2015年スペイン巡礼

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2015年スペイン巡礼4 ドイツ

ドイツ

6/19(金)曇り一時雨、42305km, 130

 昨夜は隣の若夫婦が帰ってきて、9時を過ぎてから、子供は泣いたまま放置だし音楽を結構な音量で掛け始めたのでテント移動。一番離れた入り口の所にした。最初気がつかなかったけど、レシート見たら、サイトが指定されていた。そのサイトが、偶然移動したところだった。

 まあ言えばキャンプ場内で一番悪い所だけど、それを指定したおばさんの意図は何だろう。Wi-Fiには一番ベストなんだけど、受付の正面で、いつでも監視できるから?。まあ違う場所に張ってても文句は言われ無かったけど。

 何にしてもこのキャンプ場はガラスには全て鉄格子、入り口は厳重に囲われている、まあ言えば監獄キャンプ場?。

 出発し、まずはインフォメーションでスーパーの場所を聞いた。町外れにカルフール。アルコールをもうひとつ買っておいた。雨が降ってきて、強くなってきたのでカッパのズボンを履き、裾をゴムで止めて雨対策万全、にしたら止んだ。マーフィーの法則そのもの。

 今日もライン川左岸で進んだけど、迂回が多く、距離倍?とかになったかも。のんびり堤防走行、は夢だった。途中、工事で大きく迂回の所が有り、右岸に渡ろうかとも思ったけど我慢して迂回路走行。もう少し先のキャンプ場チェックしたかったので。

 でもまあ今日は右岸走行が良かったかも。

 チェックしたかったGermersheimのキャンプ場は無くなっていた。と言うか前回も無かったけど、わたしがここでキャンプしたとか?。緑地としては存在していたけど。今回もキャンプ出来そうだったけど、まだ4時台と早かったので前進。

 後50kmも走ればMannheimにお安いキャンプ場が有ると思うんだけど、そこまでは無理。

 水を買って野宿対策し、次の町Speyerへの自転車道の標識に従って進んだ。これがペットボトルを機械に投入して出てくるレシート。レジで商品と一緒に出すと25セント減額。町を色々抜け、やっと堤防走行になった所でキャンプ場が有った。

 大人3.50、テント3の6.50とお安かったのでチェックイン。大きなキャンプ場だけど自転車道横だし、サイクリスト向けの料金設定してくれてるんだろうね。

 シャワーは50セントだったけど今日は涼しかったし、シャワートークンは断った。トイレの鍵のデポジットに6ユーロ。明日9時かららしいので出発はそれ以降。

 キャンプ場の一角にテントエリアが有るんだけど、キャンプ場の横にもテントエリア。静かそうでそっちにした。トイレ無茶遠いけど。しかし、鹿の糞が結構有って選択ミスかな?。

●ドイツのミネラルウォーターだけど、ガスに関して、Classic、Mild、Stillと言うのが有って、クラシックはガスが多く、マイルドはガス少なめ、スティル?がガス無しと判明。

 ただ、スティルも気体で加圧してあるので、ボトルを押さえただけでは分からない。開けたら加圧が抜けてヘナヘナペットボトルになる。今日もデポジット回収の為に2回レジを通った。ただ、超高速なおばさんのレジに並んだので、まあまあスムーズだった。

 こっちの商品にはバーコードが複数付いていて、底には必ず付いているみたいで、商品を横に滑らすだけでスキャン出来ていた。スキャナの反応速度も早い。早過ぎて2個入力した場合にはアラームが鳴るので1個消したりしている。何にしても相当細かくチューニングされている感じ。

 日本のレジのスキャナの速度は確実性重視なのか、だいぶ遅い感じ。日本の機械でやったらこの超高速おばさん、怒るだろうね。

67.2km, 5:27, 12.3km/h

GermersheimとSpeyerの間の自転車道沿いの巨大キャンプ場(6.50+シャワー0.50)

原発

6/20(土)曇りのち時々晴れ、42372km, 117

 9時過ぎに鍵を返却して6ユーロ返してもらって出発。テントを畳んでいる最中に雨が降ったのは見事なマーフィーの法則。

 道中に原発。

 Speyerの町に何故だかジャンボ機が展示されていた。  ライン川が、旧石狩川ばりに蛇行を繰り返し、自転車道走行だと距離数倍。

 自転車道を離れ、Speyerの街へ少し近道。うまくインフォメーションに到達出来たので、自転車道のパンフレットをもらい、Wi-Fiを使わせて貰った。

 Mannheimまでの自転車道は相変わらずの蛇行で、距離はどんどん伸びるけど、なかなか近づかない。昨日から、直線距離で30km少々の所に60kmは走ったかも。

 少々日程が気になってきた。スウェーデン内の日数が不明なので。電車に乗るならドイツで乗った方が自転車そのままいけるので楽。スウェーデンでは自転車は電車に乗せられない。唯一インターシティーと言う例外が有ったかもだけど。

 Mannheimのブックマークをチェックしたけど、街中の意味不明な場所だった。学校みたい。大昔、夏期に臨時のユースホステルにでもなっていて泊まったんだろうか?。

 都市近郊でお安いキャンプ場が有ったのでそれを探してたんだけど違った。この先はもうデータ無し。あのキャンプ場はいったいどこだったんだろう。帰ったら古いGPSデータをチェックしてみよう。

 って、来る前に色々準備しておかないと。何にもせずに来て、データ不足でうろうろ。キャンプ場に関しては昔はいつもトーマスクックのヨーロッパ全域のキャンプ場ガイドを予め日本で取り寄せてたんだけどね。これがあればお安いキャンプ場目指して旅が組み立てられるんだけど。

 さあこれでいよいよ目的消滅。前に一度行ってるメルヘン街道、とかも思うけど、そう大したものでも無いしね。電車で北へジャンプしてスウェーデンをゆっくり移動かな〜?。

●Mannheimの対岸、LudwigshafenはBASFの城下町。走っても走っても、1時間以上BASFの工場から逃れられ無かった。

 従業員の自転車が面白い。全部同じ色の赤。BASFって昔はオーディオのテープ作ってたけど、今の主力は何だろう。まあ化学系だとは思うけど。まさか自転車作ってる訳では無いよね?。前輪にはハブダイナモとディスクブレーキが付いていた。全部同じ形では無かったけど色は全く同じ。

 自転車の数がすごい。千台とかそれ以上。一ヶ所でこれだから、いったい従業員何人居るんだか。自転車通勤の従業員はみんなきちんとヘルメット被っていた。会社の決まりなんだろうね。BASFってドイツの会社だったんだ。

 次の町のWormsで水を探したけど見つからず。そろそろ野宿場所探しと言うことで、対岸の自転車道に森が少し有るので対岸に移動。

 橋の塔が面白い。イメージは鬼が口を開けた、その口を通過。

 対岸に渡り、右岸側の自転車道を進んだけど、誤算。原発みたいなものが見える。近づいて行くと、やっぱり原発。まあドイツはもう原発止めてたと思うけど。

 自転車道だけど1台車が後ろからやって来た。普通通らない感じで、わたしを警戒して監視に来たかな?。追い抜かせたら、暫く先で車を止めて、畑を見ていた。たまに葱坊主を引き抜いていた。わたしがじっと見ても、絶対視線はこっちには向けず畑を見てる。

 しかし、夜の7時に数本だけ葱坊主引っこ抜いて投げるって、そんな農作業あり得ない。

 原発のだいぶ手前で自転車道が迂回させられた。川からどんどん離されてしまった。幾つか町を通過してから直角に川の方向に戻してくれたけど、その距離5km?。10kmは遠回りさせられた感じ。

 しかし、その迂回の案内板がちゃちゃ。紙かな(ラミネート?)。迂回の開始の所の元の案内板にはテープで×。こんな雑な仕事は公的な所がやったんでは無いかも。公的な所がやった場合には、しっかりした同じ形式の案内板を付けて有る。

 で、さっきのおじさん。車を止めて待機していた場所は、その迂回開始場所のすぐ先。

 もしかしておじさんが、勝手に迂回させたんだったりして。で、わたしが×印を無視して元の自転車道を進まないか見に来たとかね。まあ、じっと畑を見てる感じは少し変だった。

 で、迂回が終わり、原発に一直線に向かって川の方向へ。原発との最短距離は100mとかかな?。偉く近づけるもんだ。日本じゃあり得ない。そこから右折して原発から離れて行く。

 原発のお陰で?偉く遠回りしたけど、迂回路が泥で汚れていたりして、散歩の人がゼロ。お陰で野宿場所確保出来た。

 ドイツ人は早めの夕食後、無茶遊ぶ。散歩とか、夜でもうろうろ。お陰で非常に野宿しにくいんだけど、この原発と、汚い迂回路のお陰でドイツでは珍しく誰も来ない。お陰で野宿出来たようなもの。しかし原発から500mで野宿出来るって、さすがに警備甘すぎではない?。

 中国製のインスタントラーメンは流石に不安なので、クノールを買う事が多い。カップラーメン風。普段は1ユーロだけど、安売りで70セントで購入。丁度100円位。日本だと1食40円位のラーメンなんだけど。

92.6km, 7:54, 11.7km/h

Biblisの数キロ北、原発の500m程北のライン川右岸自転車道

Bingen

6/21(日)曇り時々雨時々晴れ、42465km, 113

 昨夜は夜11時過ぎに車が1台通った。あり得ない感じ。1km程先に堤防に小屋が有り、昨日はそこまで行って車が数台いたので、人家かと思ってそこからUターンしたんだけど。朝はレーサーが6時頃に1台。早くから頑張るもんだ。

 朝方、雨がパラパラ降ったけどなんとか撤収出来た。出発して1km先の小屋に行って見るとただの小屋。落書きがフレッシュだったので、昨日の車は落書き犯。11時まで掛かって、一人がこっち方向の家だったのかも。

 日本の中継局と違う感じ。

 雨がしっかりしてきて、暫く進んで渡しで左岸に戻った。しかし渡しは有料。それも2.30ユーロとなかなか。これだけ有ればガソリンスタンドで1リッターのボルビックが買えたのに。ちと失敗。

 渡しの後も不運。自転車道の案内に騙されて?、ブドウ畑を標高差100m以上も登ってしまった。このところ涼しかったんだけど、久しぶりに汗をかいてしまった。

 仕方ないのでブドウ畑を進んだけど、結構アップダウン。一ヶ所、さくらんぼが有ったので、食べた。赤くならない状態で食べられる品種かな?。昨日はさくらんぼを本格的に採ってるのを2度見かけた。もちろん街路樹とか、商品にするやつでは無いやつ。

 坂を上らされたお返しに、さくらんぼをそこそこ頂いた。

 ブドウ畑の道は全て舗装されていた。急斜面なので舗装が必要なんだろうね。その舗装路を徒歩ルートとして一般に開放しているのかも。途中、トラクターが引いた馬車みたいなのと遭遇。観光客が乗っていた。ブドウ畑見物?。

 薪を背負ってる二宮尊徳みたいな像が有った。大成してここの農場でも開いた?人かな?。英語ならなんとか雰囲気位は掴めるかもだけど、ドイツ語やフランス語では何をかいてあるのかつかむのは難しい。

 ブドウ畑を下り、暫く走ってなんとかマインツ到着。お祭りだった。多分、前にもここに泊まって同じくお祭りだった記憶が有る。しかし、ものすごくでかい遊技機まで持ち込んでいた。露店の数がすごい。自転車道なのでそれを進んだけど、進みにくいこと甚だしい。

 なんとか抜け出して前進。水が無くなり、ガソリンスタンドでフランスの3倍の値段のボルビック購入。食料も不足。日曜日完全閉店も困ったもんだ。露店でソーセージでも買えば良かった。

 引き続き前進。お安いキャンプ場無いもんだろうか。

●河川敷っぽい所を通る事も多いけど、ドイツは今?家庭菜園の大ブーム。感じはキャンプ場を分譲した住宅地みたいだけど違いは住んでない事。

 畑を切り売りした農家も多いかな?。みんなきちんと金網で囲って野菜作ってる。今日は日曜日で家庭菜園日より?。多くの人が繰り出している。

 次に目指す町はBingen。マインツと共にライン川下りの発着場所かな?。

 途中強い雨雲接近で木の下のベンチで休憩。その内雨が降り始め、ドイツ人グループも雨宿りに来た。雨は段々強くなって来たけど、ドイツ人グループはマインツまでで、そこでは宿、とか言って雨の中走るかどうか決を取り、一番強い状態の雨の中へ飛び出して行った。

 わたしは雨が弱まるのを待ってから。このところ雷雲が多いけど、このところ涼しかったしので強力に発達出来ずにいた。今日は少し晴れ間も出て、雲がなんとか発達出来たみたい。一度雨が止んで晴れ間が出た後、またBingenの手前で雨になった。

 自転車道でBingen接近中にキャンプ場発見。Wi-Fiは無いけど8.50でめでたくチェックイン。食料が無いので売店で小さなパン2個購入。1個40セント。スーパーだと13セントだけど。日曜日に買い物するとお高くて困る。

83.7km, 7:35, 11.0km/h

Bingen、Campingplatz Hindenburgbrucke(8.50)

コブレンツ

6/22(月)曇りのち雨、42549km, 98

 洗面所で計4つモバイルバッテリーを充電。持っている全てのモバイルバッテリー。朝まで掛かって、無くなる事もなく無事完了。今日も曇りで涼しくて助かる。朝食はチョコレートバーと小さなパン。これで食料が完全に無くなった。

 この町にスーパー有れば良いけど。日曜日完全休業は本当に困る。今回も土曜日の買いだめ不足だった。

 サイクリスト達は出発が早い。わたしも出発して町に行ってみたけどやけに小さい。スーパー無し。仕方ないのでパン屋さんへ。しかし菓子パンはどれも過剰なデコレーションでお高い。フランスみたいなシンプルな菓子パン無し。

 仕方ないので小さいパンを3つ買った。昨日買ったパンはここで作ったものだと思う。33セントだった。昨日は40セントなので妥当な所かな?。

 何やら前方が町みたいなので自転車道に戻らずそのまま前進。人に聞いてスーパーに到達出来た。めでたい。EDEKAと言うチェーン店みたい。田舎なので少しお高いけど色々購入。下の階に別の飲料専門店が有り、水はそっちを進められたので行ってみた。ボルビックが有った。

 ボルビックを箱買い(袋だけど)してる女性もいた。フランスの倍弱だけど昨日のガソリンスタンドの半分なので当然ボルビック購入。

 デポジットはピーナッツのカールみたいなのが安かったので買ってみた。と言うか他に買うものが無かった。100円しなくて200gも入っている。ピーナッツ33%って本当かな?。  カール擬きはまあまあ。確かにピーナッツが入っているのが分かる。買い物中に雨が降りだしていた。

 いよいよライン川下りの舞台へ。両側が山で蛇行してるエリア。遊覧船が無茶多い。いく先当て無しでちんたら前進。時々雨が降って走りにくい。結構な距離、川沿いで避難する場所が全く無い所が有って、風雨が強い時は困ってしまった。

 遊覧船の乗り場の近くに日の丸が有った。国旗としては他にはドイツとフランス。ライン川下りではまだ日本人が頑張ってるのかな?。まあ、今日見かけた団体さんは中国人だったけど。

 ライン川沿いには山の上の古城が結構有って、写真撮ってるんだけど、やはりズーム不足。出る前に一応20倍ズームのコンパクトカメラを見てみたけど、手頃なのが無かった。

 そう言えば昔、熊を撮るために大きな10倍ズームのカメラを持ってアラスカに行った事が有るけど、その年に限って全く熊と遭遇しなかったと言う見事なマーフィーの法則が有った。今回は持って来なかったから必要になったかな?。

 今日の目的地はコブレンツ。ここもライン下りの乗り場の一つ。ライン川とモーゼル川の合流地点には馬に乗った武将のでっかい銅像が有った。モーゼルとか言う人?。

 キャンプ場を通りがかりの人に聞いたら有った。武将の銅像の対岸。目の前だけど橋がなく相当距離が有った。

 行って聞いてみたら、キャンプ16ユーロにWi-Fi4ユーロ。「ふざけるんじゃねえ!」とは言わなかったけど、すんなり撤収。場所が良いので値段吹っ掛けてるんだろうね。それにしてもWi-Fiが4ユーロってぼったくり。

 日本なら月5千円で?光回線引いてWi-Fiルーター付けるだけでいける。1日4ユーロも取ったら客一人でも儲かる。まあキャンプ場も商売では有るけど、あんまり儲けに走るのはなんか見苦しい。わたしの主義として、こういうのには儲けさせない、つまりは寝る場所が無くて困る事になっても泊まらない。

 今日がそう。この頃から雨がしっかりしてきて、コブレンツは大きな街なので野宿場所確保が大変(郊外に出るまでの距離が長い)。

 もう一個キャンプ場が有るようだったけど見つけられず、雨の中、取り合えず郊外へ。一ヶ所森が有るようだったのでそっちへ。しかし結構上らされ汗をかいてしまった。おまけにさくらんぼの果樹園が広がっていて、野宿は不可。

 果樹園が途切れた所で自転車道が少し道路から離れ、東屋が有った。良いかも?と思ったけど、3方向の道路から見えるのでダメだった。東屋を諦め、横の森に入って雨が強い中、テント設営。なんとか寝床確保。

 午後10時近かったら東屋も可能かもだったけど、まだ午後8時で、雨の中2時間待機はさすがにしんどいので、森にテント設営。

 今日はやっとお米を買ったんだけど、水不足で炊けず。お米はやっとショートグレインが見つかり、500gと軽量だったので買ってみた。

81.3km, 7:20, 11.0km/h

コブレンツの北7〜8kmの森

Bonnの手前

6/23(火)曇り時々雨、42630km, 87

 夜の1時に若者2人が自転車で通った。上には家が2軒で、その家の若者が町で夜遊び?。お帰りは午前様、かな?。もしかしたら、例の落書きのお仕事で残業?。

 夜中にトイレに起きて異変に気がついた。テントが多数のナメクジに取りつかれている。靴の中にもナメクジ数匹。この森は恐怖のナメクジ王国だった。おぞましい〜〜。ナメクジは糞はするし足跡残すし本体が気持ち悪いし、最悪。まあ動きが遅いのだけが救い。

 靴の中は特にお好きなようで、起きる度に中のナメクジを放り出す作業が必要だった。

 普通なら森の中で撤収するんだけど、これだけのナメクジと糞の処理が有るので、自転車道まで全て出してそこで撤収。車からは結構見えるけど仕方ない。

 これが東屋。

 朝は通勤の自転車が2台だけ。まあ昨日の厳しい環境(本格的な雨と都市圏)にしてはよく野宿場所見つけられた。雨風もナメクジも防いでくれるテントすごい。

 8時には走り始めた。また原発。ライン川沿いには原発が多い。確かフランスにも結構有ったはず。ドイツのはみんな既に止まっているのがすごい。

 まあ色んな国と接続してて、電気買えるからだろうけど、当然電気代は上がる。産業界から文句は出るはずで、それでも止めてゼロにするところが偉い。

 日本なんて産業界の為にだけ政治やってるから、再稼働に一直線だけど。だいたい、原発が安いと言うのは嘘っぱちなのにね。廃炉費用が計算通りに行くはず無いし。大事故1回で電力会社つぶれるようなもの動かすのは経済学的にもおかしいかも。

 まあ今動かせるやつを止めると高くなるのは事実だけど。ドイツはそれをやっているから偉い。

 だいたい、電気代の話なら燃料代高騰の原因の円安を批判しなきゃ。原発止めてるから電気代上がるって。

 次の町でスーパーが有ったので買い物。ボルビックが更にお安くなって0.85+0.25。当然レジ2回で0.25回収。

 ライン川沿いに戻り、次の町でインフォメーションが有ったので寄ってWi-Fi。しかしテレコムのWi-Fiはパスワードをショートメールで送ってくるタイプ。1時間だけらしいし、携帯電話持ってればWi-Fi必要無いかも。できの悪いインフォメーションだった。

 このインフォメーション、常には奥で座っていて、ベルで呼ばないと出てこない形式で、自転車道のパンフレット聞いたら無いので書店で買って、とのこと。まあそうなんだけど、他所だと良い無料案内有るのに。

●ちょっと日数が足りなくなってきたかも。ドイツで列車に乗るかな〜。スウェーデンでは列車に自転車乗せられないし。

 レマゲンと言う町を通過。あのレマゲン鉄橋のレマゲンかな?。これは博物館になってるけど、対岸にも同じものが有るので、レマゲン鉄橋の橋脚?。

 これは客寄せの偽物だろうね。

 レマゲンの町に100円ショップが有った。値段は色々だけど。

 フランス最終日に手袋を無くし、日焼け回避に困ってたんだけど、1.25ユーロで有った。ラッキー。

 少々お疲れなのか、平地で上りも殆ど無いのに平均速度が10km/hになった。キャンプ場も出てきたし、早めのチェックイン。

 昨日の、取れるだけ取ろう、みたいな極悪なのと違って、サイクリスト向けにお安くしてるし。Wi-Fiも有ってラッキー。久しぶりのWi-Fi有りのキャンプ場。

 ヨーロッパに来て初めてご飯を炊いた。しかし愛用のフィレット?缶詰買うの忘れててガックリ。スーパーで手に持ってたんだけど、いっぱい手に持つので、どこかに置き忘れたみたい。小さいかごが無いスーパーも多い。カートはコインが要るので使っていない。

 仕方ないのでトマトスープにご飯を入れて食べた。まあ悪くなかったけど。このショートグレインは多分イタリア産だと思う。イタリア産のショートグレインはデザートのライスプディング用。

 500gで70セント位だったかな?。2kgに換算すると400円。結構高い。まあ異常円安を無視すれば280円。日本だと千円前後。

48.2km, 4:48, 10.0km/h

Rolandseck, RheinCamping Siebengebirgsblick(9+0.50)

ケルン通過

6/24(水)曇りのち晴れ、42679km, 72

 昨夜Wi-Fiは9時台に切れた。売店のおじさん帰る時は電源切ってるんだね。まあだいたい終わってたので良かった。

 朝はWi-Fiの電源入らず。おじさんまだ来ていないのかも。9時過ぎに出発。15km程でボン。公園内の通行止めで街へ。しかしうまくスーパーにはぶつからず。川沿いに戻ってすんなり首都通過。ボンてなんだかよくわからず。昨日キャンプ場に入らずに来てたら困ったかも。

 次はケルン。ひたすら川沿いで進み、一ヶ所大きな蛇行をスーパー探しを兼ねてショートカット。めでたくスーパーにぶつかった。この前と同じEDEKA。値段は高いのも有るけど、一応必要なものは全て購入。

 キャンプ場の水が硬水では無かったので、沸かしてある程度持ってるので今日は水の購入は無し。水を買わないと1回で済むので楽。

 この木の匂いがちょっと。

 ケルンまで50km弱だった。川沿いでだいたいクリア出来た。有名な?大聖堂だけは敬意を表してちょっと寄ってみた。中にも入れそうだったけど、都会で自転車放置は危険なので止めた。

 ケルンも通過出来た。次はデュッセルドルフ。デュッセルドルフまでに手頃なキャンプ場があれば良いけど、そんなに甘くは無いだろうね〜。

 とか思ってたら、15km程走ったらキャンプ場が有った。こじんまりしてて良い感じなんだけど、管理人不在。事務所も料金表も無し。必要なら電話しろ、みたいだけど、電話出来ないっちゅうの。

 残念。わたしにはこういう、「委細面談」みたいなのが一番困る。この先デュッセルドルフへは町の連続みたいな感じで、自転車道も散歩の人がうろうろうろうろ。明るいうちの野宿無理。水も少し厳しいし。困ったもんだ。

 水は町を通過するときにスーパーが2軒も出てきてクリア。野宿準備完了。

 しかし、うろうろ人の方は無茶苦茶山盛り。こんな道にくるんじゃねー!、みたいな所にも出てくる。堤防のベンチで休憩中だけど、「フーフー、ハーハー」言いながらいっぱいランナーが通る。犬の散歩有り、自転車有り、ドイツ人終わってる?。

 何でそこまで健康志向なんだろうね。フランスでも居るけど、数が桁違いかも。現在7時半。彼らは夕食後に出てきてるので時間たっぷり。わざわざ車で森とか堤防まで来て、そこから運動開始する人も居る。夜は家でテレビでも見ときなさい。

 とかゲリラキャンプの主が勝手な文句足れてる。主役は向こうなのにね。夜10時まで待てば暗くなるので流石に人里離れた堤防とかには人は居なくなると思うけどね。

 ものすごく蛇行した先端へ向かって進入。一応自転車道。キャンプ場2kmとかの標識が有ったけど、まさかこんな未舗装の水溜まりいっぱいの道路の先にキャンプ場なんて、と思いながら先端へ。

 なんとキャンプ場が有った。小さな集落も。アクセス道は反対側に有ったんだね〜。しかしこのキャンプ場も受付等は皆無。わたしには泊まれない。引き返してベンチの所でキャンプすることにして、日が落ちるまで待機。9時位には沈んだかな?。

 久しぶりに蚊が出て蚊取り線香使った。今日は午後、久しぶりの晴れ。

 テントの外をダニが歩いていた。結構歩くの早い。最初大きいのは早いのでダニと思わず払い落としてしまった。そのあと小さいのが歩いていてこれは抹殺。しかし夜中にトイレに起きた時はダニにやられるかも。困ったもんだ。

84.2km, 7:46, 10.8km/h

Zonsの北1〜2kmのライン川左岸沿いの自転車道

ライン川離脱

6/25(木)晴れ、42763km, 63

 なんとかダニにはやられずに済んだ。ダニにやられなければ野宿成功と言うことかな?。

 夜は冷え込んで夜露と結露がひどいけど、昨日から日中は気温が上がって夏のお天気が帰ってきた。と言っても南で有ったような猛暑とは違うけど。

 ある程度結露を乾かしてから撤収。結局誰も来なかった。キャンプ直前にジョギング1人と自転車2組に立て続けに出会ったけど、それだけだった。出発してじきに警察艇とすれ違った。警察艇が川を走っているので、川に向かって全面的に開けている所はゲリラキャンプ不可かな?。

 蛇行の半島の先はキャンプ場だらけだった。まあみんな受付は無いけど。半島の付け根にもキャンプ場が有った。ここはもしかしたらレセプション有ったかも。この看板、必要なら電話しろ、と言うことだろうね。

 デュッセルドルフは右岸だったのでパス。2度蛇行をショートカット。2回目でスーパー発見。またしても同じスーパーだった。今日は水を購入。ボルビックが有ったので購入。1.09+0.25と少し高かった。

 堤防の上の道路は気持ち良い。日影無いけど。  次はデュイスブルグ。もしかしたらここでライン川から離れるかも。このまま進むと左へ曲がって行ってオランダに行ってしまう。

 ドイツの地図が無いので進路決めにくいけど、ブレーメンかハンブルグを目指さないといけない。とりあえず右岸に渡り、デュイスブルグの町のインフォメーションに行くしか無いかな?。

 一つ橋を行きすぎてしまって、自動車専用道の橋を渡った。こんな橋でもちゃんと歩行者、自転車用の道を付けて有るのが素晴らしい。日本だとあり得ない。

 もう一つ、橋の高さが低い。ライン川みたいな輸送や観光船のメジャーな所でも、高さをある程度に抑えてある、日本だとバカみたいに高くして有って、弱者はとてもじゃ無いけどきつくて渡れない。

 これは別の橋。大阪湾に同じようなループが有るけどこの数倍あるかな?。いったいどんな船を想定して橋をあんなバカ高くしてあるんだろうね。

 小川みたいなの(まあ小川は言い過ぎだけど川幅数十メートルとか)を超高架で越えてる所もある。わたしでもゼエゼエで越える橋ばかりなので、じいちゃんばあちゃん達に越えられる訳がない。高くすると接続道路も長くなって、工事費が増えるのが狙い?とか邪推してしまう。

 接続道路が長いと使いにくい事甚だしい。前にアジアで日本のODAで日本式の高くて長い橋作ってたけど、あれは不評だろうね。長すぎ、高すぎで不便極まりない。

 新設の橋で低いのは、日本では見たこと無いと言っても良いくらい。なので古い橋が有ればわたしはそっちを渡る。

 本当に日本の行政、政治の質の劣化が甚だしい。理由は簡単。使う人の為に、と言う視点の欠如。全ては作る側(政治家、行政、業者)の為に!、かな?。

 こっちでは普通に理屈が通ってる。自転車道の段差が少ないし、作るのが難しい都市部でもなんとかしてあって、全線繋いである。まあ一部車道も有るけど、車が避けてくれる。

 日本の自転車道は作りやすい所だけに作って有って、結ばれていない。せっかく快適に走っていても、小川の橋の所で歩道も無くなり、幹線の、トラックビュンビュン、「減速は恥」を信条とするドライバー多数の恐ろしく危険な場所に放り出される。

 せっかく自転車作ってるのなら、そこの小川にも自転車用の橋作ってよ、なんだけどね。歩道の段差に至っては、通る人の事なんか全く頭に無い。縁石を敷いてきっちり盛り上げて車道と歩道、自転車道を区別してある。

 ごくたまに段差を気にしてくれてる業者がいて、スムーズな所も有るけど、本当にごく一部。

 外国に来ると、普段わたしが不満に思ってる事がすんなり解決されてる。日本は本当は相当、と言うか色んな意味で超後進国なんじゃ無い?。国民の事を考えて無いと言う意味では中国とかと同等?。

 デュイスブルグは昔設定したウェイポイントが間違っていて、最初違う町に行ってしまった。聞いて引き返してなんとか中心部のインフォメーションへ。ドイツ全体の地図は無かったけど、色々教えて貰った。

 ルートはやはりここでライン川とお別れして、ブレーメン、ハンブルグと進む感じ。

 しかし大きな問題が。ここの都市圏が無茶広い。街が50kmとか続くかも。しかもキャンプ場無いし。運河沿いに進んでるんだけど、散歩、ジョギングの人で自転車道が溢れてる。

 ここで失敗。休憩時に水のボトル(ボルビックの500ccボトル)を置き忘れ3km程バック。しかし消えていた。はて?と考えて原因に思い当たった。ペットボトルには全てデポジットが付いてるのだった。フランスのなので機械に入れてもデポジットは無いと出る筈だけど、そうとは思わず、子供とか誰かが拾って持っていったんだろうね。

 35円とかのお金と見なせるので、置き忘れたらダメだった。失敗。貴重な?水も入っていて痛かった。ボルビックの500cc、とりあえず1軒スーパーで探したけど無かった。どこかで買えると良いんだけど。

 運河沿いでもまずキャンプは無理な状況であちこちうろうろ。奇跡的に人が来ずキャンプ出来そうな所発見。まあそんなところでも、カップルかと思ったら男2人が先端近くでワイン飲んでたけど。とりあえず危険では無いと判断。

 しかし、今日は本当によくキャンプ場所が見つかったもんだ。わたしの嗅覚なのか、運が良かった。

 キャンプ場所近くから夕焼け。

96.5km, 8:29, 11.3km/h

運河に突き出た半島の先端近くDEUTSCH04

ドルトムント近く

6/26(金)曇り、42859km, 57

 当然と言うか誰も来ずでのんびり出来た。撤収してすぐ雨がパラパラし、良いタイミング、と思ったけど、パラパラだけで終了。

 昨日から運河沿いに行こうと試みているけど、すぐに障害物が出てきて運河から離れてしまったりで、運河沿いを走っているより道路走ってる方が多い位。何度も試みたけど、最後には運河を諦めて幹線走行。

 ボルビックの500ccは最初のスーパーで確保出来た。

 昨日の走り過ぎもあって疲れてきて、そろそろ列車にでも乗ろうかと思ったら駅が無かった。なんだか。

 幹線走行中に久しぶりにキャンプ場標識を見つけ行ってみた。Wi-Fiは無かったけど、7ユーロと安かったのでチェックイン。シャワーが50セント4分。

 しかし、このシャワーが面白い。無料のシャワーでお湯節約の為に、押すと暫く出るタイプが有るけど、このシャワーもそれ。タイマーが連動しているので、4分でもすごく有効に使える。自分で止めるやつよりも良いかも。

 鍵を受け取ったけど、朝9時に出る、とか言ったら鍵のデポジットを免除してくれた。忘れないように返さないと。

 「ちゃんと箱に入れといてね」とのこと。ちゃちな、プラスチックのおもちゃみたいな鍵、と思ったら電子錠だった。そりゃデポジット取らなきゃね。しかし9時と言ったら早いってね。オフィスは10時かららしい。

 今日も暑かった。と言っても30度にはなっていないけど。日影で休んでいるサイクリストを見ると安心する。日向のベンチに太陽に向かって座る種族なので、日向より日影を好む人も居るんだ、と。

57.0km, 5:05, 11.1km/h

Datteln, FreIzeitpark Kiaukenhof(7+シャワー0.50)

フリーWi-Fi

6/27(土)雨のち晴れ、42916km, 45、 (0.5)、クレジットカード:29.50ユーロ(ドイツ国鉄)

 夜中は時々雨がパラパラ。テントも濡れた。しかし朝には晴れていた。昨夜11時頃、近くの住人が討論会?してるので目が覚めた。流石ドイツ人。おじさんもおばさんもお腹から声を出しているのでとてつもない音量。キャンプ場内に響き渡っていた。

 速攻でテント移動。同じエリア内では20mから50mに移るだけで、あの音量では全く効果なし。幸い別のテントエリアが有ったのでそっちへ。多分数百メートルは離れたかな?。まだ少し聞こえるけど。

 もうタイムリミット。列車を使わないと。しかしネット接続出来ないので路線やフェリーがチェック出来ない。おまけに駅まで見かけなくなり困ったもんだ。

 9時半頃出発。鍵はちゃんとポストに返却。

 すぐ近くに運河が有るので再び運河沿いの道にトライ。今回は10km程追い風フラットで快適に走れた。橋の工事で終了。以降は幹線道路を走ったけど、少し離れて自転車道が作られているので快適。日本もこんな感じなら素晴らしいんだけどね〜。まあ土地がたっぷり有ってできる事かもだけど。

 Ludinghausenと言う町ではインフォメーションが有ったので寄ってみた。結果、ドイツからスウェーデンへのフェリーの良さそうなルート発見。インフォメーションには無料Wi-Fiは無かったけど、町として役場が?無料Wi-Fi提供とのこと。

 前の公園のベンチで快適にWi-Fiが使えた。まあ1時間だけど。フェリーを検索したら30ユーロ強で行けるみたい。まあ昼便で無いと55ユーロの船室とらないといけなくなるけど。

 今日の目的の町、Munsterまで40km少々。

 何かの像が有った。これはドンキホーテかな?。

 町は結構大きく中央部に行ってみたけど駅が見つけられず。馬車の御者に聞いて駅へ。

 駅の案内で列車の便はすぐわかったんだけど、切符売り場が長蛇の列、と言うか番号札制で数十分待ちかな?。やっと順番が来て、担当の女性が最初のより安いのを探してくれた。発車まで8分。切符を発行してもらい、急いでホームへ。

 思っていたのと違って地方列車も自転車は有料だった。切符は最初人33ユーロ、自転車5ユーロだったのが、人25ユーロ、自転車4.5ユーロだった。遠回りして乗り換え回数多いけど、何かの割引が有ったみたい。

 ホームへはエレベータを使い、列車も当然?低床で乗り込みも楽だった。フランスと違い、自転車もエレベータ利用できた。

 しかし2回目の乗り換えはエレベータが無く、階段を持ち上げたので腰が痛い。50分とかの乗り換え時間が有ったので良かったけど、短い乗り換え時間だと焦っただろうね。急いで階段持ち上げて腰が持ったかどうか。

Munster 16:35発
Rheine 17:08着、17:14発
Osnabruck 17:46着、18:37発
Bremenn 19:52

と言う感じ。流石ドイツ。全然遅れていない。

 とか書いてたら出発が遅れてるけど。7分遅れで出発。でもまあこの列車はブレーメン行きで、乗り継ぎ無いので遅れても問題無いけど。

 乗る列車では無いけど、向かいのホームのこの列車はどうもドイツ国鉄では無いみたい。別の鉄道も有るみたい。

 3回目の列車。

 到着は午後8時頃。急いで町の中心へ。

 ハーメルンの笛吹男の銅像。ここは常に邪魔者が居て銅像だけを撮るのはほぼ無理。回りの豚がベンチに丁度良いのも難点。ここでずっと座ってる人も居る。

 大聖堂。

 ブレーメンの音楽隊。  銅像撮影後は急いで東へ転進。

 オランダじゃ無いけど風車が有った。改装はされてるだろうけど回りの感じからすると本物。

 東への道はそれらしいのを進んだけど、どうも旧街道。15km程も市街地が続き、路面電車もずっと有った。やっと田舎になっても農家が道の片側にずっと続いていて全くキャンプ適地無し。旧街道を選んだのが失敗だった。

 バイパスみたいな新しい幹線を進めばじきに森が出てきたんだろうけど、旧街道は歴史が有るので利用されていない土地なんか無い。

 結局夜の11時台まで走行。参ったもんだ。ワンチャンスみたいな森に進入してテント設営。

78.9km, 6:11, 12.7km/h

ブレーメンの東30kmくらいの所の森

ハンブルク通過

6/28(日)晴れ時々曇り夜雨、42995km, 40、(1)

 朝は5時台に撤収。進入禁止の森に入ったと思っていたので早めの撤収。流石に寝不足かな。

 昨日夜、まだ開いていたスーパーに出前一丁と日清焼きそば発見。しかも79セントとお安い。喜んで4つ購入。これを食べたくて撤収後に炊事。ラーメン作った。やっぱり美味しい。中国製やクノールのちゃちなのがもっと高い事も有るのに。

 ラーメンを食べている時、手の甲を小さいダニが歩いていた。困ったもんだ。

 しかし、6時半頃にジョギングのおじいさんがとことこ走ってきた。ラーメン調理したので遭遇。しかしこんな森に6時半は早すぎない?。

 進入禁止の標識はよく見たら自転車OKだった。暗くてよく見なかったのが失敗。見てればのんびりしたんだけどね。

 しかし今日は日曜日だった。水不足。そこそこの町でガソリンスタンド見たけど、シェルは高い。1リッターのエビアンが1.4ユーロ。1.5リッターのが有れば買ったかもだけど。他のガソリンスタンドにはもう少し安い店があったんじゃなかったかな?。

 結局パンを買って水をボトルに入れて貰った。水道の水がわたしに合うかな?。

 お懐かしいホタテの巡礼マーク。しかし各国で呼び名が全然違うと言うのもどうなんだか。ドイツ語はヤコブなのかな?。

 チンタラ前進。そのうちハンブルク手前の川の近くに来た。食料買えないのでスニッカーだけが頼り。これは結構買いだめしてるので。

 この辺り、茅葺き屋根が無茶多い。合掌造りも真っ青の現役の家がいっぱい。茅じゃないだろうけど、芦なのか麦ワラなのか?。

 久しぶりの堤防の上の自転車道だけど、草に侵食されて無茶狭い。

 この辺り、さくらんぼがまだ青い木が多い。緯度が上がったので、やはり寒いんだろうか。

 キャンプ場を探しながら前進するも、午前中には幾つか見かけたキャンプ場も午後は皆無。仕方なくハンブルクへ。

 少し北側に来たので、南下しながら対岸のハンブルクに渡る道探し。結構南下してから自転車道で「HH Zentram」だったかの標識が出てきてそれに従った。HHがハンブルクみたい。この辺り、町の中心への標識は、町を頭文字で省略してる。最初何だか分からなかった。

 ハンブルクへは大きな川の中洲の工場地帯の橋をいくつも越え、あっち行ったりこっち行ったり、地下に潜ったり無茶苦茶。結局橋を5つも越え、中心部へ連れて行かれてしまった。

 しかしヨーロッパは工事が多い。経済が活況なんだろうか?。道路が通行止めになることも。今日は最後の結構広い中州が全面的に掘り返されていた。

 走りすぎで疲れた状態で大都市の中心部って最悪。昨日はまだあまり走ってなかったのでましだったけど、今日は95kmも走っているので。

 水がないのでガソリンスタンドで300円のボルビック購入。

 一路幹線道路で東へ。昨日よりもさらに巨大な都市なので、都市圏離脱は大変。

 食べ物も充分でないので、サブウェイに入ってみた。サンドイッチの標準の安いのが3.49。ロングにするとプラス2.70。ターキー、ハムでロングを頼んだ。パンがフランスパンが無く、イタリアンにしたけど、柔らかくて今一歩だった。サンドイッチでなんでフランスパンが選択肢に無いの。

 休憩を兼ねて半分食べて半分は朝食用にお持ち帰り。フリーWi-Fiは会員になるみたいで止めた。

 GPSで一番近い森を選んで目的地に設定。中心部から18km程で都市圏終了。すぐ先の森をチェックしたらなんとか行けそうで、テント設営。割りとスムーズにいけた。午後9時にはテントに入れた。雨がパラパラし始めたけど、散歩の人が減って良いかも。

 日清焼きそばを食べた。外国用は青のり無しだった。

 今期最長の走行距離と走行時間。前日の疲れと合わせ、流石にお疲れ。後1日頑張れるかな?。

113.8km, 10:06, 11.2km/h

ハンブルクの中心部の東20kmの森

フェリー乗り場

6/29(月)晴れのち曇り、43109km, 26、(0.5)、クレジットカード:32ユーロ(Finnlines)

 朝は7時前に散歩の人。森は色々道は有るんだけど、わたしがテント設営した、ここが一番人が通らないだろうと思った道が好みみたいで、わたしのテントの横通過。まあなんとか少し通れるスペースは開けて有ったんだけど。草の道の方が好きなのかも。

 今朝は7時までゆっくり。少しは回復したかもだけど、それでも2日続けてのハードな1日で蓄積した疲労は相当。

 今日もキャンプ場には出合えない可能性が有る。明日の10時のフェリーに乗る予定なのでフェリー乗り場の近くへ行っておかないといけない。夜便に乗れば良いんだけど、流石に55ユーロの船室を取るのは嫌かな。

 出発は9時過ぎ。野宿でそんなにゆっくりはいかんじゃろ?。でもまあ寛げた。朝7時台位から散歩の人多数?、とか思っていたけど、散歩の人と、撤収中にジョギングの人が一人だけ。出発直前におばさん2人組の声が聞こえ、出発してから車で森まで来た犬の散歩のおじさんと遭遇。

 じきにスーパーが有ったのでジュースとワッフルとスニッカー購入。水を買おうと思ったんだけど、ボルビックが1.29と高く、19セントのは少しカルシウムが多かった。ビッテルの2リッターが75セントと安かったけど、ビッテルは少しカルシウムが多いので止めた。こんなに高いと言うことは、ドイツでもボルビックは人気なのかな?。

 ネクタリンの1kgパッケージが安かったので買ってみた。88セントと安いので甘くないんだろうと思ってたけど、予想通りだった。日本なら出荷出来ないレベルかな?。でもまあ果物には違いないので、安けりゃOK。

 これはまるで日本昔話に出てくるような家。茅葺き屋根?がバリバリ現役とはね。

 ひたすら北東、Lubeckを目指した。今日はだいぶ暑くなり、日中は26〜27度くらいまで上がった。追い風だと30度越えの体感。

 バス停で休憩をしていたら女性2人、男性1人のサイクリストがやって来て、止まって話しかけて来た。オーストリアとスペインの女性。男性はどっちの彼氏か不明。主にオーストリア人の女性が会話。ホタテマーク見て「ブエンカミーノ」と来た。巡礼経験者だね。

 パリから出発して、同じくスウェーデンを目指してるけど、エストニア?、フィンランド、スウェーデンと進むらしい。わたしが7月17日にストックホルムから飛び立つと言ったら、彼らは20日にストックホルム到着らしい。たったの3日違いね!、とか。

 彼らとはその後もLubeckのインフォメーションとフェリーの出るTravemundeでも有った。彼らもエストニアへフェリーで行くのかな?。

 Lubeckではインフォメーションでフェリーの事を聞いた。Travemundeへは自転車ルートを教えて貰った。最初、旧市街で石畳がぼこぼこで大変。その後は快適な道。

 途中有料の海底トンネルが有り、自転車は無料バスで運んでくれた。

 フェリー(と言うよりは客船だけど)乗り場へ行く前にキャンプ場チェック。キャンプ料金が13ユーロでWi-Fiが1時間2ユーロでダメ。

 フェリー乗り場は少し引き返して港へ。自転車で進入して良いものやら迷う感じのアクセス道。行ってゲートで聞いてみたらオフィスが有るとのことでそこへ。

 結果、朝3時の便はやはり部屋を取らなければダメとのこと。朝10時の便の切符を購入。32ユーロだった。

 残り16ユーロ程有るのでキャンプ場に泊まっても良いんだけど、やはりWi-Fiが有料でお高いのが気に入らず、止め。フェリー乗り場から数百メートルの至近距離に森が有ったので、そっちへ進入。森では無く広場みたいなところにテント設営。

 午後8時に設営はゲリラキャンプとしては早いけど、幸い今のところ誰も来ず。このまま行けばラッキーだけど。

 日清焼きそばは日本の昔のやつに近くて甘い感じで美味しく感じる。日本の最近のはスパイス効かせ過ぎ。

72.8km, 6:11, 11.7km/h

Travemunde、フェリー乗り場Skandinavienkaiのすぐ近くの森への道の途中

スウェーデン

6/30(火)晴れ、43182km, 16ユーロ、(0.5)、クレジットカード:56.95クローナ(Coop Forum Burlov)、1000クローナキャッシング(Bankomat)

 朝5時40分頃に日の出。誰も来ず、ヨーロッパメインランド最後のゲリラキャンプも無事終了。

 8時前にフェリーのターミナルビルに移動してトイレ。ここにも船にもWi-Fiは無いとのことで、この先果たしていつネットアクセス出来る事やら。

 乗り場に移動して暫く待ってゲート通過。更に少し待って乗船。9時には乗船完了。

 12階のデッキに移動してサンポーニャ作り。

 数時間で完了。少しカビが出始めているのでまた加熱しよう。少し長い3本も皮を剥いてケーナ用に少し削った。フランス産の竹の加工終了。日本にお持ち帰り出来るかな?。

 午後3時くらいから1階下の電源の有る所に移動して充電開始。到着まで残り4時間。

 他社の船とすれ違い。

 Wi-Fiを試してみたら有った。しかし、ものすごい量の規約。裁判管轄どうのこうのまで書いてある。フィンランドは流石にガードが固い。接続してみたけど、遅くて使い物にならず。まあ多数の乗客が居るフェリーでは無理が有るかな。すぐに断念して切断。

 海上風力発電。やっぱり浅いところなんだろうね。

 こっちはデンマークとスウェーデンを結ぶ橋。海の深さはどれくらいなんだろうね。

 9時間とかがすぐに経つのは年寄りになったと言うこと。若いときは1時間待つのも大変だったのに。

 ストックホルムへの距離がやけに近かった。直線距離で500km少々なので600kmとかかな?。16日間用意したけど、これなら10日とかで着くかな?。

 のんびり出来る所が有れば連泊しよう。ストックホルムより北は何度も走ってるのでデータが多いんだけど、南は1回か2回だと思うので、キャンプ場所のデータは少ない。長距離自転車道が有るんだけど、今回はその資料も持ってないし。

 到着してから車への案内。係員の誘導が無く、勝手に先頭に行き一番に下船。ターミナルでキャッシングと水確保、とか思っていたけど、そんなルートは無く、一直線に外へ。

 Malmoの町はパスして北東へ。スウェーデンの自転車道は更に広くて快適。まあ都市の近くだけかもだけど。

 水もお金も無く、どうしたものかと思いながら走ってたらコープ発見。水とラーメンとパンをクレジットカードで購入。流石に北欧、物価が高い。キッチンペーパー見てみたら300円もする。

 スウェーデンクローナが無茶弱いと言うことだったけど、期待した程ではなく、1クローナ15円程。まあ他の通貨に比べれば超円安の影響があまり出ていないので、確かにクローナ安なんだろうね。

 ラーメンは引き続き出前一丁。一袋140円とかのラーメンも如何かと思うけど。コープの水は1.5リッターが100円程で、2本購入。デポジットは2クローナだった。しかし、店がでかすぎて買い物しにくかった。

 20km程走った所で大きな街。ついてない。中心部を抜けたらいつものように石畳。少し凸凹がましな石畳だったけど。ただ、Bankomatのキャッシングマシン発見。1000クローナ引き出した。1万5千円程だけど、これで17日間いけるかな?。無理かも?。

 このビルは何を意図してこんな感じにしてるんだろうか。もしかしたらブラインドを下ろす下ろさないで変わるとか?。赤いのはミラーに夕陽が映ってる?。

 街を出た所で畑の中の道を走行。キャンプ出来そうだったけど、7km程先の川沿いの森を目指して通過。夕焼けがきれいだった。

 しかし、この選択は失敗だったかも。行ってみたら森方向へは進入禁止で進めず。諦めて反対方向の行き止まりへ。悪くない広場だったけど、カラスの羽根が満遍なく落ちていて、なんか不気味。ひとつふたつ羽根を蹴飛ばしてテント設営したけど、こんなに均一に広範囲に羽根が落ちるなんて考えにくい。

 ま、日付が変わる直前にはなんとか寝られた。

34.8km, 2:49, 12.2km/h

Malmoの北東35km

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