56.8km, 5:02, 11.2km/h
PON du GARD、La Sousta(7.60)
6/4(木)晴れ、41249km, 93, (5)、クレジットカード:SNCF40.20
朝起きたらまたダニにやられていた。前回はお腹だったけど、今回はキ★★マ。血を吸ってまん丸になっていた。今回はちゃんとしたサンプルと言うことで、ティッシュペーパーに包んで置いて一眠りしたら脱走していた。しまった。やはり潰しておくんだった。よく考えると皮膚を食い破る位だから、ティッシュペーパーなんていちころだった。
むざむざ取り逃がし、血を吸い逃げされたのは残念、と言うか、テントの中なので、荷物に紛れ込んでいる可能性大。再度食いつかれるなんて願い下げ。ダニはトレッキングでは無く、キャンプ場でやられたような気がする。ライム病無いように祈っておこう。日本だと最近はなんか死んでるし。ツツガムシ病も結構大変らしいけど。
アヴィニョンへは一山そこそこのを越えた。暑いっちゅうの。せっかく洗濯したシャツやズボンが再び汗で濡れてくる。この異常気象?何とかなりませんか。まあ地球温暖化は確実に進んでいるのが実感出来る。
ずいぶん昔、ヨーロッパ中央部、南部を旅していたけど、猛暑のせいで北部だけにしてたし。今回久しぶりに来てみたけど、5月下旬から猛暑で、手がつけられない。日本も北海道でも蒸し暑くなってきたしね。
アヴィニョンにはおもちゃの国の城壁みたいなのが有った。結構長い。昔市街を守った城壁だろうか。
アヴィニョンでTGV駅では無く、中央駅に行って切符の相談。今回は英語をよくしゃべるし、愛想の良いおばちゃんで色々探してくれた。
結果、40.20ユーロと前回とほぼ同じ値段でジュネーブまで。今回はシニア割引を使ったので、25%割引になっているはず。シニア割引を見つけただけでも価値が有った。見た目若い格好しているので、おばちゃん達は、「絶対シニアに見えない」と言ってた。
下りはエレベーターを使ったけど、どうも車イス専用みたいな雰囲気。荷物を下ろして自転車と3バッグにした。階段は2回に分けて。
しかし今回の列車は低床式で両開き。まあ言えば日本と同じ形。自転車乗せるのは無茶楽だった。前回は扉1個の狭いよ〜、きついよ〜、で大変だったんだけど。列車は結構停車。
結構かわいい感じの電車。背の高い昔のは技術レベルの問題で、床下部分の機械を小さく出来なかったんだろうね。
電車は大きな川の横を北上。ここなら走るの楽だったかもだけど。地中海は1回遠くから見ただけでお別れ。いよいよスイス。
途中、川沿いに原発が有った。
しかし異常なスイカフラン高らしく、極端に言えば昔の倍とかの為替レートになってるんじゃ無いだろうか。よくまあそんなところへ向かってるもんだ。
スイスは野宿禁止の国なのでキャンプ場に泊まらないといけないけど、キャンプ料金の記録更新しそう。2千円とかで済めばまだまし、とかだったりして。チェルマットを素早く片付けて、速攻フランスに戻って北上かな?。
2時間程待って次の列車。先ほどのと同じ低床式で乗り込むのが楽。客もそう多くなくこのままジュネーブまで行ってくれるとめでたしめでたしだけど。
ただ問題が一つ。エアコンが殆ど効いておらず、列車内は37度。汗が滴り落ちる。流石のフランス人も日除け下ろしてる。
列車はテーブルや電源が用意され、なかなか良い感じ。今日は遅れ無く、定時運行してるし。
待ち時間に町のインフォメーションに行ってWi-Fi使ってキャンプ場を調べたけどやはり恐ろしそうな値段。今日はフランスまで走るしかないけど40kmとか有るかもで、走れるかどうか。
ジュネーブには定刻の到着。一応飛行場みたいな通路でスイス入国。久しぶりのジュネーブ。湖の噴水は健在。橋を渡ってから湖岸の遊歩道に移動。観光客が多い。
予定通りと言うか、ジュネーブには水が有るだろうと思っていたら、しっかり飲み水の蛇口が有り、水をたっぷり補給。弱い水量で出しっぱなし。この水が冷たくて無茶美味しい。美味しいと言うことは、硬水では無いと言うこと。
最初は湖岸の自転車道を進んだ。快適。後半は自転車ルートを走行。途中、こんちわ、と声をかけられた。日本人の若い男性だけど、こんな田舎で何してるんだろう。ワーキングホリデーってスイスも有ったっけ?。
久しぶりに夕焼けを見た。時刻は遅いけど、電車に乗る前には25kmしかし走って無かったので、パワーには問題なし。美味しい水も有るし。
フランスまで20km位だったろうか。午後10時をだいぶ過ぎて目的のキャンプ場到着、と思ったら、目的地設定ミス。どこにも料金が表示されていないキャンプ場に来てしまった。料金を表示していないキャンプ場は今一歩。
仕方なく野宿場所探し。丁度森が有り、草の繁った道に進入。しかし最初は犬が近すぎて断念。今度は暫く走って森の反対側へ。道では無く、もろに道の無い森に進入してキャンプ場所にした。テントに入ってくつろいだのは日付が変わる直前。
しかし、横の道が無茶車が多い。真夜中になっても車ブンブン。ライトを点けての進入なので、車が来る度に消して待機。だるまさんが転んだ、状態。蚊が多くだいぶ刺された。
汗だくだし、水は有るので何とか体を拭いた。
52.0km, 4:19, 12.0km/h
森の中
6/5(金)晴れ夜雷雨、41301km、91、(5)
少し歩いた跡も有ったけど、基本、道の無い森の中は初めてかな?。まあ北欧では有るけど。
トゲの有る植物をだいぶ踏んだけど、タイヤは無事だった。前に枯れたトゲでパンクしたことは有るけど。オーストラリアでは種が忍者のマキビシみたいな形になっていて、ブッシュに入るとパンクしてた。ま、無事で何より。ダニにも刺されてなければめでたしめでたし、だけど。
湖岸ばかりは進めず、と言うか、殆ど湖岸は進めず、自転車ルートを進んでみたら無茶な坂が多い。幹線は車が多い。結構疲れてチンタラ走行。スイスへの国境まで50km走行位だろうから、今日もフランスかな。
珍しく木造の家が有った。
麦の中に花を蒔いておくのは良い感じ。作物の栄養的にも良いんだろうね。
スーパーで充分買い物。スイスは超スイスフラン高と超円安とが重なるので、あまり買い物しにくいかも。なので出来るだけフランスで買っておこう。しかし本当に★倍さんの超円安には困ったもんだ。海外に居なくても輸入品の値上がりで国民は相当損させられている。
古そうな格好いい家が有った。
時々湖岸の日陰で休憩。レマン湖をたっぷり楽しんだ。もう海水浴、と言うか湖水浴はバリバリ。これは遠泳。7〜8人が岸に平行に泳いでいた。
さあ国境近くにお安いキャンプ場有るかな?。昨日目指すべきだったキャンプ場は20km程走ったところでぶつかった。
エビアンが有った。
ボートやヨットはお金持ちの趣味?。
国境近くのフランス側でキャンプしようと思っていたけど、国境手前10km程は山と言うか崖が迫ってキャンプ場不可。そのうちスイスに入ってしまった。
スイス側の検問はなかなか真面目にやっている。わたしは怖そうなおじさんに疑われてパスポートを照会してた感じ。まあブラックリストに載ってるはずもなく、OKだったけど。
ジュネーブではスルーだったんだけどね。
次の町でインフォメーションに寄ってキャンプ場チェック。電話で聞いてくれたけど、15.90だかでパス。
湖岸のは走っていってチェック。愛想の良いお姉ちゃんに聞いたら18とか言ってた。パス。以降の道が、地図と違って通行止めが多く、偉く遠回りさせられた。
何とか幹線に出て次のキャンプ場をチェックしたら13.90とかで、諦めた。しかしチェックインも何も無し。支払いは明日、とのこと。ユーロしかないと言ったら13.50とのこと。3割とかスイスフランが安かったはずなのが、とんとんにまで来ている。超スイスフラン高。
しかし、先が思いやられる。みんな★倍さんが悪いのよ、ってスイスフラン高までは責任無いけどね。
74.5km, 6:11, 12.0km/h
スイスのキャンプ場(13.90スイスフラン、13.50ユーロ)
6/6(土)晴れのち曇り夜雷、41375km, 75、(4)、クレジットカード:70Frキャッシング(UBS)
昨夜は9時過ぎから強風。そのうち雷が始まり、暫くして猛烈な雨。洗面所で様子見。日本だと雨雲レーダーで推移が分かるんだけどね〜。まあ基本的には通り雨。2時間もしないうちに収まった。
テント内が熱帯夜で、まだ寝るつもり無かったので丁度良い位の雨だった。しかし一昨日の野宿の時だったら困っただろうけど、キャンプ場にいる時で良かった。
遅い出発になった。すぐに崖の中腹に何やら施設。日本だとゴミ焼却場だけど、丸い屋根が幾つか見える。原発?。
道が直角に曲がるMartignyまで30km少々。少し手前に登山電車。シャモニーへ行くやつ。モンブランに行くため、前に一度乗った事が有る。
町中には屋根付きの古い橋。由緒有るんだろうね。
町のインフォメーションでWi-Fi使わせて貰ってキャンプ場検索。偉く寛いでしまった。教えて貰った隣のUBSバンクで70フラン引き出してみた。買い物もして走り始めたのは午後3時。まだ50kmとか走ろうと思ってるのに、遅いっちゅうの。
スイスらしい谷間を進んでいる。数日前までとは全く違う風景。
川沿いの自転車道を追い風で進んだ。無茶快適。快走で遅れをだいぶ取り返す感じ。
この店で買い物。最初バナナとマドレーヌとジュース、後でもう一回ボルビックを買いに入った。ボルビックはフランスの倍だけど、やっぱりこれが良い。Martignyでは25セントの水も買ったけど。
店の前で積み込みしてたら店のおばさんが菓子パン持ってきて、上げる、とのこと。では一つ、と思ったら全部持っていきなさい、とのこと。
はて?と思って時間を見ると午後5時少し前。店の入り口を見ると土曜日は閉店5時。明日日曜日は休みだし、売れ残り菓子パンの有効利用は何と言ってもお腹を空かせてるだろう自転車乗りでしょう。と言うことかな?。
決して、「恵まれないアジアの子に愛の手を!」では無いと思うんだけどね。ま、有りがたく頂きます。確かに売れ残り菓子パン上げるにはわたしが最適でしょうね。
前に正月休み前にAコープで菓子パン全て半額だった時に有る全種類を買い占めた経験も有るし。
垂直か!、と思うような崖に段々畑作って葡萄植えてる。畑の幅より縦が長いような所。スイスではとんでもない崖の斜面に家と集落が有るし。土地が少ないんだろうね。
今の時期、葡萄畑では人海戦術で何かやってる。何かの手入れが必要なんだろうね。写真の急斜面の段々畑でも人が結構居た。
こういう地形はスイスではよく見る。土石流で谷が埋まったんだろうね。土砂たっぷりだし、砂利採取が行われていた。適所だろうね。
目的地に設定したお安そうなキャンプ場の一つ手前のキャンプ場をチェックしたら、即、レストランのおばさんが出てきて、大人8、小さいテント5、との回答。
次の所より安いかもなので、そこにした。しかしおばさん、全く記帳とか無し。脱税いけませんよ!。
この辺り、朝の支払いが一般的みたい。でもまあすぐに払っておいた。レシート無しなのが何だかだけど。
今夜も雷がちょろちょろ。本格的に暴れようか、迷っている感じ。異常高温で、この山の地形とも相まって雷が発達しやすいんだろうね。
これが貰った菓子パン。美味しそう。早速一つ頂いたけど美味しい。
キャンプ場の手前暫くはずっと登りで結構な坂も有ったのに、平均速度が上がった。流石平坦な道での追い風。遅い出発と途中での寛ぎ過ぎを何とか取り返せた。
このキャンプ場、テントの中でWi-Fiが使えて無茶楽。速度も高速で快適。
●フランス語圏からドイツ語圏に入った。挨拶もボンジュールからグーテンタークへ?。
94.0km, 6:34, 14.2km/h
Agarn, Torrent(13Fr)
6/7(日)晴れのち曇り、41469km, 62ユーロ、52Fr、(4)
朝から快晴。昨夜の雷は回りでピカピカ、ゴロゴロしただけで、襲っては来なかった。今日はチェルマットへの長い登りなので努力して少し早めの9時半頃出発。昨日、目的地にしていたキャンプ場はすぐ先に有った。
日本とはちょっと感じが違う電波中継地?。
VISPまでは20km弱、昨日沢山走っておいたので、今日中にチェルマットに着ける。自転車道も有るんだろうけど見つけられず、ずっと幹線走行。路側帯は無いけど、車はだいたい避けてくれた。たまには少し近くを通るのも居るけど、基本的にはやっぱり自転車への気配りが多い。日本だとギリギリを気違いみたいに走り抜ける車が過半数?。
また大規模崩落の地形。
●フランス南部は少しゴミが多く、自転車に気を使わない車の率もある程度居たかも、だったけど、それでも日本とはけた違いに自転車に優しいかな。色々見てるけど、実は日本は相当酷い国かも。今の政治のレベルも含めて、近年どんどん質が低下してる?。
VISPから5〜6kmでStalden。いきなりの標高差200mアップでノックアウト寸前。真夏日の日影無し追い風急坂はいかんじゃろ。何とか登りきってバス停でお昼の長時間休憩。標高900m近くの日影で30度は反則?。目的地のチェルマットはまだまだ先の標高1600m以上。暑さが無ければ何とかなるんだけどね〜。
きつい登りはその後も続き、暑さでよれよれ。追い風やめい!。VISPから30km以上も有るのに、こんなペースだとじきに標高1600mに到達?、とか思いながら、標高差100m毎に休憩を入れながらボチボチ前進。お陰で時間が偉く掛かっている。
昼前にVISPだったので、午後4時頃にはチェルマット到着?とか思ってたのに午後6時とかに成りそう。
登山電車の軌道。
氷河特急の機関車。
Tasch手前には大規模崩落で川がせき止められた場所が有り、付け替えた道がきつく、この自転車では無理。仕方なく押し。今回、クランク交換してでもギア比をもっと軽くしておくべきだった。失敗。
氷河特急の機関車と言うことは氷河特急かな?。
Tasch以降は許可を得た車以外は入れない。自転車はOK。思った以上に「地元民」の車が多いけど、標高差200m弱、5km程、最後の登り。この頃から風が向かい風に変わり、少し涼しくなってラッキー。
遊歩道の橋。橋に屋根を付けるのはどういう目的だったんだろうね。
緑豊かな部分。
夕方5時半頃にチェルマット到着。よく来てた所だけど、このところでは久しぶり。マッターホルンが見えた。
キャンプ場は大昔と変わらず、と言うか同じ設備なので老朽化が激しく、廃墟?とか思えるレベル。管理人不在でテントが2つ。
●とりあえず町に行ってみた。賑わいは変わらずだけどアジア勢の勢力分布が昔と大きく変わっていた。昔は日本人の町?だったけど、今は中国人と韓国人。日本は相当少なかった。
まあ一組、昔ながらの農協観光みたいな、腰の曲がったじいちゃんばあちゃん達を引き連れて、「ただ今チェルマットのメインストリートを歩いております」とかしゃべってる添乗員引率の団体を見かけた。まだ頑張ってくれてるのね(^^;。正しくそういうあか抜けないじいちゃんばあちゃん達だった。
昔、日本人も少しは煩かっただろうけど、中国人と韓国人は別格。声が大きく我が物顔で元気すぎて回りに迷惑だね。「チャイニーズが!(英語)」みたいな吐き捨てる言葉も聞こえてきた。一番が中国人で、韓国人はまだ少し大人しいかな?。
更に大人しいのが日本人で、どうも、この大人しさ基準で外人さんも日本人と韓国人、中国人と識別出来てる人がいる感じ。
殆ど韓国人しか居ない巡礼宿で、わたしに「日本人?」と声をかけてきたのは、その基準適用じゃないかな?。巡礼宿の食堂で韓国人グループが居たけど、やはり少々煩かったし。
ま、何にしても「ジャパンアズナンバーワン」の時代は去り、中国人が世界をのし歩く時代になってるね。そうさせてるのは少々の自社の儲けの為に中国を活用してる日本やアメリカの産業界だろうね。経済力=軍事力だと言うのにね。
メインストリートを歩いて、昔からよくアーミーナイフを買っている店(だと思う)発見。チェルマットに来た目的はこのアーミーナイフなので色々買って帰ろう。
円安、スイスフラン高で値段は全く割に合わないけど、アーミーナイフ1本買いに旅費だして来ようか?とか冗談で考えた事が有る。ナイフ1本3千円で旅費20万円だと、20万3千円のアーミーナイフになる。それと比べれば、今回旅行のついでに寄って買う場合はだいぶ安いし。
もう5〜6回ここに来て、毎回アーミーナイフ買って名前掘って貰ってた。昔は比例制御の器械メカ、後半2回位はコンピュータ制御で掘ってた。そのアーミーナイフを、1本、また1本と無くして行き、現在ハサミ付きのアーミーナイフが無くなってしまったので、20万3千円でも良いから?買いに来たかったのだった。
猛暑の中、標高差1000m近くをクリアして、また一つ目的達成で、めでたしめでたし。ジュネーブから言うと標高差1200m。
キオスクでパン聞いたらコープで売ってるとのこと。行ってみたらすごい賑わい。観光地だけにみなお高い。一番安いパンが丸いので2.30だった。しかし食べてみたら出来悪かった。フランスパンでは今まで外れ無かったけどね。丸 いので、中央部に火が通りにくい?。
フランスパンは形状からして、全てに火が通りやすいだろうね。
●キャンプ場に戻ったけど、管理人不在。聞いてみたら管理人は暫く来ていないらしい。話した彼は昨夜泊まって今夜が2泊目、彼が聞いた話だと最長4泊居て、管理人が来なかったらしい。
シャワーの温水は出ないけど電気、水道は生きてるし、トイレに少しだけど紙も有る。とりあえず今晩無料で泊まれそうだけど、もし明日管理人が来た場合は、ホットシャワー無しの値引き交渉かな?。
ホームページでは11Fr、貼ってある紙だと12Frとなっている。
シャワーが水なので、お湯を沸かして体を拭いた。
54.4km, 5:26, 10.0km/h
チェルマット、Camping Matterhorn(12?)
6/8(月)晴れのち曇りのち雷雨、41524km, 48Fr、(3)、クレジットカード:244CHF(チェルマット)
朝9時頃までには撤収。もう一組も撤収。昨日話をした男性はトレッキングに出かけた。キャンプ場にはなんか掃除の人が来ていたけど、話はせず。自転車だったので掃除依頼されてるのかな?。オーナーが最低でも4〜5日来ていないと言うことはチェルマット在住とは思えないので。
先ずはインフォメーションでWi-Fi。しかし、やはりと言うかアジア系に対してはなんか案内の職員の反応が冷淡かな?。外人さん達は入ってくるなり「グーテンターク」とか元気に挨拶するので職員の反応も愛想良いのかも
ここは超有名観光地で、毎日毎日すごい数の人が来るだろうけど、アジア系の悪行と言うか無礼と毎日接してるとそうなるかな?。わたしは一応Wi-Fi使って良いか聞いたんだけど。
チェルマットのメインストリート。
次は目的のアーミーナイフ購入。12本買って244Frカードで支払い。カードでの支払いはなんか金銭感覚が無いので良くない面が有りそう。キャッシングもそう。暗証番号打ち込んで金額打ち込んだら、あっさりお金が出てくると言うのも、お金がなんか軽くなりすぎてしまってる。
わたしなんて、昔は100円200円安いキャンプ場目指して10km、20km走ってたんだけどね〜。ま、今回の旅行は散財も仕方ない、と言うか、節約しにくい環境に居るので。
早くスウェーデンに行けば良いんだけど、列車で短縮した日数に掛かる費用と、ドイツ等でのお高いキャンプ場を使って移動していく費用とが、とんとんか、もしかしたら列車使う方が高いかもなので、ちょっとやりにくい。
ステッカーとピンバッジを買った。この店、オーナーは大阪の日本人とか。日本人もまだ頑張ってるんだね〜。まあ韓国語表示も有ったけど。話した女の店員さんはポルトガルから来たとか言ってた。面白い。
町中で中国系かと思う男性が話しかけて来た。日本人?と聞いてきた。中国系が親しげに日本人に話しかけて来るのはあり得ないと思うけど(台湾人は別か)、聞いたらタイ人だった。やっぱりね。
マッターホルンにお別れしてスタート。
スイスらしい小屋。
下っていたら曇ってきて、そのうち雷雨になった。夕立は夕方だけど昼過ぎからはちと早い。今日は雨かも。参ったもんだ。
VISPから右に曲がって進むか、左に曲がって引き返すか迷うところだけど、右はスイスアルプスの峠からのダウンヒルなので、明日も雨だとダメかな。
雨が強くなり、屋根が無茶小さい案内板の所で雨宿り。後でバス停に移動。
小雨になって、とりあえずVISPから右に曲がりBrigへ。
●キャンプ場に行ったけど、少しおばさんと小競り合い。最初、裏口からキャンプ場に入ったら、おばさんに「あんたどこから入った?」と詰問された。これはまあこっちのミスで、すみません、でチェックイン。しかしこのエリアは翌朝払うみたいだけど、わたしには「今、金払え」だった。
まあ第一印象が悪かったことも有るけど、どうもアジア人蔑視みたいな感じ。で、おばさんがパスポートコピーしたので、今度はこっちが「パスポートのコピーは違法だよ」と反撃。
まあ本当に違法かどうかはともかく、名前、パスポート番号、国籍を書き写すのが面倒で不精してるだけなので、これはおばさんのミス。
「何でわたしが日本人のパスポートのコピーなんか必要なのよ、こんなもの要らないわ」、と、少々うろたえ、反撃が効いたみたい(^o^)。
じゃあ何でコピーしたのかな?、とつぶやいて小競り合い終了。結局おばさんはわたしの名前も控えず、レシートも出さず。
まともな所はコンピュータに入力して領収書を印刷するので、どうしても書き写しは必要なんだけどね。
このおばさんも脱税志向の口かな?。14.60Frで、Wi-Fiが無ければ止める所だけどね。
このおばさんと言い、チェルマットのインフォメーションの女性陣と言い、結構差別的な感じがする。このキャンプ場、そう言えば前も感じ悪かったかも。
しかしキャンプ料金がフランスの倍とかになり、フランスパンは3倍の値段。スイスやっぱり厳し過ぎる。今日左に曲がっておけば明日にはフランスに戻れたんだけどね〜。
明日は列車で峠の頂上まで移動のつもりなんだけど、料金が高ければ引き返してフランスに戻るかな?。まあ最短でフランスに戻るには、同じく登山電車でモンブラン方向の峠まで行かないとダメなんだけど。
この峠は今の自転車では無理。
47.1km, 3:15, 14.5km/h
Brig、CAMPING GESCHINA(14.60Fr)
6/09(火)晴れ、4157km, 62ユーロ、22Fr、(3)、クレジットカード:35CHF(スイス国鉄)
オーナーのおばさんが今一歩だったけど、シャワーは温度調整可能で湯量もたっぷりで良かった。ぬるい温度固定とか湯がちょろちょろとかのキャンプ場も結構あるけど、スイスは良いかな?。まあ2千円以上のキャンプ料金で設備悪かったら怒るけど。
お天気も良かったし、朝早く(と言っても8時をだいぶ過ぎたけど)撤収し、駅へ。目的地のOberalppassまで35CHF。期待よりは少し高いけどカードでお支払。
前回も同じ事やったけど、ライン川の源流の峠から楽してライン川沿いに下っていこうと言う軟弱作戦。まあ結構な上りも一ヶ所有るけど。このルートを選択してしまったし、ヨーロッパ最北端は流石に消滅かな?。後1週間程でスウェーデン北部に到達するのは費用掛かりすぎだろうし。
時間が30分少々しか無いので急いで買い物。時間不足でビスケット買えず。フランスから持って来た食料が底をつき殆ど食べ物無し。
ホームに移動し急いで自転車を袋へ。そのままだと18Fr必要なので折り畳んで節約。荷物一式。
1両だけ低床車両が合ったのでそれに乗車。低床車両には自転車禁止のマーク。昔よく走ったルートだけど、電車でどんどん登っていくのは楽チン、快適。景色も良いし。さあお天気が持ってくれるかな?。午後は雷出現だろうし。
2時間程でAndermatt、電車乗り替え。車掌のおばさんの言う通り向かいのホームで乗り替えは楽だった。
Andermattからは急勾配を峠へ上り。
前はホームのない野原に降りたけど、今回はちゃんとホームが有った。後からのって来た賑やかな団体も降りたけど、彼らが居なければわたしだけだったかも。
峠は前より雪がだいぶ少ない。同じような時期だと思うけど、今年はやっぱり暖かいのかな?。
峠は湖も有りきれいな風景。
峠。
一応雪も残ってるけど。
曇ってきたので急いで荷造りし出発。
最初はつづら折りの連続で、ブレーキ使って減速。この辺りがライン川源流だと思う。
つづら折り終了後は出来るだけブレーキ使わず走行。40km/h以上での連続走行は快適。
ライン川成長。
途中、田舎のスーパーに寄ってみたけど、小さいビスケットが500円とか。買える物が全くない。仕方なく小さなバナナ1本70円程で購入。食料ほぼゼロだし、どうしたものか。
午後3時頃からは雨。タイミング悪く自転車道に入ってみたら未舗装。結構未舗装を走って、やっと終わった所の無人駅の待合室で雨宿り休憩。
1時間程で雨は弱まり再び走り始めた。基本、下りのライン川沿いだけど、一ヶ所クールの手前で大規模なゴルジュ。自転車道は高くまいて標高差240mも上らされてしまった。その上、つづら折りの急降下でせっかく登った分はすぐに帳消し。
再び少し上り返し。この難所、親不知子不知みたいなもん?。ここで相当苦労させられた。
前回一緒に走った年配の人達、よくここを越えたもんだ。
このあと直線の長い下り。フランスに良くあるALDIと言うスーパーが有ったので寄ってみた。500gのチョコサンドビスケットが1.7Fr、これはフランスでは1ユーロ弱。140円が230円とかになってるけど、125g500円とかのビスケットに比べると買える。食パン350gが1Frの半額。後、胡瓜が1.3Fr。少し買い物できた。
その後はライン川沿いの自転車道。最後の方は未舗装の遊歩道でクールへ。キャンプ場をチェックしてみたけど、16.40でパス。このキャンプ場は前から好みではなく、まだ少々先の前回のキャンプ場まで行きたかったけど、もう走りすぎで止め。
5km程走ってライン川の河川敷でテント設営。スイスはいけないんだろうけどね。 横のライン川。昔、アウトドア作家の野田さんが河原でキャンプして地元民に警察に通報されて、肝っ玉が小さい?みたいなことで無茶怒ってた。国土の狭いスイスでは規制も分からなくもないけど、河原位見逃してやれよ、とも思う。
今回は、発見されないように時間と場所を慎重に選別。明朝早く出れば誰にも気づかれないけどね。
96.3km, 6:46, 14.2km/h
クールの北5kmくらいのライン川河川敷
6/10(水)晴れのち曇り、41667km, 62ユーロ、15Fr、(3)
朝は5時起きでお湯を沸かし、スープを作り半額パンを食べた。普通野宿ではあまり炊事しないんだけどね。6時半には撤収完了。朝、人が来る可能性は釣り人だけだったけど、幸い来ず。少し日記書いてから出発。
と思ったら、一輪車を押したおじさんが河原へやって来た。ここで日記を書かなければ遭遇しなかったんだけど。まあ完全撤収後なので問題無しだけど。「グーテンターク」ときたので「グーテンモルゲン」で挨拶。まだ7時前なのでモルゲンじゃ無いの?。
河原に石でも採りに来たかな?。ちょっと見に行ってみたらやはり石だった。角張った石を選んでいるみたいなので、石垣作るのかな?。
おじさんの車。
15km程走って前に泊まったキャンプ場を見に行ったけど、全く記憶に無し。
やっとライン川の堤防道路に出た。自転車道はこうでなくては。しかし睡眠時間が短かったせいか体がだるい。どこかで連泊して休養しよう。まあスイスでは無理だけど。
トーチカが一定間隔で結構有る。
休憩中にチェルマットのステッカー貼ってみた。
以降、ずっとライン川の左岸堤防で快適。
木の橋を渡ってリヒテンシュタインへ。
リヒテンシュタイン側(右岸)も暫く走ってみた。60km程走ってもうひとつの前回泊まったキャンプ場に行ってみた。見つけにくい所だったけどGPSデータが有るので問題無し。到着して料金を聞いてみたら19Frでガーン。
で、オーストリアに転進、と思ったら、出国時までスイスの職員に止められて入念なチェック。わたしのパターンが変わってるんだろうね。まあ色々説明したら(巡礼とかスイスのキャンプ場が料金高いとか)今回の職員は愛想良くなって、最後は「良い旅を!」だったけど。この職員も、スイスのキャンプ場高いのに同意してた。
オーストリアでは最初の町でインフォメーションが見つからなかったので、とりあえずスーパーへ。やっぱり安いじゃん、だった。スイスでは手も足も出ないような値段だったのが、みんな買える値段になってめでたしめでたし。
インフォメーションは3つ目の町でやっと見つかった。キャンプ場は殆ど無し。次の町に13ユーロだか14.10ユーロだかのキャンプ場が一つ。7km程だけど、10km程引き返してライン川のオーストリア側に行けば野宿場所は有りそうで迷うところ。
時間がまだ早く、待ち時間を考えてキャンプ場にして前進。そうしたら途中で自転車のおじさんが話しかけて来た。どうやらアジア関係の仕事してるみたい。日本大好きとか言ってた。キャンプ場聞いたら案内してくれるとのこと。
おじさんの家も通り越し、キャンプ場まで案内してくれた。感謝。更にビールごちそうしてくれるとのこと。断るのも失礼かもで受けた。
こっちのビールはやさしいので飲みやすく、美味しかった。。日本のだとキューンとなってわたしにはきつすぎるんだけど。おじさんはキリンビール最高!とか言ってた。
お礼に小型の笛上げたけど、娘さんがフルート吹くらしい。う〜ん、フルート奏者なら小型のおもちゃではなく、本物を上げたかった所。本物は1本しか持ってないので、まだ1ヶ月以上あるし上げられない。残念。
しかし、このところお酒は全然飲まないようにしてたので、小グラスのビールでちょっとふらつく程度に酔えてしまった。経済的では有るけど、テント設営に若干支障?。
キャンプ料金は13かと思ったけどやはり税金1.10が付いて14.10だった。おまけにWi-Fiが有料で、一人で来てたら考えたかも。今回2ヶ所目のWi-Fi有料キャンプ場。
明日は再びスイスに戻り、ボーデンジーの南側を進む。明日1泊でスイスを抜けられるかどうか。早くフランスに戻りたいけど、戻ってもライン川沿いだと数日で終わってしまうのが残念。
87.0km, 7:02, 12.3km/h
オーストリアDornbirn、CAMPING ゙IN DER ENZ゙(14.10ユーロ)
6/11(木)晴れ、41754km, 38ユーロ、15Fr、(3)
朝の7時台から隣の採石場?が稼働。結構うるさい。普通なら8時半から、とかの協定結んでると思うんだけど、オーストリアは違うんだろうか。
なるべく早くと努力して、9時過ぎに出発。スイスまでは10km程。直前に良いスーパーが有ったので(日本にも有るSPAR)、いっぱい購入。スイカの小さいカットが有ったので買ってみた。
後、SPARブランドのワッフルが1.16だかと安いので2つ購入。
スイスはあまりに物価高なので購入無し。オーストリアでいっぱい買い込んで買い物エンジョイ。それから国境へ。こっちから職員に寄って行ったら、行き先を少し聞かれただけでOKが出た。パスポートチェック無し。
今日は1日ボーデン湖沿い。たまに未舗装になるのは勘弁して欲しいけど。ボーデン湖沿いの自転車道は結構な賑わい。お年寄りの電動自転車も混じってみんな元気に走ってる。
ここでも前回のキャンプ場チェック。17Frだった。今回は一人なのでキャンプ場1個飛ばしで。
65km程で大きい方の湖の端。ドイツとの国境は川ではなく街の中だった。ドイツが少しせりだして来てる感じ。
スイス側の国境警備が厳重でなんか近寄りにくい。ドイツのコンスタンツはすごく良いと聞いたけど、見に行かずパス。前回、キャンプ場の横の川で泳いだキャンプ場を目指してみている。もし15Fr以下なら泊まれるけど。
15Fr以上ならドイツに移るかな?。その先のライン川の滝を見ればスイス終了でドイツ側に移れるんだけど。だいたい、手持ちのスイスフランは15しか無いし。
更に25km程走って前に泳いだキャンプ場へ。大人10、テント4の14Frらしい。ラッキー。Wi-Fiも湖岸(川?)のテントサイトまで届いてくれてる。
ただ西日がきつい。今日は夏が戻ってくると言う話だったけど、ボーデン湖では20度少々で快適だった。夕方、小さい方のボーデン湖?に来た辺りで25度突破。日向では暑くて何も出来ず。普段ならすぐにシャワーを浴びて洗濯するんだけど、暑くて出来ない。
木陰が無いのも困ったもんだ。
89.8km, 6:34, 13.6km/h
Mammern、Campingplatz Guldifuss(14Fr)
6/12(金)晴れのち曇り、41844km, 31、(2)
お天気が良く川の眺めも最高。ある程度日陰になるように考えて有ったので、早朝から炙り出される事は無かった。
毎日そこそこの距離を走っているので疲労が蓄積している感じ。
出発時に料金を払ったけど大人10テント小4の14Frだった。これでスイスフランの残りは1.60。
シャフハウゼンまで25km程。じきに右岸に移り、Stein am Rheinの旧市街通過。
滝の直前まで右岸走行。シュバルツバルド?みたいな一山越えで森通過。どうもドイツとスイスを行き来した感じだけど国境は無かった。
橋を渡り、未舗装の急坂を押したりして滝到着。入場料5Frだったのでパス。前にも見たし、滝を横から見るだけなので。前は3Frだったかな?。
線路横の遊歩道で対岸に渡り、自転車禁止部分は押して滝を見る場所へ。こっちから見れば充分。遊覧船の乗り場が有った。滝の真ん中の岩の上に人がいっぱい居るのは、この遊覧船で渡った人達。
橋の線路の金網に鍵がいっぱい。ハート型のも。恋人2人の名前入りの鍵。日本にも有ったと思うけど、考える事は同じなんだね。
右岸側で前進始めたけど、山が大きそうで、下流の遊歩道の橋を渡って左岸に戻った。遊覧船は少し下流まで行くみたい。
スーパーでエビアンが1.15。残り0.45は小さなバナナ1本でピッタリ出来た。全てのスイスフラン使いきってめでたしめでたし。
右岸側に戻ったんだけど、しかしこれが今日の大きな失敗に繋がってしまった。車が少なく、快適に走ってたんだけど、いきなりその道が通行止め。迂回路が指示されていたんだけど、この迂回路が酷かった。
ぼこぼこの未舗装で、どんどん森の中へ。今日チェックしてみようと思っていたキャンプ場まで3km少々になっていたのに、山は登るはキャンプ場はどんどん遠ざかっていくは、なんじゃこの迂回路は!、と言う感じ。
深い森で川もあったので、ついでなので野宿を検討したけど、車の道がいっぱい有って、野宿は止めた。家は無いんだけど、薪の保管があちこちに有った。
結果、10km以上、1時間以上掛かって迂回終了。こんな迂回路見たことない。橋でも落ちたのかと思ったけど、後で分かったけど、スイスでは舗装し直しに片側づつとかではなく、全面通行止めにして迂回させて行っている感じ。しかし自転車道も含め、この迂回路は無いかな。
不運は更に続いた。キャンプ場チェックしたら24Frとのこと。フランスとかなら個室が有るような料金。高いとかのレベルを越えていたので、笑うしかない。結構な料金ですね、で撤収。
迂回でお疲れ状態で、更にアップダウンをこなしながら前進。このままでは走りすぎるので、幹線道路からえいっと山道へ。交通量が多いので4〜5台に目撃されたけど、幸い通報は無かったかな?。場所的に散歩は考えられないので、悪く無いかも。早めにギャンブルしてなんとか成功かな?。
緩やかにずっと上って、終点は牧草地かな?。
80.5km, 6:55, 11.6km/h
Glattfeldenの西2km、幹線7号沿いのなんとかリザーブとかの表示が有る山
6/13(土)晴れのち曇り、41924km, 31ユーロ、0Fr、(2)、クレジットカード:キャッシング100ユーロ(VOLKS Bank)
5時台に起きて7時には出発。期待通り誰も来ず。ここが幹線道路からの入り口。この区間で車に目撃されるんですね〜。
この標識に従っている。EUの中の6は流域の国の数かな?。スイス、リヒテンシュタイン、オーストリア、ドイツ、オランダ。?、けどスイスはEUじゃ無かった。
Zurzachで休憩していたらイギリス人カップルが話しかけて来た。前にキャンプ場で有ってるらしい。昨日どこで泊まった?と聞かれて森、と答えたら、言ってることと違うじゃん、と言われた。スイスは野宿禁止と話したらしい。まあね。野宿禁止と決まってると言っただけで、野宿しないとは言ってない。
次の町で川を渡ってドイツのWaldshutへ。丁度クラシックカーがパレードしてた。
写真撮ってたらスイスの税関職員がやって来るので、わたし?、と思ったら税関職員もカメラを構えてクラシックカーの写真撮ってた。なんじゃそら、と言う感じ。
前回泊まったキャンプ場は変わらずに有った。雰囲気もそのまま。料金は大人6.10、小型テント5.10の11.20。昨日ここまでたどり着けてればね〜。みんな昨日の長距離迂回が悪い。
まだ朝早いけど、泊まりたい位だった。前回ユーロが全く無くキャンプ料金に加えて10ユーロだったか加算して請求してもらって、クレジットカードで支払い。10ユーロ現金融通してくれた親切なところ。今日のお兄さんと言うかおじさん前に居た人のような気も。今日も親切だった。
11ユーロってすごく安く感じる。前にフランスの公営キャンプ場で10.50払った事有るし。
町で買い物。オーストリア以上に安い。ワッフルは0.69ユーロ。スイスだと7〜8倍だったかな。
旧市街。
確か菓子パン買っておまけを貰ったと思うけど、この店だったかな?。
旧市街を抜け、以降はドイツ側を走行。稼働中のスイスの原発が有った。スイスもドイツも原発ゼロに持っていくんだよね。
次にキャンプ場が有って安かったらすぐ入るんだけどね。
昨日は川の両側の山がきつく、結構厳しいアップダウンが有ったけど、今日は比較的に平ら。川の横を通る事も多かった。小さな橋でドイツとスイスが結ばれている。
今日の目的地はRheinfelden。80km走って夕方5時頃到着。どんなキャンプ場かな?、と思ってGPSの通りに進んだら何と街のど真ん中。前回、キャンプ場ではなくホテルに泊まったんだと思う。大ボケだった。
以降はキャンプ場にはぶつからず、仕方なくバーゼル通過。都市を通過するのは大変。
なんとかフランス側に渡ったら偶然キャンプ場発見。聞いてみたら8.20にWi-Fi0.50と高くない。一度は泊まることを決めたんだけど、テントが超混雑。サイクリストがいっぱい居た。
寝にくそうだしWi-Fiは遅いだろうし、シャワーはぬるいだろうし?、やっぱり止めた。
バーゼルに用が有るチャリダーなら仕方ないと言うか有効だろうけど、都市には縁の無いわたしがなんで芋の子洗うようなテント詰め詰めのキャンプ場に泊まらなきゃならないの。街を離れて野宿の方がよっぽどまし。まあ大都市近郊なので危険性は有るだろうけど。
●結果から言えば、Waldshutのキャンプ場に泊まるのが正解だった。今日は早朝から夜まで、走りすぎてしまった。
結局バーゼルから10km程ライン運河を北に進み、堤防の上にテント設営。やっとスイスの呪縛から開放された。話したサイクリストもみんなスイスの物価高に困っていた。カップルの女性は、この牛乳300円、とか言ってた。牛乳は普通100円でしょう?。
そろそろタイヤ買わないと、と言ったら、ハンガリーの男性は、タイヤ買うならスイスじゃ無くドイツで買いな!、とのアドバイス。
●運河横の遊歩道はずっと開けた所だったんだけど、林に入った途端、ティッシュ原出現。過去最高の規模。ティッシュだけでは無く、物体もいっぱい。踏まないようにUターンするのに苦労した。堤防の上の木陰にもパラパラ。
これは地元民では無いね。運河の水位調整場所が近い感じなので、小型船の乗船者かな?。なんでここまで頑なにトイレ作らないのか、フランス不思議。スイスやドイツには最低限有るけど、フランスでは極めて少ない。
ベンチで夕食休憩。更に暫く走って堤防の上でテント設営。夕焼けが出てた。
110.4km, 9:11, 12.0km/h
バーゼルの北10km程のライン川運河堤防
6/14(日)晴れのち曇りのち雷雨、42035km, 122、(2)
昨夜、ライトを点けてテント内の蚊をチェックしたら、ダニ発見。恐ろしい。日付が変わった頃雨が降ったけど、問題無し。
人は来そうもないのでゆっくり撤収。
この橋の向こうが恐ろしいティッシュ原。
いよいよ自転車道のティッシュ散乱エリアに突入。異常に数が多く、避けるのに必死の操縦。道路までずっと続いていた。
道路に出たら犯人判明。公営の土地を占拠した「勝手に無料キャンプ場」の住人だった。発電所に接した部分とその先のきれいな公園部分が、一大キャンピングカー、キャラバン村になっていた。
車の台数は数百、もしかしたら400とか500?。これだけの人数が居て水もトイレも無いんだから、自転車道がトイレに成るのも頷ける。しかしあのティッシュ原に迂回路が無いのがサイクリストには大問題。
背景が良く分からない。キャンピングカーとかキャラバン持ってるので無一文では無い。前に見たテント村は中東からの難民だろうけど、家無しでキャンピングカーしか持たないジプシー?。
バカンスに勝手に無料キャンプ場は似合わないしね〜。
だいぶ走ったらトイレの有る駐車場が有った。更に走っているとイギリス人カップルと3回目の遭遇。彼らも昨夜はゲリラキャンプらしい。児童公園とか言ってた。
アルザス風?の建物。ドイツにもスイスにもフランスにも有る。
バス停が可愛い。向こうの家の人が作ったんだろうか?。
このところ走りすぎているので、今日は早めにキャンプ、と思い、自転車道の案内板に載っていたドイツのキャンプ場に行ってみた。12時少し過ぎに行ったら12時〜14時までレセプションお休み。人7、小型テント4.5とまあ我慢出来る範囲。
一応キープと言うことで、3〜4km戻る方向のキャンプ場に行ってみたら、レセプションは13時〜15時がお休み。時計を見たら13時丁度。う〜ん、マーフィーの法則そのもの。大人6、テント6でこれも我慢出来るけど、2時間待ち。
近くのもう1軒チェックしたけどこっちはダメ。最初のキャンプ場に戻って時間待ち。しかしキャンピングカーが1台、また1台とやって来ておばさんが順番待ち。なんとまあチェックインに並ぶとはね〜。
わたしの番になりWi-Fi聞いてみたら、残念ながら有料だった。1時間2ユーロ、1日5ユーロ。これではダメ。チェックイン中止。フランス側にもキャンプ場が有るようなので行ってみた。
表示されている料金はお安い。そこら辺の人に電話で聞いてもらったら、10ユーロまでは行かないと言うことなので泊まることにした。しかしシャワーを浴びようとしたら有料。1ユーロ。気温が充分暖かいので、と言うか暑いので、水シャワー。
雷雲が発生してうろうろしてるけど、汗で気持ち悪いのでズボンも洗濯。雷雲の怪しい風が吹いてるけど、乾いてくれるかな?。
おばさんが夕方に来るらしいけどキャンプ料金は幾らかな?。お楽しみ。
●このところサクランボが時々有ってちょっと食べてみてるけど、まあまあかな。売り物みたいに大きくは無いけど、一応食べるやつなんだろうね。
夕方7時頃母娘が集金に来た。7ユーロは書いてある通りだった。Wi-Fiは無いけど同じく無い11.5よりはまし。スマホ充電して良いか聞いたら隣のおじさんに頼めとのこと。お母さんがおじさんに頼んでくれた。
このおじさん、ずっと海パン一丁に帽子であちこちうろうろしている変なおじさんなんだけど、長いケーブル出してわたしのテントまで引いて行け、とのことで、相当離れていたわたしのテントまで届いた。有り難い。で、色々充電。変なおじさんありがとう。
51km, 4:35, 11.2km/h
Bantzenheim、キャンプ場(7ユーロ)
6/15(月)雨のち曇り、42086km, 115、(2)
昨夜は雷雨。まあ暑さが不充分だったのか、全面的に暴れまくるまでには成長出来ず、近くも含めあちこちでゴロゴロやっていた。
以降、ずっと雨。段々弱まっているけど、どうなるかな?。7ユーロなら連泊は可能だけど。水がすごい硬水で沸かすと表面に浮いてくるだけでは無く、底にも沈殿する。早くボルビック買いたい。
ボルビックは昨日、ドイツのガソリンスタンドに有ったんだけど、1リッター2ユーロ近くした。これだと日本の倍くらいの値段になる?。1リッターのボトルは欲しいけど、流石に高すぎ。
お昼前から食料の買い出しに。先ずはパン屋さんで菓子パンを買い、スーパーの場所を聞いたら、数キロの隣町とのことでそこまで出かけた。昨日通ったライン川沿いの町。
久しぶりにおなつかしのボルビックが買えた。キャンプ場の水が硬水なので2本買い。やっぱりボルビックが美味しい。ドイツだと25セントのペットボトルのデポジットが付いているけど、フランスでは多分無し
今朝切れた1リッターのアルコール燃料も買えた。1.90ユーロ。後数日でフランスを出るけど、フランスだとお安いのでもう一本買っておくかな?。確かスウェーデンでは高かったと思うので。
マドレーヌも復活。オーストリア、ドイツではワッフルだったけど、フランスではマドレーヌ。これがメインの昼食。
●午後1時を過ぎて、雨がまだ止まない。パラパラの小雨で、走っていても気持ちいいくらいの雨なんだけど、テントを濡れたまま畳むのが嫌で、撤収せず待機中。連泊しても良いんだけど、Wi-Fi無いのが続くのが嫌で、出来たら移動したいんだけど。
しかし今までこんな雨のパターンは記憶に無い。弱い雨だと太陽に負けて?、時々止むもんだけど、今日の雨は微かな雨だけど、一瞬足りとも止まず。不思議。
さしもの雨も午後の気温で少しへこたれたのか、弱まったので撤収。午後2時半頃には出発。午後10時まで活動可能なのでこの時間の出発でも全く問題無し。
ライン川沿いには戻らず、数キロ西を北上。丁寧な自転車道作ってくれてるけど、ここは本当にフランス?。
今日の目的地は五稜郭みたいな城郭都市経由で、ライン川の中洲のキャンプ場。雨は相変わらずパラパラしてたけど、数時間で城郭都市と言うか町だけど。
航空写真じゃないと町の形は分からない。ここはよく来てた所なんだけど、いつもライン川(東)からで、今回初めて南から行ったら、城郭の外にキャンプ場が有った。今まで全く気づかずだった。
町をちょっと見てから引き返しチェックしてみたらなんと6.40とお安い。サイクリスト特別料金みたい。Wi-Fiも有った。
連泊せずに出発してラッキーだった。少し安くなってシャワーとWi-Fiが有るんだから。サイクリスト用に大型テントにテーブルが用意されていた。配慮素晴らしい。3泊続けてWi-Fi無しだったので有り難い。
ただこのWi-Fi、個人情報を全て記入しないとダメだった。その上最初に広告のビデオ見るのが必須だし。メールアドレスはこの前捨てアドレス用にヤフーメール作ったので良かったけど。
ま、それでもWi-Fi有って良かった。
と言うことでイルドラインと言う中洲のキャンプ場チェックの必要無くなった。チェックして高ければその先で野宿と思ってたんだけどね
24.6km, 2:01, 12.2km/h
Neuf Brisach, Camping Vauban(6.40)
6/16(火)曇り一時雨、42111km, 94、(2)
お安いし、こじんまりして良いキャンプ場だった。トイレに紙が無いのはいかにもフランスだけど。
朝少し雨。サイクリストは結構早めに出発していく。わたしより遅いのはイギリス人カップルのみ。
出発して一応ライン川の中洲を見に行ったけど6kmも有った。北上に左岸フランス側を使ったけど、自転車道は無くトラックが結構来るので失敗だった。まあトラックはみんな気を使って追い抜いてくれるのでそう危なくは無かったけど、対向車が有ると追い抜かずに後ろで待ってくれるので、トラックに迷惑かけたかな。ドイツ側に渡って自転車道を進むのが正解だった。
20km弱で橋が有ったので右岸ドイツ側に移動。ライン川には水力発電所が沢山設置されている。落差は10mとか15mとかしかないけど水量が多いので成り立つのかな?。その横には別に運河を分けて船の水位調整ゲート。
ドイツ側は堤防上の未舗装の自転車道だった。道路と違って静か。
今日はストラスブール手前までの予定。明日ストラスブールで買い物したいので。出来れば自転車のタイヤも買いたいけど。手前には手頃なキャンプ場はないので野宿になる。良いところ有るかな?。
10km程で中洲に移動。このルートは自転車だけに許されているみたい。5〜6kmで船用のゲートと発電所が有り、フランス側へ。しかし先刻右岸に渡ったのと非常に良く似た構造で、一瞬?と思ってしまった。
水位調整ゲートも発電所の会社がやっているみたい。しかし船もこうゲートが多いと手間かな。15kmとか20kmおきに水位調整ではね。費用もかかるだろうし。それでもトラック輸送に勝てる何かが有るのかな?。運べる量が多いのは確かだけど。大きいものも運べるかな。
フランス側に戻った所で休憩したら結構な数の藪蚊。蚊取り線香買わないと。
暫く車道を走り、Boofzheimと言う町のSUPER Uで食料買い込み。レジのお姉ちゃんにまたデイパック開けて、と言われた。SUPER Uが多いように思うけど、そう言う社員教育が厳しいんだろうか。
Boofzheimの少し先で、やっと目的の自転車道に入れた。ストラスブールまで一直線のCanal du Rhone au Rhinと言う小さな運河。
ストラスブールまで23kmとかなので、半分進んでキャンプ場所探し、と思ったら、その辺りで近くの町にキャンプ場が有るみたいなので一応チェックに出かけた。
町まで3.5kmとか思ってたら、南北に別れた町で、6km程走って何とかキャンプ場発見。料金は10.50とまあ我慢出来る範囲だったけど、Wi-Fiが有料。それに係りのおじさんが少々鬱陶しい感じで、Wi-Fiの事聞いてるのに、料金は10.50、どうするの。Wi-Fiはこんなの買うの!、とかでパス。横のお姉ちゃんは感じ悪くなかったのにね〜。
近くに良い森は合ったけど、町が大きく、そうなると健康志向の人の散歩、ジョギングが多く、不可。
仕方ないのでライン川へ。しかし、また発電所が有り、発電所が有ると周囲広範囲がキャンプ禁止マークだらけ。あっちこっち走り回り、何とか発電所の影響が及ばない遊歩道を発見し、ずっと奥に入ってキャンプ場所確保出来たのだった。
キャンプ場所探しで、この辺りで20km近くも走ってしまった。しかし、蚊が異常に多い。あっという間に取り囲まれて音がワンワン共振。恐ろしい。スーパーで蚊取り線香探したけど見つからなかったのが痛い。
テント設営し、中の蚊10匹程を捕らえて何とか平穏を確保。テントってすごい。昔、テントが無かった時だとこの蚊には対抗出来ず。まあトイレに出にくいけど。
81.4km, 7:03, 11.5km/h
ストラスブールの南20kmのライン川堤防近く
6/17(水)晴れ時々曇り、42192km, 88、(1)、タイヤ前後交換: 42216km、35.9ユーロ。
朝は気温が一桁まで下がった。蚊が弱って無いかと思ったけど、思ったより元気でトイレ不可。朝食無しで6時台に出発。すぐ近くに3人も釣り人が来ていた。ちょっとびっくり。笑えるのは、一人、頭をネットですっぽり覆っていた。やっぱり蚊に困ってるんだ。
運河に戻りストラスブールへ。この自転車道だと車道に全く出会わずに街中まで行けて素晴らしい。
22km程で街の真ん中近く。何とか公衆トイレを探し当てた。どうやらバスの駐車場みたいで時折団体でトイレ。でも結構容量の有るトイレで、人数多くてもすんなりこなしていた。
ここで食事してからトイレ。
9時半頃にカサデラルに向かったらじきに自転車屋さん発見。タイヤは17.95だった。20x1.75でオンロード系なので悪くない。メーカーはミシュランだった。お高いけどまあ良いでしょう。子供用では有るけど2本買ってタイヤ総換え。
タイヤ交換開始。カサデラルへのルートなので団体さんが良く通る。日本人もちらほら。
新品タイヤに交換。
古いタイヤは店では受け取らず、ゴミ箱に捨てろ、とのこと。
タイヤ交換後はカサデラルへ。先端が見える。
川には遊覧船。
流石にでかい。山のような観光客。
前に泊まったホテルも見覚え有った。
通路の奥がホテルの下のレストラン。旅行者用定食と言うのが有って、ご当地の売り物料理一通りが出てくる。
それにしてもでかい。
タイヤ交換出来たし、これで問題無し。北上開始。途中一ヶ所キャンプ場チェック。公営で8.72と悪くなかったが、Wi-Fiが無かった。まだ早いので前進。
しかし、自転車から異音。見たらキャリアがフレームのダボのすぐ上で折れていた。折角タイヤ換えて未舗装も問題無し、とか思ったのに、数時間でこんなことになるとは。
ビニールテープ持ってきてるので、ぐるぐる巻きでフレームと固めて修理完了。ビニールテープは無敵。まあ様子を見るため1本全部は使わず一部残した。
キャンプ場チェックの為にドイツ側へ。橋ではなく渡しのフェリーだった。無料。
道端のサクランボ。結構美味しい。木に上って気合い入れて摘んでも良いくらい。
キャンプ場は巨大キャンプ場で、当然15とかお高くパス。ドイツのキャンプ場は基本、この巨大型。垣根やフェンスで完璧に囲ってる。キャンプ場周辺のマイナーな道で2回もパトカーと遭遇。2回目はわたし目当て?。不精髭に帽子の下にタオルを被っているので、アラブのテロリストに見えるかな?。
帽子だけでは鼻とかが相当日焼けするので仕方なくやってるけど、日に当たりたい系のこっちでは無茶目立つ。
野宿は橋でフランス側に戻って。良いところが無く、自転車道からも運河からも少し見える所。昨日に引き続き蚊の大群に取り囲まれた。今日買ったジョンソンの蚊取り線香2個つけたけど、外では効果無し。 ●テントでチェックしたらダニにやられていた。野宿場所探しに草地に入るのが問題。まあキャンプ場手前でサクランボを少し食べた時にも草地に入ったけど。
今日のは小さく、一部残った部分を取り出すのに針で相当苦労した。消毒薬無しでこんな切開とかしてて、細菌とか大丈夫かな〜。90度とか書いてある燃料用(洗濯用?、染み抜き用?)アルコールで拭いたけど。
●夜、蛍の乱舞。蛍だと思う。微妙に日本の蛍と感じが違うので、1匹捕まえてみた。日本のより大きく羽が薄い。光は点滅せずに少し小さい。飛ぶ速度が少し早い。実物見ても蛍かどうか自信なし。でもまあきれいだった。
キャンプ場所探しで今日も走りすぎ。
今日で残り1ヶ月。7週間程過ぎた。
87.3km, 8:02, 10.8km/h
ライン川左岸、北のドイツ国境まで20km少々の所、France07、Seltzの南東5km
6/18(木)曇りのち雨、42280km, 41
7時過ぎに撤収。風が吹いてるけど蚊は相変わらず沢山。昨日サイクリストが森の道でステップ踏んでいた。脇道にトイレに入って蚊が多くて足動かしてるんだろうね。何せ彼らはレーサーパンツで脚はむき出しだし。わたしみたいに長袖、長ズボンでも大変なんだから。外人さんんも同じく蚊には参ってるのが面白い、と言うか安心する。
走り始めたらじきに雨がポツポツ。そのうち強い雨になった。撤収タイミングバッチリで良かった。Seltzの近くの渡しの所にインフォメーションが有り、真ん中に広い吹き抜けが有ったのでそこで雨宿り。完璧な雨宿り場所だけど、トイレがあれば更に完璧だった。
インフォメーションは開いてないけど、パンフレットを見てたら、Lauterbourgに公営キャンプ場が有り、値段もそこそこなので、今日はそこにしよう。雨が止んでくれるかだけど。
途中キャンプ場が有り、サイト6、大人2.5でまあまあ。Wi-Fi無し。Lauterbourgの近くで自転車道がいきなり通行止め。強力にブロックされているけど、抜け道が作られていてそれを通過。更にもう一ヶ所。
みた感じ、砂利採取業者の工場が道の両側に有り、業者が市道を我が物にしようと通行止めにしたかな?。それでサイクリストが怒って抜け道作ったかな。
Lauterbourgのキャンプ場は町からちょっと離れていた。雨が強くなり濡れながらキャンプ場へ。
このキャンプ場、公営なんだけどガードが異常に固い。完璧なゲートで囲まれている。後でトイレに行ったら鉄作りで鉄格子の入った監獄みたいな?頑丈な扉だった。う〜ん、この設計は何だろうね?。ワルガキが暴れてる町かな?。
針葉樹、と思って下にテント設営したけど、この木は下に垂れていないので、雨にはダメだった。杉系は良いんだけどね。
パンフレットで見た通り、小型テント4、人3.50、税金0.22だった。
雨が弱まった時に町まで買い物に。クレジットカードで100ユーロ引き出し。銀行はフランスでは毎度のCREDIT AGRICOLE。名前が農協に似てるけどどうなんだろうか。
夕方激しい雨になった。シャワーを浴びて洗濯してたけど、洗濯物は当然濡れてるだろうね。
フランスのアルザス地方はライン川沿い全部だった。ストラスブールの少し北の町では、例の建物の色がカラフルだった。少し大人しい、と言うか白っぽい色では有るものの、赤、黄、青、白、等色々。ここは童話の国か!、と言う感じだった。
あの、木でつっかえ棒したような建物はなかなか良い感じ。今、アルザス地方の北の端で、明日北上すればその建物やアルザス、と言うかフランスともお別れ。ライン川の両岸共にドイツになる。フランスに馴染んでいるのでなんか寂しい。
ボルビックが買えないのが痛い。ドイツのミネラルウォーターはガス入りが多いので、ガス無しで軟水、を探さないといけない。ペットボトルにデポジットが入っているので、スーパーでの買い物は、まず水を買い、水を移し換えてボトルを機械に入れて25セントのレシートを入手。これを持って買い物。
ただでさえレジに時間が掛かるのに、それを2回って相当手間。
スウェーデンまで移動するには数万円掛かるしね〜。キャリアが折れたので、輪行、面倒だしね〜。ま、少し走って考えよう。
夕食はスパゲッティー。長いのは茹でられないのでペンネ。
ヨーロッパに来てまだご飯を全く食べていない。フランスパンでやって行けてる。フランスを歩いた誰かは、パン食が合わなくて困った、とか書いてたけど、わたしは大丈夫みたい。
まあお米も時々見てるんだけど、殆どロングgrainでショートgrainがあまり無い。スウェーデンに行ったらお米買おうと思ってるんだけどね。まだなかなかスウェーデンは遠い。ストックホルムまで直線距離で1300km程。
ドイツを1週間だか10日だかで抜ければ、お高いフェリーに乗ってスウェーデンに渡れる。デンマークも経由すればお高いフェリーは無くなるけど。
25.4km, 2:15, 11.2km/h
Lauterbourg, Camping des Mouettes(7.72)