2017年バルト海一周ツーリング

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● 2017年バルト海一周、バルト三国

リトアニア入国

7/11(火)晴れ、59986km、(1)

 夜中に雷ゴロゴロ。雨も降った。朝は良いお天気。

 夜中に大きなダニにやられて目が覚めた。暫くネットしてからもう一度寝たら7時近くまで寝てしまった。

 テントの壁に黒いもの発見。良く見ると5〜6mmは有ろうかと言う大きなダニ。速攻で捕獲して潰したけど、ティッシュに挟んで潰していると頑丈でなかなか潰せない。

 テントの外側を眺めているとダニ2匹発見。これも捕獲して処理。なんとここは恐怖のダニの巣窟だった。このあと無事に撤収出来るだろうか。

 原因は推測出来るかも。横の木の根元が結構掘られている。多分猪で、昨夜も来たような気がする。

 この猪目当てでダニが集結かな。その掘り跡の上にフライが被っているから、ダニが続々テントの壁へ?。本当に恐ろしい。

 デカイからか、夜中に噛まれたのもすぐに気がついたみたいで、全然腫れておらず。すぐに除去。改良型ピンセットが無かったらぞっとするところ。

 最初は剥がすの失敗して針やナイフでほじくってたし。このピンセットが有れば、向きを調整して挟んでプチっと剥がせば、口も残らず剥がせるので助かっている。

 12匹目(噛まれた数)と言うか17匹目(処理した数)と言うか、ダニ多すぎ。病気持って無いことを祈るのみ。

 撤収中とかにも3〜4匹見つけた。しかしラッキーな事に無傷で出発出来た。このダニの多さで刺されたのが1回だけと言うのは奇跡的かも。

●ポーランド最終キャンプ地は恐怖のダニの巣窟だった。

 E67は路側帯が3〜4m有り、問題なく走れた。追い風だし、久しぶりに前をアウターに掛けてせっせと踏んだ。南風で湿度が高く、追い風なので無茶暑いけど。

 24km程で国境。2ヶ所で警官がチラチラこっちを見てたけど、スルー。

 リトアニアに入って、路側帯が無くなったり1mしか無かったりでポーランドよりも環境悪化。幅1mの路側帯は有ると逆に危険。1m有るからと言うことでトラックが突っ込んでくる。風の具合に依っては相当危険。

 何とか分岐点まで走り、一般道へ。

 Marijampole(マリヤンポレ)と言う町まで55km。観光案内所を探して行ってみたけど不在。別の部署のおじさんが電話してくれて、やって来たけど、リトアニアの地図は無し。地域の地図だけもらった。

 結構きれいにしている町。ポーランドと違って町の名前が読める。ポーランドでは全然読めなかったけど。

 しかし、町に近づく前から強力な黒雲が周囲でウロウロ。雷鳴りまくっているんだけど、なかなか雨が降らず。見た目があまりにも強力な雷雲なのでバス停で待機中。雨が降ってくれれば弱まるかもなんだけどね。

 と思ったらやっと降ってきた。バス停は雷は防げないかもだけど、雨は防げる。

 ここまでキャンプ出来そうな場所は皆無だったけど、もらった地図で見ると、進行方向に可能性のある緑のエリアがあるので、充分待機して、雷雨が収まればそこへ行ってみよう。

 スーパーで買い物したけどユーロだとやはり分かりやすい。1ユーロ130円とまた円安が進んでいるけど。安beちゃんが苦境なので円安に誘導して忖度してるとか?

●ペットボトルは0.1ユーロのデポジットが付いていた。こんな事も有ろうかと、ポーランドの偽物ボルビックのボトル持ってきたのが正解になった。

 バス停で2時間程休憩し、雨が弱まったので出発。もらった地図のお陰で何とかキャンプ地見つけられたけど、道が砂っぽい土を入れてあって無茶重かった。1ヶ所滑って片足水溜まりに突っ込んでしまったのがなんだか。

 森を抜ける一本道、木を積んである横にした。夕方1台車が通過。夜中にも1台。

68.9km, 4:56, 13.9km/h
Marijampoleの北十数キロ、森の道の道端

●Master 5.11ユーロ
●7/9 10.18ZL
●7/10 29.77ZL

7/12(水)晴れ時々曇り、60055km、(0.75)

 夜はずっと弱い雨が降っていたけど、朝は良いお天気。テントを乾かす為にゆっくり。そう言えば時差が有って1時間早まった。

 森の中の一本道。

 しかし、そこそこの道へ出たつもりが、相変わらず未舗装。リトアニアの田舎道は殆ど舗装されていない。洗濯板状になっていて時速7〜8kmでしか走れず。

 未舗装だけど幹線ぽい道で自転車旅行者2人に追い抜かれた。わたしは道の真ん中走るのが趣味で、車の来ない道では真ん中走ってるんだけど、彼らもデコボコの少ない場所を選んで、真ん中とか色々走っていた。

 187号線に出てやっと舗装路になった。

 次の町は思ったより小さく、買い物せず。更に30km程先の町に期待。

 137号線に変わって、町を出ようと思ったら通行止めで焦ったけど、ちょうどお昼の買い出しで歩いていた作業員に聞いたら、行って良いよ、とのこと。

 踏切を舗装している所で、アスファルト撒いてローラー掛けていた。殆ど通る所が無かったけど何とか踏切を越え、反対側は草むらを押して脱出。

 あまり案内していない感じの工事で、2台程車もやって来た。完全通行止めだけど、あの感じだと30分とかで終わるんだろうね。

 後半は向かい風。おまけに左方向からで車の風を受け大変。対向のトラックからはドッカーンとか殴られる感じで、追い抜きのトラックの風ではおもいっきり揺さぶられる。

 前方の黒雲は雨を降らしていたけど、雲が通り過ぎてからの通過だったので路面が濡れていただけですんだ。

 リトアニアのバス停は小屋なしが殆ど。ベンチが有るので、汚い小屋のバス停より良いかも。休憩は殆どバス停になっている。他に座れる所が無い。

 次の町に入った所で、犬が道路まで走り出てきて襲って来たので反撃。そのまま走ると、調子にのって足とか噛んでくる可能性が有るので。ポーランドでも数回有ったけど、こんな街中で、狂暴な犬を放し飼いにするんじゃ無い。最後は石を投げて追い払ったけど、その様子を車に目撃されてしまった。

 南米だと犬対策でパチンコとか用意していると言う話も。

 町には期待通りスーパーが有った。観光案内所も有ったのでリトアニアの地図をもらった。キャンプ場の地図ももらった。前方のキャンプ場が人3ユーロにテント3ユーロで悪くないけど、30km位は有るとのことで残念ながら使えず。

 昨日買った水はカルシウムやナトリウムが70mgとか入っていて不味かったので今日は違うのにした。赤ちゃんの絵が入っていて、多分赤ちゃんにも安心、みたいな事だと思う。

 町の北の森へ進んだけど、町外れの家は無茶犬が多い。森の中で一周みたいな感じで町方向、137号線に近づいた所に、ピクニック場所っぽい施設が有ったのでその横でテント張った。

 137号線の向こうは町外れで、あちこちの犬が吠えまくり。

61.3km, 5:22, 11.4km/h
Sakiaiの北の森

●MAXIMA 5.92ユーロ

苦行?

7/13(木)曇りのち雨のち曇り、60116km、(0.75)

 昨日は誰も来なかった。1台車が通過したけど、ピクニック場所には入って来ず。

 しかし、ゆっくりしてたら雨が降ってしまった。

 入り口に暫く車が止まっていたんだけど、そのうちピクニック場所へ入って来た。草刈りだった。夫婦っぽいけど女性の方は車で待っているだけ。男性がバシバシ草刈り。相当パワフル。

 雨が少し弱まった。草刈りも接近してきたし、フライが濡れたまま撤収。出発は11時近く。

 しかし雨は全然止まず、おまけに強い向かい風。それも車道側からで、水しぶきが飛んでくる。

 暫く進むと137号線が工事中で未舗装になり、マイナールートへ迂回。一応自転車ルートみたいだし。

 マイナールートはそのうち未舗装になり、洗濯板状のデコボコがひどく超低速でしか走れない。

●雨、強風の向かい風、洗濯板デコボコの3重苦。十数キロでは有ったけど、3時間近く掛かった。

 苦行を終え、137号線で橋を渡り町で買い物。結構寒い。そのうち雨が止んだ。しかし強風の向かい風は変わらず。

 キャンプ適地の可能性を考え、198号線で北上。20km程向かい風と戦ってキャンプ候補地の森を幾つか通過したけど、ピッタリのタイミングで森への進入路に車がウロウロ。2回目は木材運搬車が198号線を止めてバックで進入路に入ろうとしていた。

 更に7〜8km進んでやっとキャンプ場所確保出来た。強風が吹き荒れていて、少し開けた所なので、森の中なのに暫くテントが揺さぶられていた。夜には止んだけど。

 森を抜けた所に家が有るみたいで、犬が吠えている。

60.8km, 5:47, 10.5km/h
198号線、Erzvilkasの北4〜5kmの森

●IKI 3.31ユーロ

不審者?

7/14(金)晴れのち曇り一時雨、60177km、(0.75)

 朝は霧。割と冷えた。霧が晴れてテントを乾かしてから出発したので、出発は10時半頃になった。ちょうど車が入って来たのとすれ違い。

 198号線をそのまま進み、旧道の後、E77(A12)を進んでみた。そう無茶車が多い訳でも無く、走れた。路側帯が1mで、対向車と重なっても突っ込んでくるので少々危ないけど。南行きがトラックが多い。

 また家から犬が吠えながら走り出て来た。こんなことさせてると自転車にも車にも犬にも危険。道路の反対側だけど一応石を拾って準備。何とか追い返したけど、少し走った所で飼い主かもしれないおばさんが、木の影に隠れた。

 犬の不始末をクレーム付けられると思ったか、若しくはわたしがお宅の方に走ってると連絡受けて監視の為に見てたとか?。ポーランドとリトアニアでは特に庭に出て、わたしを見てる人が多い。

 ま、相当珍しい(見慣れない)みたいだけど。庭によく出てる国民性かと思ってたけど、もしそうでなければ、ネイバーウォッチみたいな監視網が有るのかも。今時はスマホとかの普及で連絡はすごく簡単だし。

●この数日、無茶パトカーとも遭遇してる。137号線とか198号線とか、後マイナー道路とか、道路毎にパトカーに追い抜かれたり対向したり。えーこんな道でパトロール?とか思うような道でも。今日は旧道で追い抜かれたけど、減速して見て行った。

 これも、リトアニアの警察が仕事しまくってるか、若しくは不審者監視してるか。テロとかも多いし、EUは往来自由がテロ側に有利なので不審者監視してる事は充分考えられる。

 今日とかでも職務質問していかないのは、北海道と同じ。観光も重要なので、悪い印象与えてはいけないので。北海道でもわたしは立派な不審者だけど、パトカーのお巡りさん、職務質問したいのをぐっと我慢している気配を感じるし。

 わたしが不審者っぽいのは、荷物の積みかたの問題。ドイツ人だと防水のでっかいサイドバッグ4個でスッキリしていて、よくいる自転車旅行者。

 わたしはサイドバッグ無しで、後ろは輪行バッグをサイドバッグ代用し、後ろの荷台に大きなバッグ。前はハンドルの両側に大きな買い物袋。真ん中にデイパックと、見た目が異常。

 わたしも昔はサイドバッグ4個と後ろの荷台に1個で割とスッキリしていたんだけど、飛行機に預ける荷物が23kgになってしまって、サイドバッグは重量の問題で持てなくなってしまった。

 今回は買い物袋を布のちゃんとしたのにして、いつもよりはスッキリなんだけどね。日本では荷物がでっかい不審者として確立してて慣れてるんだけど、こっちでも不審者はなんだかな〜と言う感じ。

 相変わらず左方向からの風で、車の風で揺さぶられる。

 Kelme(ケルメ)で買い物。うまく観光案内所にぶつからず、無料Wi-Fi聞こうと思ってたけど、今日も通信出来ず。

●旧道でまた家から犬が走り出てきて来たけどちっちゃい犬。石とか拾う必要無さそうで、笛を棒きれとし、まっすぐ指差してプレッシャー与え、ホイッスルも吹いたらおとなしくなった。で、こっちは走り始め、向こうは家の方に引き返し。普通はこっちが走り始めると、また追いかけて来るんだけど、これは精神的な威圧成功?。

 それにしても、ポーランドとリトアニア、放し飼いで道路まで走り出てくる犬が多い。田舎でも明らかに番犬用が無茶多い。森でキャンプで2kmとか離れててもあちこちで吠えている。

 道を通ると、フェンスで囲んでいる家でも数匹が狂暴に吠えている事が多い。フェンスは中で犬を放し飼いにして、出ていかないようにしている意味が大きいかも。

 ホイッスルでの警告が効果有るのは3〜4割かな?。それほど効かない。スウェーデンだと8割とか効果有ったんだけどね。

 キャンプ場が少し遠く、今日も断念。Kelmeから旧道を進んでいたけど、最初工事中で大変だった。こっちの工事は長い距離をぼこぼこにして行っている。

 その後はアップダウン。E77の方が森が多そうで、E77の方に移ろうとして、その途中の森に進入してテント設営。

 テント設営後、しっかりした雨になった。テント設営は良いタイミングだった。一発でキャンプ地選択がうまく行ってラッキーだった。雨は水浴び出来る程では無かったけど。水浴びには豪雨が必要。

64.3km, 5:16, 12.2km/h
E77と旧道の間の森、Siauliaiの手前

●MAXIMA 7.23ユーロ

リトアニアのキャンプ場

7/15(土)晴れ時々曇り、60241km、(0.75)

 スウェーデンとかとの時差が1時間有って、多分夏時間で朝が早すぎ。テント乾かす為に今日もゆっくりしてるけど、時刻的には出発が無茶遅くなる。

 15kmとかでキャンプ場が有って、休養の為に泊まりたい気もするけど、そこそこのお天気だし、やっぱり前進かな?。多分今日はラトビアとの国境にだいぶ近づけるので、明日はラトビアかな?。それだとリトアニアは5泊と言うことになる。

 ラトビアとエストニアは200km台だと思うので、それぞれ3泊4日かも。

 旧道に戻りアップダウンを暫くこなしたら藁葺き屋根の立派な家が有った。コウノトリの巣の台を設置しているけど、巣はまだ無い。

 旧道がE77に合流。路側帯が4〜5m有るので大丈夫かな?、とか思ってたら、

 すぐに自転車道が出てきた。ラッキー。

 Siauliai(シャウレイ)で買い物。町は社会主義時代の雰囲気が強く残っていた。団地だらけ。

 観光案内所が見つかったので、キャンプ場聞いてみたら、この先のルート沿いに見つけてくれた。5ユーロとお安い。案内所のおばさんが場所間違っていて少し行きすぎたけど、田舎道に中国人ぽい人が歩いていて、聞いたら検索して教えてくれた。

 キャンプ場は無茶きれいな所で、レストランが売りみたいな感じ。建物だと、30ユーロらしい。ヨーロッパのキャンプ場の相場は10ユーロとかそれ以上なので、5ユーロはお安い。流石に物価の安いバルト三国でありがたい。まあそれでも円安なので800円だけど。

 少しだけ木があったのでその中へ。下はきれいな芝を育てて有る。

 これがトイレとシャワー。らしくない形している。まあ見た目よりは作りは雑だけど。

 急いでシャワーと洗濯。夜はまた雨降るかもだけど仕方ない。

 国境まで40km以上有る所。Wi-Fiがテントで使えたのでラッキー。しかも早い。まあ保護なしなので、悪意の有る管理者だとパスワードとか盗まれるかもだけど。

●不審者、よく考えたら無精髭伸ばしてた。重量低減の為にシェイバー持ってこなかったからなんだけど、髭伸ばしてると、地元の人もテロリスト心配するかも。

 で、そっちに怪しい奴行ったで、とかの伝言ゲームが始まるかもだし。

 転けた時の保護や、日焼けの観点からも伸ばしておきたいんだけど、テロリストイメージはまずいので、こんど髭剃り買うかな。

45.1km, 3:44, 12.1km/h
E77、Siauliaiの北10km程の所のキャンプ場(5ユーロ)

●IKI 3.47ユーロ

ラトビア入国、キャンプ場

7/16(日)晴れ時々曇り、60286km

 朝夕は快晴。洗濯物が良く乾いてくれて助かる。

 ゆっくり乾かしたら出発は11時になった。これがレストラン。

 国境まで46kmだった。オドメータ60333km。リトアニア側のお巡りさんに呼び止められて少しお話。観光を売りにしている国では、町で職質やれば問題だけど、国境ならOKだろうね。「パスポート見る?」と言ったら、「うん」、みたいな感じ。

 見た目怪しいけど、話せば怪しい者ではないとわかるので、お巡りさんつまらなさそう。バルト海一周の話をして、良い旅を!、でおしまい。

 E77は道が真っ直ぐ。国境で曲がっただけで、またひたすら真っ直ぐでちと飽きる。

 E77は変わらず、ラトビアではA8になった。路側帯は未舗装で使えず。

 左からの横風で相変わらず車の風を受ける。日曜のせいか暫くはトラック見ずに楽だった。そのうち時々来るようにはなったけど、いつもよりは多分少ないのかも。

 追い風では無かったけど、出発が遅かったし、幹線なのでせっせと踏んだ。

 途中の町で水購入。IKIはあまりお安く無く、ワッフルも無しであまり買うものが無かった。まあ日曜日も開いている事が分かっただけでOK。

 ポーランドもリトアニアも宗教に熱心な感じで、墓地は花だらけ。キリスト像も多かった。ので、宗教上、日曜日休みでもおかしくないんだけどね。

 ラトビアを暫く進み、森をチェックしてみたけど、ラトビアは無理そう。森にもポツポツと家が分布。結構離れて単独の家が多く、空きスペースは無いかも。この分布の感じはフィンランドに似ている。

 キャンプ場をチェックし、7ユーロくらいまでなら泊まろうか、とか思ってたけど8ユーロ。ちょっと迷ったけど、あきらめてチェックイン。昨日キャンプ場の事を調べておけば良かったけど。この物価水準で8ユーロは少し調子に乗ってるかな?。でも次のキャンプ場の料金が分からないし、森は難しそうだし。

 案内してくれたお姉ちゃんが面白い感じで、静かな場所にテント張りたい、と言ったら嫌がりもせず色々案内してくれた。普段は使わないであろう、外れの方の湖沿いにした。

 サンポーニャ見て、「吹いて、吹いて(^^)」と言うので少しアメイジンググレース吹いたら、喜んでくれた。サンポーニャは1個しか持ってないのでダメだけど、笛なら上げるよ、と言ったら欲しそうな感じで、チェックイン後に上げた。

 少し吹き方デモンストレーションしたけど、あまりうまくは鳴らせないタイプかも?。ま、喜んでくれると上げた甲斐が有る。B型の女性に多い?誰にでもなついてくるタイプ。

 立派な小屋が結構有るけど殆どうまっていた。もう夏のバカンスシーズンなのかな?。

 シャワーはトイレ兼用。トイレにトイレットペーパー流すなと書いて有った。浄化槽とかの性能の問題?。

 池では足こぎボートが人気。みんな結構喜んで乗っている。ギーコギーコで結構うるさいけど。

 真面目に踏んだので平均速度が上がった。前半だと16kmくらいまでいってたけど、キャンプ場へ向かう為の未舗装が暫くあったので少し低下。後半向かい風になった割には良く踏んだかも。

75.8km, 5:04, 14.9km/h
ラトビアに入って30km程のキャンプ場(8ユーロ)

●IKI 2.25ユーロ、GRANTINIキャンプ場 8ユーロ

ラトビアの首都リガ

7/17(月)曇り時々雨、60362km

 朝早く、雨がパラつき始めたので急いで撤収。7時頃には撤収完了。何とか雨が降る前に撤収出来た。

 今日はラトビアの首都のリガ通過予定。あらかじめ色々調べておかなければ、と思ったけど、雨でネットするのに良いところが無く、出来ず。

 未舗装からでこぼこ舗装路を経てE77へ。雨だけど、今日は追い風なので少し踏んだ。2車線に広い路側帯が1車線分あり、割と楽だった。

 早く出てそこそこ踏んだので、50km以上あったリガには午後1時前に到着。雨が止んでたまに晴れ間がのぞくようになった。

 橋を渡って旧市街へ。しかしここもアクセスが無く、階段の地下道を自転車抱えて登り降り。椎間板ヘルニアが有って紙一重で痛みは無いんだけど、無理すると腰痛が速攻で出る。

 うまく観光案内所に当たらなかったので、旧市街を適当に押して歩いていて終了。旧市街はどこも似たような感じ?。

 アメリカ人のグループとすれ違ったけど、やっぱりアメリカ英語は下品な感じで少しむかつく。我が物顔で行動してて、イメージはトランプさん。アメリカ人嫌いな人多いだろうね。

 残念ながら町の音楽隊?だったかなの銅像には行き当たらず。姉妹都市のブレーメンから贈られたらしい。あの銅像好きなんだけどね〜。

●ラトビアが一番良いとか言う人が居たけど、見た感じ、今一歩かな?。バス停の裏にゴミが散乱してたり、レベルの低い落書きだらけだったし、子どもがわたしに何かねだろうとするし、角角に怪しい人が立ってたり、ポーランドやリトアニアと比べて少し治安も良くないような感じもする。

 ゆっくりしてから中心部離脱。しかし首都だけに流石に大きい。進む道が工事中で車道を走れず、ずっと歩道走行で10km程。川を渡ってやっと市街地から出られた。

 片側3車線で車の多いA2を進んでいたら自転車道が消滅。まあ車道走れなくも無いけど、あまりに車が多いので、少し森の道を試していて、キャンプ地探しに変更。

 しかし砂地で走れず押し。旧市街へ入るのに階段押し、旧市街の石畳を押しまくって、こんどは森の道の砂地を押しまくり。で後半無茶自転車押して大変。

 キャンプできそうに思ってたらいきなり家が出現。他も色々当たってダメで、家じゃ無く、工場だったので、最初に適地と思った場所に戻ってテント設営。

 テントでくつろいでいたら網戸の外をダニが歩いていて、捕獲して抹殺。結構なサイズで、まさかダニの地雷原じゃ無いだろうなと少々恐い。暫くダニにはやられてないし。

 テント出入りで小さなのがズボンにくっついていた。ここで2匹。

 リガまでは相当早かっただろうけど、以降自転車押しまくりで平均速度低下。森の砂地数キロの押しは大変だった。ポーランド、リトアニア、ラトビア等、この辺りは基本砂地。

75.2km, 6:12, 12.1km/h
リガの北東十数キロ、A2沿いA1、A4とのインター近くの森

●MAXIMA 8.65ユーロ、RIMI 2.26ユーロ

昔風の自転車

7/18(火)曇り時々雨のちたまに晴れ、60437km

 朝はおばさん2人がキノコ採りで歩いていて来て、近くで結構長いことうろうろしてた。

 出発して4号線から1号線へ2号線を高架で越えた。2号線はE77だったけど、1号線はE67。

 じきに時々結構強い雨。避難場所が無く、最初のはシートを自転車に被せわたしもシートの下で弱まるまで待機。2回目はバス停。3回目は木の下で雨宿り。垂れている木は雨宿り場所として無茶優秀。

 じきに1号線を暫く離れて海に近い道を走ったんだけど、その道に入るのに自転車道の罠があり、見事に引っ掛かって森を数キロ無駄に走って結局引き返し。

 その森でゴミ捨て場を3ヶ所目撃。日本と同程度のマナーと言うかモラルと言うか、ラトビアはやはりダメかな?。ポーランドやリトアニアではゴミの不法投棄は見かけず。

 1号線に戻ったら面白い自転車を見かけた。昔の前輪の大きい自転車を復元した形の自転車で、サポートカー付で走っていた。途中で有って話をした。チェコスロバキアからとのこと。ノールカップ行ったりスペイン巡礼したり、この数年わたしとやったことが同じ。

 ただ、スポンサー付けて本を書いて、仕事みたいな感じ。今回はサンクトペテルブルグを目指しているらしい。

 わたしの写真も撮られたけど、荷物の積み方が酷すぎて、本には使えない可能性が高いかも。ノールカップの時は日本人と会ったとか言って、本にも載せてたけど。

 ま、万が一載せられても名前も告げてないし、実害は無いだろうね。

 自転車は予想した通りタイヤがソリッド(固体?)だった。寸法が無いので特注だけど、チューブとタイヤを特注するのは大変かな?。ので、何か固いものを張り付けてタイヤの代わりにするのは充分想定出来る。クッション性等持たせたらタイヤ寿命が短いので何か頑丈な固いもの。

 フレームによるサスペンション効果も無く、お尻痛いでしょと言ったら、そう、と言ってた。せめてサドルにサスペンション付ければ良いと思うけど、普通の薄いやつだった。よくまああれで長距離走ってるもんだ。

 しかし乗車ポジションが無茶高いので、見晴らし良くて気持ちは良いだろうね〜。

 ハンドルが前を動かしているのか後ろを動かしているのか分からないけど(理屈的には後ろだけど)、操縦は難しい筈で、タイヤ跡見てるとよく未舗装の路側帯に落ちている。

 しかし無茶早い。

 彼と別れて暫く走って予定の辺りの森でキャンプ地チェック。1回失敗して2回目で成功。しかしあまり使われないと思った道で1台車が入って来た。新型のエクストレイル。

 進入するのを何台かに見られたので、その内の1台がチェックに来たか、若しくはキノコ採り。キノコ採りは相変わらずそこそこいる。普通は車は森の奥には入れず、道路近くに置いて歩いて集めている。

 エクストレイルは暫くして引き返して行った。

 後で見てみると、道路から見えていた。テントにソーラパネル乗せていたので、それが光って好奇心旺盛なエクストレイルがやって来たんだろうね。

 森へ進入途中の道では道路から見えなかったのに、開けた松林の所が地面が良かったのでテント張ったら、開けた松林が道路まで続いていたと言うオチ。

 やっとボルビックを見つけた。200円程したけど1本購入。エビアンは500cc容器として購入。120円程。右端はボルビックイメージのの偽者。その隣はリトアニアで愛用の赤ちゃんにも大丈夫と言う水。見るとどれも山の絵が有った。勿論本家はボルビック。

 ボルビックとエビアンには1KR PANTと言う文字。スウェーデンでの容器デポジットの表記だけど、スウェーデンは1.5L容器は2KR PANTの筈。最初スウェーデン用の商品かと思ったけど、もしかしたらラトビアの旧通貨がKRで、PANTと言う文字もラトビアの言語がスウェーデン語に似てるのかな?。

 スウェーデンに支配されてた時代も有ったらしいし。しかし今日スーパーで、母子の会話の中にニエットが出てきて、これはロシア語かな?。今ラトビアではどんな言語が使われているんだろう。

 昨日スーパーで店員のおばちゃんにヌードルスープの場所聞いたら、速攻で「言葉分からない」の返事。で「クノール」と言ったら、「ああクノール!」と言って案内してくれた。クノールの発音は日本語で通じた。

●今朝も撤収中にダニ1匹見つけた。計3匹見つけて噛まれ無かったのはラッキーだった。一時期蚊が多かったけど、今はそれなりで大した事無い。暑さも日本と比べれば桁違いで、避暑目的は完璧に達成出来ている。後3〜4日 でバルト3国終了で、フィンランドに渡れば今回のバルト3国(+ポーランド)を通ってみるという目的は達成。その後はぼちぼちアーランダ空港まで帰るだけ。

67.3km, 4:44, 14.2km/h
E67、エストニア国境まで40km弱の森

●RIMI 3.02、VITA 3.97

エストニア入国

7/19(水)晴れ時々曇り、60505km

 朝、撤収中にキノコ採りの車がやって来た。少し話し。

 E67は路側帯が50cmになってしまい、それでもトラックは突っ込んで来るので、対向車がいると大変。対向車線の南行きが車もトラックも多い。

 やっとバルト海横を走行。と言ってもチラチラ見えるだけで、見に行かないと海は充分は見えないけど。

 国境までせっせと踏んだ。国境直前から海側の旧道に移動。ヨーロッパの長距離自転車ルートに合流。

 ラトビア、エストニアの旧道の国境は全く気合い入っていない。国境越えたら家が有って、その家のフェンスが国境。この気合いの入って無さは、兄弟みたいな国と言うことなんだろうか。

 国境まで42km、オドメータは60547km。

 木造3階建の家が有った。なんか横溝正史と言うか呪われているようなイメージ?、とか思ったら、速攻で呪われた。写真撮るのにタブレットがうまく動かず、色々やってたら、落としかけて、止めたら余計速度付けてコンクリートに強力に落下。

 衝撃でケースが割れマイクロSDが認識一時停止。今のところまあ何とか問題は出ていないけど。

 iPhoneや今時の縁の狭いスマホなら画面ヒビだらけになってただろうね。わたしのは昔ので縁が広く、衝撃は液晶画面には伝わらないので助かっている。しかし、流石の呪いだった。

 旧道はずっと森なんだけど、林の中に家がありまくり。全く進入出来る余地無し。延々30km近く森の中の家を見ながら走行。

 案内板があり、見ると旧道がE67に合流する所に小さな国立公園系のトレッキングスタート地点があり、小さな森が有った。

 多分E67に合流してすぐなんだろうけど、合流直前に道があり、多分国立公園系の森だと信じて進入。そうじゃ無ければ奥には必ず家が有るので。

 結果、小さな広場があり、そこにテント設営。全くのワンチャンスをものに出来た感じ。トイレットペーパーがいくつか有るけど、だいぶ前みたいで、本体はもう消化されていると信じよう。

 旧道からもE67からも百数十メートルしか無く、少し見えてるけど、どの程度かは日が沈まないと分からない。

 すぐ先のトレッキングスタート地点には国立公園系のキャンプ施設が有るみたいだけど、無料なのか有料なのか、有料でもカード使えるのかとか不明で前進しなかった。旧道の後半はキャンプ場しか無いかな?と思ってたけど。

 蚊が少し多く、たちしょんしたら速攻で先端刺された。素早い。

73.3km, 5:18. 13.8km/h
E67、エストニアに入って30km程の旧道との合流地点横の森

●MAXIMA 3.25、TOP 1.59

Wi-Fi

7/20(水)曇り一時雨、60578km

 撤収始めたら雨がパラつき、テントを少し濡らしてくれた。撤収完了と共に止むと言う見事なマーフィーの法則。

 E67はエストニアではA4。最初1m程有った路側帯はそのうち50cmになってしまった。それでもトラックは突っ込んで来るので大変。

 そのうち交通量が増えてきて相当不快。それでもヨーロッパ自転車ルート1号はそこを通っている。

 35km程のParunaで観光案内所を見つける事が出来、Wi-Fiが使えたので久しぶりにネット接続

 自転車でのタリンへのルートを聞いたら、E67(A4)は路肩無しで危ないとの見解。町への手前のE67でわたしも同じ印象。で、迂回することにした。3〜4km引き返してA5へ。

 分岐点のRIMIで買い物。しかし買える水が無い。ボルビックならまだしも、エビアンでは200円払う気はしない。で5literの水が140円程でこれしか使えそうなのが無かった。仕方なく購入。エストニアはボトルのデポジット必要だったけど、これはなぜか不要。

 飲み物容器のデポジットは結局ポーランドとラトビアが無しでリトアニアとエストニアが有り。ドイツ、スウェーデン、フィンランドは有り。

 水は小分けして前に積んだけど、前輪のベアリングに負担掛けたく無いのに、無茶な負荷。

 買い物中に雨。止むのを待って町を出てA5を進んだけど再び雨。木の下で暫く雨宿り。

 A5はE67に比べると車も少なく、やはりだいぶ楽。しかしキャンプ地探し始めても、例によって等間隔で家が点在。

 そのうち道路工事ででこぼこ、泥だらけの道になってしまった。次から次に出てくる家攻撃と、泥とでこぼこの3重苦。でこぼこは水を無茶積んでいるのでフレームやベアリングに最悪。

 5〜6kmだか、でこぼこと戦って、終わった所に交差点。次から次の家攻撃は古い道で、新しく作った道は違う。偶然その交差する道がそうで、救世主登場。森の方へ左折し、少し走って使われていない道に進入してテント設営。道に張ったけど、途中で木でふさいであったので車は入って来ないと思う。

 夜8時まで戦って、何とかキャンプ地確保出来た。

71.4km, 5:26, 13.1km/h
5号線から左折した森

私有地?

7/21(金)晴れのち曇りのち晴れ、60650km

 夜中はいつものように快晴。今朝はよく冷え込んで、10度割り込んだかも。この涼しさ最高。

 道はこの花のお花畑になっていた。

 今日はひたすらタリン方向へ。向かい風でペースは上がらないけど。ルートをこちらにしたのは正解だった。車が少なくて良い感じ。たまにはトラックも通るけど。

 60km以上走ってRaplaと言う町で買い物。観光案内所も有るけど到着が遅くて閉まっていた。  以降、キャンプ場でも良かったけど、案内板にはテントマークが結構有ったのに、標識としては出てこず。

 相変わらずの次から次に出てくる家に参るけど、最後には無理矢理道に進入。森へでは無く、畑へのアクセスだった。近くで犬も鳴いているけど仕方ない。そのままキャンプに突入。

83km, 6:28, 12.8km/h
タリンへの15号線、Raplaから20km弱

●MAXIMA 5.10ユーロ

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